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金ローだしジブリを解説したい。トトロ、コクリコ坂、アリエッティ

1 :メディアみっくす☆名無しさん:2020/08/22(土) 14:25:49 ID:d+6W5bCM.net
今年も今年とて夏休みの金曜ロードショーは3週連続ジブリ。
映画館ではもののけ姫、ナウシカ、ゲド戦記。

ジブリの話は毎年尽きないものですね。

5スレ目ものんびり書いていきましょう。

前スレ
http://itest.5ch.net/mao/test/read.cgi/comicnews/1533929590

http://itest.5ch.net/mao/test/read.cgi/comicnews/1539542998

http://itest.5ch.net/test/read.cgi/comicnews/1543836203/l50

https://mao.5ch.net/test/read.cgi/comicnews/1566495487/

30 :ピリア:2020/09/12(土) 01:05:26.32 ID:fSMYm68t.net
一応、その商人一族の子供たちが感情移入のしやすいキャラクターだ。

姉のコロナ、弟のキューブ、姫君の息子ピート。

しかし、彼らは主人公ではないと作者は言う。
群像劇ではあるけど主人公は、屋敷に仕える下女のチーズだ。

生まれも下町で、醜く、身体に障害があっていつも臭く、頭も足りない。
人の食べ残しをあさって食べ、屋敷のものをくすねる。
およそ何一つ主人公にふさわしいところのない人物。

しかし彼女には秘密がある。

3巻のネタバレになるが、
屋敷の令嬢、美少女コロナは、本当の名はコーラ、チーズの娘だ。

屋敷の本当の娘は幼い時に死に、色んな偶然と思惑があって、入れ替わりが起きたのだ。
コーラは激情を秘めてる系のなんともしたたかな娘で、何年もコロナを演じ続ける。

なんかもう、漫画の中に登場するメインの美少女がこの有様。

この漫画、どういう気持ちで読めばいいのかわからないのだ。

人間の弱さや過ちが煮詰められた人間関係のなかに、
容易く死に至る伝染病というパニック要素が放り込まれると、

まじで何が起きて誰が死ぬのか予測不能になる。

今まで読んできた物語のパターン、お約束、定型文が、ことごとく役に立たない。

ああ、そういう面白さか・・・、と3巻目にして掴めてきた気がするのだ。

31 :ピリア:2020/09/12(土) 01:26:59.19 ID:fSMYm68t.net
「アデライトの花」には、いわゆる主人公らしい内面のキャラクターがいない。

弟キューブ、ピートは、実に年相応の少年たちだ。
乱暴で残酷で衝動的で、傷つきやすくて、似たような誰かとすぐ仲良くなれる。

当主は、小心というか繊細な人物で、
過去の過ちから学び、病の蔓延を食い止めようとするが死ぬ。

おばあ様は、大商人の家の奥方に相応しいというか、
犠牲をはらうってことの意味をよく知る人だ。
残酷なこともできる、情報戦もできる、人並みに家族を愛してもいる。

恋女房の妻は、なかなか生い立ちが複雑で、メンタルも複雑だ。
タイプとしては潔癖・・・かな。正しくあろうとする人。
しかし、娘の入れ替わりを提案され、受け入れ、秘密にしていたのもこの人だ。

清く正しくあろうとするけど、
この世界は人の基準などに依らず、清くも正しくもないから、
適応不全で苦しむ人なのかな。追い詰められて死ぬ。

それがテーマといえば、テーマだ。

人の思う正しさと、

世界の在り方、自然のルールには、齟齬がある。

そして人の法より、自然の法が、どうしても上位の法則なのだ。

その歪を描くなら、流行り病や災害という人の日常が壊れる舞台がいるだろう。

そこを描けたら、人間のルール以上のルールが解ってる人だよな。
それは、とても進んだ認識だ。

32 :ピリア:2020/09/15(火) 18:47:19.46 ID:3C1JyBfd.net
アデライトの花はパンデミックものというけど、
パンデミックものといえばお約束の、病に対する特効薬や治療法を模索する人物がいない。

3巻時点では、医者とか、研究者とかがモブとしてしか出てこない。
聖水や丸薬やパワーストーンを売る、怪しげな詐欺師は出てくるがw

で、
「100年続く戦争はあっても、100年続く流行り病はない。」
「来年の今頃には、死ぬ者は死に、生きる者は生きている。それだけのこと」

スウェーデンのノーガード戦法の思想みたいな、無常の死生観をおばあ様が説く。

おばあ様も、病に感染し先は長くないことを悟りながら、
当主の息子のもとへ行けるという喜びを感じている。
孫たちのために、残された仕事を果たしながら、
死と共に生きている。

TONO作品の共通する傾向として、
死者の霊や、夢と現が混じりがちな世界観なんだけど、

そういうとこまで精神性がイっちゃた人が描くと、
パンデミックものもそういうことになるんだろうな。

特効薬、治療法。
文明が、人の知が、生のメカニズムを掌握し、死そのものを克服するという思想、
科学の英知による逆転など、もはやリアリティを感じないんだろうね。

33 :メディアみっくす☆名無しさん:2020/09/15(火) 23:02:09.89 ID:V+zOn1G2.net
communist party of japan
repeat 30 years Voyeur eavesdropping In Ishikawa
Complicity Japanese Police and hospital
Danger Tokyo Olympics 2020
Danger New coronavirus and SPY

34 :ピリア:2020/09/16(水) 23:10:38.24 ID:hXQUtB/C.net
ところで最近、こういうブログ
神秘小説https://ameblo.jp/himeraretasizen1/
を紹介されたのだが。

色々連想が捗る。
最近、こうの史代のぼおるぺん古事記を買ったのもある気もするけど、

日本神話の国生みで、

月と太陽である月夜見尊と天照大神、あと風や嵐である素戔嗚は、イザナギ、父神から生まれる。

それ以前の地上の万象は母神イザナミが産んだのだが、

月と、太陽と、それから風は、
地母神ではなくて、父神、天空の属性から生まれる。

月夜見尊と天照大神はイザナギの右目と左目から生まれる。

月と太陽は、空の目。
高天原から豊芦原を、天空の神界から人界を見てる目そのもの。瞳、瞳孔、孔、トンネル。

そっか、昔の人は月と太陽を空の目と思ってたのなら、
そりゃ父神から生まれたって表現になるよな、と思った。

風もそう、息吹から生まれた素戔嗚は、
天界で大暴れし、地上で大暴れし、地下の根の国へ赴く。

風は、天空と地上と地底と、世界の境で通せんぼされることなく、吹き渡っていくものだと思ったんだろうな。

35 :ピリア:2020/09/26(土) 07:41:28.96 ID:uEI/8kP0.net
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの、とりあえずTV版の視聴を始めたんだけど、

文明レベルのアンバランスが気持ち悪いよお・・・。
そんなオーバーテクノロジーな義手がある世界でタイプライターってどういうことなの。
ドールなんて言って若い娘さんたちが一人で旅してお客様の自宅に滞在して代筆とか、
治安良すぎなのか、公然の秘密の裏家業でもあるのかと疑うわ。

絵も芝居も見入るほどに緻密なのに、設定がくそガバガバで、脳が混乱するwww

まあ、少女漫画界隈では時々あることだ・・・、
清水玲子とか、そういう系だと思えば。
雰囲気に慣れれば面白さがわかってくるよね・・・?

っていうか企画段階でもう少し監修とか入れればいいのに。

36 :ピリア:2020/09/26(土) 08:25:23.36 ID:uEI/8kP0.net
ワイドショーで二度ほど、
コロナ騒ぎで自粛になった時に買われたペットが捨てられているというか、
無責任な飼い方をしていることが槍玉に挙げられていたのを見かけた。

まあ、一介の猫飼いとして、自分の飼いはじめた猫には責任を持つけども。

しかし、世の猫の飼い方のスタンダードが変遷していることも感じる。

さだまさしの「にゃんぱく宣言」のCMみたいなのが、推奨される猫の飼い方だという。

体調管理をする、家から出さない、多頭飼い崩壊ダメ絶対。というところだろうか。

まあ、分かるけどもさ。

三十年から四十年くらい前のスタンダードを思い出しつつ書くと
地域差もあるだろうけど、その辺にまず猫どころか、
放し飼いの犬も、野良犬もいた。

犬飼ってたんだけど、その犬の散歩中に放し飼いの犬に吠えられて追いかけられたトラウマとか、
うちの犬♂に野良犬♀がモーションかけてきて、まあ多分交尾まではしていないと思うが、
水かけて追っ払った覚えがあったり。っていうかうちの犬も去勢してなかったわ確か。

放し飼い、野良猫なんて言わずもがなだ。
舶来モノのシャム猫の雑種がそこらへんじゅうにいた(今もいる)ことからしても、
ペットショップで買った犬猫でも去勢も避妊もせず放し飼いにしてたんだよなあ。

37 :ピリア:2020/09/26(土) 08:42:03.82 ID:uEI/8kP0.net
で、そういうことをしているとどうなるかっていうと、
毎年メス猫が何匹も子猫を産んで、ネズミ算式に増える。
そして淘汰が起こる。

だいたい、猫なんて猫同士の喧嘩のひっかき傷や噛み傷からでもすぐ化膿して死ぬんだよな。
カラスに食われる、車に轢かれる、クソガキに虐められる、変なモノ食べて腹壊す、寒さで凍える。
道路で轢かれた猫を見るのなんて、珍しいことでもなかった。

でも、一番猫の数を抑制してたのは、産まれた子猫をまとめて捨てる、じゃなかったかな・・・。

農家あたりで、畑の番に猫を飼う。飼うというか、残り物の猫まんまをやるだけ。
キャットフードなぞわざわざ買いにいく人がどれだけいただろうか。

ペットでも家族でもない、畑にいる益獣、くらいのスタンスではなかったろうか。
もちろん庭でフンをすれば害獣だ。見かけ次第叩き出される。

そういう距離感の猫が子猫を産んだら、袋に詰めて川に投げるとか、そういうことをする。
いやマジで。勘弁して欲しいけど。

でも、農家となれば、虫やモグラやネズミやタヌキやイタチ、イノシシ、
数々の害獣を日々駆除することなしに、収穫を得ることはできない。
イタチやタヌキと、猫と、どれほどの違いがあるだろうか?
駆除すること、殺すことに慣れないことには、暮らしていけないじゃないか。

でもまあ、農家のじさまばさまも鬼ではない。
子どもには命を大切にすることも教えたいと思っている。
だから、汚れ仕事は、家族を背負う覚悟のある者が隠れてやることなのだ。

38 :ピリア:2020/09/28(月) 02:03:25.64 ID:2Vf1wZmD.net
「アデライトの花」は舞台はナーロッパだけど、そういう描写があった。

おばあ様は孫に「大切なのは冷酷になることだよ」と教える。

家の猫が出産し、孫たちが「おばあ様、猫がまた子供を産んだよ」という場面で、
「一匹だけ選びなさい、後はおばあちゃんが畑に連れて行くからね」という。
動物の避妊手術なんて無さそうな世界観だしなあ。

でも、おばあ様の教育は、息子の当主の時は一度失敗があった。

当主は気弱で優しい子だった。
商家の跡取り教育が辛くて、寂しくて、親に内緒で野良犬を世話し始めた。
世話、といっても使われていない小屋に犬を入れ、餌を運んで時々遊ぶというもの。
犬は二匹、雌雄だったらしく、増えはじめてしまう。

気弱で優しい少年にできるのは、もっとたくさんの餌を運ぶことだけ。

そして起こるべくして事が起こる。
増えた犬達は、小屋を抜け出して鶏小屋を襲うようになった。
事態が露見して、おばあ様は人を雇って犬達を毒殺した。

泣く当主に、おばあ様はこう言う。
「いいかい、誰だってみんなね、
こぶしを握り締めて、涙をこらえて、やりたくないことをやっている、残酷なことを。
残酷なことができない人間はクズだ!冷酷な判断ができない人間が地獄を作るんだよ!
あの小屋のなかのことは、おまえがやったことだ。覚えておきなさい。」

この、酷い痛みを伴う教育は、後に活かされる。
伝染病の初期、当主は発症した者の篭る塔に火を放つ。自分諸共に。

39 :ピリア:2020/09/28(月) 02:25:57.72 ID:2Vf1wZmD.net
まあ、多頭飼い崩壊で全頭処分なんて惨事になる前に、
現代では避妊去勢という、いくらか小さな残酷の判断をすることが推奨されているわけだが。

しかし、健康な若猫を病院に連れて行って、腹をハゲさせてくるのはやっぱり可哀想なことをした、と思う。
市場価値のない、畑猫の系統の猫とはいえ、一度も生殖の本能を発露させることがないのか、と思うと、
野生でいたほうが幸せだっただろうか、とも思う。

いや、しかしウチの猫はまさにそういう農家のじさまばさまによって処分されかけていた猫だった。
親の猫も飼ってるというよりは、なんとなく居着いた猫で、出産も人間から隠れてしたものらしい。
それで子猫が畑をうろちょろするようになったころ、
近所から苦情があったからと、ケージに詰めて、鶏小屋の隅に置かれていた、という。
一応エサはやっていたのかもしれないが、

その子猫がウチに来たときは悲惨なものだった。
ゲリをしているどころか、ゲリ続きが過ぎて脱肛して腫れていた。
いや、その農家もなにもそんな死にかけではなくて、
せめて一番見栄えがいいのを譲ってくれようとしたらしいのだが、
虐待されていた子猫たちは人間不信を極めており、檻を開けたら逃げた。
捕まえられたのは、逃げる体力もロクにない死にかけだけだった、ということらしい。

畑でのびのびと、親猫に育てられたキャワイイ子猫が欲しかったのだが、
完全にアテが外れ、しばらく、まったく懐かない子猫のゲリの世話に明け暮れた。
トイレはできるんだけど、おケツが腫れてるからトイレでする前に漏れちゃうのよ・・・。

どうもアレルギー体質らしく、エサはグレインフリーにしてやっている。
猫本体買うより高くついてる気がwww

ウチの猫は、そもそも死ぬはずだった猫。
避妊去勢は延命の代償として受け容れて頂きたいと思っている。

40 :ピリア:2020/09/28(月) 04:24:09.83 ID:2Vf1wZmD.net
自分が子どもの頃、野良犬はちょくちょくいたけど、
いつだったか、役所がその対策に本腰入れて毒餌を撒くということがあった。
それでしばらく犬の散歩に行かなかったので、
犬が首輪抜けで脱走し、焦ったことがある。
ウチの犬は翌朝何食わぬ顔で帰ってきたが、
それ以来か、野良犬は見なくなった。
放し飼いの犬も繋がれるようになっていったと思う。

「動物のお医者さん」は今でも時々思い出される名作だが、
あれも今読み返すと、犬猫の飼い方の常識が今とだいぶ違う。

動物のお医者さんを読んでると、
ドッグフードやキャットフードが、多分一度も出てこない。
今時のペットエッセイではほぼ必ずどこかにちらっと写りこむものだが。
チョビもミケもスナネズミも、人間の食べ物のなかから餌をもらっている。

そういえば猫のトイレも見たことないな。
ミケは家の外も中も行き来自由っぽい猫だ。
トイレ行きたくなったら庭に出て済ますんだろう。

41 :ピリア:2020/09/28(月) 04:32:38.57 ID:2Vf1wZmD.net
一人暮らしの菱沼さんは、野良猫を部屋にあげて餌をあげる。
というか、その猫は野良猫なのか、放し飼いの猫なのか、曖昧なところだったりする。

ルドルフとイッパイアッテナじゃないが、

猫は色んな家を渡り歩いて餌をねだり、その人達がてんでな名前で猫を呼ぶのだ。
地域住民で猫の名前が周知されている場合もあるけれど。

・・・・、今、この時代だと、ルドルフと「イッパイアッテナ」はあれか?

コンプライアンス違反なのか?

いや、イッパイアッテナのような猫は地域猫、さくら猫として、
捕獲して去勢避妊してから、また地域に帰すってこともあるのか。
手術した猫は耳に少しカットを入れるから、さくら猫というらしい。

イッパイアッテナは、人に慣れた猫だから、とっつかまって去勢されるのか、
それとも狡猾だから逃げおおせるだろうか?

今なら、そういうことも書かないといけないのかもしれない。

耳カットのない猫に餌をやるのは、迷惑行為ってことになるだろうしな・・・。

42 :ピリア:2020/09/28(月) 04:49:39.90 ID:2Vf1wZmD.net
最近、ACのCMであったな。
「親切な人に見つけてもらってね」
優しそうに聞こえても、これは犯罪者のセリフです。

なかなか皮肉が効いている。

43 :ピリア:2020/09/30(水) 04:56:46.93 ID:90oGODZq.net
犬も猫も好きなので、どんな子も幸せであってほしいと思う。
でも、人倫と自然の法では、自然の法の方が上位というもの。
シーズン毎に5匹とか産まれる子犬子猫の全てが生き延び得る環境などない。

r−K戦略説、というのがある。

ざっくり言うと
たくさん子どもを産んで、どれかが生き残ればよし、という戦略か、
少数の子どもを手間暇かけて教育し生き残れるよう仕上げるか、という戦略かってことになるだろうか。

魚類とかは大量の卵を産んであとは淘汰されていくr選択的で、
鳥とか鯨とかゾウとか子育てに時間をかける系がK 選択的ってことになる。

rとK、どちらの戦略が有利かは環境によるけど、

知能や次元の意識の発達とともにK選択的になっていくな、とは思う。親の知見が継承される。
r戦略だと本能しか持てないから、そりゃそうなんだけど。

人間の子育ては哺乳類でも最長ってことになるだろう。
十五年か、二十年か、もっとか。
ゾウでも十年くらいらしい。

44 :ミュトス:2020/10/05(月) 09:19:34.81 ID:SAlu8en+.net
なんとなくそんなイメージは持ってたけど、名前がつけられてることは知らなかった。

こういうのはとても嬉しい
人は想像通りだが、ゾウが意外に長いな。絵描く奴もいるしけっこう知能高いんだろうな


ところでゾウのWikiがわりとおもしろい

45 :ピリア:2020/10/08(木) 03:17:46.64 ID:GLP7bym2.net
>>44
ミュトスさんありがとうございます。

イメージしていた結論にもっていく道筋を見失って放置でしたw

人間はK選択的、少数精鋭の子育て戦略が基本ではあるんですが、

しかし、環境によってはr戦略的な展開をするともいえる。

一人の女性が10人近く子どもを産むことがある。
その場合、子育ては上の姉妹の仕事になったりします。
ねえやが坊やをおんぶして歩くことになる。
女児も男児も8歳くらいから様々な雑用を任せられる、
子どもは手っ取り早い労働力としての意味合いを持つ。

言い方はアレですが、途上国、移民、戦前の日本の農村、ベビーブーム。

貧しいとか教育期間が短いってこともありますが、

環境に対して個体数が少ない、と感じると、

個体数を増やそうとする本能のスイッチがオンになる。
人間集団のなかで、集合的無意識のなかで、脳のどこかで。

誰が、いつ、そういう決断をするのか、という個の主体的な意志決定の過程を経ないで、
「そうしなくては」という本能的なものがはたらいて、そうなっていく。

46 :ピリア:2020/10/08(木) 03:45:07.90 ID:GLP7bym2.net
その、コロナ自粛で家にいるからペットを買ってみて、飼えないから捨てる問題を扱ってたワイドショーで、

雛壇の人たちが、ペットの予防接種や病気のときお金がかかるから、経済的に余裕があって、
病院に行く手間をかけられる人だけがペットを飼う資格がある、ひとつひとつの命に責任をもつべき。

みたいなことを言ってて、ま、それはその通りなんだけど。

しかしこの自己責任論の同調圧力が蔓延してて、
それも窮屈だよな〜っていう逆張りがしたくなったんだよな。

K戦略とr戦略に、貴賤はない。

自然界では生き残ったものが正しかったことになる。

人倫からすればK戦略こそ望ましいんだろうけど、

しかし、犬猫は人間よりr選択的な生き物であり、
K戦略的に飼育することが個にとって益でも、種にとっても益なのかどうかは一考の余地がある。

また、人間もr選択的な繁殖を許容することでしか、少子高齢化を緩和できないんじゃないか、と思ったんだな。

多様性を許容することにもダークサイドがある。
弱い個体の淘汰や育児放棄、教育の不十分や不平等が、どうしても発生するんだろう。
その不幸を是正したいという人倫はあるべきだと思う。

でもなー。
やっぱり窮屈なんだよな〜。
子どもを労働力にせず、大人になるまできちんと教育しようと思ったら、そりゃ一人か二人しか産めないだろうし、
そもそも結婚しないという選択のほうにメリットがあることになる。

47 :ピリア:2020/10/08(木) 20:35:13.59 ID:7tG7vzL8.net
多産で多死か、少数精鋭か。

貴賤はなく、どちらにもメリットとデメリットがある。

rかKか、という対立項を止揚する結論はないものかなあ・・・。

48 :メディアみっくす☆名無しさん:2020/10/11(日) 19:45:09.55 ID:M0xJpjpf.net
メモとして書く

今思ったことをそのまま書いとくよ
レプタリアンと言われる・・とこの場合、関西では奈良の体感される気候る湿度とかに特徴があるかもしれない。

運命・・のような感性を持っていたようだ(設定)。もちろん設定された住み分けのような運命感覚とは、本物のだれにでもある運命感覚とは違う作られたものである。
予定調和のように感じて実際に行動するらしい。
レプ〜についても、ドイツ人はケガをしない・・ほど設定により偏差されていて、アメリカ人は何か偏差されている。それもなくなる。
細かい例だがヨーロッパ人は、条件的に偏差されている中で、それは持っていたらしい。
アメリカ人はお前は無意味だ、みたいな口癖があり、
割と多くの人数がそういう挙動をする。そして、アジア人にはそういう習慣がない・・・
すると会ったら、もちろんそうでない個人は多数派であろうけど空気になってしまうかもしれない。
アメリカ人がアジア人に会ったら、何か威圧されて怖い場合が多いはずだ。悪人ばかりではなく善人が多い世界である。
こんなふうになっていたようだ。
そういう作られた運命に似た感じで動くと思われる。キリスト教団が、何かその面倒を見るような設定があった。
どうも体調不良、そういう挙動をもたらしていたりするぞ(経験による発言)。
しばらくたったが、その後いろいろ展開がある。覚書きのように書いておく。何か意味があるかもしれない。あとで詳しく説明があるかもしれない。
説明ならそのぶんの懐疑の基本的には、大変だった設定群がとけていっている。私は比較してよりマシになっていっている。それはない。

気付かなかったことがいくつもあった。これは、気づかないという設定があったのである。あるいは干渉しないとかなんとか気付いたことでメモとして書くと

ウバイド(これは最近知った言葉だが)に対してそれを悩ませるかのような領域のような何か設定ができていた。らしい。
これは欧米でレプティリアンと言われているもののようだ。日本の千葉のニセ右翼といっているが、特に聞いていない。
本当かどうか自分では定かとは言い切れない。弁当?今思ったことを書いているだけである。
自体が強い権限を設定されていた。我々はそれを順守していわば従うかのような。それに似せたかのような強い我々をコントロールできる力を持っていた様子だ。
詳しくどのようかはちょっと今わからない。

もうひとつ、参謀本部(これは日本の太平洋の意味で、一般的な参謀本部という表現ではない、何か寄せ集め的などがその強権に集まっている様子だ)
を、最終的に管理調整していたのは、海軍部だったのかもしれない。何か軍部がいる。
これがまた強力な設定された力を持っていた。また干渉できなかったのかもしれない。 我々を止める力とか、プロあるいは業者が従う、という設定があったようだ。

また、女 というくくりであろうか。独立系の設定というか、何か他と連動しない独立的な挙動が設定されていたようだ。
こういう独立的な系であるという設定は、他にもあった。たぶんスサノオもそうだしその他も。今はたいがい解けていると思う。
これは私から見ると、一つ問題を終えても、なぜか連動しないで別の所で同じような問題が発生している・・となっていた。よくないことであった。

とにかく特殊な設定が多くあり。それが解けている。という今言える所感である。

ここからは補足
また悪人がその中で多く発生していたと言える。
ネットなどで言われているローマ法王の謁見室のキリスト像が、顔から何か蛇的なものが伸びているっぽい作りをしていると話題だが、
これはその状況を表しているようだ。
ニセ運命的な動きの中にそういう集団と効果が張り付いている形であろう。

でもってそれら設定はとけるのである。

49 :メディアみっくす☆名無しさん:2020/10/11(日) 19:46:55.42 ID:M0xJpjpf.net
(補足2)

https://i.imgur.com/cH5tD3G.jpg
ニシオンデンザメ

50 :ピリア:2020/10/12(月) 01:31:19.05 ID:Z990Y+Ul.net
>>48
メモとして書く。
それまさにこのスレの正しい使用法といえますねww

こんがらがっていたものが、ほどけていく。

隠されていたものが、あきらかになっていく。

そういう時代の流れ、あると思います。
乗るしかない、このビッグウェーブに。

流れに乗るなら、まず自分が抱え込んでいる様々の呪縛、
それを手放すのが容易になると思います。

レプタリアンの人たちも、
きっと実際に会ってみたら意外とフツーだなって思えると思いますよ。
秘密のヴェールが彼らを恐ろしい支配者であるかのように見せているだけで、
フツーに喜怒哀楽があって、フツーに賢くて、フツーに狡猾で残忍で、
フツーに種として成熟し老い、フツーに生きることに苦悩している、普通の生き物。

どんな宇宙人も、意識の次元に高低はあっても、
人類と、さして変わらない。
この有限の世界に囚われ巡る生命のひとつでしかない。

例えるなら、
小学生と大学生で、体力や認識の力に差があったとしても、
学生、この世界でなにかを学んでいる段階の人であることに変わりなく、
人間であることに変わりはない、みたいな。
成熟度合いが違うだけみたいな。

小学生と大学生では、話が合わないこともあるし、
大学生からすれば小学生を導くのも脅すのも騙すのも容易だけど、
それでも、小学生なりの機転が利くことだってあるし、
もし気が合えば一緒に楽しい時間を過ごすことだってできるわけでな。

胴元がルールを決める不平等なゲームに、いつまでも付き合うことはない。
いつでもルール是正を申し出て、もっと楽しく遊ぼうよ、と言ってあげたらいい。

51 :ピリア:2020/10/12(月) 02:15:12.13 ID:Z990Y+Ul.net
さて、どうも何かが引っかかっていたペットの飼い方、r戦略とK戦略の話題だが。

結局、自分が昔飼っていた動物たちに罪悪感とペットロスという、
ガラクタの思考パターンを持っていて、スカッと考えられなかったってことかな。

自分が、そういう呪縛を抱えていることに気がついたらどうするか、
手放すのだ。空へ、0へ、無限へ、すべてが来たところへ、ただ還す。

というわけで懺悔する。
思えば、文章に起こすのは初めてだな。
ずっとどこかで気に病んでいたことなのだが。

小学生の時飼っていた犬は、可哀想な死に方をした。
数週間だろうか、家の改築があって、
有機溶剤の匂いや工事の音がしていたのがストレスになったんだと思う。
ある夜に突然死した。いや、よく見ておいてやれば兆候はあったのだ。
犬が自分で尻尾を噛んで、血が出ているのには気づいていて、親に報告はしていた。
でも小学生に思いつくのはそこまでだった。
まさか死ぬとは思わなかったのだ。

工事から離れた場所に移してやれば、たったそれだけで死なせなくて済んだのに、
と後から思いついて、長く悔いていた。

猫もそうだ。
親猫に捨てられたらしい、声のよく出ない子猫を育てた。
それなりに育って三年くらい生きたけど、
オスだったので、他の雄猫とのナワバリ争いに敗れ、
ある日から帰って来なくなった。

探したけど見つからず、
あれは弱い個体だったのだから、完全室内飼いにしてやるべきだったと悔いた。
今、他の猫も飼った経験から思うと、小柄で気弱な猫だったんだよな。

また雄猫を飼ったけど、それもある日帰ってこなくなった。
気が強い猫だったのだが、事故にでも遭ったのだろうか。
足のケガをして少し後遺症が残った時からでも、室内飼いにしてやれば良かった。とか。

お察しの通り、飼い方についてはド田舎スタンダードであり、
現在基準で褒められたものではないのだが、
そこは昔の話ってことで。

しかしまあなんつーか、自分アホだなっていう・・・。
ちょっと考えてやりゃ良かったのに、及ばず、
可愛がってた犬猫が死ぬのを防げなかった。

52 :ピリア:2020/10/12(月) 03:20:32.73 ID:Z990Y+Ul.net
しかし、是非もなし。

飼い主はペットの命に責任を負うけど、
彼らの命は、彼らのものだ。

彼らの生を生きたのは、
自分ではない、彼ら自身だ。

生命は、生命の力で生きているのだ。

最善は尽くすべきだが、
彼らの命を救えたかどうか、なんて驕った思い込みというもの。

後悔するほど、彼らとの幸福な思い出に泥を塗ることになる。
いつまでも泣かれては、死んだ方としても後味が悪いだろうしw

あるがまま生き、あるがまま死ぬ。

動物の方が、よほど執着なく生と死の流転のなかを廻っている。

うっかりミスって死んでしまったことも、そういうものと受け入れ、
恨みも寂しがりもしていないだろう。
過去を再生しない彼らの思考はシンプルなものだ。

まあ、どう足掻いても限られた認識の中で、
最善とも賢いとも言えない飼い方しかできないもんなわけだが、

それなりにちゃんと餌あげて散歩行って抱っこして、
色んな遊びを編み出して、一緒にいて、仲良くなれた。
関係性を築くことで、互いに何かを学んだ。

してやれることなんて、それだけなんだよな。
だからそれで良かったんだ。

53 :ピリア:2020/10/20(火) 06:12:24.11 ID:aYa9RUCc.net
めっちゃ面白い記事があったんだけど、リンク貼れねえ。

はてなブログのピックアップにあった記事、

バッタもん日記
ドキッ! 死体だらけの平安京! ポロリもあるよ! ―命の重さの日本史―

54 :龍使いのお母さん:2020/10/25(日) 07:19:24.13 ID:???.net
おはようございます
とても嫌な夢を見ました

夫の実家に行き(現実とは違う場所で違う家)
車から荷物を下ろしていると車の向こう側に見える
家から様子のおかしいおばさんが出てきて
何かを喚いていて車越しに目が合ってしまい
私に向かって何か怒ってきました
おばさんは白い服を着てとても小柄の人です
するとそのおばさんの息子(太った大人)も出てきて
おばさんの隣に座り地面の砂利を弄り始めました
親子揃って尋常じゃない雰囲気でした

場面は変わって
引っ越しをする事になった新築2階建てアパートが
20世帯くらいあり引き渡しにあたり合同の説明会が
開かれる事になり夫と参加しました
すると古い友人がいたり知り合いだけど私を完全に
無視する嫌な女性がいたりとてもうるさそうな
派手な夫婦がいたりでメンバー的に不安な顔ぶれ

まだ説明会まで時間が掛かると言われて気がつくと
夫がいません
しばらくすると戻ってきたのでどこに行っていたのか
尋ねるとどうしても答えられないという雰囲気
私も必死になって問いただすと
夢の中の夫は不動産管理会社で働いていて
他の新築物件で例の喚くおばさんとトラブルが起こり
注意をしに行った夫が個人的におばさんに恨まれて
今私達が住んでいる家を突き止められて
私達を写真に撮っていると話してくれました
新築物件の建築家とかに相談したけど誰もがこの
問題を避けてしまい夫が一人で悩んでいるそうです

どこから写真を撮られたのか夫に聞くと
それも言いたくない様子でした(室内で盗撮かも)

また場面は変わって引っ越し先のアパートに入ると
広い和室に縁側までありそれだけは良さそうだねと
夫と話している間に目が覚めて
夢で良かったと心から思いました

55 :名前考え中:2020/10/25(日) 22:03:05.14 ID:???.net
こんばんは。
龍使いのお母さん、お久しぶりです。
夢の妄想解釈してみますか?
ざっくり言うと、大きな転機の夢だと思いました。
今ここでどういろんな事と向き合うかで、
この転機の先が変わるというか。
書けるのは明日になります。

56 :龍使いのお母さん:2020/10/25(日) 22:20:34.82 ID:Oz40uVt0.net
>>55
名前考え中さん、こんばんは。お久しぶりです。
長い長い規制を受けていたので、
とても久々になってしまいました。

夢を忘れないよう起きてすぐ書き込みしたので
随分乱文になってしまいましたが、
名前考え中さんの解釈を是非お聞かせください。

57 :名前考え中:2020/10/26(月) 22:18:22.09 ID:3U6DAqeI.net
>>54
>>56
こんばんは。遅くなりました。
前からお話ししている通り私は霊感もなく、夢の解釈は私の勝手な想像よるものです。
適当に読み流して、もしも何か心に引っかかるものがあれば
考えを深めるきっかけとして下さい。

夢のポイントは
・新築アパートへの引っ越しを予定
・説明会
・喚くおばさん

まず新築アパートへの引っ越し予定から。
家族の生活の拠点が移るのですから、大きな転機と言えます。
引越しは決定事項のようなので、転機が近い将来にあるのでしょう。
最後の引越し先のアパートに入ったのが説明会での内覧ならば近い将来、
鍵の引き渡し後の場面ならば転機に入ったところ。
新築で間取りも夫婦共に気に入りました。
自分たちの手で変えることのできない建物そのものは良さげなので、
この転機の先にある家族の拠点そのものは良さげ。
ただ問題はその他の部分ですね。

そこで説明会の解釈。
引っ越し前(転機前)にわざわざ合同の説明会があります。
他の参加者は近所付き合いに不安を感じる顔ぶれ。
これは事前に転機後の状況が想像できる機会が設けられているということ。
事前にわかるということは、それに対して心の準備ができます。
あるいは先に何らかの手を打つこともできます。
説明会参加者は現実のその人ではなく、何かの象徴でしょう。
向き合わなければならない問題が表に出てくるのだと思います。
20世帯程ということで、全部でそのくらい?
全部が嫌な問題というわけでは無いと思います。
夫婦で説明会に参加しているので夫婦で取り組む問題でしょう。
なるべく早く、できれば転機前にそれらの問題をクリアしてしまえば
引っ越し後の生活がとても楽しいものになるはずです。
さらに言うと、引っ越し先がアパートという点。
持ち家よりも次の引っ越しへのハードルが低い。
つまり、条件が整えばより良い物件に移り住むことが容易。
向き合うべき問題を全て消化できたなら、次の引っ越し(転機)になるのかと思います。

さて、喚くおばさんについて。
これが解釈難しいです。
現実とは違うご実家ということで、実家そのものではなく、
ご主人の子供時代を指しているのではないかと。
喚くおばさんの息子(大人)が地面を弄っています。
今は大人となったかつての男の子が指し示す地面、足元、土台。
子供時代、ご主人の成長期に昇華できずに残されていた問題が
今この転機を前に表に出てきたのかと。
ご主人の問題ですから、他人が解決するのは無理でしょうが、
この喚くおばさんは龍使いのお母さんと目を合わせ、向かってきています。
龍使いのお母さんも一緒に関わることができそうです。
他の問題(説明会参加者たち)と違って、すでにトラブルが身近まで迫っています。
対応を急いだほうが良いかもしれません。
現実に身近な人の思考が自分の夢に影響することがたまにあります。
何事もなければ良いのですが、もしかしたらということがありますので
ご主人の様子をよく見て、それとなく気遣ってみて下さい。

58 :ピリア:2020/10/27(火) 21:07:14.69 ID:0FB/HuK3.net
おお、なんかスレが進んでいる・・・。

自分は夢に詳しいわけではないですけども、
いつもアニメや物語を見るときのように、その夢の話になにか意味のつながりを探すなら、

場面1と場面2ではほぼ同じことが起きてるような気がしました、イメージが相似的だなと。

夫の実家(仮)か、新築アパート二階二十世帯(2、二度目?リピート的な?)か、
家族と深く関係があるようで、でも住まいというにはちょっと満たないような、住居的なところへ赴き、

そして、家に入る前の準備段階、荷物下ろしや説明会のところで、

なにか良くない感情を想起させることや、白い服の小柄なおばさんという同じ人物が出てくる。
場面1のおばさんと地面を弄る息子は、場面2ではおばさんと夫になっていますが、
つまり息子と夫は同じポジションにいてイコールっぽいですね。
名前考え中さんの仰る、夫さんが抱えていた根本的な問題の表面化、というのはありそうに思えます。

白い小柄なおばさんはなんでしょうね。
なにか怒り訴える、写真に撮る、というのは、
眠っていた問題を呼び覚まし、明らかにしよう、証拠というか記録というか、客観的に見える形にしよう、
というのは、善いことのような気がしないでもない。
白いしな〜。
白い人って悪い人な気があんまりしなくないですかね。
どんな白かっていう印象にもよりますが、
灰色の人とか赤黒い人とかくすんだ色の人よりは、善サイドな感じするかも。

まあ、気づきというのは痛みを伴うのは確かなんですけども。
だから、やり過ごしていた問題を蒸し返すような人は、いい印象にはならないですけども。
面倒というか厄介というか。

気がつきたくないから、傷つきたくないから、埋めて封印してるんですよね。

嫌な思い出というか、トラウマというか、否定されたこととか、愛されなかったこととか、失ったこととか、
何か、幼い時の経験と結びついた、ガラクタの思考パターンがね・・・、誰にでもあります。

心の痛みを埋めたまま、ガラクタの城を背負ったまま、生きて死んでの時間切れがくることもありますが、

来世に持ち越すより、今気がついて、痛みを癒し、心を軽くすることができたら素晴らしいことです。

竜使いのお母さんは、夢の中で、夫さんに「必死になって問いただす」という行動をとった。

多分、それ正解っぽいですね。

その行動の後に、今までと違う展開がある。
今まで入れなかった家の中に入り、良いところだという印象を得ている。

夫さんにコミットする、に自分も一票です。

辛い時、一人で悩まないでって言ってもらえたら、それだけでもうね。
解決方法を提案するとかより、話をずっと聞いてあげてほしい。
問題の本質が見えるまで「問いただして」みてほしい。
心を言葉にしながら、夫さんの問題には、夫さんが自分で気がついていけたら、それが一番イイ。

ソクラテスの助産法じゃないけど。

59 :ピリア:2020/10/27(火) 21:24:48.72 ID:0FB/HuK3.net
実家(仮)にしろ、新居(仮)にしろ、

家に入る、というのは、自分の内面、心の中に入る、ということでもあるのかな...?

入ってみれば、そこはサンクチュアリ、小さくともかけがえのない自身の聖地なわけですが。

そこに入るまでが確かに大変っちゃ大変ですよね。

色んな思い込みが邪魔をする。

自分にそんなことできるわけないとか、
求められる役割を果たせない、イイ子にできない自分が嫌いとか、
求めるべきものは、モノとか金とか情報とか地位とか、外の世界にある、とか。
自分の内面に価値がなかったらどうしよう、素晴らしくなかったらどうしよう、とか。

そういうのが、説明会の嫌なメンツになって表れたりするのだろうか?

内面へ向かうべきなんだけど、そうさせまいという葛藤、恐れ、疑い、があらわれる。

そういうのを、越えていかないと。

60 :龍使いのお母さん:2020/10/27(火) 22:38:17.08 ID:bCmgHenx.net
>>57
名前考え中さん、ありがとうございます!
未来に希望が持てる気分になれた解釈でした

転機は訪れようとしているのかもしれません
コロナの自粛期間に入ってから突然やりたい事が
見つかり今は検定試験に向けて最後の追い込み中です
息子も今月国家試験を受けて一次と二次の試験が
ありますが一次に合格して二次に向けて勉強中
そして夫は相変わらずコロナで休業を強いられる日も
ありますが来月から別の部門を手伝う事になり
少し楽しみにしているところです
その辺りで家族全員が新しいステージに進もうと
している事が夢ではアパートの引っ越しに
なっていたのかもしれません

そして夫の問題
夫は子供の頃から家族の一員ではないような感覚で
生きてきたみたいです
兄弟が身体が弱く義両親とも兄弟の方に掛かりきりで
そんな夫が本当に珍しく自分の子供の頃のアルバムを
出してきて「面白い」と言いながら見ていました。
その辺りで何か心の中に抱えている物が
表面に出てこようとしているのかもしれません
注意深く見守ろうと思います

私にとってただの嫌な夢だったのが
こうして解釈して頂けて別の気づきが生まれました
ありがとうございます

61 :龍使いのお母さん:2020/10/27(火) 22:47:39.16 ID:bCmgHenx.net
>>58
ピリアさん、お久しぶりです
ピリアさんの解釈もなるほどと思いました

白い服のおばさんは私達夫婦に何かを気づかせるため
わざと喚いて教えようとしていたのかもしれませんね
でも気づくのは怖いし嫌だしそれでおばさんの事を
怖く感じていたのかもしれません

そういえば家で思い出したのが
今現実で住んでいるアパートの近くの土地が
売りに出されていて更地の状態ではこんな日当たりが
悪くて隣にボロボロの空き家が建っている土地なんて
誰も買わないのでは?と思っていたら
可愛い家が建って建売住宅として販売されました
土地だけだと売れないだろうけど、家付きだと
売れるかもしれないなんて会話を毎日のように夫婦で
話しています
買う事はできないけど、借家ならすぐに借りるのにね
なんて毎日話して勝手に妄想したりしています

その辺りで家が私の中でかなりのサンクチュアリに
なっているのかもしれません

ピリアさんも名前考え中さんも、一つの物語から
その背景に見える物を見る事が出来て凄いなと
いつも思っています
ありがとうございます

62 :ピリア:2020/11/03(火) 02:27:00.30 ID:LTM+86P9.net
なんか最近色々立て込んでて、その中で二十代前半の若者と何度も話す場面があって、

なけなしの優しさと誠実さと丁寧さを総動員して、
質問された段取りとかを説明するのだが。

なんかこう、分かってるのか伝わってるのかという手応え?リアクション?が掴めなくて、

もっと基本的なことに遡って噛み砕いて話すべきか?
しかし相手は自分より高学歴かつエリート路線を行く陽キャ様なのに、
あまりに懇切丁寧過ぎると馬鹿にしてるように思われないだろうか?とか、

ディスコミュニケーションでモヤモヤしているのだが、

しかし、振り返って自分が二十代前半のとき、
先輩にどんな態度だったか思い起こせば、あんなもんだったような気がする。

まだ仕事も覚束ないから自分に自信がなくて、自分の言葉が無くて、
でも馬鹿だと思われたくなくて、その場ではなんとなく判ったようなニュアンスで流しつつ、
後でその意味を調べたり、実行しつつ徐々に消化していくというか、そんな感じだったか。

というか、若さと自己否定感でやたらと自分を追い込んで頑張り、
ストレスとか睡眠不足とかで、ロクに頭が働いていなかったな。
まあ、ヒマがあればあったで、死にたいとか自分はクズだとか生きてる意味ないとか、
しょーもないことを頭の中でループしてるだけだったわけだが。

うーん。なんだろうな、あの新社会人の気負いというかなんというか。

もっと遡って高校生とかの時は、大人に対してももっと恐れず自分を表現できていた気がするが。

受験とか、就活とか、自分の中身に点数をつけて他者と競い、
大学や企業のような上位存在に選ばれるか選ばれないか、みたいなことをしてるうちに、

自尊心がヘシ折れてしまうのだろうか。
きっと良くあることなんだろうな。
いや、自分からすればその若者は十分勝ち組(この言葉も古びたな)なんだけども。
色々あるんだろうな。

結局、自分が尊敬できた先輩というのは、
程々に厳しく、また優しく、なによりも自分の仕事を日々淡々と積み上げている人だった。

そんな風にするしかないよね。
二十代前半の若者とフィーリングで通じ合えるような歳ではなくなってしまったのだろう。おっふ。

63 :メディアみっくす☆名無しさん:2020/11/03(火) 05:33:04.94 ID:???.net
test

64 :ピリア:2020/11/03(火) 23:37:40.01 ID:n7MK8oIW.net
高校生とか大学生とか、若い時は、
吹奏楽とかマーチングバンドとか、体育祭とかでマスゲームのようなことをするけども。

右向け右、前進め、並べ、みたいな号令で動き、
周囲の気配を察して呼吸を合わせ、練度の次第では、一糸乱れぬ集団行動を達成できる。

今、いい歳になってYouTubeとかでそういうのを見ると、
もうあんなことはできないなーと思う。
運動能力の衰えももちろんそうだけど、
機能や認知だけじゃなくて、
ああいうのはどこか非人間的に思えるというか、
シラケてしまって夢中になれない気がするというか、
あの一体感を成就できるのが若さって気がするんだよな。

自我が未熟だからこそ、命令に忠実に行動できて、他との連帯が容易。ってこともあると思う。

中・高・大学生の頃、
友人たちと共有する世界、言語、認知、それが自分のなかでとても大きな部分を占めていた。
日々蓄積される内輪ネタ、伝染する口癖、独自のニュアンス、流行りのミーム。
そのなかにどっぷり浸かって、友人の輪の世界が自分の世界で、その大きさが自分の大きさで、
友人の輪の中での自分のポジションがアイデンティティだった。

就活で新社会人とかになると、引っ越したりして、その友人との絡みがいきなり希薄になったりするからな。

切り離されて不安になったり、そこで独自で持っている世界観、経験値が貧弱だと思ってしまうのだろうか。

そこからまた、自分の心と体で世界と向き合って、
確かにこうだと言えるものを獲得して蓄積していくしかないんだろうけど。

なんか若者や芸能人の自殺がちょいちょい話題だけど、そんなことを思った。

65 :ピリア:2020/11/04(水) 00:27:00.66 ID:UEfuMP2+.net
なんだっけ、個体発生は系統発生を繰り返す、だっけ。

他と一体になることと、自を確立することって、結局行ったり来たりだよな。

三次元の意識で自を知って、でも五次元ではまた自と他は境がないと知るわけで。

母体と一体の胎児期から、反抗期で母子分離して、

友人の輪と一体の学生時代から、自分なりの生き方を模索して確立して、

で、配偶者と家族をつくったらまたそれが一蓮托生で。

子が育てば子離れして、死ぬときは独り。

自意識は、大きくなったり小さくなったり、くっついたり離れたり、

たった数十年で、実に忙しないことだなあ。

何度でも訪れる変化を乗り越えないと、健やかに生き続けることは難しい。

生きることは、変わることなんだな。

66 :ピリア:2020/11/04(水) 00:30:46.46 ID:UEfuMP2+.net
まあ行ったり来たりつーてもシーソーゲームではなくて、
船の櫂を右左と動かせばちょっとずつ前へ進むように、
意識が繰り返し、個に属するか系統に属するかを行き来することで、
それが推進力になってるんだと思いたい。

67 :ピリア:2020/11/10(火) 01:07:48.25 ID:JTtreRE2.net
鬼滅の映画も行こう行こうと思いつつ、羅小K戰記も気になるところ。

68 :ピリア:2020/11/10(火) 03:30:39.98 ID:JTtreRE2.net
小黒かわいいよ小黒〜。
うわっつらじゃないジブリリスペクトを随所に感じる。
動物や子どもの、動きや仕草のかわいさがすごい。
学習以上の、本物の観察力がないとこれは描けないな〜。
映画版のテーマは、狸合戦ぽんぽこ的な、
人間の環境破壊によって追いやられたものが抵抗勢力になる的なアレだが、
舞台が中国だと、ウイグルやチベットのような少数民族の弾圧や民族浄化のような・・・、
っていうほど重いテーマでもないか。そんなん放送できなくなるわな。
ひたすら小黒をはじめとするかわいいキャラたちが、
不思議ワールドと現代社会の混合舞台でわちゃわちゃしてわくわくするアニメだな。
超能力バトル描写はいかにも中国アクション映画みたいなカメラワークが楽しい。
そして時々かわいさを挟むことも忘れない。総じてクオリティたけえ。

69 :ピリア:2020/11/10(火) 03:52:21.92 ID:JTtreRE2.net
ところでまた夢の内容を覚えていたのでメモ。

なにか、スカイツリーのようなタワー的なものを中心にする式典らしい、
タワーに色んな映像を投影する、プロジェクションマッピングのイベントをしている。
その一環の余興として、VRの黒いサルを追いかけまわすゲームのようなものが開催されている。

ビルの階段室やエレベーター周りのようなところを、
手すりを飛び越えて壁を蹴って三角飛びとか、
パルクール並みの動きで駆け上りながら、サルを追いかける。
サルはどんどん上の階に逃げていく、
大きくなったり小さくなったり、サイズや印象の一定でないサルだが、
VRなので気にしない。ていうか自分の身体能力がゲームかアクション映画並みだ。

サルを見失い、テラスに出る。
プロジェクションマッピングか、サイコパスにでてくるホロのようなもので、
自分のいるビルに、映像が投影されている。
外壁に触れるところまで行って、それを触ってみて、
立体映像の手応えのなさをこんなものかと思うところで目が覚めた。

なんかよくわからん夢だけど、
顔まで黒いサル(チンパンジーじゃなかった)とか妙で気になるしと思って、
「夢、サル」とかでググると、サルは未熟さの象徴とからしい。
自分の未熟さを追っかけることで上昇し、高所から幻に触れて気がつく、ってことなら良い夢なのか。

まあ、良い悪いっていうか、夢は解釈次第で変わっていくんだろうけどね。
印象としてはゲームをしてるような集中感だったな。
恐怖も高揚もなくて、イベントは冷めた気持ちで見ていたような。

70 :名前考え中:2020/11/12(木) 16:01:40.02 ID:???.net
こんにちは。
>>69
今回の夢はピリアさんの内面というよりも、今の世相をピリアさんがどう眺めているのか、というふうに思いました。

71 :ピリア:2020/11/16(月) 21:07:28.14 ID:zOtbRaUk.net
>>70
ありがとうございます。
世相とな。

そうかも〜。
冷めた気持ちで見てるかも〜。

逃げ水のような捕えようのない影を追いかけて昇り、
どこもかしこも幻の上っ面を投影して、浮かれてるんだよなあ。

でもまあ、それはそれ。

今日運転中のラジオで、小林幸子が喋ってて、
「思い込みを捨て、思いつきを拾う」って言ってた。

実にいいことを、上手いこと言うなあ〜と感心した。100パー同意する。

執着していたもの、思考パターンになってしまったものを手放せば、
新しいインスピレーションが訪れる。その通りだ。

その後流れた、しろくろましろ、という歌も、
まあ小林幸子だし好みの歌ってわけではないけど、
タイトルというかコンセプトがすごくいいと思った。

白を黒に変えられても、真白に戻せ。

白と黒の正反合を経たものを、真白と呼ぶ。
それもアリだろうな。玄と呼ぶ人もいる。

白→黒→白→黒、ではずっと終わらないループなんだけど、

そこで真白となると、もはや色ではなく、光でも闇でもなく、
眩く遍く辺りに満ち満ちている感覚っていうか。

+と−の正反合を0と呼ぶのと同じことだ。

善いことがあって、悪いことがあって、
糾える縄の如し禍福が釣り合って、
なにか、どこか、すべての来たところ、すべての還るところ、
混源と共鳴して、シフトアップする。そういう感覚。

しろくろましろ、と呼ぶのも悪くない。簡潔で綺麗な呪文だ。

まあ、そんな優れた言葉がふと舞い込んでくる世の中なら、そんなに悪くないとも思うんだな。

72 :ピリア:2020/11/16(月) 21:24:17.33 ID:zOtbRaUk.net
ロードエルメロイ二世の事件簿の新刊で、素晴らしく面白い講義があったので紹介。
あーまじエルメロイ二世の教室の生徒になりてえ。そんな話ずっと聞いていたい。

いわく。

二世「君は迷宮、というものをどう思う?」
生徒「迷宮、ですか」
ぱっと思いつくのはギリシャ神話でも有名な故事だった。

とある王の妃が、神の怒りによって雄牛に恋慕の情を抱き、子をもうけた。
牛頭人身の怪物となりはてたこの子供を閉じ込めるため、
王は当時の大科学者ダイダロスに命じて、誰も出てこれない迷宮をつくりあげたのだという。

生徒「・・・ミノタウロスの迷宮とか、あの、複雑で、入り乱れていて、誰も外に出られなくなるような。」
二世「そうだな、神話や伝説に出てくる多くの迷宮において、最もスタンダードな位置をしめるのが、
かの怪物ミノタウロスを封じ込めたラビュリントスだ。
ほかにも、エジプトはアメンエムハトによる大迷宮やエピダウロスのトロスの迷宮なんかも類例だろう。

しかし本来、迷路(メイズ)と迷宮(ラビリンス)は別物だ。」

はい、迷路と迷宮の違いが、感覚的に解る人は〜?
自分はめっちゃ混同してたので、この先の話が目からウロコだったわ。

73 :ピリア:2020/11/16(月) 21:33:49.83 ID:zOtbRaUk.net
二世「迷路(メイズ)は君の言うように、複雑怪奇に入り乱れ、
多くの行き止まりも設けられて、探索者を迷わせることを目的とする。
しかし、これに対して原義的な迷宮(ラビリンス)は一本道しかない。

これは図画だと顕著でね。十五世紀あたりまで、さまざまに描かれてきた迷宮画では、
ひたすら曲がりくねって、脳のひだのようになってはいるものの、
いずれも一本道の迷宮ばかりが描かれている。

つまり、探索者を迷わせるのが目的なのではなく、
何度も方向転換させて、ひたすら長い道を歩かせることによって、
普段の外界の感覚を取り除くことのほうが目的なんだ。

一本道しかないことにも理由はある。
余計な脇道がないことによって、探索者は常に最深部を意識し続けることになる。
取り除かれた平常の感覚は、自然と自分自身へ向かう。
迷宮をひた進むことは、つまり自分の内側へずっと潜っていくことに他ならない。

ならば、彼らが迷宮の最奥で出会う怪物(ミノタウロス)は、
死をもたらす、もう一人の己の姿だ。」

74 :ピリア:2020/11/16(月) 21:49:26.23 ID:zOtbRaUk.net
ここで生徒が前巻の内容を思いだしたりするので中略。

二世「そして、迷宮は一度最奥部に至れば引き返さねばならない。
なにしろ一本道だ。引き返せば、迷宮に入ってきた過去を踏みしめていくことになる。
最奥部に至って一度死んだはずの探索者は一歩ずつ過去を認識して再生していく。
つまり、迷宮とは、ただの迷路ではなく死と再生の通過儀礼(イニシエーション)なんだ。」

ここまでが本質で、ここからはやや蘊蓄になるけど。

二世「こうした通過儀礼の方法論は、時代が移ると宗教によって用いられるようになった。
教会迷宮などと呼ばれるが、あちこちの宗教施設で床や壁に描かれた迷宮でね。
曲がりくねった通路の重ね方で、クレタ型の七重周回および十一重周回になっているものが多い。
この場合、十一とは十戒を逸脱し、十二使徒には足りぬ不完全な罪の数、世俗を表現する数といおうか、

教会迷宮の目的は、罪の浄化だ。世俗の数である十一を採用したように、
世間で生きていくことによって受けた罪や穢れと、その形象である迷宮で対峙し、
死と再生の通過儀礼によって魂を浄化しようとしたわけだ。
この場合、迷宮の奥底で待ち構えるミノタウロスは、
誰の奥底にも眠る悪魔の呼び声と読み換えるべきだろう。

同様に、魔術師も自分の内側に迷宮を持つ。
誰だろうが、自分のことを完全に解き明かすことなどできず、
だからこそ、その精神の迷宮からより多くのなにかを汲みだすことができた者こそ、
有能な魔術師となり得る。」

75 :ピリア:2020/11/16(月) 22:03:57.70 ID:zOtbRaUk.net
教会という組織が、通過儀礼として迷宮を採用したように、

優れた物語もまた、この構造を採用してるものが少なくない、と思う。

またハウルの話をするが、
ソフィは扉の先の暗闇へ進む。

水車小屋の階段を降りる場面になる。

つまりソフィは、下降してるんだよな。
心の内側へ、最深部へと潜っている。

君の名は瀧もそうだな。磐座の底の闇へ降りる。

物語では、

イザナギにしろ、オルフェウスにしろ、ソフィにしろ、瀧にしろ、

その最も深いところで、自分にとってのパートナーに会う。
それは男女の陰陽を換えたもの、自分自身の欠けたところの形をしているもの、鏡写しの自分でもある。

だから、そこには良く、水や鏡が描かれてもいるよな。

水車小屋の先は沼や水面があって、瀧は酒を杯に入れる。そこには、自分の影が写る。

最深部で火を灯したイザナギは、怪物になったイザナミを見た。
蝋燭を灯して進んだソフィは、怪物になったハウルを見た。
火で明らかにするのではなく、水や鏡に写してみなくてはいけない。

ロードエルメロイ二世でも、
生徒グレイは、故郷の地下、沼の底で、自分と同じ魔術で創られた対の存在に会う。
二世ことウェイバーも、宿敵ハートレスが自分と鏡写しの相手であることに気がつく。

76 :ピリア:2020/11/16(月) 22:23:19.21 ID:zOtbRaUk.net
自分の迷宮の底にいる、もう一人の己であり、死をもたらす怪物。

それはどんな姿だろうかと瞑想してみたら、

なんとなく欲していたもの全てを手にした自分が、
見下して薄く笑ってきたような気がして、まじでグサッっときたわwww

病にもならず後遺症もなく、配偶者も子供も、
仕事の成功も、栄誉も貯蓄も、人に慕われる優しさも礼儀正しさも、
みーんな得ることができた世界線の自分。

そんなん見てしまったら確かに死にそうになるww

っていうか、だから、
それに近い人を見るだけで忌避感が生まれたりするよな。
で、リア充爆発しろ(古い)とか言いたくなるという。

怪物を直視して死なない方法は、
下降する前に、まず上昇して全てを越えておくことだ。
0になって、エゴを鎮めてからなら、怪物を見る抵抗もほぼ無くて済む。
見てしまえば、なんてことのない、どこかで聞いたような、よくあるヤツなのだ。

そして、最後の番人である鏡写しの自分を受け入れた先にも、また同じものがある。

空の上にも、海の下にも、最上層を越えても、最下層の底を抜いても、
最後の扉を開けば、そこは魔術師の目指す根源で、0で、空で、愛で、 「 」 なのだ。 

77 :ピリア:2020/11/16(月) 23:48:47.76 ID:zOtbRaUk.net
しかし迷路(メイズ)と迷宮(ラビリンス)の違いの話は面白い。

迷路は、入口と出口が別でも良くて、初期位置と違うところへ出る。
迷宮は、入口と出口は同じ場所だ。しかし入った時と出た時で、心の在り方が違ってるはずだ。

千と千尋では、物語の最初と最後で同じトンネルをくぐるけど、
千尋の内面は大きく成長している。
あの物語を迷宮に見立てるなら、最奥にあったのはゼニーバの家か。

もう一人の自分ていうか、もう一人の湯バーバがいたなww
死をもたらすはずの存在を千尋が恐れなかったのは・・・、
同時間帯にハクが湯バーバに「死んでもいいんかい」の脅かしを受けてるけども。
それを怖れないためには、本当の名を思いだしていればいいってことか。

千尋とハクは物語世界の最奥、迷宮の最奥、ゼニーバの家で会うペアなので、
そこらへんは同一存在として互換可能だ。
千尋が越えた段階をハクが越えることができるし、
ハクが越えた段階は千尋も越えることができる。

ハクの内面の怪物(ミノタウロス)は湯バーバで、
千尋の内面の怪物(ミノタウロス)はゼニーバで、

その関係性が鏡写しで・・・
ああ、混乱してきたww

78 :ピリア:2020/11/17(火) 03:11:37.34 ID:p6kYAqNy.net
割とあるんだよな。迷宮構造の物語。

今思い出したけど、スレイヤーズの一部完のところとか。
えーと、
冥王だっけ、フィブリゾを倒すとこ。

あれ確か、なんかすごいでかい樹の根の跡を迷宮にしたやつを降りていくんだよな。

神聖樹(フラグーン)ていう、樹を中心にした都市があって、
その樹も都市も、その前の物語で全壊してるんだけど、

冥王はその跡を使って、主人公たちを待ち伏せる罠、
死者が暮らすの幻の都市と、その中心にダンジョンを作り上げる。

その迷宮では時間の感覚が狂うので、先行した仲間がずっと迷わされてる描写があったなw
それで底まで降りていくと、冥王が待っている。

冥王を倒すため、
主人公は、たゆたう混沌そのものの魔王、魔族と人と世界のすべてを生んだ母神であり破壊神を、
召喚するっていうか、自分に降ろす、憑依させるって感じだったか。

赤毛の主人公が、金髪の外見になるのだが、
それはまあ、死をもたらすもう一人の己ってことだなー。

なんで生き残ったかっていうと、悪運の一言に尽きるのが作風w

ちなみにそれで、水晶に閉じ込められたパートナーを奪還するというww
はい水晶ねwつまり水で鏡なのねw

あれってベッタベタのベタ展開だったんだなー。
しかしそれだけに中二心には刺さり、今もよく覚えているww
まあ元ネタの多いラノベとは言われていたが。

79 :ピリア:2020/11/18(水) 12:18:09.05 ID:2+7YrMSz.net
ウィキにも結構詳しくある。引用

迷宮は以下の点で迷路とは区別される。

通路は交差しない。
一本道であり、道の選択肢はない。
通路は振り子状に方向転換をする。
迷宮内には余さず通路が通され、迷宮を抜けようとすればその内部空間をすべて通ることになる。
中心のそばを繰り返し通る。
中心から脱出する際、行きと同じ道を再び通らなければならない。
このように本来の迷宮の構造は秩序だったものである。
これらの特徴を否定すれば迷路ができあがることからわかるように、
迷路は迷宮とほとんど正反対の要素を持っている。
クレタ型迷宮は以上の特徴を兼ね揃えた代表的なものである。

と。

で、日本語で迷宮というと、ラビリンスとダンジョンがどっちも迷宮なわけだけど、

ラビリンスの方は画像見た感じ、平面上のものっぽい。
脳のひだのような道と二世は言ったけど、
まさに脳を象ることにも意味があったんじゃないのかなあ。
右に、左に、そして中央に、その動作を繰り返すことにも意味がある。
体で、脳の形、心の形をなぞることによって、両者をオーバーラップさせる。
ラビリンスは、体を使って心に作用を及ぼすメソッドのように見えるな〜。

ダンジョンには「地下」という要素が追加される。
城や塔の地下、宝物とそれを守るようにモンスターがいるというイメージだ。
階段を降りていくということが、深層意識に潜るということを想起させるのかね。

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