■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【OT】作業療法士、理学療法士学生質問スレ【PT】
- 1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/03(月) 22:37:35.73 .net
- 作業療法士、理学療法士を目指す、または現在学んでいる途上の学生からの質問に答えるスレです。
PTOTを目指してる、目指そうと考えている人の一助となればと思います。
幅広く疑問質問等に対し、目指す先を進まれる諸先輩方より
お答えをいただければと思います。
出身校に関係なく個々人の問題解決、問題提起に役立てれば幸いです。
- 51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/24(月) 21:14:27.77 .net
- >>49 かなり独特の答えでうまくまとまらなかったです。ごめんね
まず、今回の質問でポイントになってくるのは伸長反射の神経回路[Ta-α]だと思われます。
この伸張反射弓が損傷(便宜的に下位運動ニューロン障害と考えてください)してしまうことで
『筋肉の伸張に対する、筋肉の収縮反応』に障害が出てしまうため、臨床症状では弛緩麻痺(または異常な亢進)を呈することがあります。(脊髄損傷など)
続きます。
- 52 :51:2014/02/24(月) 21:21:02.82 .net
- これを元に脳梗塞の方の症状を追っていきたいと思います。
私たちの錐体外路系はこの『Ta-α』(他にも数えきれない下位中枢神経機構があります)を働き過ぎず、休みすぎずの
ちょうど良い範囲に調整してくれています。(これがいわゆる筋緊張になります)α-γ連関
つまり、私たちの筋肉や皮膚の『張り(筋緊張)』はこの錐体外路系が関与していると考えます。
@脳卒中により視床や基底核が損傷することにより、この調節機構がエラーを起こします。
A下位運動ニューロンは上位中枢神経系から送られてきたエラー情報を元に筋緊張を作ります。
Bこの時の筋緊張が高ければ伸張刺激に対する興奮は過剰に反応し伸張反射(++)
低ければ伸張刺激に対する興奮は減弱or消失するので伸張反射(±or−)
続きます。(次が最後かな?)
- 53 :51:2014/02/24(月) 21:31:52.63 .net
- 今回のように弛緩性麻痺を呈した患者様は筋肉や皮膚の張りが緩くなってしまいます。
つまり、その内部にある感覚受容器は筋肉や皮膚の張りの変化を感知しにくくなってしまっていると考えます。
(ピンと張った輪ゴムはわずかな伸張で全体を伸ばすことが可能ですが、伸び切ってしまうと思いっきり引っ張らないと全体が伸びないのと似ています)
与えた刺激に対する、皮膚・筋肉の変化が乏しいとそれに伴う感覚受容器の賦活も乏しいため、それに伴う病的反射も減弱や消失を呈すると考えます。
終わりませんでした・・・続きます。
- 54 :51:2014/02/24(月) 21:43:34.49 .net
- まとめになりますが上記の理由から
『脳卒中による上位中枢神経系障害でも伸張反射と病的反射(原始的反射)の減弱・消失はありえる』
というのが私の考えになります。
リハビリを行っていく中で減弱・消失していた伸張反射や病的反射の亢進が見られるのは、
@錐体外路系の賦活が生じ、Aそれに伴う筋緊張(皮膚の張り)が亢進し、B感覚受容器が賦活しやすくなったため、C反射検査での反応が生じやすくなった…と考察します。
分かり難く、長文になってしまい申し訳ありませんでした。おしまい
総レス数 1004
285 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★