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京都 おかざき内科 友の会

541 :がんと闘う名無しさん:2013/07/19(金) NY:AN:NY.AN ID:BF64B+ta.net
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail678.html

ベンズアルデヒド

アミグダリンの危険性。
症例1:
 65歳の肝硬変を併発した肝臓がんの女性患者が、3 gのレートリル (アミグダリン) を摂取し、深い昏睡、低血圧、
アシドーシスを呈した。初期治療の後一旦は意識が回復したものの、重篤な肝障害により死亡。レートリルの毒性が
肝細胞壊死に関与することが示唆されている (PMID:3003927) 。

症例2:
 オーストラリアで68歳の女性がん患者が、アミグダリン3 gを摂取した直後に昏睡、痙攣、重度の乳酸アシドーシスを
呈し緊急搬送され、気管挿管と人工呼吸器の処置を受けた。ヒドロキソコバラミン投与による解毒治療が有効であった。
Naranjo probability scaleにより薬物有害反応と判断された。この患者は日常的に1日4,800 mgのビタミンCを摂取していた。
ビタミンCは試験管内の実験においてアミグダリンから青酸への転換を促進し、解毒作用に関与するシステインの
体内貯留量を低下させる働きがあることから、ビタミンCとの相互作用によりアミグダリンが強い毒性を示した可能性が考えられる (PMID:16014371) 。

症例3:
 アイルランドで32歳の女性が、無反応、ショック状態、固定散瞳を呈し緊急搬送。低体温、頻脈だが自発呼吸あり。
6時間にわたる人工呼吸と陽性変力作用薬の増量を要し、8時間後に回復。合併症として尿崩症を発現。
血中チオシアネート濃度の顕著な増加。青酸中毒に対しては種々の解毒薬がある中、本症例においては支持療法のみが有効であった。
患者は乳がんで肝臓に転移、在来治療が不成功だったためインターネットで購入した「ビタミンサプリメント」という名の
アミグダリン含有製品を摂取していた模様 (PMID:16175068) 。

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