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ローマ字教育は必要か

1 :実習生さん:2008/08/26(火) 08:44:44 ID:L0b/Qz3m.net
何十年もやっていながら、おざなりのローマ字教育って、本当はどうなの。

221 :kmns:2011/10/09(日) 11:13:13.76 ID:z80fP6E3.net
徒然草第136段の鹽の正字俗字論爭も寫本印刷本による違ひもあったといふことは最近知ったばかりです。

http://rose.hucc.hokudai.ac.jp/~o16404/shikeda/136g.pdf

昔の人が舶來の文字に出會って抵抗するといふのは、よりどころとして神代文字のやうなものがあったとはするのでせうか。手前はさうは思はない。
文字といふものを自分たちの役に立てやうと必死だったに違ひない。ギリシャ人がフェニキア文字に對して抵抗したかもしれないけれど、さういふ話は聞いたことがありません。


222 :kmns:2011/10/09(日) 11:20:19.44 ID:z80fP6E3.net
假名の成立とはさういふことだと思ふ。敗戰のどさくさでその假名字母を刈込んだ。
刈込んだ結果、格別便利のよいものになったわけではなく今もって世界中をどう書くかの議論を繰返してゐるわけです。
我が家の食卓の牛乳には noukyou と表示。いはゆる長音は音便と看做すべきものであって一字一音ではなかったわけです。ローマ字が混亂のきはみにあるのも根本をみてないせいだと思ふ。



223 :kmns:2011/10/09(日) 11:24:50.64 ID:z80fP6E3.net
乞御高覽と書いてとくにURLを書かず失禮しました。
メルマガのサイトはすぐに見つかるところですが、眞道重明さんのサイトにも轉載されてゐますので、もしローマ字論に御興味のある方であれば目にとまるはずと思ってをりました。
眞道重明さんのサイトの方が判りやすいと思ひます。



224 :kmns:2011/10/09(日) 11:40:14.07 ID:z80fP6E3.net
222の前に一段落拔けてゐました。

我らの先祖は表音文字でなく表語文字とでもいふべき文字で我が國の音をあらはさうと奮鬪した。その苦勞は竝大抵ではなかったはずだ。
いまだ音韻といふこともできなかったのではないかと思ふ。それは「いろはと漢字」と漢字でも體系としての意識の問題として觸れた。それまでに何百年もかかった。


225 :kmns:2011/10/09(日) 11:54:45.28 ID:z80fP6E3.net
數回に分けて書込んだ。入力ミスに氣づいたので


221:神代文字のやうなものがあったとはする ->
221:神代文字のやうなものがあったとする

224:いまだ音韻といふこともできなかった->
いまだ音韻といふこともでもなかった

224:「いろはと漢字」と漢字でも ->
「いろはと漢字」でも



226 :kmns:2011/10/09(日) 15:49:28.21 ID:z80fP6E3.net
221の誤植訂正、224の音韻のところは修正濟みでした。

ついでながら217源氏物語をローマ字化する意義、手前も判らない。きっとさういふ需要があるのでせう。
有り得べき需要を想像すると翻字式の方がよいやうに思ふ。まあ、日本式はヘボン式に比べれば翻字式だと主張できるかもしれない。


227 :kmns:2011/10/10(月) 08:26:43.92 ID:S+wBaOwb.net
(承前)實例をあげる。桐壺の冒頭は次の通り。

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。

Idure no ohom-toki ni ka, nyougo, kaui amata saburahi tamahi keru naka ni, ito yamgotonaki kiha ni ha ara nu ga, sugurete tokimeki tamahu ari keri.


228 :kmns:2011/10/10(月) 08:31:50.27 ID:S+wBaOwb.net
(承前)今あらためて見てみると澁谷榮一教授の業績は大したものだ。日本式が翻字式だといふことをこれほど徹底してやってゐたとは思ってゐなかった。
日本式もヘボン式と同樣にたとへば更衣はオ段の長音を含むと捉へ、それで苦勞したはずであるが、少なくとも澁谷教授の方式にはいはゆる長音はない。

しかし、その問題を擱いて言へばテニヲハを切り離して書くことがすでに翻字式ではない。
空白も一箇の文字だからだ。これは實際に轉寫を試みてみれば納得できる感覺だと思ふ。


229 :kmns:2011/10/10(月) 08:33:13.46 ID:S+wBaOwb.net
(承前)ヲを wo とし、ハを ha と書くのだかららテニヲハを切り離す必要はなかった。切り離さなければ、「御時」の h と同樣に語中の h をどう捉へるかの問題として一般化できたはず。

語中や語頭で字形を變へることは梵字にもあること。英語でも文頭を大文字にすることはよく知られてゐる。
フランクリンはドイツ語のやうに名詞の語頭を大文字で書いた。語頭語中で h の字形を替へることにすれば分ち書きの問題は一擧に解決する。


230 :kmns:2011/10/10(月) 08:34:25.62 ID:S+wBaOwb.net
(承前)日本式は同一の行に屬する假名の子音は同一にすべきだとする。たとへばチの子音を t で通すべきだとするわけだ。これは音韻分析の結果といふより論點先取だと思ふ。

擴張ヘボン式では代表子音といふか、その行に屬する假名音節の開始部分の調音點に着目して子音としては異なるものも父音を同じくするものと看做す。
t ch ts いづれも父音は t となる。父音といふ語を導入することによって促音の記述も簡單になった。




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