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ど素人の為の創作小説・ポエム

1 :代理:2011/03/10(木) 20:24:09.97 ID:mZXbIC5/.net
文才なんて必要ない
笑われるかもしれない?それでもいいじゃん。
※煽り・中傷等
気分を害する書き込み禁止!大きな心で見守って下さいね

61 :創る名無しに見る名無し:2012/08/14(火) 11:33:41.24 ID:BE85XkPm.net
酔っ払い4
店を出た後、少し二人で歩いた。
あんな話の後だから、沈黙が続いたが、彼女がふと呟く。
「丸山さん、ひょっとして...」
「何だ?」
「見える人なんですか?」
「何が?」
「その...お化けとか、幽霊とか..。」
また二人の間に沈黙が訪れる。
「..最初に見た時は子供の頃だ..死んだ婆さんの幽霊さ。彼岸の日に、墓の前で笑ってた。」

「...そうなんだ。」

「信じるのか?」

「わからない。でも不思議な事ってあると思う。」


62 :創る名無しに見る名無し:2012/08/14(火) 11:49:56.55 ID:BE85XkPm.net
酔っ払い5

「そうだ。」彼女は俺のポケットからメモ帳を強引に取り出す。
「おい、それは捜査の...」
中身は見ません、と何かを書き出す。
「はい。返します。」
彼女の携帯電話のアドレスが書いてあった。

俺はちょっと笑う。
お返しとばかりにメモ帳の1ページに俺のアドレスを書き、破いてよこす。

「カミさんに見付かったら、怪しまれるな。」

彼女が笑った。いい笑顔だった。



次の日の朝、部下からの電話で叩き起こされた。

林勝広の携帯が解析され、堀川保宛てに、小野寺順一殺害を匂わす書き込みと、それをネタに金を
無心するメールが見付かったのだ。

そして、
「堀川保 緊急指名手配」との事だった。


63 :創る名無しに見る名無し:2012/08/20(月) 19:18:23.80 ID:EFGiPzkE.net
共通点1

丸山巡査部長と飲みに行く約束をした。
「それじゃ俺の馴染みの店で。」
と、その店の名前は
  「バー怪獣館」
店の中には怪獣のビニール人形が所狭しと並び、
BGMは東宝特撮のサントラ。まあ、妙な所で飲んでるんだな、と半ば呆れていると、カウンターで丸山巡査部長は既に飲んでいた。
「こっちだ座れ。」
隣に座り、ソルティードックを注文する。
「好きなんだよ。」
「何がですか?」
「怪獣が。」
..実は僕もこう言った物は嫌いではない。
「マタンゴ...」
「なんだって?」
「マタンゴ、好きなんです。」
何だよ話せるじゃねえかと、怪獣映画の話が始まった。
「ゴジラ84は武〇鉄也さえ出てなかったらいい映画だった。」
「いや、途中のヘリコプターのシーンが増長過ぎて....」
などと一般人にはとてもついていけない話題で盛り上がり、酒が進む。
それにしても、丸山巡査部長の酒の強い事。ウィスキーをストレートでがぶ飲みしてる。僕はと言えば、巡査部長の酒豪ぶりについていけず、グラスの中はいつの間にか烏龍茶になっていた。


64 :創る名無しに見る名無し:2012/08/20(月) 19:32:13.84 ID:EFGiPzkE.net
共通点2

店を出て二人で怪獣談議の続きをしつつ歩く。
「違いますよ、サンダ対ガイラのエンディングは海底火山が噴火して..」
「違うよ、山火事が起こって地盤沈下で...」

久々に楽しく飲んだ。こんなにハメを外したのはしばらくぶりだ。

気が付くと深夜だ。午前1時前。誰もいない歩道橋で二人で話す。
僕はいつ本題に入ろうかとタイミングを伺う。

「なあ、結城よぉ」
話し出したのは巡査部長の方からだった。

「お前も..見えるんだろ?しかも俺より明確に..」

65 :創る名無しに見る名無し:2012/08/20(月) 19:57:54.30 ID:EFGiPzkE.net
共通点3

「...」僕は無言だった。この期に及んで僕はまだ迷う。
「お前の後ろにさ、丸刈りの学生がいるんだよ。
ほら、中学生位の。」

「僕は...僕は..」
その先から声が出ない。
「なんも言うな。白木のノートを見せた時、お前、顔が真っ青になって...すぐ気付いたよ。」

巡査部長はずっと空を見ている。
「..僕の後ろにいる丸刈りの少年は僕が中学生の頃、焼身自殺した友人です...。」
そう言った瞬間、何かが心の中で弾け飛ぶ。
自分で閉ざした扉の鍵が彼方に飛んでいった。
「僕には救えたはずなんだっ!!救えたはずなのに...っ!!」
もう俄虫に喋り続ける。
「そうです!!僕には見える!!見えないはずな者が!!」
「巡査部長、気が付いているでしょう、あなたを誰かがずっと見てる!!
多分、小野寺って人ですよ!!そいつはあなたを...」


66 :創る名無しに見る名無し:2012/08/20(月) 20:20:22.79 ID:EFGiPzkE.net
共通点4

「おいおい、その先は言うなよ、思い出すじゃねえか。」
勢い余って、言わなくていい事まで言ってしまった。
「すいません..」
少し頭を冷やす。
巡査部長はまた空を見上げる。真っ暗な夜空。少しの星。
「まあ、俺達みたいな奴らは..」
胸のポケットから煙草を取り出し、口にくわえる。ライターで火を付けて、一服する巡査部長。
「見えない者が見える...苦労するよな、実際。だけど」
「え?」
「警官になった時、思ったよ、ひょっとして、見える事で役に立てる事もあるんじゃないかって。」
父の言葉を思い出す。
「..父が言いました。
自分から逃げるなって...」
「いい親父さんじゃないか」

その瞬間涙が出た。もうボロボロと情けない程に
僕には理解者がいた。
丸山巡査部長と
父だ。
「あぁぁっ!!」
声を出して泣いた。

もう子供のように。

決別しよう。迷っていた自分に。
自分を受け入れよう。
目の前で煙草を吹かしている人のように。


67 :創る名無しに見る名無し:2012/08/20(月) 20:29:45.76 ID:EFGiPzkE.net
共通点5

この涙で
この鳴咽で
洗い流そう、今までの臆病な自分を。

目の前には僕の目指す人がいる。
「僕は..あなたのようになりたい..」
巡査部長は
「そいつぁ辞めとけ、出世出来なくなる。」
ちょっと困ったような顔だった。
気付くと僕は巡査部長の肩で泣いていた。

煙草と汗の匂い。

父の匂いだった



68 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 19:55:45.95 ID:ntZmiZZb.net
申し訳ありません。
明日で連休が終わってしまうので、ここで第一部終了まで投下させてもらいます。
日にちこそ違え連投お許しくださいませ。

九十村関連作者より。

69 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 20:16:21.06 ID:ntZmiZZb.net
三人再び1

休暇を取った。急な申し出に上司は勿論怒ったが
僕が九十村出身であると知ると「あぁ..」
と渋々ながら許可が下りた。
この時ばかりは九十村の出身で良かったと思った
普段なら九十村出身である僕は、度々好奇の目で見られ、嫌な思いもしたのだが。

その後、丸山さん(もう、巡査部長と後付けするのはやめた)に電話する。
「ついて行きます。」
単刀直入に言う。
「そうか、ありがたい」
丸山さんに御礼を言われただけでもなぜか嬉しい。
丸山さんは例の件で、あれから家に一度も帰宅していないらしく、(恐らくは家族に危害が及び兼ねないと判断したのだろう)後輩の家や、ホテルを転々としているらしい。


70 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 20:28:16.38 ID:ntZmiZZb.net
三人再び2

では、また三人で一度お会いしましょうと言う事となった。
待ち合わせ場所は
「喫茶アイアンメイデン」
..僕はこの店を知っていた。同僚と一度言った事がある。正直ヘビメタは嫌いだが、(余談だが
その時「ヘビメタ言うな
ヘビーメタルって言え」
と凄まれた)あの小塚早苗さんがあそこの常連客だと聞いて渋々OKした。

あの「ふにゃっ」とした外観からは想像も出来ない趣味だ。

では午後7時に、
と言う事で電話を切る。


71 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 20:45:55.42 ID:ntZmiZZb.net
三人再び3

ドアを開くなり、けたたましいエレキギターの音
。アイアンメイデンとか 言いながら、なぜかメタリカが流れている。
メタルなら何でもありか。
すると早苗さんが大声で
「結城君、こっちこっち」と僕の方へ手を振っている。
早苗さんが予約していた個室へと案内される。
「ヤレヤレ、やっと騒がしいのから開放されました。」
..思わず本音が出てしまった。
「スラッシュメタルは嫌い?」
と聞いてきたので、
「洋楽は聞きませんので」と適当に流した。
すでに丸山さんは席に座っていた。
よお、と手を挙げてくれたので「この間はどうも」と返す。
「結城君、一緒に来てくれるんだって?」
と早苗さんが嬉しそうに言う。
聞けば、二人は無断で九十岬に侵入する予定だったと言う。無茶な事を。


72 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 21:12:02.43 ID:ntZmiZZb.net
三人再び4

「九十岬に入る事は可能と言えば可能です」
丸山さんは、どうすりゃ入れるんだ、と聞いてくる。
「カエシの儀式、です。
本来は名士三家が岬の様子を見に行く為に行う儀式なんです。」
そう、ケガレの門の結界が今でも有効かを確認する為、何年かに一度行われる儀式だ。
「僕は、結城家の人間なので許可が下りるのは容易ですが。」

「何だよ、結局俺達は入れないのかよ。」
いえ、と僕は続ける。
「名士会以外でも九十岬に入る事は可能です、可能ですが。」
そう、ここからが難しいのだ。
「..私達が入るにはどうすればいいの?」
早苗さんの顔が曇る。

「村人全員の許可が必要なのです。」

二人は仰天する。当然だ。九十村は人口が少ないとは言え、全員の許可となるとそれはもう大変な作業となる。


73 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 21:33:22.41 ID:ntZmiZZb.net
三人再び5

「随分気の長い話じゃねえか。」丸山さんは煙草に火を付ける。明らかに消沈している。
早苗さんは只々無言だ。

「井塚村長に協力を仰ぎましょう。ああ見えてもあの人は村民から慕われている。それに留美さん」
え、留美ちゃん?と早苗さんが驚く。
「早苗さん、留美さんと面識が?」
この間の事と言い、早苗さんは留美さんと何かあったのか?
「結城君、変に思わないでね、丸山さんも..」
と早苗さんが続ける。
「私ね、多分、留美ちゃんと出会ってる。夢の中で。」

僕は留美さんの不思議な力を思い出す。
彼女は他人の夢の中へ入る事が出来る、と本人から聞いた事がある。しかも、他人の夢に入ると、その夢はいつか現実の物になると。


74 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 21:50:56.55 ID:ntZmiZZb.net
三人再び6

「..留美さんなら可能でしょう。」
僕は肯定した。以前の僕なら間違いなく、否定していただろう。
「彼女は凄い能力の持ち主です。あれほど力のある方は歴代の九十巫女の中でもそうはいないでしょう。」

早苗さんはショックを受けていた。
「私が体験したあの一日、夢だったの...?」
丸山さんは冷静だ。彼ならばこの信じ難い事実も受け入れるだろう。
「とにかく、早苗さん、
実際に留美さんと会えばはっきりしますよ。」
僕は話を元に戻す。
「その留美さんはそんな神秘的な力もあってか、
大変なカリスマ性の持ち主です。彼女にも協力して貰えれば、多分、カエシの儀式に参加させて貰えるでしょう。」


75 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 22:12:23.94 ID:ntZmiZZb.net
三人再び7

「帰ってから井塚村長に電話します。なるべく早く動けるように。」
丸山さんはへへっと笑いながら
「済まんな、色々迷惑かけて。この件は俺達の完全なわがままなのに。」
僕は返す
「いえ、九十村には個人的に解決しなければならない問題もあります、気にしないで下さい。」
実は僕はこの時ある決意をしていた。僕個人だけでなく、名士会にも関係のある事だ。

「早苗さん。」
あれ依頼、沈黙している彼女に「早苗さん、九十神社に行ったらびっくりしますよ。」と言ってみる。
「え、九十神社?九十村に神社があるの?」

「ありますよ、ただ、場所は村民しか知らないんです。あそこは秘蔵中の秘蔵なんですよ。史料館にも載ってない。」
彼女の目が輝く。
「連れていってくれるの?」
勿論そうだ。カエシの儀式はそこでするのだから。


76 :創る名無しに見る名無し:2012/08/21(火) 22:21:24.74 ID:ntZmiZZb.net
第一部終章
「暗闇」

瞼を閉じてみて。

そこには闇しか見えない

人間は闇から生まれるの

お母さんのお腹の中は真っ暗だから。

でもね、

暗闇から人は光を得るの

あなたが生まれて

目がみえるようになった時
初めて見るのは光。

人は暗闇の中を走って走って走って走って.......その先は
光?

それとも......




第一部終了

77 :創る名無しに見る名無し:2012/09/10(月) 00:29:11.32 ID:WJiWUY8p.net
神背
「本当は言ってはいけない名前なんだけど」
祐介はそう言って神様の名前を教えてくれた
僕は一瞬で忘れた
「これ神様のことが書いてるんだけど」
祐介はそう言って本をくれた
僕は1ページで読むのをやめた
だって盲目や手足の不自由が神様を信じることで治るなんて書いてあったから
「神様がそう言ってるから」
祐介は愚痴や悪口を一切言わなかった
祐介は学校ではいじめられていた
神様を信じてるからじゃない
たまに祐介が高圧的な態度をとるから。
愚痴や悪口は言わないし、人は絶対に憎まない
そんなことを祐介は口では言うけど、目はその逆だった
祐介はいつだって誰かを憎んでる
架空の神様を信じ、祐介にもそれを押し付けた母親でさえ、祐介は憎んでる
「だれだって寂しいのよ。だからないものに縋りたくもなるの。
そして浄化した気分になるの。醜い自分はみんな嫌いなのよ。見たくないの。
だから否定はしちゃだめよ。受け入れてあげるの。
そしたらいつか、そんなものを信じなくても生きていけるから」
「だからママはパパと結婚したの?」
「ううん、だからパパはママと結婚してくれたのよ」
「でもパパはもう帰ってこないんでしょ?」
「…そうね」
「神様を信じなくなったから、パパは帰ってこないの?」
「そうね、信じていたら、縋るものがあれば、良かったのかもしれないわね」
「ママは神様を信じてるの?」
「もう信じてないわよ」
「ママも帰って来なくなる?」
「そうね。近い内に」


78 :創る名無しに見る名無し:2012/11/05(月) 01:18:28.30 ID:1wDHOr0o.net
テレビがない時代がほしいです。
携帯がない時代がほしいです。
パソコンがない時代がほしいです。
ゲームがない時代がほしいです。
自転車がない時代がほしいです。
車がない時代がほしいです。
電車がない時代がほしいです。
お金がない時代がほしいです。
暴力がない時代がほしいです。
いじめがない時代がほしいです。
戦争がない時代がほしいです。

なんもかんもあふれちまった世の中。

79 :創る名無しに見る名無し:2012/11/13(火) 12:55:50.43 ID:01QmtbGO.net
「停滞」

僕は何がしたかったのだろう
幼い夢は砕け散り
体に力は入らない
意思も欲求も何もかも、全てが全て霧の向こう
ぼやけた思いは、僕に力をくれやしない

停滞、停滞、停滞

止まらない時の中で、止まってしまった僕
まるで、砂の落ちきった砂時計
落ちた砂はあの日の僕で
あの日の心が抗うように叫んでいるんだ

僕が望んだのはこれじゃない
こんな未来じゃない
こんな思いじゃない
こんな自分じゃない

そう、だから……

砂時計をひっくり返すとしよう
あの日望んだ未来を、思いを、自分を、叶えに行こう
止まった時間は、動き出した

80 :創る名無しに見る名無し:2013/02/15(金) 22:05:11.03 ID:2gGeNF48.net
響く浄化と解呪の歌にハーラルの槍が一瞬止まる。
しかし――

ハーラルの手にした槍が弧を描く。その穂先が天に向いた。
それは力をかければ折れそうな細い槍だが、見かけどおりの武器ではなさそうだ。

「ヴェルザンディ国家司書を崇めよ。図書国家バニブルに忠誠を誓え」

青い閃光が迸る。あたり一面に降り注ぐ稲妻。
ヴァルンは床に転がった。なんとか直撃は免れたが、
左手を掠めた雷撃によって左半身に痺れが走る。

と、視線を移すとアサキムと国家司書が対峙していた。
床に浮かび上がる無数の魔法陣。ヴェルザンディが先に仕掛けたのだろう。
だが、すぐにアサキムに魔法陣を破壊されてしまう。そして次の瞬間――

>「それが、おまえの地獄だ。」
巨大な山が召喚され、国家司書を押しつぶす。
潰された血液が床を染め上げる。

「きゃあ!!」驚くヴァルン。フォルテも殺すなと言っていたのに。
でも、おかしい。術者が死んでいるというのに幾つかの魔法陣が床を滑るように動いている。
――死生魔法陣。果たしてその特性とは?

「無粋なものよ。歓迎の挨拶もすまぬうちに…」
魔法陣から徐々に浮かび上がってくるヴェルザンディ。どうやら潰された者は偽者。
本物そっくりのクグツだったようだ。

81 :創る名無しに見る名無し:2013/02/15(金) 22:13:36.56 ID:2gGeNF48.net
響く浄化と解呪の歌にハーラルの槍が一瞬止まる。
しかし――

彼の手にした槍が弧を描く。その穂先が天に向いた。
それは力をかければ折れそうな細い槍だが、見かけどおりの武器ではなさそうだ。

「ヴェルザンディ国家司書を崇めよ。図書国家バニブルに忠誠を誓え」

青い閃光が迸る。天井から降り注ぐ一条の光。
ヴァルンは床に転がった。なんとか直撃は免れたが、
左手を掠めた雷撃によって左半身に痺れが走る。

と、視線の先ではアサキムと国家司書が対峙。
床に浮かび上がる無数の魔法陣。ヴェルザンディが先に仕掛けたのだろう。
だが、すぐにアサキムに魔法陣を破壊されてしまう。そして次の瞬間――

>「それが、おまえの地獄だ。」
巨大な山が召喚され、国家司書を押しつぶす。
潰された血液が床を染め上げる。

「きゃあ!!」驚くヴァルン。フォルテも殺すなと言っていたのに。
でも、おかしい。術者が死んでいるというのに幾つかの魔法陣が床を滑るように動いている。
その不気味に光輝くさまはまるで生きているようだ。それはヴァルンの目の前で動きを止める。

「無粋なものよ。歓迎の挨拶もすまぬうちに…」
魔法陣から徐々に浮かび上がってくるヴェルザンディ。どうやら潰された者は偽者。
本物そっくりのクグツだったようだ。

82 :創る名無しに見る名無し:2013/02/15(金) 23:44:43.49 ID:2gGeNF48.net
「…ヴァルン。あなたには夢があったのでしょう。国家司書となる夢が。
でも頭が足りないからそれは無理だったのよね。だから家庭に入った。まるで逃げるように。
あなたの夫、ハーラル近衛隊長。なぜこの男と結婚したのか言ってやりましょうか?
抱いてもらえたら楽になるって、計算ずくだったからよ。
人に甘えて、寄りかかって、お国を支える立派な夫に尽くすことによって
いっぱしの国家司書になったつもりだったのでしょう?」
ヴェルザンディは目を細めニヤっと笑った。背筋の凍るような残酷な微笑だった。
対照的にヴァルンは悲しげな顔。震えながらゆっくりと体を起こす。

「…ええ。私はずっと迷ってた。夢を諦めたまま中途半端に生きていっていいのかなって思ってたの。
だからハー君にずっと寄りかかって楽になりたかった。だけどそのハー君が教えてくれたんだよ。
転んだっていい、迷ったっていい、かっこよくない自分をまっすぐに受け止めればいいって。
だからそんな優しいハー君をあんな怖い悪魔に変えちゃったあなたはゆるせないんだよ!」

立ち上がり、まっすぐに国家司書をにらみつけるヴァルン。
足元から震えがくる。恐怖が込み上げてくる。

すると突然、ヴェルザンディの嘲笑が響きわたる。

「ぷっ、あはははははは!かっこよくない自分をまっすぐに受け止めるですってぇ?
とてつもなく面白いじょうだんですこと!!」
白い喉を仰け反らせ笑うヴェルザンディは、笑いを堪えながら両の手を動かし魔法陣を操作。
操作された魔法陣はフォルテ、アサキム、ヴァルン、最後にゲッツの足元にものすごい速さで移動する。

「…うううう。笑うなんてぇ。私が笑われるのはぜんぜん構わないよ。
でも、私のかっこいいハー君の言った言葉まで笑うなんて……ほんとにゆるせない!!」
怒ったヴァルンは詠唱を始める。その足元には魔法陣。
ヴェルザンディと似たような魔方陣を複数展開させると、
オセロゲームのように死生魔方陣を次々と消滅させてゆく。
だが、能力に差がありすぎた。どんどんヴァルンの魔方陣は潰されてゆく。
続けて間近まで迫った魔法陣から飛び出すアンデッド系の魔物たち。それはヴァルンを引き裂かんと爪を出す。
が、次の瞬間、真っ二つに切り裂かれた。ヴァルンの瞳にうつるのは苦笑する戦士。
その男の懐かしい眼差し。彼女は彼に微笑み返す。

「おかえりなさい」

「ただいま」
ハーラルの槍は優雅に弧を描く。

「バカだろ。こんな危険なところまで、俺を追いかけて来るなんて」

「大丈夫。とっても優しい近衛隊長さんが、私を守ってくれるもの」

【ハーラル正気にもどる】【アンデッド系のモンスターが全員に攻撃開始】

83 :創る名無しに見る名無し:2013/02/21(木) 22:10:51.40 ID:s1FuJYk+.net
>「――天使と悪魔の墳墓」
見渡す限りの天使と悪魔。でもその正体は国家司書が生み出した傀儡。
それを見上げていたハーラルのコメカミにふつふつと血管が浮かび上がる。
これだけの数、凌ぎきれるだろうか。最愛の妻の命を守りきれるだろうかと。
どう考えてもそれは不可能だ。絶望で支配される。しかしハーラルは覚悟を決めた。
ヴェルザンディを睨み付ける。すると彼女は…

>「……あと、一歩。
 世界を、正しい方向にする為に――私は、死んでもいいのよ。
 そこの色ボケ夫婦も、そこの超人も、そこのバカっぽいのも、そこの性別不明も。
 私の意志の邪魔だけは、させてなるものですか。だから、――死になさい、早急に。命令よ
 だから、殺しなさい。迅速に、早急に、至急に、早く、速く、疾く……ッ」

狂言を吐いた。その言葉にハーラルは怒りを通り越し絶句。
と同時にあの聡明な国家司書をここまで狂わせたアイン・ソフ・オウルの力に驚愕するのだった。
そして絶句している夫の変わりにヴァルンが叫ぶ。

「私は死ぬのはいや!ハー君といっしょにずっと生きてゆくの!
そしておばあちゃんになって沢山の孫たちに囲まれて、
おじいちゃんになったハー君の後を追うように死んでいきたいの!!」

言い終えるとともに天から矢が降り注いできた。
ヴァルンは生き抜こうと必死だった。彼女ながらまっすぐ前を見続けている。
天使たちの放つ矢をハーラルの後ろで必死にかわし続けていた。
それに答えるように槍を旋回させ応戦するハーラル。

だが地上からは悪魔の大群。まさに地獄。もうチェックメイトだ。
ハーラルは咆哮をあげ絶望を抗わんとする。が、そのときだった。

>「ゲッツ、フォルテあと、のろけ夫婦。悪魔払いの時間だ。天使たち倒すなよ。」
>「いや、操れてねーよ!?」

アサキム導師のウィザーソードガンが悪魔の軍勢を薙ぎ払い
一部の天使が操られているかの如く同士討ちを始めた。

>「導師様――今から謳うから全力でオレを守れ! いいな!?
 ゲッツ! そこのラブラブ夫婦! お前らの力100倍引き出してやるから……オレが発狂する前に決着つけろ! 絶対こっち見んなよ!?」

「フォルテ君!それに導師さま?ありがとう!!」
ヴァルンは笑顔。それに力を100倍に引き出すという言葉にフォルテを二度見。
ハーラルに抱きつき耳打ち。100倍の魔力があったらあれが出来るかもしれない。
きゅっとハーラルに抱きついたまま魔法障壁を張る。

84 :創る名無しに見る名無し:2013/02/21(木) 22:37:08.14 ID:s1FuJYk+.net
>「――天使と悪魔の墳墓」
見渡す限りの天使と悪魔。でもその正体は国家司書が生み出した傀儡。
それを見上げていたハーラルのコメカミにふつふつと血管が浮かび上がる。
これだけの数、凌ぎきれるだろうか。最愛の妻の命を守りきれるだろうかと。
どう考えてもそれは不可能だ。絶望で支配される。しかしハーラルは覚悟を決めた。
ヴェルザンディを睨み付ける。すると彼女は…

>「……あと、一歩。
 世界を、正しい方向にする為に――私は、死んでもいいのよ。
 そこの色ボケ夫婦も、そこの超人も、そこのバカっぽいのも、そこの性別不明も。
 私の意志の邪魔だけは、させてなるものですか。だから、――死になさい、早急に。命令よ
 だから、殺しなさい。迅速に、早急に、至急に、早く、速く、疾く……ッ」

狂言を吐いた。その言葉にハーラルは怒りを通り越し絶句。
と同時にあの聡明な国家司書をここまで狂わせたアイン・ソフ・オウルの力に驚愕するのだった。
そして絶句している夫の変わりにヴァルンが叫ぶ。

「私は死ぬのはいや!ハー君といっしょにずっと生きてゆくの!
そしておばあちゃんになって沢山の孫たちに囲まれて、
おじいちゃんになったハー君の後を追うように死んでいきたいの!!」

言い終えるとともに天から矢が降り注いできた。
ヴァルンは生き抜こうと必死だった。彼女ながらまっすぐ前を見続けている。
天使たちの放つ矢をハーラルの後ろで必死にかわし続けていた。
それに答えるように槍を旋回させ応戦するハーラル。

だが地上からは悪魔の大群。まさに地獄。もうチェックメイトだ。
ハーラルは咆哮をあげ絶望を抗わんとする。が、そのときだった。

>「ゲッツ、フォルテあと、のろけ夫婦。悪魔払いの時間だ。天使たち倒すなよ。」
>「いや、操れてねーよ!?」

アサキム導師のウィザーソードガンが悪魔の軍勢を薙ぎ払い
一部の天使が操られているかの如く同士討ちを始めた。

>「導師様――今から謳うから全力でオレを守れ! いいな!?
 ゲッツ! そこのラブラブ夫婦! お前らの力100倍引き出してやるから……オレが発狂する前に決着つけろ! 絶対こっち見んなよ!?」

「フォルテ君!それに導師さま?ありがとう!!」
ヴァルンは笑顔。それに力を100倍に引き出すという言葉にフォルテを二度見。
ハーラルに抱きつき耳打ち。100倍の魔力があったらあれが出来るかもしれない。
そっとハーラルから離れるとフォルテを背に詠唱を始める。

85 :創る名無しに見る名無し:2013/02/21(木) 23:46:57.71 ID:s1FuJYk+.net
ハーラルはヴァルンを見送ると迫り来る悪魔を槍で薙ぎ払う。
なるほど、体の奥から闘気が漲ってくる。
だが敵の数は数千。悪魔たちはハーラルに狙いを定め超極大火炎魔法を繰り出してきた。
同時に放たれる無数の火球をただの人間が回避できるものだろうか。

否。それは否である。
それ故に直撃。その場を轟音が支配する。
しかしさすが100倍の力。バニブル一の戦士。
黒々とした爆煙を切り裂き闘気を漲らせ、ハーラルは堂々と現れた。

「うおおお!!」
その姿はまさに咆哮する獅子が如く。槍の穂先を天に掲げる。
と同時にヴァルンが召喚魔法を使用。

「バルドルさん、来てください!夫のハーラルに光の加護を与えてください」
光と一緒に優しそうな顔の神様が降りてきた。
ヴァルンとハーラルは同時に叫ぶ。

『フォトン・レイ。ロード――クリーヴ!!』

――切り開け!!光の加護を受けたハーラルが槍を一振り。
瞬間、世界は光に埋もれた。悪魔たちは眩む目を僅かに開きながら声を失った。
それは道だった。光の道である。神のみぞ進むことを許された神域の道が
悪魔の大群を割るようにどこまでも続いていた。
道に呑みこまれた悪魔たちは一瞬にしてその身を蒸発させ肉片すら残さない。

「ヴェルザンディ国家司書よ。あなたの意志がどういうものか、戦士の俺にはわかりませぬが、
俺はこの世界が、愛しのヴァルンの住むこの世界が好きなんです。だから守りたい。
おわかりか?貴女の絶望しているこの世界に、俺はまだ、希望を抱いているのです……」

ハーラルは国家司書の片割れで仁王立ち。彼女を睨み付け凄んだ顔。
だがそれはハッタリのようなものだった。ハーラルとヴァルンの二人は力を使い果たしていた。
堕天使や残存した悪魔たちが怯むことなく押し寄せてきたとしたら
あっという間に敗北してしまうことだろう。

86 :創る名無しに見る名無し:2013/03/18(月) 01:59:43.33 ID:xMvCwt7q.net
俺はさぁ いつ死んだっていいやって思ってるんだ
悲しんでくれる彼女もいなけりゃ、養うべき家族もいない
全う至極に生きてきたつもりだが、報われない努力って多々あるんだよな

だからって他人を恨む気はないよ
だって自業自得だもんな
毎日はそれなりに楽しいけど、もちろん嫌なことだってある
フェイスブックに載せられるほど充実してはいないかな

理不尽なことが普通に起こり ろくでもない奴が栄えていく
そんなクソッタレなこの世の中に、未練なんて微塵もない
だからさっさと死んで結構 
無様な死に方こそ、負け組の俺に相応しい

けど自殺する気もないよ
そんな勇気は持ち合わせていない
迷惑かかるだけだしな
事故や災害、通り魔なんかで 人が死ぬニュースが出るたび思う
「何故その被害者は俺じゃないのか」

「人には役割がある」? 笑わせんな
そんなものは一切ない
ネズミやハエと同じく、ただ発生して死骸になるだけだ
「命は尊い」? ちゃんちゃらおかしい
死は、ただの「結果」に過ぎない

無様で無価値な死というものがあるとしたら
それは例えばゲーム感覚で弄ぶように殺されることだが
俺はそういう死に方をするのがいい
そういう役割に当たるのは俺のような人間であるべきだ

俺の死は誰にも知られなくていい 構ってくれるな
人柱になれと言われたら、喜んでなろう
俺のような者でも人の役に立てる時が来たわけだからな

下衆な連中の食い物にされるのは御免だが
それも仕方のない事だ
食われてあっさり死ぬのがさだめ
それもまあ良かろうさ

87 :創る名無しに見る名無し:2013/10/21(月) 01:27:21.01 ID:nRmhenvW.net
独身=貴族、ではない。
自営業の独身は稼ぎが良いのが多かった、というだけなのだ



「独身? ならカネ持ってるでしょ」みたいなのはやめてもらいたい
雇われの独り身など搾取されるばかりなのだ



同じように、既婚者は「独身税を設けろ!」というのもやめるように
我々は、貴様らのような「控除」の恩恵をまったく受けられないのだ

88 :創る名無しに見る名無し:2013/10/21(月) 01:28:42.75 ID:nRmhenvW.net
好きで独身でいるわけではない
世の女性の求めるハードルの高さについていけなかったのだ


料理を作ってくれたら嬉しい。掃除洗濯をしてくれたら、嬉しい。
けれど、それを求めると
「は? 何いってんの。そんなの自分でできないやつなんか論外だしw」と言われる


それらは自分でできなくてはいけない
だからできるように努力した
そうすると・・・「してもらう必要が無くなった」

89 :創る名無しに見る名無し:2013/10/21(月) 01:41:07.59 ID:nRmhenvW.net
だから、独身でいる
決して望んだわけじゃない
むしろハードルをクリアしようと努力したつもりだ


料理やアイロンがけなどのスキルはひと通り身につけた
しかしそれらは合コンにおいてプラスに作用しなかった
友人関係は問題ないのに、こうなるとまったく魅力を発しない


いくら仕事ができても、独身だと「キモイ」と言われる
甲斐性なしとみなされて、評価は下げられる
失敗すれば「草食系だからなあ」とレッテルを貼られる

90 :創る名無しに見る名無し:2013/10/21(月) 01:46:20.00 ID:nRmhenvW.net
誠実に生きてきたつもりだが、どうやら世の中は自分を必要としなかったらしい


もうそろそろ潮時だと感じている


あとはどう始末をつけるか、だ


他人に迷惑にならずに済む方法を探している


養うものも守るものも無いから、気楽なものだ

91 :創る名無しに見る名無し:2013/11/06(水) 23:38:26.68 ID:+sqYwHhq.net

肛門からでた彼はこう考えた

必要としないのは汚物だからだ
養うものも守るものも無いのも汚物だからだ
他人に迷惑にならずに済む方法はきちんと流すことだ

92 :創る名無しに見る名無し:2013/12/12(木) 17:58:44.30 ID:AhM2RnaD.net
私を産み落とした母は蝶なのに
共に生まれ落ちた兄弟たちも、蝶として羽ばたいているのに
私は身体を溶かされる痛みを恐れ、蛹の試練を拒み、老いた芋虫のまま奈落を這っている

彼らを愛しているのに
同じように羽ばたけなかった

闇の中から見上げると、色鮮やかな光の群舞が映る
どれほど焦がれても、もうあの頂には至れない

私は地の裂け目に隠れた
醜い姿を見られないように

そして、目を瞑り、蝶になった夢を見ながら朽ちてゆく

93 :創る名無しに見る名無し:2014/01/29(水) 13:44:19.04 ID:YS9Us5TQ.net
株式会社BCCKSとか、
群雛とかってあやしいのか????

94 :創る名無しに見る名無し:2014/01/30(木) 08:57:42.24 ID:wKVxqhtl.net
もう終わりだね
破局や終焉は、ドラマチックに訪れるとは限らない
徐々に、しかし確実に進行していく
始まりはもっと前からだったのかも

それでも見切りをつけられないまま
だらだらと居続けている
もう何も生み出せていないのに
もう誰も戻ってこないのに

物事には終わりがあって
“旬”や“賞味期限”のようなものもあって
それを過ぎてしまっていることに
気づかないふりをし続けて

どうすればいいのか
どこへ行けばいいのか
何をしたらいいのか
何も分からない、する気も起きない

もう終わりだということだけ
何となく分かっている
板を開いてざっと眺めて
また閉じて、何もしない

95 :創る名無しに見る名無し:2014/02/09(日) 19:19:21.91 ID:cfkRG5WB.net
>>91
素晴らしいw

96 :創る名無しに見る名無し:2014/02/13(木) 23:11:58.28 ID:wyQ9xqc6.net
「グリム童話〜童貞の森の中に」

童貞の森の中に
独り迷ってしまったの
日が暮れてきて道は真っ暗
誰か私をここから出して

嫌よ
後ろに変な男がゾロゾロ
来ているわ

嫌よ
襲ってきたら買ったフライパンで
ぶん殴っちゃうわよ

ほら
ハアハア荒い息
イカ臭くて 我慢できない

童貞の森の中に
全力疾走で通り抜ける
童貞近づいたら振り回す
叩きすぎてフライパンはボコボコ

おばあちゃんゴメン
また買って来なくっちゃ

97 :創る名無しに見る名無し:2015/06/12(金) 13:52:02.88 ID:GMrdoBjp.net
サボテンの森の中に俺はいた。

周りのサボテンはトゲを張り、

一人ひとりがサボテンの森を守る。

その真ん中に位置する俺は

トゲも出さず毎日寝てばかりいる。

周りのみんなが言った。

「サボってんじゃねーよ!」

98 :創る名無しに見る名無し:2015/07/02(木) 00:00:33.76 ID:kQKo5aPa.net
「産まれてみたんだ」

オギャア!
うぶ声あげて産まれた時から
ここで頑張る決意した

眼据え見開いた瞬間撮られたね
記憶にないその瞬間

産まれて間もない記念写真

しっかりした眼差しの君は
何処にピントを合わせたの

大人になるまで
知らず知らず尖っていった

しゃくれちまった顎
尖っちまったつま先
尖っちまったヒジ

何の為に尖っちまったのか

猪木のモノマネの為じゃねぇ
先の細い靴も履く為じゃねぇ
ヒジ鉄くらわせる為じゃねぇ
きっと何か意味があって
尖ったんだね

思う様にいかなくて
口を尖らせてしまった君
思い返せば弱い自分を
弱く見せたくなくて
本当は人が好きで
ここに居たくて
心、痛くなって
そうなって
そうするしかなくて
一生懸命 尖る君
いくら尖った君でも君は君
丸い僕を君は知っている
丸くても尖っても君は君
産まれてみたんだから
テミタン君と写真に語った

頑張れテミタン 写真の中の君

99 :創る名無しに見る名無し:2015/07/11(土) 06:17:55.66 ID:WC3hwUrH.net
あっ!
私は何かにつまずきよろめいた

そう、私はその先に見える石ころにつまずいてしまったのだ

よし!
この石をあの場所まで蹴ってゆこう

私は子供の頃、学校帰りに石ころを蹴りながら帰ったのを思い出した

あの蹴る時の感覚‥

蹴っては石に追いつき、また蹴る為に足のつま先センサーが石の蹴りやすい位置へ即座に近づくよう感覚が研ぎ澄まされる

そしてリズムがくずれない様、また蹴る

時には、足場の悪い川原や雨上がりのアスファルトの大きな水溜まりを這うように一段、二段、三段…
石が水面下に落ちないよう飛ばして遊んだ

その光景は、まるで石に意志があるかのような…

時間が止まりそうで止まらないような…

まるで走馬灯のような…という不思議な感覚を目にしたのだった

そして家の近くになるにつれて友人と競って蹴っていた私は、五段飛ばしまで出来る様になっていた

それじゃ、また明日!
いつものように挨拶を交わすと、それぞれの帰路へと向かいながらその石を蹴り続けた

そう、私は石を上手く蹴る事が出来ている爽快感とキラキラと輝く雨上がりの空間が何とも言えない気持ち良さで普段食べた事のない美味しいものを突然ご馳走されたかのような…
そんな気分で家に着くのだった

ただいま!
玄関の扉を開けると、いつもの夕飯の支度のせわしなさの中、
今度は鼻のセンサーが私の胃袋をくすぐっていたのだった

私は、そんな子供の頃の記憶を甦らせながら目的の場所に到着していた

100 :創る名無しに見る名無し:2015/07/18(土) 03:49:52.88 ID:vWmK7TPU.net
゚・:.†ほんとはだれかと接したいけれど、接すると何かと疲れる。
ほどよい距離や、言葉の選び方、人間関係って、むずかしい。利害関係や、依存や裏切りで疲れ傷つくことも。
傷つくのは辛い、一人で居たい。でも丸きり一人は寂しい…
依存なく、裏切りもない、疲れない関係なんてどこかにあるだろうか……
敷居無し 気難しさ無し。Q-CHAN牧師の伝道部屋生放送in ニコ生毎朝7時&毎晩8時より 約6年間ほぼ毎日放送中!
https://www.youtube.com/watch?v=k2JPXSPmfq8(ピンポンリア凸さん)(和みます)
https://www.youtube.com/watch?v=x1-01XpgG1w&list=UUQA5qNWYslBw_uWAWKE1Z8Q(孤独には意味があるんだ!)
https://www.youtube.com/watch?v=YCtsm8BVJbE (和同さんとのインタビューで!信仰に入った経緯!)
https://www.youtube.com/watch?v=SWEN9aH4YXw(人間の愛は嘘の愛である!)等など
権威権力、組織・拝金主義、プレッシャー等なんにもありません。 ※偽HPあります゜・:.。
″「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。
私があなた方を休ませてあげます。マタイ11:28」

101 :創る名無しに見る名無し:2016/01/24(日) 07:38:44.79 ID:XoErdre4.net
子供の頃、学校の長期休暇が始まると、ほぼ毎日のように町のラジオ体操に参加していた。
そして帰宅してから朝食にするのが習慣だったが、たまにラジオ体操が無い時でもいつも通りに起きてしまうので、朝ご飯までのウォーキングで体内時計の調節をしていた。
そのたまのある日にウォーキングをしていると、なにやら後ろの方から楽しそうに「すっし!すっし!すっし!…」と、ドップラー効果のごとく過ぎ行く聞き覚えのある掛けごえがしてきた。
そして、目の前に近所の寿司屋の子が飛び込んできたのだ。
僕は、その突拍子もない掛けごえがとてもおかしくてクスクスしながら体を揺らして歩いていたのだが、僕が彼に追い付くと、彼は僕がウケていたのに気付いていたのだろう、「一緒に歩こう」と誘ってくれたのだ。
僕はニコニコしながらウインクで返すと、そのユニークな掛けごえは彼を先頭に「すっし!すっし!」と始まり、僕も後からテンポ良く続いた。
そしてお互いの自宅近くまで歩いたのち、自宅に着き朝食を口にすると、朝のフレッシュな空気がより一層ご飯を美味しくさせてくれているのに気付いたのだ。
そして今でも、時々のウォーキングに、時々のユニークな掛けごえの美味しい朝活をしている僕だった。

102 :創る名無しに見る名無し:2017/12/27(水) 12:23:25.19 ID:C1Z7QFDy.net
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

IKDY4RCEVC

103 :創る名無しに見る名無し:2018/05/21(月) 07:02:50.25 ID:tRZnwP6O.net
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

F2B1E

104 :創る名無しに見る名無し:2018/07/03(火) 20:50:40.31 ID:f1dClnnX.net
EBU

105 :創る名無しに見る名無し:2018/10/17(水) 16:40:05.23 ID:ZU7x6aHX.net
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

AIQ

106 :創る名無しに見る名無し:2018/12/02(日) 17:33:29.35 ID:ymb/q8Hv.net
なんであんな奴の小説なんか採用するんですか?
あんなくだらないの載せる位なら私の作品連載してくださいよ!

107 :創る名無しに見る名無し:2021/05/18(火) 00:12:23.08 ID:TdF7MIE5.net
タイタンに住んでる人類、この小説は見れてますか?
人類はいつまでたっても変わらないと思います。
美味しいものを食べると美味しいと思います。どうですか?何が食べたいですか?
ところで未来にはどんな食べ物がありますか?炭水化物が好きですか?
身体に悪いものは美味しいですよなぜなら身体に悪いですから。
きっとタイタンに住む人類も身体に悪いものは大好きでしょう

108 :創る名無しに見る名無し:2021/05/18(火) 00:37:45.20 ID:TdF7MIE5.net
タイタンに住む人間はこの小説をかかかか?
人類が永遠にちとはありません。
かかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかか
ちなみに、ゆははパネル食べますます?
最悪いことはあなたが悪いことを、するはおいしいです。
タイタンに住む人間は不健康なものを気にあります。

109 :創る名無しに見る名無し:2022/05/20(金) 22:36:10.63 ID:wg/5Esle.net
https://i.imgur.com/4n33aUj.jpg
https://i.imgur.com/CUe2LJ5.jpg
https://i.imgur.com/xXopOdN.jpg
https://i.imgur.com/e3I6Ox8.jpg
https://i.imgur.com/gwigfuV.jpg
https://i.imgur.com/2B08y41.jpg

110 :創る名無しに見る名無し:2023/05/29(月) 19:59:04.00 ID:qHSedcWX.net
「3, 7, 14, 22, 35, 47, 56, 68」です。

ある日、名古屋帝国の宝くじ売り場には、毎年恒例の宝くじ抽選会の当日になっても、まだ一等賞の当選者が現れませんでした。

そんな中、当選番号が発表されると、売り場にいた一人の男性が、自分が宝くじを買った番号と当選番号を確認すると、その場で大声で叫びました。「当たった! 買った番号が全部揃った!」

周りの人々は、男性が本当に当選したのかどうか疑いながらも、彼の様子を見ていると、その場で男性が泣き崩れました。

彼の名前は藤田さんといい、普段は一人暮らしをしているという、普通のサラリーマンでした。藤田さんは、宝くじの当選金で自分の夢を叶えることを決意しました。

彼は、まずは世界中を旅することを考え、その後は自分の趣味である写真撮影のためのカメラ機材を揃え、自分だけの写真展を開くことを目指すと話しています。

藤田さんの当選は、彼にとって一生の思い出となり、周りの人々にも幸せを与えることとなりました。

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