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ローマ字教育は必要か

1 :実習生さん:2008/08/26(火) 08:44:44 ID:L0b/Qz3m.net
何十年もやっていながら、おざなりのローマ字教育って、本当はどうなの。

241 :kmns:2011/10/11(火) 22:33:56.97 ID:Fa/24f5y.net
もう一つ忘れてゐた。blind touch といふこと。英語では可能だけれどローマ字ではできないと或掲示板でみたことがある。


擴張ヘボン式では可能だと思ふ。ローマ字と入力するのに rohmazhi と打つ。


MSIME では h を延引記號に對應附けることができない。ハイフンで入力する。ハイフンは letter でなく punctuation これが口で發音しながら打っていく blind touch の流れを中斷する。



242 :kmns:2011/10/11(火) 22:56:45.47 ID:Fa/24f5y.net
>> 240

話が變はりすぎる。ついていけない。


人間は或る言語の中に生まれおちる。視覺的にも聽覺的にも。親が使ってゐるものをつかふ。
たしかに戰後の文部省は合理的であれば新規につくってよいと考へた節がある。それで見事に傳統を斷った。


新規につくったものとして有名なのものに Shavian alphabet がある。Bernard Shaw ーは英語の綴りの批判者であり、新しい表記法の開發者に遺言で賞金をだした。
その賞金を獲得した文字。ペンギン文庫にそれで組んだ「アンドロクレスとライオン」がある。
さういふものに切り替へてゐたら英語は世界語にはならなかっただらう。


243 :kmns:2011/10/12(水) 08:38:48.38 ID:byJu2F0v.net
戰後の文部省と書いたけれど、實は保科孝一の敷いた路線。彼は明治期特有の西歐コンプレックスを、西歐の言語政策を看た。

英國では綴字改革運動が盛んだった。我が國の表記が連綿として續いてゐること自體が間違ひだと、表記改革に一生をささげた。
敗戰時の混亂がなければ失意のうちにをはったはずだ。

英語の綴字改革運動の收束がもう少し早けれべ、もしくは朝河貫一博士のローマ字のことを知ってゐれば起らなかったかったことだったのではないか。
知ってゐても見えなかったかもしれない。知りたくないことではあったらう。


244 :kmns:2011/10/12(水) 08:52:25.72 ID:byJu2F0v.net
保科の考へは言語學をやった人たちにはまったく正しいやうに見えるはずだ。音韻は時代によって變化し、合理的な表記は音韻變化にしたがって變化するとするわけだ。

つまり發音記號のやうなものこそ、もっとも理想的だとされた。發音記號は言語を時間軸にそって斷層寫眞のやうに記述するもの。刹那主義にも通じるだらう。
常用漢字表を毎年改定して、讀みを決めることも當然とされる。

國語が變化したとして引合ひにだされるのがワ行や語中のハ行音、またヂジやヅズの書き分けだ。はたしてさうか。もしさうだとして、また變化すればどうすのか。



245 :kmns:2011/10/12(水) 09:29:46.78 ID:byJu2F0v.net
國語音韻が變化したとされる理由として擧げられるものに上代特殊假名遣がある。


萬葉假名は八母音であったとするのだけれど素朴な疑問は母音體系が變はるに足る
いかなる歴史的大事件があったを聞かないこと。古田史學で言ふ九州王朝説のやうなものがそれなのか。


藤井游惟『白村江敗戰と上代特殊假名遣』は朝鮮からの大量の亡命者が書記官となり、朝鮮語の耳で日本語を書き寫したせいだとする。


手前は萬葉假名には清濁といふことはなく、それぞれ別の字で表記されたのが假名の成立で清濁といふ枠組みに整理されたといふこと思ふ。チシが別であればヂジに違ひがあらうがなからうが兩者は書き分けるべきだらう。



246 :実習生さん:2011/10/12(水) 09:37:18.71 ID:XMJ9rLRw.net
ローマ字を教えたときに、ローマ字で作文を書かせて、
そのときに日本語の品詞などの文法事項や音韻体系などを
一緒に教えたらいい。

ローマ字で作文を書くときにはそれらをある程度知らないと、
分かち書きが整然とできないし、n, mの使い分けでも戸惑う。

ローマ字で書くことによって、日本語の文法構造や音韻体系に
ついて理解がより深まる利点がかなりあるように思われる。

247 :kmns:2011/10/12(水) 09:52:58.91 ID:byJu2F0v.net
子供の頃に覺えたのは喜撰法師の「わが庵は都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり」のただ一つ。「うぢ」が「憂(うし)」と掛詞であることからして、假名の成立のころにすでにヂジは通じてゐたことになる。


元祿時代の硯縮涼鼓集を以て四假名が中和した證據とされるけれど、紙や筆墨が出廻って庶民がものを書くやうになったがために手引の必要が生まれたと解することもできるはずだ。


北畠親房の神皇正統記の假名遣のみだれが多いのは武家によってなされた寫本が多いせいで親房の歌學の書にはないことだとさうだから、假名遣がかつては音韻の區別を表してゐたとするのも簡單に言へることではない。


語を書き分けるといふ意識に於てなされてきたとみれば區別など假名の成立時からなかったのかもしれない。そして語の書き分けで母音聯續の切れ目に着目すればワ行、ハ行、ア行の書き分けには重要な機能があった。


248 :kmns:2011/10/12(水) 09:54:50.95 ID:byJu2F0v.net
子供の頃に覺えたのは喜撰法師の「わが庵は都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり」のただ一つ。「うぢ」が「憂(うし)」と掛詞であることからして、假名の成立のころにすでにヂジは通じてゐたことになる。


元祿時代の硯縮涼鼓集を以て四假名が中和した證據とされるけれど、紙や筆墨が出廻って庶民がものを書くやうになったがために手引の必要が生まれたと解することもできるはずだ。


北畠親房の神皇正統記の假名遣のみだれが多いのは武家によってなされた寫本が多いせいで親房の歌學の書にはないことだとさうだから、假名遣がかつては音韻の區別を表してゐたとするのも簡單に言へることではない。


語を書き分けるといふ意識に於てなされてきたとみれば區別など假名の成立時からなかったのかもしれない。そして語の書き分けで母音聯續の切れ目に着目すればワ行、ハ行、ア行の書き分けには重要な機能があった。


249 :kmns:2011/10/12(水) 10:27:00.62 ID:byJu2F0v.net
>> 246

ローマ字を教へるときに文法や音韻について教へるといいといふこと贊成です。そもそも音韻拔きにローマ字表を教へることはできないはず。
文法はローマ字がなくても教へるべきことだと思ふ。


作文でなくて翻字の方がやりやすいかもしれない。通行の方式でテニヲハを分かち書きさせるとなると説明が難しい。
擴張ヘボン式では語中のハ行音といふものがある。助詞のハも語中音。切り離すことは定義上もありえない。


國語の説明に擴張ヘボン式をつかふといふ先生がある。大學院の學生が相手。さういふ先生は一人しか知らない。


250 :kmns:2011/10/12(水) 14:33:28.51 ID:byJu2F0v.net
>>246

n, mの使ひ分けであるが、戸惑ふことは案外ないものだと思ふ。ただしアルファベットをしっかり身に着けてゐればのこと。


文化廳の『日本語學習・生活ハンドブック』165頁のローマ字表ではンは n のみ。
然るに實例を見ると使ひ分けてある。
おそらくアルファベットをきちんと教はった人がつくったのだ。
blind touch で發音しながら打っていけば m かどうかはすぐわかることだ。



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