【悲報】学生服の詰襟用白カラー、生産終了

全国ラウンドカラー化の日は近い

最近は、既製品の黒い学生服では９割がラウンドカラー襟になっていますが、首都圏や関西圏の伝統を重んじる私立、国立の中学・高校などでまだまだ根強い需要のある、詰襟のプラスチックカラー。地方の県立でも、ラウンドカラー禁止、カラー装着義務の高校がまだあります。

とはいえ、現在、制服のブレザー化とラウンドカラーの普及により、プラスチックカラーの需要が激減し、これを生産しているメーカーは、全国で東大阪市にある１社しかなくなってしまいました。ところが、このメーカーの生産機械が老朽化し、まもなく生産が打ち切られます。

すると、いまの在庫がすべて売り切れてしまえば、詰襟につけるカラーを生産するメーカーは全国になくなり、入手困難となります。
最近は、襟の補強力を強化するためか、カラーの材質が硬く、そして割れやすいものになっています。これからは、割れてしまった後、替えを入手することもできなくなるでしょう。　

伝統を重んじる学校では、にわかにラウンドカラーやブレザーへのモデルチェンジも難しいかもしれませんから、このままでは、各学校で、昔は不良の始まりとさえ言われたカラーを装着しないままでの制服着用を認めざるを得ない方向になりそうです。
カラーのない襟は見るからにだらしない感じで、詰襟の内側が汗や垢で汚れて不衛生になりますが、仕方がないのでしょうか…

この機会に、制服をブレザーにモデルチェンジする学校も、現れそうです。