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少女革命ウテナ(再)

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/13(金) 12:33:42.66 ID:???.net
ウテナ「その塔の鐘が響き渡る放課後。華麗なる学園で動き出す危険な秘密。
決闘の森。ディオスの力。世界の果て。
彼と彼女らは、薔薇の刻印の掟に支配された決闘者」
アンシー「あなたなら出来ます。世界の全てを変えることが」
ウテナ「よく分からないけど、この決闘に勝てばいいんだな」

『少女革命ウテナ』

ウテナ「いざ!僕が王子様になるってことだろう」

123 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/26(木) 15:44:22.63 ID:???.net
冬芽「というわけで、バラの花嫁とオレはエンゲージした。何か質問は?」
幹「ありません」
樹璃「どうやって勝った?」
冬芽「実力で勝った....と、思われてないのか?」
樹璃「筋書きに興味があるんでね」
冬芽「オレは王子として、ここにいるたった一人のお姫様を救ってやった、それだけだよ」
樹璃「王子....ね」
冬芽「物語のラストシーンは、王子と姫君で決めないと」
樹璃「まだラストシーンてわけじゃない」
幹「そうですよ」
アンシー「あの、私たちお邪魔でしたら、外で待ってますけど」
冬芽「外にいる必要はない。ここにいて欲しい」
アンシー「はい」
冬芽「君は、ボクの花嫁だからね。いつも側にいて欲しい」

124 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/26(木) 15:50:38.23 ID:???.net
若葉「そりゃ、ウテナが何も言いたくないっていうなら、
何も言わなくてもいいわよ。でも、何か変なのは、自分でも分かるでしょ?」
ウテナ「...」
若葉「...うーん、そうやって無視するとことかも変!いつものウテナじゃないみたい!」
ウテナ「...」
若葉「....うーんだんだんむかついてきた!黙秘すれば、私が止めるとでも....!」
冬芽「失礼、噂には聞いていたが、目の覚めるような変身ぶりだねえ」
アンシー「...」
ウテナ「...!」
冬芽「その制服、よく似合ってるよ。どう、今度の日曜日、一緒に食事でもしてみない?花嫁抜きでね」
若葉「ちょ、ちょっと....」
冬芽「いいだろ?」
若葉「ほらウテナ、そんなのはねつけちゃいなさいよ!」
冬芽「どうして、返事をしてくれないんだい?」
若葉「さわんないで....私のウテナさまに、さわんないでよ!」
ウテナ「...」
若葉「....あんたも、イヤならイヤって言いなさいよ!」

125 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/26(木) 15:57:12.16 ID:???.net
若葉「ご、ごめん....!で、でも...あんたもいけないのよ...。
そんなところにぼうっと突っ立ってるから」
アンシー「...」
若葉「大体、あんたがケンカなんかするから、ウテナがこんな風になったんじゃない!
そうよ、あんたがいけないのに...」

若葉の頬を引っ叩くウテナ。ウテナに引っ叩き返す若葉。

若葉「何よ、ちゃんと反応できるじゃない!」
冬芽「元気な友達がいるね。今度は、二人きりで話そう」
ウテナ「姫宮....これ」
アンシー「ありがとうございます、天上さん」

126 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/26(木) 15:58:31.65 ID:???.net
ウテナ「もう、ボクのことに口を出さないでくれ」
若葉「やだ!絶対止めない!」
ウテナ「君は....君は、何にも分かってないのに!」
若葉「分かってるわよ!私....絶対止めないから!!!!」

127 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:11:33.23 ID:???.net
冬芽「ああ、そう。あはははは。何を言う。そんなことないさ。いつも考えているよ、君のことは。
...その話は聞いたよ。いや、それは聞いてないな。
うん...ああ、今は別に、何もしていないさ。ホントだよ、分かったよ。
しょうがない、今すぐそっちに行くよ。
...すまない、アンシー、ちょっとここで待っててくれ」
アンシー「はい」

128 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:12:30.09 ID:???.net
若葉「...!?」
ウテナ「若葉、あの....」
若葉「ちょい待ち!勝手にあやまっておしまいにしないでよ!」

129 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:18:35.34 ID:???.net
若葉「生徒会長でしょ、あいつの....せいでしょ、ウテナが元気ないの。
生徒会長のせいなんでしょ?分かったんだから。
....本当は、なんだかよく分かんないんだけど....
だいたいなんでその制服着てるのよ?」
ウテナ「だって、これが普通じゃないか」
若葉「普通じゃないわよ!だって、普通じゃないのがウテナの普通だったんだから!
今の普通はね、ウテナの普通じゃないのよ!ああもうめんどくさい!」
ウテナ「ボクの普通....今の普通」
若葉「また黙秘するわけね。今のウテナって、かっこわるいよ!
何か取られた腑抜けみたい!なんだかわかんないけど、とられたら取り返しなさいよ!
....取り返してよ!....取り返してよ!....取り返してよ!
.....あんたの普通って、もっとかっこいいはずでしょ!
それに....それに、その制服、似合ってない!!!」
ウテナ「ごめん、若葉。痛かったろ、学食で叩いたとき。悪かった。
分かったよ、君の言うとおりだ。これ、ボクの普通じゃないよね。
...今から、ボクの普通を、取り戻してくるよ」

130 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:21:29.84 ID:???.net
冬芽「ふっ....二人っきりで、話をしたくなった?じゃ、今度の日曜、一緒に食事してくれるかな?」
ウテナ「今から....」
冬芽「あっはっは。待つのはイヤか?」
ウテナ「決闘の森で!」
冬芽・アンシー「!!」

131 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:23:40.72 ID:???.net
影絵少女A「かしらかしら、ご存じかしら?」
影絵少女B「普通に勉強して、普通に就職して、普通に恋愛して、
普通に結婚して、普通の家庭を作るなんて、私たちに関係ない普通よね」
影絵少女A「私たちも今までいろいろやってきて、疲れたわね」
影絵少女達「そろそろ私たちも、普通に戻るとしますか。かしらかしら、ご存じかしら〜」

132 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:24:45.15 ID:???.net
樹璃「これを使え。ラストシーンを飾るのに、必要だろ」

133 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:26:28.00 ID:???.net
冬芽「どうしてまた、オレと決闘する気になった?」
ウテナ「君より大切にしたいものが、あるだけさ!」
冬芽「なるほど。自分を取り戻したわけか。でもオレは、君に負ける気がしないね」

134 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/27(金) 14:28:25.19 ID:???.net
アンシー「気高き城のバラよ...私に眠るディオスの力よ。主に答えて、今こそ示せ!」
冬芽「世界を革命する力を!」

135 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 14:49:13.76 ID:???.net
冬芽「こいつが、ただの剣じゃないのは知っていると思うが、こういう使い方はどうかな。
....バラの花嫁、その身を捨てて剣を守れ!」
アンシー「!....はい」
ウテナ「姫宮....姫宮」
冬芽「どうだい、美しいだろう。ディオスのバラの花嫁の力だ!この力に勝てるかな?」
ウテナ「勝つ!絶対に勝つ!!」
冬芽「そうか...やってみてくれ!」
アンシー「(冬芽様に勝てるわけないのに....かわいそう、早く終わらないかな....)」

136 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 14:49:20.68 ID:???.net
冬芽「こいつが、ただの剣じゃないのは知っていると思うが、こういう使い方はどうかな。
....バラの花嫁、その身を捨てて剣を守れ!」
アンシー「!....はい」
ウテナ「姫宮....姫宮」
冬芽「どうだい、美しいだろう。ディオスのバラの花嫁の力だ!この力に勝てるかな?」
ウテナ「勝つ!絶対に勝つ!!」
冬芽「そうか...やってみてくれ!」
アンシー「(冬芽様に勝てるわけないのに....かわいそう、早く終わらないかな....)」

137 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 14:55:47.87 ID:???.net
冬芽「ふっ」
ウテナ「ああ、うっ。あっ」
冬芽「とぉー!」
ウテナ「ああっ」

何人も語ることなし
何事も語ることなし
ただ、昨日という閉ざされた暗闇に
ただ、今というほんの瞬間の閃光(きらめき)に
ただ、明日という光待つ暗闇に、劇場に

冬芽「分かるか!この剣の力!これが、バラの花嫁の秘められた力なんだ!
君はそんなことも知らずに、彼女の王子様気取りでいたんだよ!...君は分かっていないんだ」
ウテナ「それでもいいさ!」
アンシー「(天上さんおかしいんじゃない?死んじゃうかも。
何でこの人、決闘してるの?)」

138 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 14:56:38.89 ID:???.net
何人にもなることあり
何事にもなることあり
ただ、記憶という閉ざされた暗闇に
ただ、創造するほんの瞬間の閃光(きらめき)に
ただ、明日という光待つ暗闇に、劇場に

ウテナ「ボクは、姫宮のこと何にも分かってないのかも知れない。
でも、今は自分にとっての普通を取り戻したいんだ!」
冬芽「あわれな」
アンシー「(終わりね天上さん。でも、これ見たことが....
私...知ってる....これは.....これ...知ってる....あの時と同じ!)」
冬芽「な、何だ!?」
ウテナ「たぁああああああ!!!!!!」

139 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 14:59:02.84 ID:???.net
ああ 踊れよ 時の仮面をつけた
芸人たちの古代大陸劇場
ああ 踊れよ 銀河鉄道より来る
君たちの憧れ 三つの七不思議
星のように
ホタルのように

ウテナ「ボクの普通、返してもらうよ」

140 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 15:00:44.56 ID:???.net
光って生まれ、光って消える
光って生まれ、光って消える
生まれ消える わたしたち
光って生まれ、光って消えろ
生まれ消えろ わたし玉
光って生まれ、光って消えた
生まれ消えた わたし星
一番星 ワタシボシ
光って消えろ ホタルボシ

ウテナ「姫宮....」
アンシー「お待ちしておりました、ウテナさま。
私はバラの花嫁。今日から私は....」
ウテナ「姫宮、もういいから、さ、一緒に帰ろう」

141 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 15:01:25.81 ID:???.net
To be continued...

142 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 15:01:55.28 ID:???.net
Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
抱きしめて ホントの手で
明日を開く 鍵はreality
嘘を壊し続けたい…

これ以上話をしても
あなたには見えない

昔の話にすがる
大人には言い訳が似合う
選ばれない天使達に
羽根さえもいらない

Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
明日の自分が好きと
信じているの 信じたいから
嘘に嫌われていたい…

143 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/28(土) 15:04:51.87 ID:???.net
次回予告

アンシー「突然ですが、ウテナさま、
私たちがエンゲージしてからもう、ずいぶん経ちますね」
ウテナ「だからボクはその、エンゲージとかっていうのは認めてないんだからね」
アンシー「でもそのためにウテナさまはすでに7回、決闘で剣を交えています」
ウテナ「7回もか...」
アンシー「友情、選択、理性、恋愛、崇拝、信念、自分」
ウテナ「次回、少女革命ウテナ、描かれる軌跡」
アンシー「絶対運命黙示録」

『描かれる軌跡』

144 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:03:50.39 ID:???.net
潔く カッコ良く 生きて行こう …
たとえ2人離ればなれになっても …
Take my revolution

光差す校庭(garden) 手をとり合い
誓い会ったなぐさめ会った
もう 恋は二度としないよって

頬を寄せあって うつる写真の笑顔に
少しの淋しさつめ込んで

夢を見て 涙して 傷ついても
現実はがむしゃらに来るし

自分の居場所 存在価値を見つけたい
今日までの自分を

潔く 脱ぎ捨てる 裸になる
自由を舞う薔薇のように
たとえ2人離ればなれになっても
私は世界を変える

145 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:05:13.82 ID:???.net
『それは、むかーしむかしのお話です。
あるところにお父様とお母様を亡くし深い悲しみに暮れる幼いお姫様がいました。
そんなお姫様の前に白馬に乗った、旅の王子様が現れます。
凛々しい姿、優しい微笑み。王子様は、お姫様を薔薇の香りで包み込むと、
そっと涙をぬぐってくれたのでした。
「たった1人で深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、
気高さをどうか大人になっても失わないで。今日の思い出にこれを」
「私たち、また会えるわよね」
「その指輪が、君を僕のところに導くだろう」
王子様がくれた指輪は、やはりエンゲージリングだったのでしょうか?
……それはいいとして、お姫様は、王子様に憧れるあまり、
自分も王子様になる決意をしてしまったのです。でもいいの〜?ほんとにそれで〜』

146 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:06:41.78 ID:???.net
『描かれる軌跡』

147 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:10:50.27 ID:???.net
影絵少女達「かしらかしら、ご存じかしら〜。
おせっかいな勇者様が、またまた決闘に勝ったんですって」
影絵少女A「勝てば官軍、」
影絵少女B「負ければダボハゼ」
影絵少女達「歩く姿は百合の花〜」
影絵少女A「でもでも勇者様、」
影絵少女B「ちょっとあなた、寄り道もいいかげんにして」
影絵少女達「かしらかしら、ご存じかしら〜」

148 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:12:36.20 ID:???.net
冬芽『世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。
世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。
世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。
世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破らねば....』
冬芽「......」
七実「...」

149 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:16:26.88 ID:???.net
暁生「ふっ、....君はまだ目覚めないのか....まだ、卵の殻を破れずにいるのか。
生徒会長の彼も敗れたね。ついに彼女は七番目の試練、自分という名の決闘にも勝ち抜いたわけだ。
傷つきながらもバラの花嫁を守る彼女の姿は、何か懐かしいものを思い出させたな。
バラの花嫁も少しは心が動いたのではないか。
それにどうやら君も、彼女に期待し始めたようだね....
いや違うか、最初の友情という名の決闘、剣道部主将の彼と偶然闘うことになったあの日、
あの時から、君は彼女に期待していたんだ」

150 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:20:23.76 ID:???.net
ウテナ「あんた、剣道部の主将だってな。今日の放課後、ボクと決闘だ!」
西園寺「世界を革命する力を!」

151 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:25:16.29 ID:???.net
西園寺「ははははは。なかなかやるじゃないか。女の子にしては!
か弱いお姫様を助ける、王子さまのつもりか?ふふふふ。だが!」
ウテナ「!まさか...その手品の剣、本物なのか?」
西園寺「驚いたな。何の仕掛けもないただの竹刀で、このディオスの剣に挑んでくるとはね」
ウテナ「ディオスの剣?」
西園寺「ディオスの剣を知らないのか?君は何者なんだ?お姫様を救う白馬の王子さま。ふふふ」
『(...たった一人で、深い悲しみに耐える小さな君。その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで)』
西園寺「なに!」
アンシー「!」
西園寺「バカめ!」
ウテナ「たぁーーーー!!」
西園寺「そんな...僕が...負けた...!アンシー!!」
アンシー「ごきげんよう。西園寺...先輩!」

152 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:26:53.27 ID:???.net
ウテナ「あーあ。なんだかへんてこな目にあわされたな。いったい何だったんだ?
もうはやく忘れよう。あれ...君は?」
アンシー「お待ちしておりました、ウテナさま。私はバラの花嫁。
今日から私は、あなたの花です」

153 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/10/29(日) 15:29:42.65 ID:???.net
暁生「君の期待通り、彼女はバラの花嫁とエンゲージし、デュエリストとしての道を歩み始めた。
そして二番目の試練、選択という決闘にも挑んだ」

154 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 18:55:54.59 ID:???.net
アンシー「それはバラの刻印。
その指輪を持っているのは、決闘の参加資格がある人です。
だから現在の決闘の勝者であるウテナさまには、
これからバラの刻印を持つ人たちが、次々に決闘を挑んでくるはずです」
ウテナ「冗談じゃない!ボクは、そんな無意味な決闘をするつもりはないから!」

155 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 18:58:06.37 ID:???.net
(♪

絶対運命黙示録
絶対運命黙示録
わたしの誕生・絶対誕生・黙示録

闇の砂漠に 燦場・宇葉
金のメッキの桃源郷
昼と夜とが逆回り
時のメッキの失楽園

ソドムの闇
光の闇
彼方の闇
果てなき闇
絶対運命黙示録
絶対運命黙示闇・黙示録
もくし くしも
しもく くもし
もしく しくも…



156 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:02:56.50 ID:???.net
ウテナ「世界を革命する力を!」
(アンシー「決闘は受けないんじゃなかったんですか?」
「ウテナ「仕方ないさ。決闘を受けなきゃこの学園にいられないって言うんだから」)
西園寺「もらった!...なかなかやるな」
(ウテナ「..わざと負けるさ。それで問題はないわけだ」)
西園寺「ディオスの剣といっても、剣自体に特別な力があるわけではない。
それはもっとも優れた者が持つべき王者の剣。
昨日は油断したが、実力の差ははっきりしている!」
アンシー「あっ..」
西園寺「その剣も、そしてアンシーも僕のものだ。この西園寺莢一のための花だ!覚悟!」
ウテナ「やぁああああああ!!!!」
西園寺「うおっ...」

157 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:03:39.04 ID:???.net
暁生「あの時から、君の力、ディオスの力は、ついに封印が解け始めたのだ」

158 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:04:44.71 ID:???.net
暁生「確かに彼女は興味深いね。
君の力、ディオスの力のすべてがよみがえるかも知れない。
その後の闘いもずいぶん個性的だ」

159 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:10:30.78 ID:???.net
幹「あの音色は、どうしても僕には出せなかった。
僕は、あの音楽を取り戻さなきゃならない。....だから、どうしても、花嫁が必要なんだ」
ウテナ「君は、ピアノの前に座っている方が似合ってるのに」
(梢「ふふ、またわたしとしてみたい?」
冬芽「本当に大切なものは、自分の手に入れて守らなきゃ、人にとられちまうぜ、ミッキー」)
ウテナ「...強い!勝負!たぁーーーっ!」
幹「絶対に負けない!彼女は僕を信じてるんだ!」
アンシー「そこだ、ウテナ様!やっちゃえ!」
幹「え!?」

160 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:12:12.18 ID:???.net
暁生「言っておくが、世界を革命する力が彼らを捉えたんじゃない。
彼らの方が求めて、奇跡に囚われるんだ」

161 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/05(日) 19:15:49.83 ID:???.net
樹璃「バラの刻印を、この指輪を捨てろ!...気持ち悪いな。
つまり君の気高さとやらは、好きな男に言われてやっているだけのサル芝居なんだ」
(枝織「奇跡を信じて....想いは届くと」)
樹璃「大丈夫王子様?まだはじまったばかりだよ。.....少しは回り込んだりしろよ?
かわいそうに。もうへとへとだな。でもさ、絶対に許さないからね。
奇跡はまだ起きないのかな、王子様!」

162 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 19:58:52.77 ID:???.net
ウテナ「たぁーーーー!!!!!」
樹璃「!」
(枝織「だから、あなたから彼を奪ってしまったこと、後悔はしていません。
こんな私を、あなたはきっと憎んでいますよね」)
樹璃「奇跡を信じてってのが、君の口癖だったね。
だけど、奇跡なんて!ないんだよ!!決まりだ」

163 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:00:31.85 ID:???.net
暁生「そう。若者はいつも、世界の果てをめざすんだ」

164 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:01:20.95 ID:???.net
七実「あんたのせいでお兄さまはケガしたのよ!
...あんたのせいで!...あんたのせいで!」

165 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:02:06.44 ID:???.net
七実「甘く見ないことね!」

166 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:05:06.63 ID:???.net
冬芽「七実、世界の果てから選ばれしお前の力、見せてみろ」
七実「私は今までずうっとお兄さまだけを見つめてきたのよ!あなたがお兄さまを傷つけたのよ!
(あんたが悪いんだよ。私とお兄さまの邪魔するから....
あんたが悪いんだよ...あんたが悪いんだよ....あんたが悪いんだよ...あんたが悪いんだよ)
あなたが....!!」

167 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:08:56.51 ID:???.net
暁生「友情、選択、理性、恋愛、崇拝、信念、そして自分。
だがこれまで七つの決闘を経て、未だに彼女はデュエリストだ。
やはり彼女こそ、我々の望んでいた人間なのかな?
確かにこのまま進んで、革命という名の決闘まで到達する可能性はある。
君が完全に解放される日も、近いのかも知れない。
...そう怖い顔するなよ。
その日を待ち望んでいるという点において、君と私の利益は共通しているのだから。
....だが、そろそろ新しいステージがはじまる。
これから先の決闘を、彼女はどう闘うんだろうな?」

168 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:11:47.66 ID:???.net
ウテナ「あいたたたこら、チュチュ!」
アンシー「ただいまウテナさま、チュチュ」
ウテナ「おかえり。どこにいってたの?」
アンシー「ウテナさま、雲があんなに早く」
ウテナ「え?どゎああ!」
アンシー「ウテナさま!あーら、どうしましょ!?」

169 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:13:34.49 ID:???.net
Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
抱きしめて ホントの手で
明日を開く 鍵はreality
嘘を壊し続けたい…

これ以上話をしても
あなたには見えない

昔の話にすがる
大人には言い訳が似合う
選ばれない天使達に
羽根さえもいらない

Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
明日の自分が好きと
信じているの 信じたいから
嘘に嫌われていたい…

170 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/06(月) 20:16:48.41 ID:???.net
次回予告

アンシー「ウテナさま、私のお兄さまを紹介します」
ウテナ「え?君にお兄さんなんているの?」
アンシー「お兄さまは、私がバラの花嫁であることも、決闘の掟も何も知りません。
お願いですウテナさま、お兄さまにはすべて内緒にして下さい。
私、あの方には迷惑かけたくないんです」
ウテナ「でも、怪しい奴らが君のお兄さんの婚約者を狙っている。
次回、少女革命ウテナ、黒薔薇の少年たち」
アンシー「絶対運命黙示録」

『黒薔薇の少年たち』

171 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/12(日) 08:37:25.06 ID:???.net
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172 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/11/12(日) 10:55:02.01 ID:???.net
>>171
大盤振る舞いだな

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