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Karakuri Maiden

1 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 17:46:07.62 ID:Il3LwONt.net
前々スレはクライシスで、前スレは容量オーバーで落ちました。

何はともあれ、【からくりメイデン】三度の開幕でございます。

前スレhttp://speedo.ula.cc/test/k.so/yuzuru.2ch.net/mitemite/1283744105/606


78 :創る名無しに見る名無し:2011/06/14(火) 21:16:23.08 ID:3WkQ2DXt.net
うわぁあああああ

79 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:32:44.13 ID:/0D9INTK.net

息ができないよ……からだがいたいよ……

「ぜひ………」

だれも……たすけてくれないよ……

「 ぜ ひ っ ぜ ひ っ 」


         …………死にたいよ

「     ぜ     ひ     っ    !  !  !  !  」



偽フランシーヌ人形「人間の心は些細な出来事で変化する。今、この人間の心は乱れ
、傷つき、腐り、そして堕ちていった」

偽フランシーヌ人形「雪華結晶様は人間の心を糧とする。『あの子』は今、極上
の『土壌』になった。『土壌』は多ければ多いほど、良い」

偽フランシーヌ「だからゾナハ病を広めた。病に蝕まれたからだは最高の養分となり
、絶望に堕ちた心は至高の土壌となり、雪華結晶様を美しく、美しく育て上げるのです
…………!!」




80 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:34:16.14 ID:/0D9INTK.net

雛苺「そんな……。そんな事のためにあんな酷い病気を広めたの!?」

偽フランシーヌ人形「はい……。雪華結晶様は他の自動人形のように……ゾナハ
病にかかった人間には関心を持たず……ひたすら……御自身の力を蓄えていらっ
しゃいます……」

蒼星石「ゾナハ病になった人の心も体も弄ぶ気か!!」

偽フランシーヌ人形「弄んでなど……いません……。最大限に利用している……
だけ……」ギ……

鳴海「お前らは……悪魔かよ……っっっ!!?」

偽フランシーヌ人形「私たちは……人形……。人形は……造物主の為だけに……
存在して……いる……」ギギギ……

ギイ(活動時間の限界が近いか)

偽フランシーヌ人形「自動…人形の本能は……造物主を笑わせること…………」

偽フランシーヌ人形「しかし……雪華結晶様……は……いつまで…経っても……
笑って……くださら…ない……だんだん……私は……『疲れて』……きた……」

金糸雀「これって、この自動人形はもうすぐ停まっちゃうんじゃないかしら!?」

偽フランシーヌ人形「笑わない……雪華結晶様…………泣き叫ぶ…人間……こん
な……何の意味も……ない日々は………私の……頭と……体を……遅くして……
いく」ギギ…ギ……

勝「いったい、このゾナハ病はどうやって治せば良いんだっ!?」

偽フランシーヌ人形「ゾナ……ハ病は……雪……華結晶様にしか……治せ……な
……」ギギギギギギ……

水銀燈「待ちなさい!!停止する前に雪華結晶の居場所を答えなさいっ!!」

偽フランシーヌ人形「雪華結…晶様は……人間…の夢を……伝って……ダウ……
ロー……を……だから………誰も……知らな……」ガクガクガク……

偽フランシーヌ人形「……もう……体と…頭が……遅くなってきた……私は……
『疲れて』……しまいまし…た……」ギギギ…………

偽フランシーヌ人形「さ…よ……な……」

偽フランシーヌ人形「薔……薇の……乙女と……かつ……て……戦っ……た者た
ち……よ」

偽フランシーヌ人形「……」ギ……ッ

偽フランシーヌ人形「……」ギィ……ッ



81 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:35:02.20 ID:/0D9INTK.net

水銀燈「……」

真紅「この子は私たちにメッセージを伝える。それだけの為に作らたのね……」

勝「なんだか、ちょっと可哀想だね……」

雛苺「ええ。このお人形は……たくさん『疲れた』から、たくさん休ませてあげ
てたいの」

しろがね「……」

鳴海「ゾナハ病の情報は手に入れたけど、一番肝心な治す方法が……」

ギイ「雪華結晶の行方も手掛かり無しか……」

金糸雀「いいえ、雪華結晶の探し方なら今ヒントをもらったかしら」

しろがね「本当ですか!?」

蒼星石(金糸雀も気付いたか)

真紅「それは一体どういう−


  ザ  ……  ア  ……  ァ  ……


ドールズ「……ッ!!」ピクッ




82 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:36:20.61 ID:/0D9INTK.net

勝「みんなどうしたの!?」

雛苺「マサル!!ドールの気配がするの!」

金糸雀「って事は雪華結晶……っっ!!」

「それは間違い……」

ギイ「この声は雪華結晶の声ではない!」

しろがね「では、いったい誰が!?」

真紅「答えなさい!貴女はだれ!?」

「クスクス……貴女はだれ?」

鳴海「ふざけるな!!」

「ふざけるな……」

蒼星石「隠れていないで姿を表せ!!」


「では……」


ズズズズズズズズズズズズズズズ……



カキ……ピキキキ……



水銀燈「地面から何か出て来たわ!」

ギイ「これは…水晶……!!」



    パ    キ    イ    ィ    ン



薔薇水晶「初めまして“お姉さま方”私の名前は薔薇水晶」

  ペ  コ  ッ




83 :創る名無しに見る名無し:2011/06/18(土) 21:36:50.86 ID:i4CuLUj9.net
 

84 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:37:02.66 ID:/0D9INTK.net

真紅「『お姉さま』ですって!?」

しろがね「8体目のローゼンメイデン!?」

蒼星石「あり得ない!!薔薇乙女は7体しかいないはずだ」

薔薇水晶「そう、私は薔薇乙女ではない」

薔薇乙女「私のお父さまと、お姉さま方のお父さまは違う」

薔薇乙女「でも、雪華結晶お姉さまは言ってくれたわ。私は『ドール』だと。私
はお姉さまの姉妹だと」

水銀燈「私を姉妹と言い張るおばかさん、貴女は雪華結晶の方に付くのかしら?


薔薇水晶「勿論、私は雪華結晶お姉さまの妹なのですから。だから貴女たちは私
の敵」

真紅「そう。それなら……」

真紅「敵を打ち砕きなさい、ホーリエッ!!」

 カ ッ

水銀燈「『しろがね』になったドールの力を見せるわよメイメイッ!!」

 カ ッ

蒼星石「雪華結晶の仲間なら容赦はしないっ!!瞬け!レンピカ、スィドリーム!
!」

 カ カ ッ

金糸雀「ほどほどにね、ピチカート……」

 カ ッ

雛苺「こんな悲しい病気はもう広めちゃだめなの。だから、みんなの笑顔の為に
……」

雛苺「闘うわよ、ベリーベルッッ!!!!」


   カ   ッ   ! ! ! !


薔薇水晶「五体のドールに、6つの人工聖霊」

薔薇水晶「そして……」



85 :創る名無しに見る名無し:2011/06/18(土) 21:37:04.65 ID:i4CuLUj9.net
 

86 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:38:00.56 ID:/0D9INTK.net

しろがね「レ・ザア・マシオウ<戦いのアート>っ!!あるるかんっっ!!!!」
ギュィっっ!!

鳴海「ゾナハ病になった子供たちへ懺悔しろ……!!」ゴオォ……!!!

ギイ「オリンピアは使えないが、僕自身も弱くはないぞ?」

勝「覚悟しろ!!薔薇水晶っっ!!」

薔薇水晶「人間が4人」

薔薇水晶「……」

薔薇水晶「何という事は、ない」

鳴海「言ってろ!!」ザッ!!

薔薇水晶「……」スッ

 ド ゴ ッ !!

鳴海「なん……だ?」ガフッ

蒼星石「マス……っ!!」ベギッ!!

キラキラ……

蒼星石(これは水晶……水晶の塊を打ち込んだのか……!?)ズル……ッ



87 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:38:51.84 ID:/0D9INTK.net

しろがね「貴様ァァッ!!」

薔薇水晶「……」ばらぁ……

金糸雀「まさか、両手から水晶を打ち出すつもりじゃ……」

薔薇水晶「 あ た り 」


 ド ド ド ド ド ド ド  ! ! ! ! ! ! !


しろがね「がっ!!」

金糸雀「あいだだだだっ!!」

真紅「しろがね、金糸雀!!」

薔薇水晶「後ろです、お姉さま」

真紅「な……っ!!」

 ズ ド ッ

真紅「は…や…い……」ドサッ

薔薇水晶「遅い」スッ

 ド ウ ッ !!

ギイ「……っ!!」メリハリ……

ギイ「強い……っ!!」ガクッ

薔薇水晶「弱い」スッ

 ズ ド ド ド !!

雛苺「きゃあっ!!」バギッ!

勝「ひないち……ぐあっ!!」メリッ!!

勝「あぐ……ぁぁ……」

薔薇水晶「……」

勝(強い……強すぎる……!!)



88 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:39:53.30 ID:/0D9INTK.net

薔薇水晶「もう終わり?」

雛苺「ま……だ終わってないの……ヒ…ナ……たちは……ゾナハ病に…かかった
人を……可哀想な……人を……これ以上……増やしちゃ……ダメなの……」

「良く言ったわ、雛苺」

薔薇水晶「貴女は……」

水銀燈「……」ドンっ!!

雛苺「良か……た………すいぎ……と……無事で……」ドサッ

水銀燈「……っ」

薔薇水晶「私の水晶を防ぐなんて、強い羽……」

水銀燈「私たちは負けない!!こんな所で負けてなんかいられるものですか!!」

薔薇水晶「そう。でも……」

薔薇水晶「 こ れ を 見 て も そ う 言 え る ? 」



  ガ  キ  ガ  キ  ガ  キ  



水銀燈(小さな水晶が……一つに!!?)

薔薇水晶「パーティーはこれで御開き。だから」

薔薇水晶「 お や す み な さ い 」


  ス  ッ




  ズ  ド  ン  ッ  ッ  !!!!!!!!




水銀燈「……っ!!!!」




89 :【第13場】:2011/06/18(土) 21:41:47.67 ID:/0D9INTK.net





「…………」

水銀燈「……っ」

水銀燈「う……っ!!」

水銀燈(薔薇水晶……は……っ!?)

「今夜はお姉さまたちの勝ち。だから命は奪わない」

「今度会うときは万全の体勢で、また『遊びましょう』?」

「 お 姉 さ ま 方 」


   フ   ッ


水銀燈(私たちは、負けた……)

しろがね「みんな…無事ですか」

金糸雀「助かった……かしら?」

蒼星石「いや……『見逃してもらった』んだ……っ!!」

ギイ「最古の四人と戦った後とは言え、この様だ。力の差を痛感したな……」

真紅「でも、諦めるのではないでしょう?」

鳴海「ああ、当たり前だ……!!」

勝「待っていろ、雪華結晶!!」

雛苺「貴女の事はヒナ達が絶対に止めるの!!」


「絶対に……絶対に……っ!!!!」




     【からくりメイデン】ドールズ・ダンス編

              〜一時閉幕〜






90 :創る名無しに見る名無し:2011/06/18(土) 21:50:02.87 ID:/0D9INTK.net

以上で【からくりメイデン】ドールズ・ダンス編は終わります。

急展開気味ですいません。説明が不親切で超すみません。

支援ありがとうございました!!

最近リアルが絶望的になってきて、月1に投下できるか危うくなってまいりました!

クーラー買ったよ!!さすが天下のデンコードーやぁ!!


91 :[じかいよこく]:2011/07/18(月) 22:41:06.09 ID:zlk020o1.net


勝「うい〜っ。あれ〜、このドアノブまわんないぞ」

雛苺「マ、マ、マ、マサルがヒナのお胸を!?」

しろがね「くんくん探偵…ダサイですね。このだらしのない舌が小憎らしい」

真紅「謝って!!くんくんに謝って!!」

鳴海「読むだけで人を笑わせることができる本が今だけ十万円だと!?買うか…」

蒼星石「早まっちゃダメだマスター!!」

ギイ「金糸雀。いまお前が食べてる玉子焼きは、本来ならヒヨコになって幸せな
人生を送るはずだったんだ…。何でだろうなぁ、ヒヨコは悪くないのに。どうし
てだろうなぁ、お前がそんなに笑顔玉子やきを食べていられるのは…」

金糸雀「やめて!!言わないで〜!!」

翠星石「出番が欲しいですぅ……」

水銀燈「諦めなさい…」


−次回、引きこもり少年ジュンが獣の槍とかバネ足とかで、歪んだお伽話を正す
!!−

フウ「嘘で」

ラプラスの魔「御座います」

じかい、[幕間] ドールと・ダンス〜お人形さんと遊ぼう!!〜

こうごきたいください。

投下日未定。書き溜まるまでもう少しお待ち頂きたい。




92 :【番宣】:2011/08/18(木) 23:52:47.29 ID:VgMqV1lf.net

  

     ブカブカドンドン

 
   さぁさ、御覧なさい!


世にも珍しいコミック・ショウが、これより当人形劇にて始まりまする。


決して出会う事のない彼、彼女らとの掛け合いが楽しめますこと請け合いの、【
からくりメイデン】幕間、鷹揚の御見物を願います!


93 :【幕間】:2011/08/18(木) 23:54:26.19 ID:VgMqV1lf.net

ラプラスの魔「これはこれは皆様、ご機嫌麗しく」

ラプラスの魔「この度は【ドールズ・ダンス編】……長きに渡る闘いの物語を最
後までご覧になって頂き、誠に有難うございます。では、さっそく次の物語を開
幕し……

???「見つけた……」

真紅「よくよく考えたら、貴方を絞り上げて知ってることを白状させたら話の進
行がだいぶ楽になるじゃない!!」

ラプラスの魔「お気を確かに、五番目の薔薇。物語には筋書きというものがあり


雛苺「正直、筋書き通りにお話を進めて行くのはかったるいの〜」

金糸雀「だから今ここでちゃちゃちゃ〜っと物語の確信を聞いて、あと数話で最
後まで持っていって、『絆というの〜』で終わりで良いんじゃないかしら」

ギイ・水銀燈「「奇才あらわる」」

ラプラスの魔「では、兎風情はこの辺りで」

鳴海「待てコラぁぁ〜〜!!」ダッ

蒼星石「では、からくりメイデン幕間。【ドールとダンス】お楽しみ下さい」

勝「どうして蒼星石が進行役になってるの?」

蒼星石「それはね、誰もやってくれないからだよ……」(遠い目)



94 :【幕間】:2011/08/18(木) 23:57:17.17 ID:VgMqV1lf.net

『サハラ砂漠での戦いから2日目』


〜フウの屋敷〜

しろがね「ふふふ、まさか真紅が弱音を吐くとは思いもしませんでした」

真紅「そ、それは言わない約束よ!!」

翠星石(あの真紅が弱音を!?うう……詳しく聞きたいけど、頼むのもシャクです)

「マサルとコロンビーヌが握手してぇ〜」

翠星石(何で敵と握手するんですか。ああ、もう気になります!)

「ドットーレの手はエターナルフォースブリザードだったかしら〜」

翠星石(何なんですか!!エターナルフォースブリザードって!!)

わ〜わ〜!キャッキャウフフ!クサレチョンマゲ!……ゴチンッ!……ママン〜


翠星石「……」イライラ

翠星石「ふんっ!翠星石は先に寝るです!!」

鳴海「面倒な奴のキゲン損ねちまったか。ん?ギイの奴、いつの間に逃げた!?


蒼星石(う〜ん。もう少し翠星石も会話に混ぜれば良かったかな)

翠星石「ああ、どいつもこいつも翠星石を置いてけぼりにしてぇ……」

金糸雀「ふ〜〜ふふ〜ん♪」テクテク

翠星石(あれはチビカナ……アイツも早めにおいとましたんですか)

翠星石「……」ニヤリ


95 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:00:11.32 ID:u34yfGa5.net
金糸雀「ああ〜食べ過ぎたかしら。飲み過ぎたかしら。幸せかしら〜」ポワ〜

翠星石(その緩みきったホクホク顔もここまでです。お前が鞄に入ったら、その鞄
をガムテープでぐるぐる巻きにして……イヒヒヒヒ!)

金糸雀「さて、今日は寝る前の自主トレでも始めるかしら」

翠星石(ん?何か面白い事が起こる予感が……。しばらく様子を見ておきますか)

金糸雀「この幸せな余韻に浸りつつも、向上心を忘れない!カナは自分の勤勉さ
が恐ろしいかしら……」

翠星石(翠星石はお前の単純さが恐ろしいです)

金糸雀「だってカナはギイさんに『言われた』んだもん」

金糸雀「カナは自分の幸せを守るために強くならないいけないって、そしたらカ
ナだって……」

金糸雀「ギイさんみたいに強くなれるって!!」キラ〜ン

翠星石(わかったです……どうして翠星石が、チビカナを姉として見れていないか
が……)

翠星石(コイツは常に脳天気で、キザ人間の言ったことを疑うつもりは、全くない
。自分は何だって『できる』と思っていやがるんです!)

翠星石(コイツはまるで……どす黒く燃える太陽みたいなバカです!!)

金糸雀「カナは頭脳で戦うタイプだから、運動は辞めね」

翠星石(って、さっそくダラけてるんじゃねぇですよ!!)

金糸雀「カナに合う戦い方は……頭脳的な戦い方は…………『分解』かしら」

ジャコ「……」

金糸雀「んむぅ!?丁度良いところにマサルのジャコが!ふふふ、実験台はあなた
に決まりね」

金糸雀「工具を借りて〜マサルみたいにこうやってぇ〜」

金糸雀「分解っっ!!」しゅぱぱぱっ

ジャコ「……」

金糸雀「なぁ〜んて、上手くいくわけ……」

ジャコ「ヒヒ……」ぐら……

金糸雀「へ?」

バラバラバラバラバラバラ〜〜

金糸雀「えええええ〜〜!?」


からくりメイデン【幕間】 ドールと・ダンス〜お人形さんと遊ぼう〜



96 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:02:01.98 ID:u34yfGa5.net

ジャコ「ヒ……ヒヒ…………」ガクガク

金糸雀「あわわわわ、まさか本当に分解出来るなんて……こんなところ誰かに見
られたらカナはおしまいかしら」

???「ふっふっふっ、現場はおさえちまったから観念するですよ」

金糸雀「そ、そ、そ、その声は……」

翠星石「うわ〜酷い!いくらカマボコマユゲの物だからって酷すぎですぅ。大切
なマリオネットがバラバラになってたら誰だってカンカンでしょうねぇ」

金糸雀「あ、あうぅ……」

翠星石「この件を黙っていてほしかったら、翠星石の下僕になりやがれですぅ!


金糸雀(そんな!!カナは一生翠星石の言うことを聞かないといけなくなるの!?)

翠星石「まずはお前のたまごやきを1日ひときれ翠星石に献上してもらうとしま
すかねぇ」にやにや

金糸雀「う゛……う゛う゛…………」

金糸雀「誰か助けて……」

金糸雀「助けて!ギイさんっっ!!」

翠星石「いひひひ、助け何か呼んだって……」

ギイ「呼んだか金糸雀」ヌッ

翠星石「ばぶふぁっ!!」



97 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:04:04.55 ID:u34yfGa5.net

金糸雀「うわぁぁん!ギイさん、ギイさぁ〜んっ!!」

ギイ「おお、よしよし。僕が来たからもう安心だ」なでなで

翠星石「え?何でお前がここにいるんですかキザ人間っっ!?」

ギイ「僕は常日頃から、朝昼晩からおやつの時間まで金糸雀を見守っているのさ
。そう、今だって扉の陰に隠れて2人のやり取りを見守っていたんだ」

金糸雀「ギイさん……」キラキラ

翠星石(コイツ頭のネジがぶっ飛んでるです)

翠星石「で……でも、このバラけたマリオネットをどうするつもりですか」

ギイ「僕が直そう」

金糸雀「ギイさんは頼りになるかしら〜!!」

翠星石(ぐぬぬ。せっかくチビカナをイジメるチャンスでしたのに)

ギイ「ここをこうしてだな」

金糸雀「ほうほう」

ギイ「これはこうだったかな」

金糸雀「ふむふむ」

ギイ「……こうなれば良いのか?」

金糸雀「……あれっ?」

ギイ「自分の物ではないマリオネットを直すのは難しいな」

金糸雀「ギイさんファイト!」

翠星石(ああ、この雰囲気だとカマボコマユゲのマリオネットは直らんです。って
いうか絶対に最初より酷くなります)

翠星石(普段なら蒼星石やしろがねが、最悪の状況になる前に待ったをかけるんで
すが…………)

翠星石(翠星石は煽るだけ煽ってやるです!!)



98 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:05:41.77 ID:u34yfGa5.net

翠星石「おっ!だんだん元の形に戻ってきやがりましたね。さすがキザ人間!だ
てにチビカナのマスターはやってないですぅ!」

金糸雀「でも、このジャコさっきと明らかに様子が……」

翠星石「いやぁ〜出来る姉を持つと助かりますねぇ〜〜。ホント、誇らしいです
ぅ」

金糸雀「翠星石は……カナが誇らしいのかしら?」ぴくっ

翠星石「モチロンです。金糸雀は翠星石の中でお姉ちゃんになって欲しいドール
ランキングぶっちぎりの一位なんですよ!」

金糸雀「お……お姉……ちゃん…………」

翠星石(ただし、ワーストですけどね)にたり

金糸雀「安心するかしら翠星石!!ここはお姉ちゃんに任せて!!薔薇乙女1の頑
固職人の金糸雀が動いたからには大船に乗ったつもりでいるかしら〜〜」

翠星石(ちょろいもんです)

ギイ「レディに誉められて悪い気はしないな。どれ、最後の追い込みをかけるか


翠星石(いひひひひ、明日が楽しみで仕方ねぇです)



99 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:06:54.37 ID:u34yfGa5.net

〜次の日〜

雛苺「今日はお天気が良いからお散歩に行ってくるの」

勝「お昼ご飯は持った?」

雛苺「今日のお昼までには帰って来るから、いらないわ」

勝「そっか、みんなで食べたいもんね。行ってらっしゃい雛苺」

雛苺「お土産に何か面白い物を持って来てあげるの〜」ふりふり

勝「じゃあ、ぼくはまたジャコをいじろうかな。よし、今日は前からやりたかっ
た飛行のテストをしよう!!」

勝「最近は荒っぽく使っちゃったから、おかしくなってないといいなぁ」カチャ
カチャ

ジャコ「……」

ゴソ……

金糸雀(ジャコの見た目良〜し。1ミリのズレもないわ。これなら誰もジャコが分
解された事に気づかないかしら)

翠星石(じゃあ、何で隠れてやがるんですか)

ギイ(万が一という事もあるだろう。……静かに、勝がジャコを動かすぞ)

勝「さあ、立ち上がれジャック・オー・ランターンッ!!」ギュイッ!!

ジャコ「……」

ジャコ「…ヒヒヒ…」

ジャコ「フヒヒヒヒ!!」

勝「    」

翠星石(ああ、これは違和感ありありですぅ)

ギイ(スマナイ金糸雀。どうやら僕の力不足だったようだ)

金糸雀(バレちゃうバレちゃう!!バレちゃうかしらあぁぁぁぁぁ……!!)ガチ
ガチ


100 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:08:47.10 ID:u34yfGa5.net

勝「あれ……?あれ?あれ?あれぇ〜〜〜?」

勝「おかしいなぁ……今、ジャコから変な声が……」

勝「……」キュッ

ジャコ「フヒッ」

勝「……」ギュイッ…

ジャコ「フヒイッ」

勝「……」

勝「……」ギュイッ!!

ジャコ「フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」

勝「うわあああああああん!!」

ギイ・翠星石「「〜〜ッ」」バンバン

金糸雀(マサルからどうやって許してもらおうかしら……)

勝「何だコレ?何だコレえぇぇ!?」ギュッ、ギュイッ

ジャコ「フヒッ、フヒィッ!」

ギイ「ダメだ勝!!そんなに糸を引っ張ってしまえばジャコが暴走してしまう」

勝「ギイさん、どうしてここに!?って……わあっ!!」バッ

ジャコ「フヒヒヒヒ」ビュン!!

翠星石(ブハッ!と、飛んで行きやがったですぅ)



101 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:10:47.28 ID:u34yfGa5.net

勝「え?翠星石に金糸雀も!?これってどういうコト……?」

ギイ「う〜ん。これはだな」

金糸雀「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイかしら……」

水銀燈「あなた達ちょっと五月蝿いわよ。おちおち昼寝も出来はしな……」

ジャコ「フヒヒヒヒ!!」

ブルンブルン!!

水銀燈「……」

水銀燈「今の…何…」ぷるぷる…

ギイ「あれはジャック・オー・がふっ!!

ジャコ「フヒヒヒヒィ!!」ゴワアッ!!

翠星石「ぷははは、キザ人間にフヒヒ人形が突っ込みやがったですよ」

水銀燈「ぷっ……」

翠星石(あの水銀燈を笑わせるなんて……恐るべしフヒヒ人形です!!)

勝「ぼくのジャコ……」

金糸雀(ああ、これからどうなっちゃうのかしら……)

〜後編へ続く〜


102 :【幕間】:2011/08/19(金) 00:14:55.34 ID:u34yfGa5.net

【お使い】

鳴海「じゃあ、行って来る」

蒼星石「すぐに帰って来るよ」

真紅「ええ、行ってらっしゃい」

しろがね「ナルミと蒼星石は何処へ向かったのですか?」

真紅「2人には近所のお店へお使いを頼んだの。ただ、ある食材の名前を忘れて
しまってから、絵に書いて伝えたわ」

真紅「あれは何と言う名前だったかしら。緑色で葉っぱの3つある植物なのだけ
れど」

しろがね「それは『三つ葉』ですよ」

真紅「そう言えばそんな名前だったわね。けれど、しっかり者の蒼星石が着いて
いるから平気だわ。だわだわ」


〜近所の店〜

鳴海「茶葉に小麦粉に卵にお菓子、おまけにワイン。どれもフウんとこにあるか
ら良いじゃねぇかよ」

店員「お買い上げは以上でよろしいでしょうか?」

蒼星石「待って下さい、買い物リストにあと1つあるんです」

鳴海「これだな、確か真紅が絵を書いてくれたヤツだ」ぴらっ

( )


鳴海「これは、ち……」

蒼星石「……ちんこだ」

全員「……っ!!」

鳴海「お、おい蒼星石」

蒼星石「ちんこを下さい!ちんこを僕に売って下さい!!」

店員「あ、あのお客様」

蒼星石「何だい、何だい!!この店は!!!観光客だからってちんこも出してく
れないのか!!!!」

蒼星石「行こうマスター。ちんこは別の店で買おう」ぷんすか

「ちんこ〜!どなたか、ちんこを売っている場所を知りませんか〜!!


鳴海(恨むぜ、真紅……)


103 :創る名無しに見る名無し:2011/08/26(金) 14:15:06.03 ID:UIquROW1.net
蒼星石お願いだから止まってくれw

104 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:27:55.18 ID:FdVIllrd.net

【くんくん探偵最終回】

真紅「……」

『下がるんだ猫警部!この人はもう……死んでいる!!』

金糸雀・雛苺「「ギャーっ!!」」

鳴海「こんな子供騙しの人形劇が面白いのかねぇ」

真紅「黙って頂戴、くんくんを侮辱するのは誰であろうと許さないわ!」

翠星石「この世界でもくんくん探偵はやってるんですね」

水銀燈「こ、こんなの誰が見るのよ」チラチラ

勝(でも、確かこの番組は人気がなかったような……)

『くんくん探偵は今回で最終回。今まで応援してくれてありがとう!』

真紅「な……っ!!」

雛苺・金糸雀「「え゛〜〜!!」」

しろがね「3人とも気を落とさずに」

蒼星石「僕も楽しみにしてたのになぁ」

『この番組はサイガグループの提供でお送りしました』

勝「……」



『はい、もしもし。アポも取らずに誰だ?私は忙しいのだが』

勝「ねえ、善治おじさん。頼みがあるんだけど……」

『…………っ!!』

〜一週間後〜

『くんくん探偵復活!!今週から1時間番組になったよ!』

真紅「キマシタワ〜!」

雛苺・金糸雀「「タワ〜〜!!」」

ギイ(勝も黒くなったものだ)



105 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:35:38.76 ID:FdVIllrd.net

【ツロガネ】

しろがね「……」テキパキ、テキパキ

蒼星石「闘いに大道芸、料理や洗濯。しろがねさんは何でも出来るなぁ」

翠星石「む〜〜う。しろがねに弱点とかは無いですか。これじゃ不公平です、反則です、チ
ートです! 」

勝「うーん………………あ!!ひとつだけあった」

勝「しろがねは字がヘタなんだ」


雛苺「ね〜しんく〜。見て見て〜」

金糸雀「しろがねにカナ達の名前が日本語でどう書くか書いてもらったかしら。
『漢字』って覚えるのに時間が掛かりそうかしら」

しろがね「どうしてもとねだられて、ハイ……」

真紅「あらあら、これは」クスッ

【ヒサイチゴ】【カサリア】

雛苺「か・さ・り・あ」

金糸雀「ひ・さ・い・ち・ご」

雛苺・金糸雀「おっかしいの〜(かしら〜)!!」けらけら

しろがね「ついでに真紅の名前も書いてみました」

真紅「それは楽しみね」ぴら

真紅「……」プルプルプル…

雛苺「ねぇ〜真紅の名前も見せてほしいの」

真紅「いいえ、私のは…」

金糸雀「ギイさん曰わく、『ラクしてズルしていただき』かしら〜!(←言ってな
い)真紅スキ有り!!」シュバッ!!

真紅「あっ!!」

雛苺「ヒナも!!ヒナにも見せて〜」

『ツンク』

金糸雀・雛苺「……」

真紅「……」

しろがね「……」

金糸雀・雛苺「ごめんなさい……」


106 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:41:10.80 ID:FdVIllrd.net
【富士鷹サスペンス劇場】

水銀燈「お・にく、お・にっく」パクパク

雛苺(水銀燈お肉しか食べてないの!)

翠星石(うわあ、ほっぺがパンパンになるまで食べてるです)

鳴海「落ち着いて食べろよ水銀燈。別に料理は逃げやしな…………がっ!?ぐがあ
ああああっ!!」

勝「この苦しみようは……まさか食事に毒が!?」

金糸雀「ただのワインかしら」ぺろ

鳴海「げはがへぐほぐほ〜〜!!!」

ギイ「勝だって酔っ払ったが酒は飲めたぞ。グラス一杯ぐらい空に出来ないのか
、情けない」

鳴海「上等だ!グラスどころか瓶ごと…………っ〜〜〜〜!!」ぷぅ〜ん

鳴海「あんぎゃぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」ジタバタ

しろがね「……」

真紅「今からでも遅くないわ。新しい相手を見つけなさい」ポン

水銀燈「ぎゅ・うにく、ぎゅ・うにく」もぐもぐもぐもぐ



107 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:54:41.87 ID:FdVIllrd.net
流星と弾丸】

???「へえ、その羽あんな遠くの木に刺せるんだ。素晴らしい腕ね、マリオネットみたいに可愛いいお嬢ちゃん。ステージに立
てば小銭を稼げるよ」

水銀燈(何、この人間?)イラっ

???「突然で悪いんだけどさ、あたしと賭けをしないかい?」

水銀燈「はァ……?貴女、突然何言い出すの。イカレてるんじゃないのぉ?」

???「だから、お互いの持ちものを相手に当てる勝負をしないかって。どう?賞金
は出すよ」ぎらっ

水銀燈「ナイフ、そんなモノで私の羽の弾丸と張り合えるとでも?……上等よ、
その勝負乗ったわ!!」ぐあっ

???「ありがと……」ヴアっ

ギィィンっ!!

水銀燈(手数は私、正確性は向こうに分があるわね)

???(困ったもんさ、どういうワケだが、あの子が羽を投げるのを見たら、ちょっ
かいをかけたくてしょうがなくなった……どうしようもなくワクワクしてきたのさ!!)ビュっ!!

水銀燈「あははぁっ!見える、見えるわ!今の私なら拳銃だって避けられる!!
」ひゅん、ひゅん

水銀燈「今ならそのナイフをピストルにしても良くってよ!」

???「あいにく、これは私の商売道具なんでね。それに『コレ』は鉛玉なんかより
も、ずっと良い」

水銀燈「そう、どっちにしたって決着よ!!賞金をたんと頂かせて貰うわよ!!
」シュバババッ!

???「……」ビュッ!

スパッ!!……パラッ

???「お互い髪一本……引き分けか。自分から勝負しに来たのにザマないね。あは
はは、あんた大したもんだよ、気に入ったよ!!」

水銀燈(この私が人間なんかと引き分けになるなんて……っ!!)

水銀燈「……」

???「可愛いカオしてやるじゃない。それに良く見るとあたし好みのセクシーな顔
立ちじゃないか!!」

水銀燈「貴女、名前は?特別に覚えておいてあげる」

???「別に名乗る程じゃないよ。ただ、ひとつ口上を言わせてもらえるとしたら…
…」

「黒のヴィルマの流星は……弾丸よりも早いのさ」フッ


108 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:56:26.29 ID:FdVIllrd.net

【共鳴】

ジョージ「私は『しろがね−O』、新しい『しろがね』だ」ドヤッ

金糸雀「カナは『カナリア−K』、いつもとひと味違う『カナリア』よ」ドヤッ

ジョージ「私は年をとることがない。我々、『しろがね−O』を、時は完全に祝
福しているのだ!」ドヤヤッ

金糸雀「私はヤケドしたことがないの。私、『カナリア−K』のオデコは、まさ
ちゅ〜せっつからカンペキに守られているかしら」ドヤヤッ

ジョージ「『O』は中心!しろがねの中心の『O』!『O』は叫び!人形どもの
驚きの『O』!『O』はry」

金糸雀「『K』は可愛いらしさ!カナの可愛いらしさの『K』!『K』はかしら
!カナの口癖の『K』!『K』はry」

蒼星石「あ、いたんだ」

水銀燈「おばかさんの『O』に、空気の『K』ね」

ジョージ・金糸雀「「なんだとう!?」」



109 :【幕間】:2011/09/06(火) 16:57:03.81 ID:FdVIllrd.net

【どなりんおじじ】

ドンっ!

翠星石「あたっ。スマンです、ちょっとよそ見しをしてました」

???「おい、嬢ちゃん。ワシにぶつかってきたのはそっちだ。キチンと謝るのがス
ジってもんだろ」

翠星石「悪かったです。じゃ、そういうことで」

???「ちゃんと謝れと言っとるのが……」

生方法安「 わ か ら ん の か ー っ !!! 」

翠星石「……っ!」ビリビリビリ

翠星石「うるせぇです!悪いって言ってんだから許しやがれですおじじ!!」

生方法安「 年 上 に は 敬 語 を 使 い や が れ ! じ ゃ 
じ ゃ 馬 娘 ! ! 」

翠星石「 大 き な 声 出 す な で す ! こ の ど な り ん
 お じ じ ! ! 」

生方法安「  調  子  に  乗  る  な  よ  お  て  ん 
 ば  が  !  !  !  」

翠星石「  老  人  は  家  で  茶  ぁ  で  も  す  
す  っ  て  や  が  れ  で  す  !  !  !  」

生方法安・翠星石「「ぬぬぬぬぬ……」」

翠星石「もうっ!キリがねえですよ!!」タッ

生方法安「あっ!てめっ!ちっ、しゃあねえな。ワシがあれだけ怒鳴ったんだか
ら、少しは反省……」

翠星石「……」べろべろばぁ〜

生方法安「してねえな」

「くおらあああああ!!!!」

ヒロ「どなりんジジイを止めないんスか?」

ノリ「怖くて出来ねえ……」



110 :【幕間】:2011/09/06(火) 17:02:06.29 ID:FdVIllrd.net

【お約束】

ギャーギャー

ダール「だからよティンババティ!このボウズをオレのスレイプニルとコンビを
組めば百人力だろうが!!」

ティンババティ「君は本当に聞き分けのない男だなダール!彼の指定席はマンバ
の隣だ!!」

蒼星石「……」

ダール・ティンババティ「「ぐううううぅ!!!!」」メラメラメラ

蒼星石「……」←体育座りしてる

ティンババティ「こんな時、『男』のやり方は決まっている。強い方が正しい!
」ダンっ!

ダール「面白ぇ」ニヤ

ダール「だがクソ!ちょうど右手が筋肉痛でオレは戦えねぇ。スマネぇがオレの
代わりに奴と戦ってくれ!!」

蒼星石「……」ポカーン

ティンババティ「どうした少年、私と腕相撲の勝負をしようじゃないか」ゴゴゴ


蒼星石「……」

ティンババティ「この少年からは風が吹く。群青色のブッシュの風だ。だから手
加減はしないぞダール!!」

ダール「望むところだ!この野郎!」

蒼星石「……」

ダール「へ……っ!こんな時、なに強がってるんだって言いたそうな目だな」

ダール「オレらのケンカに巻き込んで悪かったな、ボウズ」

ダール「でもな、オレはお前を信じてみたくなったんだ。だって、こう思っちま
ったんだ」

ダール「オレのガキが、もし育ってたらよ、お前みてえな男に……なったんじゃ
ねぇかな……ってよ」

蒼星石「……」

蒼星石「……」

蒼星石「 ぼ く は 男 じ ゃ な い っ っ っ !! 」




111 :【幕間】:2011/09/06(火) 17:03:29.37 ID:FdVIllrd.net

【最強☆救世主伝説真紅様】

ローリングアームズ「……」ズルズル←からくりの門に引っ張られてる

中田「手ぶくろがぬげねえ!助けてくれぇ〜〜」

真紅「……」ヌガセヌガセ

中田「あ、ありがとよ」

真紅「……」


ギュンター候「萌え〜アプ・チャー萌え〜」メラメラ

真紅「……」プシャ〜←消火器

ギュンター候「やっぱエリたんが一番や〜」

真紅「……」

ビースト「……」くっちゃくっちゃ

お調子者レポーター「ビーストこえぇ〜。あれ、オレ死ぬくね?」

真紅「……」←お手させてる

ビースト「ニャー」←なついてる

真紅「……」

真紅「……」ニコッ

真紅「猫は薔薇乙女の敵!!猫科の生物も同罪よ!!消えなさい!!!」

「ローズテイル」ボカーン「ニ゛ャー」

真紅「ふう……」キラキラ

真紅「おとうさま、きょうもせかいはへいわです」




112 :創る名無しに見る名無し:2011/09/08(木) 16:36:03.37 ID:/4qM8wxF.net
原作の名場面たちの緊張感がどんどんgdgdにw
ほのぼのするけどさw


あと、こんなかわいい蒼星石が女の子な訳がない(キリッ

113 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:04:16.88 ID:TdUXWWN5.net

【阿紫花さんと雛苺】

カランコロ〜ン

阿紫花「へぇ〜い。こちら『ぶっ殺し組』。用がある方は入ってくんなせぇ」

雛苺「あなたのウワサを聞いて、いらいをしに来たのよ」

阿紫花「はあ……!? 」

阿紫花「ちょいと待ってくだせぇよお嬢ちゃん。ここはお嬢ちゃんみたいなカタ
ギの住人が来ちゃぁいけない所でさ」

雛苺「ここがどんな所かは知っているの。ヒナは本気よ」ギンッ

阿紫花「……」

阿紫花「ふ〜ん。わかりやした。その年でこんな所に来るなんざ、よっぽどな相
手なんでしょうな。いいでしょう、あっしが力になりやしょう」

雛苺「さすがプロね。おはなしが良くわかってるの」

阿紫花「で……」

阿紫花「お代はいかほどいただけるんで……?」

雛苺「とっておきのがあるのよ」スッ

阿紫花「な…こりゃあ…っ!!」

阿紫花「ただの大福じゃねぇっスか」

雛苺「これはただの大福なんかじゃないわ」

雛苺「うにゅ〜よ」ニヤ



114 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:07:42.80 ID:TdUXWWN5.net

阿紫花「いや、あたしは金の話を……」

雛苺「これはまえきんよ。いらいが成功したら残りのうにゅ〜を振り込むわ」

阿紫花「……」

阿紫花(くくく。このあたしが大福なんかで依頼を受ける日が来るとはねぇ。もし
かして十円より、ひょっとするとタダよりも安いのかもしれやせんぜ)

阿柴花「良いでしょう。じゃあ前金を貰っときやすか」パクッ

阿紫花「ん?中に苺が入ってんのか。おっ、なかなかいけらぁ」ムシャ

雛苺「不死屋のうにゅ〜の美味しさは世界共通なのよ」

阿紫花「で、どいつを狙えば良いんでさ?」

雛苺「ぴーまん」

阿紫花「はあ?」

雛苺「だから、ぴーまん」

阿紫花「お嬢ちゃん、こんなときに冗談はいけねぇよ」

雛苺「出来ないの…?」

阿紫花「いや、だからピーマンは殺しようがねえじゃねぇっスか」

雛苺「ヒナに嘘ついたの?うにゅ〜は食べたのに……」

阿紫花「う…っ」

雛苺「ヒナのうにゅ〜…」

阿紫花「うう……っ 」

「兄貴〜長引いてるみたいですけど、話がこじれてんですかい?」

雛苺「うにゅ〜……」うるうる…

阿紫花(こりゃ、やべえ。今までにないくらいやべえ。もしも今、このお嬢ちゃん
が泣き出しちまったら余計な誤解が……)

雛苺「昨日のぶんガマンして持ってきたのに……っ」じわじわ

阿紫花「…………っ!!」

阿紫花「いやほんとお嬢ちゃん、二百億で勘弁してください」



115 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:09:58.61 ID:TdUXWWN5.net

ラプラスの魔「【からくりメイデン】幕間、楽しんで頂けているでしょうか。演
目の途中ですが、ウサギ風情の警告をひとつ」

ラプラスの魔「今より演じられるダンスもまた、決して見てはならない舞踏……


ラプラスの魔「この舞踏では皆さまの存じている彼、彼女らの面影はひとかけら
も残っていないでしょう」

ラプラスの魔「それでも見たいという方がいらっしゃるのなら、始めましょう、
凶輝のを何かを……踊りましょう、下手くそな何かを……」

「いたぞ、ウサギがいたぞ!逃げ道を塞ぐぞ勝、ワナを張れギイ、今だっコランブチかませしろがねぇ〜!!」

ラプラスの魔「……」

ラプラスの魔「ではまた!!」シュタッ




116 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:11:12.19 ID:TdUXWWN5.net

〜4つのなにか〜(サムシング・オブ・フォー)

雪華結晶「……」

最古の四人「……」

雪華結晶「お姉さま達を待つのも退屈……」

雪華結晶「……」

雪華結晶「ねえ、アルレッキーノ……」

アルレッキーノ「はい、雪華結晶様。何か御命令でも」

雪華結晶「そのギター、とても素敵なデザインね……」

アルレッキーノ「恐れ入りますが雪華結晶様、この楽器はギターでなくリュ−ト
で御座いま…」

雪華結晶「これはギター……」

アルレッキーノ「……」

アルレッキーノ「リy……」

雪華結晶「ギター……!!」

アルレッキーノ「……」

アルレッキーノ「この楽器はギターで御座います……」

雪華結晶「貸して下さる?」

アルレッキーノ「仰せのままに……」スッ

雪華結晶「……」ベキッ!!

アルレッキーノ「    」

雪華結晶「次……」

パンタローネ「……」ブルブル ……

コロンビーヌ「……」ガチガチ……

ドットーレ「……」ガクガク……



117 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:18:46.40 ID:TdUXWWN5.net

アルレッキーノ「……」トボトボ……

パンタローネ(災難だったな)ぼそっ

アルレッキーノ「ああ……」

雪華結晶「次は、パンタローネ……」

パンタローネ「は、はい!!」ビクッ

雪華結晶「……」

雪華結晶「パンタローネの面白いとこ見た〜い……はい、はい、はい!!はい、は
い、はい!!」

全員「……」

雪華結晶「…………繰り返して」

全員「……」

雪華結晶「パンタローネの面白いとこ見た〜い……はい、はい、はい!!はい、は
い、はい!!」

アルレッキーノ・コロンビーヌ・ドットーレ「「「はい、はい、はい!!はい、は
い、はい!!」」」

パンタローネ(なんと!雪華結晶様は強制的にこの場を、私が皆を笑わせねばなら
ない状況に仕立て上げたのか……!!)

「はい、はい、はい!!はい、はい、はい!!」

パンタローネ(だが、これは絶好の機会だ。アルレッキーノには悪いが私の株を上
げさせてもらう。そう、私には秘策がある……!!)

パンタローネ(以前、映像で見た『あの行動』。なぜかはわからないが、『あの行
動』を見た人間は皆笑っていた)

「はい、はい、はい!!はい、はい、はい!!」

パンタローネ(見届け下さい雪華結晶様!!これが最古の四人、パンタローネの本気
で御座います……!!)

パンタローネ「……」



パンタローネ「 ガ チ ョ 〜 ン 」

雪華結晶「……」

パンタローネ「……」

パンタローネ「あの、今の以外にもまだ芸は……」

雪華結晶「……………………戻って」

パンタローネ「………………はい」


118 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:21:04.95 ID:TdUXWWN5.net

雪華結晶「次はコロンビーヌ……」

パンタローネ「……」ズーン……

アルレッキーノ(私は悪くなかったと思うぞ)ぼそ

パンタローネ「だまれ!!」キッ

コロンビーヌ「私は……どうなさいましょうか雪華結晶様」

雪華結晶「貴女と私、キャラ。いわゆるキャラクターと云うものが重なっていな
い?」

コロンビーヌ「と、言いますと……」

雪華結晶「人形、少女、キレイ系、モテカワ愛され系、バトルと悪役担当、名前
の始めの1文字が『か行』他いろいろ……これは私に対する嫌がらせ……?」

コロンビーヌ「いいえ!!滅相も御座いません!!私は雪華結晶様に悪意を持った
ことなど一度も御座いません!!」

雪華結晶「そう、嬉しいわコロンビーヌ……」

コロンビーヌ「は、はい……!!」

雪華結晶「それなら、今日から貴女の新しいボディーは彼処にあるマリオネット
で良いわね……?」

コロンビーヌ「それは私の戦力が落ちてしまいますのでお見逃し下されば……」

雪華結晶「新しい貴女の名前はデスゴッデス……『ハッスルファンタジー』最高
、エルフ耳はエデンのりんご……」

コロンビーヌ「き、雪華結晶様……?」

雪華結晶「呼んだかしらデスゴッデス……」

コロンビーヌ「い、いえ……」

雪華結晶「では新しいボディーに取り替えてきなさい……」

コロンビーヌ「はい……」


キュラキュラキュラ……

アルレッキーノ(この音は、もしや……)

雪華結晶「似合っているわよ、ゴッデス……」

コロンビーヌ(グリモルディ)「お褒めに頂き……光栄です……」

パンタローネ(いかつい……)


119 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:26:04.24 ID:TdUXWWN5.net

雪華結晶「では、戻りなさい……」

コロンビーヌ(グリモルディ)「……」ウイーン

ドットーレ「……っ!!」

ドットーレ(この3体でさえ、この仕打ちだ……。己はどうなる?どうなってしま
うのだ!?)ガチガチガチガチ

雪華結晶「さて……」

ドットーレ「……っ!!」

  ビ  ク  ッ  !!

雪華結晶「お姉さま達がいらしたみたいだから、あなた達は自分の部屋で相手を
待っていて……」

最古の四人「「「「はい」」」」

ドットーレ「ふ……ふふふ…………」

ドットーレ(何と!雪華結晶様は己を見逃して下さった。己は雪華結晶様に好かれ
ていたのだ!!)

ドットーレ「くくく、はははは!!すまない、アルレッキーノ、パンタローネ、コ
ロ……いや、デスゴッデス。己はどうやらお前たちよりも一歩進んだ領域にいる
ようだ!!」

ドットーレ「では、闘いが終わったらまた会おう!!」

ザッ

パンタローネ「ドットーレ、許すまじ」

アルレッキーノ「おのれ角刈り」

コロンビーヌ(グリモルディ)「紺碧の手(笑)のくせに」キュラキュラ



120 :【幕間】:2011/09/24(土) 15:27:42.83 ID:TdUXWWN5.net

〜【4】の扉〜


ドットーレ「ルシールなんか、しわしわばばあ〜」

水銀燈「超ムカつく!アタシ、ドールで初めてスーパーサイヤ人になれるかも」

ドットーレ「ガッシ、ボカっ」

水銀燈「スイーツ!(泣)」

ドットーレ「ふっ、紺碧の手を持たぬ者には分かるまい……」

???「正義の不意打ちアタック」

水銀燈「援軍キタコレ!」

ドットーレ(くくく、たかが1人2人の加勢などたかが知れている)

鳴海「オレの仲間を笑った奴を」

蒼星石「僕の姉を泣かせたお前を」

ドットーレ(ふふふ、まとめて相手をしてくれる)

真紅「私をブサイク呼ばわりしたこの子を……」

しろがね「何故か私に八つ当たりをしたドールを」

ドットーレ(ん?)

雛苺「ヒナの姉妹を泣かせ……ああ、これじゃ蒼星石と同じなの」

勝「僕とっ!!……まだそんなに水銀燈とは話してなかったなぁ」

ドットーレ(おい、この人数は……)

金糸雀「カナry」

ギイ「まあ、諦めが肝心だなドットーレ」

「絶対に許すものか!!×8」

ドットーレ「……」

ドットーレ「雪華結晶様は己がお嫌いなのか……?」




121 :創る名無しに見る名無し:2011/10/11(火) 23:41:58.65 ID:bo1rnm9a.net
これはひどいwwww(褒め言葉)

122 :創る名無しに見る名無し:2012/07/04(水) 17:48:23.45 ID:pD0Lfnb1.net
鯖落ち回避保守

123 :創る名無しに見る名無し:2013/08/02(金) NY:AN:NY.AN ID:/7aGCG4+.net
あ。

124 :創る名無しに見る名無し:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:+37y4kHM.net
ここで練習しな
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1367214935/

125 :創る名無しに見る名無し:2018/05/21(月) 07:01:33.05 ID:tRZnwP6O.net
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

GK39X

126 :創る名無しに見る名無し:2018/07/03(火) 20:52:06.55 ID:f1dClnnX.net
Z5E

127 :創る名無しに見る名無し:2018/10/17(水) 16:37:45.32 ID:ZU7x6aHX.net
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

036

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