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むりむり言わないむりやり小説ゲーム 

1 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:19:36.43 ID:dpGafIB7.net
このスレでは
作家さんが要所要所キーワードとなる部分を空白にして小説を書き、
その空白をレス番指定された人が埋めていって小説を完成させるという
読者参加型小説ゲームを行っています。
(例)
   18 名前: 作家さん 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:00
      主人公「よし、朝ご飯に>>20を食べよう」

   19 名前: 参加者 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:08
      シュールストレミング

   20 名前: 参加者 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:10
      ダイヤ

   21 名前: 作家さん 投稿日: 2011/11/01(火) 00:02:40
      主人公「硬いよ…」

と言う感じで書き込んでいきましょい!

2 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:20:10.58 ID:dpGafIB7.net
まとめ
http://www.geocities.jp/neetgundam/matome/
http://www.geocities.jp/yardoramatome/
http://www.geocities.jp/qxybb760/top.html
http://muriyari.web.fc2.com/
http://muriyari4th.rash.jp/site/

避難所
http://jbbs.livedoor.jp/computer/32524/

○募集○
・まとめサイトの人が持っていない過去ログをupしてくれる人
・他にまとめサイトを作ってくれる人
・過去の作品をまとめてくれる人
・作家さん。要するに書き手。 ←NEW

【タイムスケジュール】
http://kmix.dabits.net/ts/
(その時に予約されているスケジュールが書かれています)
※予約・確認にはタイムスケジュールスクリプトをご利用ください。(予約は随時受付中)
※開始時間より2時間前には予約するようにしてください。
※押す可能性が多々あるので、かなり長めに時間指定しておいてください
※予約する際は、前後の予定を考慮し、1人あたり2時間は確保できるようにして下さい。
※様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、 譲りあったりなどのご協力もお願い致します。

3 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:22:23.69 ID:dpGafIB7.net
初カキコ……ども……。

ではとりあえず準備も整ったので、もう暫くお待ち下さい。

4 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:22:46.66 ID:C2wQo/lR.net
ts

5 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:23:24.51 ID:dpGafIB7.net
あ、sageたほうがいいの? そこだけ教えてちゃんwwww

6 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:28:19.48 ID:uTgI+7iT.net
テス
スレ立てるのここで良かったのかな?↓

7 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:32:53.36 ID:vrtU3toQ.net
この板人いないしガンガン行きたいならageてもいいんでない

8 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:33:22.75 ID:dpGafIB7.net
〜〜新キャラ及び今回出てきそうな主な登場人物紹介〜〜 (増えすぎたので一部紹介に切り替えます)

【天野 秀】
本編主人公であり絶対神なのですが、覚醒条件がシビアすぎて未だに凡人以下の蛆虫状態。尚、顔だけイケメンになりました。

【天野 アン】(アン・アンダルシア)
歴代最強勇者と名高い十二歳。気づけば凄い頑固な金髪ロリに……と思ったら只の情緒不安定。

【天野 マール】(マール・マルグリッド)
十三代目魔王なのに全然魔王らしくない十三歳。主人公にアピールしつつも、すっかり演劇部馬鹿に。

【天野 メル】(メル・メルエッド)
魔王の付き人な魔法剣士。彼女が居ないと天野家は描写出来ないほどのムードメーカー。氷魔法や重力をも操ります。

【天野 ノエル】(ノエル・エル)
出番が薄い為前回メタな活躍をした三女。読書好きは只のラノベ中毒でした。さり気なく主人公を狙っている模様。

【天野 アリス】(アリス・アリストテレス)
ラグナロク計画の一環で主人公家の養子に。負けず嫌いな為何でも張り合っちゃう駄目な子。神様が嫌いなのだそうで。

【練曲 ネル】(ネルティ・ネルシェイド)
チェリークロックで働くウェイトレス。そして大賢者でゴッドカンパニー重役。おまけに主人公に惚れてるフラグ付きで大出世。

【七福 ことみ】
アンの同級生。御三家の一人で、破邪の紋を持ち悪い人をばっさばっさと倒す設定に。

【三枝 瞳】
マールの親友。大人しい性格だった少女も、突然機械化する設定に。尚バストサイズはCカップだそうです。

【二野 理子】
御三家の護手である家の出身。自意識過剰でちょっぴり暴走気味。魔法少女に変身(物理)します。

【川下 浅海】
鶏鳴中学校の教師であり、アンの担任。美人ですがメイクが濃い為、男が寄り付かないようです。貴重な一般人。

【ルーシー・フェイル】
アフロ大佐及びムスカ大佐の中身。擬態も得意でお茶目な魔界の神様。尚、アリスには頭が上がらない模様。

【トルテ・トールソン】
演劇部所属の褐色少女。でも実はアリスの一味であり、ラグナロク計画に参加しつつも演劇したがる元気娘。

9 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:33:57.98 ID:dpGafIB7.net
―――― 勇者なムスメ 第十ニ話

以前、秘密基地として使われていた廃ビルには、がらくただけが残り、人はほぼ出払ったまま、
その場所は本来の主により使われることが無くなり、無駄に広くも感じられた。

使えそうな家具を調達し、この場所を寝室に変えた事も今となっては懐かしいと感じる。
しかし今、その主はこの場所には居らず、とある人間の傍で、娘として暮らしている。
だが、その暮らしに毒されたのか、彼女は本来の計画を忘れてしまったとしか思えない程、落魄れていた。

「……まぁ、それももしかすると、あの男の影響なのかもしれないが」

アフロの髪を撫でながらも、ワイングラスにグレープジュースを注ぎ、アリスと同様の真似をする。
ワイングラスが時折廃ビルに差し込む陽光に照らされ、繊細な色に変わる中、彼女からメールでの連絡があった。

「ドッキリ作戦の内容を考えよ? ……相変わらず主語の無い女だ」

私はジュースを飲み干し、メールに返信する。しかし次の返事が中々返ってこず、
ベッドで寝転がってみたり、アフロを整えてみたり、スキンヘッドに変化させてみたりと、遊ぶしか無い時間を過ごすのだった。

「暇だ! 暇すぎる! ええい、あの女は何時まで私を待たせるのだッ!!」

既に真夜中となっていた。睡魔と格闘する羽目となった私に、ようやく連絡が舞い込む事になる。
その内容はまた、ドッキリと言えばドッキリじゃないの、貴女馬鹿なの? というものであり、発狂しそうになる。

メールの相手は、以前は有栖川アリスと名乗っていた、ラグナロク計画の主でもある。
それでいて、魔界で言うところのお姫様であり、彼女は勇者や魔王のように、紋を継ぐ者でもあった。

そして、彼女の力は私よりも強く、おぞましい。なので彼女に頭が上がらないというのもあるのだが、
もう一点、神でもありながらアリスに従う羽目となった出来事がある――。

―― それは、>>11

10 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:35:19.94 ID:dpGafIB7.net
お尻を触られ一等賞だったので

11 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:36:25.30 ID:isburoEz.net
直感で神であることを当てられた

12 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:44:44.89 ID:dpGafIB7.net
―― それは、直感で神であることを当てられた為。彼女は私が魔界を巡回しつつも、今日も平和だとのんびりした時、姿を現す。

「……貴女が神ね、ルシフェルの紋を持つ女」

「何故、私が神だと知ったのか、教えてもらおう」

「だって名前がそのまんまだもん」

「馬鹿な! 完璧なる偽名であった筈なのに! ……で、魔界のお姫様は何故このような辺鄙な町に?」

「私も巡回なの。……どうして、この世界は魔界って言われてるのか、不思議に思ったから」

彼女は、私に出会う以前から、神々と、そして世界に疑問を持っていた。
一般人が知る事の無い事情、それは姫とて同様。しかし、彼女だけは少々他の一般人とは訳が違う。

彼女は、姉であるアン・アンダルシアと名乗る事になる少女を、赤子の頃に失っている。
その理由もまた、下らない物であった。女神アルテナの交渉に私が何も考えず乗ってしまっただけなのである。

「ねぇ〜、ちょっと今リィンガルドで勇者候補の人材が薄いのよぉ〜。という訳で、あの子、くれない?」

「双子の方の姉か。だが、恐らく姉の方が紋章を継ぐだろう。出来れば妹の方を差し出したいところなのだが」

「うーん、姉の方が良いかなぁ。彼女、まだ赤子なのに強い力を感じるし。後は記憶の改竄であの人の娘と言う事に」

「相変わらず、適当な女神だな。その内怨まれるぞ、この妹の娘からな」

「その時はその時よぉ〜。将来的にも必要なの! その代わり――」

そうして、交渉は成る事となる。我々魔界側は、アリストテレス家の姉となる双子の娘を差し出すことになる。
ではこちらは何を受け取る事が出来たのかというと……>>13

13 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:48:45.53 ID:C2wQo/lR.net
悪意一つどころか常識一つ知らない聖女

14 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:58:34.91 ID:dpGafIB7.net
そうして、交渉は成る事となる。我々魔界側は、アリストテレス家の姉となる双子の娘を差し出すことになる。
ではこちらは何を受け取る事が出来たのかというと……悪意一つどころか常識一つ知らない聖女。
彼女自身、力は皆無に等しかった。ただ、近寄り難い何かを持っているのも事実である。

そして月日は流れ、その人物に大した興味も無かった私は、町に送り出す事にし、
ゴッドカンパニーの部長ってつまらない仕事だと愚痴を零しつつも、その世界を統べる仕事に就いていた。

偶然の閃きとも言うべきか、或いは気が狂っただけなのか、ある日この世界を散歩してみようなんて行為に及んでしまう。
そうして出会ったのが、成長したアリスという少女。彼女は、姉を失った理由もまた、直感で気付いてしまっていた。

「私もまだ記憶が曖昧というか、赤子の頃だから覚えているわけが無いけれど……、貴女が一枚噛んでるって思ってる」

「その根拠は?」

「私は、直感しか頼るものを知らないのだわ」

「……ほう、それはそれは」

内心冷や冷やである。彼女の家、アリストテレスは魔界で一番実力を持つ家として成長を遂げている。
その証明となるのが彼女の持つ紋章である。まさかの闇を操るというトンデモ力のそれは、ブラックホールすら生み出す事が出来るらしい。
ちなみに、神と呼ばれる我々七人の存在は、実は例外を除き戦う力を奪われている。それは意図的な物であった。

なので、彼女に襲われれば一太刀も浴びせる暇も無く、凡人のように殺されてしまう。それがゴッドカンパニーの擁する神であった。

「事情、教えて欲しいの。その為に私は直感頼りに散歩していたんだもの」

「やれやれ、キミの直感はニュータイプのそれ以上なのかもしれないね」

「……教えてくれるの? 教えてくれないの?」

本来ならば機密事項であり、企業秘密とも言えるそれを彼女に話すのは、保身も考えれば危険であった。
しかし、私の適当な判断から及ぼした結果であり、降格くらいは免れないとも覚悟し、彼女に事情を話すことになる。

「要するに……、気まぐれな取引だった訳?」

「もう一つ懸念があったとすれば、リィンガルドの女神アルテナに目を付けられたくないというのもあった。あの女、がめついのでね」

彼女は、話は理解したと頷いた。そして……>>15

15 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 22:58:56.34 ID:HTNMb/vK.net
【札幌】キムチで29人がノロ感染
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1367318593/
.
なぜ、在日と韓国はタブーなのか考察
http://www.youtube.com/watch?v=CxIGOhFT4g8

16 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:02:19.73 ID:uTgI+7iT.net
取引してきた

17 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:09:34.13 ID:dpGafIB7.net
彼女は、話は理解したと頷いた。そして……彼女はとある通信機器を取り出し、私に見せる。
この世界でも普及し始めているタブレット型PCである。これは、母体となる世界から融通して貰ったものであり、
それを見せると技術屋は目を輝かせていたのを覚えている。そして、実際に私が見たものは……母体となる世界の事情であった。

「これが、どうかしたのか?」

「キムチを食べるとノロウイルスに感染。……陰謀なのだわ」

「いやいや、偶然かもしれない。というか、この世界の人々は割りと凶暴だ。鵜呑みにしちゃいけない」

「そうなのかしら。でも、この世界でも同じ事が起きているのを、貴女は知っていた?」

「あくまで世界の統治はアリストテレス家に任せていたからな……。私には分からん」

「貴女、それでもこの世界の神様なの? しっかりして欲しいものだわ。……あの聖女様、排除対象にするつもりなの」

「聖女……あの女神が寄越した女か」

私は、ゴッドカンパニーの部長クラスで、神として世界を統べる身としては失格であっただろう。
そもそも、何故神様なんてやっているのか、何故ゴッドカンパニーに入社したのか。何故こんなに無駄に長生きしてきたのか。
最早どうでも良くなっていた。ただ適当に、惰性で全てを行い、全てを終わらせて、ぶらぶらと放蕩する。

そんな生き方が身についてしまった私に、彼女の話は思った以上に心を引き裂いてくれた。
全くこの世界を理解しようともせず、人に押し付けて自分は放蕩するだなんて、とんでもないと。
それなら神様なんて不要だと。存在すら必要ないと私に言い放つ。その通りだと頷くしか無かった。

「だから、取引しましょう? ……この件は私が全身全霊を持って解決する。けど、解決した暁には……貴女をこき使っても良いと」

「私に、キミの物となれと?」

「そう捉えて貰ってもいいわ。私はたった今決めた事がある……。神様社会を終わらせる事よ」

彼女の取引に、私は罪の意識も有り従う事にした。所詮、私も元は人間、その時の彼女の威光に照らされ、本質を暴かれた私は、どうしようも無かった。

実際、聖女事件と勝手に命名したそれは、聖女が>>18という内容で人々を欺くのであった。

18 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:13:49.82 ID:uTgI+7iT.net
天地創造のまね事

19 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:22:37.08 ID:dpGafIB7.net
実際、聖女事件と勝手に命名したそれは、聖女が天地創造のまね事という内容で人々を欺くのであった。
つまりは、創造主を騙る行為であり、それにより人々は彼女に次第に心惹かれていってしまう。
いつしか大聖主とも呼ばれるようになった彼女は、いつしかこの世界の七割の人心を掌握してしまう。

「厄介なものだな、宗教というのは、どの世界でも」

「神様っていうのが存在している時点で厄介だと私は思うの」

「はは、そうかもしれない。して、どうするつもりだ?」

「簡単なのは力での粛清ね。私、細々とするのは苦手なの」

「実力行使か。アリスらしいと言うべきか。しかし、キミの家は石を投げられ、没落するだろう」

「それも承知の上。もうこの世界に未練も何も無いの。……在るのは、世界の変革だけ」

「随分と大層な夢物語を持ち出したものだ。しかし、神の頂点に立つものの存在は絶対だ。
 その彼を……キミはどうするつもりかな?」

「それは見て、考えて、判断する。今決めるよりも、実物を、そして母体の世界を見て、決断するわ」

「では、聖女の件はキミに任せよう。そして、それが功を奏した時、私はその世界へのゲートを開こうじゃないか」

アリストテレス家には、その息が掛かった分家が幾つも存在する。その一つがトールソン家と呼ばれる存在。
そこの次代を継いだ少女は、自由気ままという言葉がぴったりと当て嵌まるような少女だった。

アリスは、その家の少女に目星を付け、その少女に先ず力を貸して欲しいと交渉する。
しかし、見た目よりも意外と頭が回るその少女は、彼女に条件を突きつけた。

「力を貸して欲しい……。そうして欲しいのなら、>>20してくれないと」

20 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:26:04.87 ID:C2wQo/lR.net
自由に

21 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:35:12.25 ID:dpGafIB7.net
「力を貸して欲しい……。そうして欲しいのなら、自由にしてくれないと」

「私の家の支配から逃れ、一つの家として、一つの国を持つと言う事?」

「ううん、そんなのどうでもいいかな。もっと、色んな場所を見てみたいって、昔から思ってたんだぁ」

にっこり笑顔で話す割には、どこまで事情を知っているのかと、同伴する私がそう思わされるのである。
神である存在が、その世界に住まう人間一人に度々怯え、震えてしまう。そんな自分が時折情けなくも思う。
まぁ、所詮は自分は窓際族みたいな扱いでこの魔界、エンドブルドに飛ばされたのだ。所詮、小者がお似合いだった。

しかし、アリスはそこでトルテ・トールソンと名乗る少女に全てを話してしまい、私が目を見開いて驚いてしまう。
バラすなと、あっさりと話すなと彼女に突っ込みたくも、話は淡々と進んでいき、トルテもその話を鵜呑みにしてしまう。

「ふぅ〜ん、外の世界ってヤツかぁ。楽しそう! それでいい、それでいこう!
 して、私の力……雷神の紋を、どう貸してほしいのか、教えて欲しいかな」

「聖女、ヴァール・ヴァーラを実力行使で倒す。その戦争に力を貸して」

「……本気で? アリストテレスの支配が終わるよ、そんな事をすれば」

「構わないのだわ。今となっては、そんなちっぽけな鳥篭、こちらからさよならするだけだもの」

「分かった、乗るよ、お姫様。うぅ〜、そうと決まればちょっと楽しくなってきた!」

―― そうして、魔界での戦争が始まり、勝敗はアリストテレス家の勝利に終わり、
聖女ヴァール・ヴァーラは人心を惑わせた罪を負い、斬首刑となるのである。その戦争は、魔界に住まう人々にとって随分と圧力を感じたのだろう。
勝利を得たアリストテレス家は、その支配から脱却しようと、自由を訴える人々によって、予想通り没落するのである。

だが、その頃既にアリスとトルテの意思は固まっていた。そして、先に私がトルテを母体の世界、アスワルドに送り出したことを知り、
私に詰め寄り、挙句に不公平だとのたまうのである。

「何でトルテだけ!? 私こそ先に送りなさいよ!!」

「いや……彼女に迫られて、つい……」

「迫られたって……。はぁ、もういい。それで、今トルテはどうしているの?」

「あの娘は今……>>22

22 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:38:45.54 ID:uTgI+7iT.net
最強の名を欲しいままにしている

23 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:46:14.69 ID:dpGafIB7.net
「あの娘は今……最強の名を欲しいままにしている」

「はぁ!? それって、どう言う事……?」

「……では、少し覗きに行こう。少し目を閉じていてほしい」

彼女は頷き、私の掌に手を乗せる。転移ゲートの構築は既に完了しており、後は意識を元の世界に向けるだけ。
あの世界を覗く事は、何処からでも可能ではあった。しかし、実際に地に触れるのは何時振りだろう。

ああ、そうだ、彼氏と別れて自暴自棄で自棄酒を喰らい、挙句に訳の分かんない白髪の男をナンパしたんだっけ。
それで、その人に言われ、ただうんうんと頷いて……。それが現社長の白渡矜持だとは思わなかったものだ。
彼は、私を仕事人間だと称していたが、今となってはどうだろう、随分と落魄れたと言われるのだろうか。

「じゃあ、飛ぶから……しっかり掴まって――」

意識はアスワルド、もとい地球の在る世界に繋がっていき、そちらに動いていく。
この感覚はどうにも慣れない。隣で手を繋ぎ、目をぎゅっと閉じているお姫様はもっと慣れないだろう。

転移酔いとかしなければ良いのだが――と思っていると、到着早々それは吐いてくれるのであった。

「うぇぇぇ、げっぷ……気持ち悪いってモンじゃなかったのだわ!!」

「……いきなり吐くのやめてくれるかな? 掛かったじゃないか」

「うっさい、うっさい! もう、気持ちわるぅ〜い……」

「で、この世界が母体となる世界なのだが、感想は?」

「……魔界の方が発展していない?」

「そうかもしれない。しかし、アレでも世界の規模は狭くて、こちらの方が圧倒的に大きいんだ」

「へぇ……。それでそれで、トルテは? 彼女は何処?」

「……あそこで、最強となっている」

ふと、私がトルテを指差すと、アリスはきょとんとした顔となるのだった。
彼女は既に演劇に夢中となってしまい、一人で>>24という最強の演劇を行っていた。

24 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:47:29.27 ID:isburoEz.net
桃太郎

25 :創る名無しに見る名無し:2013/04/30(火) 23:54:39.13 ID:dpGafIB7.net
ふと、私がトルテを指差すと、アリスはきょとんとした顔となるのだった。
彼女は既に演劇に夢中となってしまい、一人で桃太郎という最強の演劇を行っていた。

「わた〜しは、ももからうまれ〜た、ももったろうッ! どぴぃぃぃんっ!!」

臨海市と呼ばれるその街で、そして海園商店街と呼ばれる場所の中で、彼女は一人路上で演劇を行っている。
路上ライブが演劇とは聞いた事が無いと、当初は頭を抱えたものだ。そんな彼女は、毎日楽しそうに最強の演劇を行っていた。

「そぉ〜れ、びりびりだぞぉ〜、びりびりっ! 鬼さんには負けないんだぞぉ〜!!」

そして、彼女を見たアリスは、次第に彼女に恐怖し始めた。……気味が悪かったのだそうだ。

「あれは、一体何? 何をしているの……?」

「演劇という、この世界のでの文化の一つだ。彼女はこちらで演劇に出会い、毎日のように……壊れている」

「……演劇って、世界を支配できるんじゃないかしら」

「流石にそれは無理だろう。某絶対神の力でも借りれば、話は別だろうが」

「……その神を打ち倒すべく、私は来た。貴女と言う神の名を冠する僕を得て、そして私は今、ラグナロク宣言を――って言いたいんだけど……」

それが、アリス、そしてトルテがこの世界にやって来て、順応するまでの顛末だ。
そう、まだその頃はアリスという少女は野望に満ち溢れ、輝きを見せていた。しかし今、彼女は只の雌豚だ。
絶対神に媚を売る雌豚と化したアレは、一応まだラグナロク計画を行おうと、女神アルテナを抹殺しようと企んではいる様子。

しかし、今では何故かドッキリ大作戦を私に任せ、またまた雌豚化してしまっている。……顔だけのイケメンの何が良いのだ。
世の中年収だ。年収こそすべて。私の年収は百万ぽっきりで、生活出来ると思っているのか! なんて嘆いてしまう。

「はぁ、ゴッドカンパニー、退社したいものだ……」

私は再びアリスにメールを送信した。何故私がこのような作戦を練らなければならないのか。
一応、彼女の僕となり、彼女に力を貸すことを決めた私であったが、お遊びに手を貸すほど暇は無い。

なので、今回のドッキリ大作戦には仕掛けを用意した。それは、>>26

26 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:00:11.63 ID:vtr+2WsC.net
ドッキリのことは伝えるが、実際は最後まで何もしない作戦

27 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:07:50.59 ID:8ZpUUkle.net
なので、今回のドッキリ大作戦には仕掛けを用意した。それは、ドッキリのことは伝えるが、実際は最後まで何もしない作戦。
要するに手を加えないのである。彼女に振り回された身でもある、これくらいの仕打ちくらいはしてやりたい。

「とはいえ、今回割りと真面目に計画を遂行するつもりでいるらしいが……、その為に何故ドッキリなのか、理解し難い」

しかし、彼女の様子は気になると、私は夏も近いというのにも関わらず、黒のコートによって身を隠し、更に擬態する。
今日のアフロもまた完璧だ。アフロ大佐となった私は、再び臨海市へ向かうのである。

―― 演劇部、その部員達は普段以上に盛り上がりを見せることになる。
部室内で、文化祭を待ちながら演劇してるだけじゃ、一切伸びない。やはり演劇は人に見せないと。
そんな新人部員で部長候補に名乗りを挙げた部員、二野理子の提案は受け容れられ、商店街に立つ事になる。

「わぁ〜、久しぶりだなぁ、この空気っ!」

「トルテ、ノリノリね……」

「だって、一人で桃太郎音頭を踊ってた時とは違うんだ、今は……部員がこんなに居るんだもん!!」

「あれ、音頭だったの……。踊ってたの……」

「アリスはなんだかやる気なさげだけど、どうして?」

「演劇とか、私興味ないから……」

「ふぅん、こんなに楽しいのに。それ、それ、それぇっ!」

トルテはご機嫌なのか、私に演劇は楽しいものだと見せたいだけなのか、何故か踊り出す。
それは演劇じゃないと言ってあげたいのだが、彼女が夢中となる姿を見ているせいか、思うように口に出せないまま。
当然このままだと演劇項目はただのダンスとなってしまう。それに手段を講じたのが二野理子だった。

「じゃあ、路上演劇ライブやるよ〜! ……先ずは一斑、マールにトルテペア!!」

何故ペアを組ませたのか。そう、結局は躍らせるのである。だが、それに演劇を混ぜたいと提案した彼女は、
先ずマールとトルテに、>>28という演劇ダンスをやらせるのだった。

28 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:10:35.79 ID:uFfjNymq.net
アリスの伝記

29 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:17:59.22 ID:8ZpUUkle.net
何故ペアを組ませたのか。そう、結局は躍らせるのである。だが、それに演劇を混ぜたいと提案した彼女は、
先ずマールとトルテに、アリスの伝記という演劇ダンスをやらせるのだった。何故私なのかと異議を唱えたいのである。

「はぁ、何で私が踊らないといけないのよ……」

「まぁまぁ、マール、まぁーるく行こうっ!?」

「誰うまよそれ! というか上手くないし!? 寧ろ名前イジられて激おこだし!?」

「げきおこ?」

「……さ、踊りましょ、アリスちゃんの伝記ってヤツをね〜」

マールはちらっと私のほうを見た。嫌がらせのつもりで視線を投げたのかは定かではないが、したり顔をしていたのは事実。
私こそ激おこになってムカ着火しそうだと思う中、彼女達はこれまたサンバテイストなBGMの中、ダンスを披露する。

ちなみに、この演劇の目的はあくまで、人に見られて感想を貰う事、なのだそうだ。
それにより、人はまた成長すると二野理子は言っている。しかし肝心の彼女は、ダンスに参加する事は無いのであった。

「むか〜し、むかしっ、あ〜るところに!」

「お姫様が……居ました……恥ずかしいぃぃ……!!」

しかし、彼女達が語るそれは、案外私の存在を射てしまっていた。私が魔界の姫であった事を、
そして、その姫の代で国が没落する様を、思いつきだけで何故か描かれてしまっている。

「その〜、お姫様〜はっ、と!!」

「いつも……お菓子ばかり、食べて……ぅぅぅ」

マールは商店街を行き来する人々に見られ、顔を真っ赤にさせてはぎこちない踊りであった。
しかし、人に見られては笑われるのは慣れっこなのか、トルテは順調に、そして元気良く……腰だけを振っていた。

「まるまる太ったおっひめっさま〜!」

「ある日、神様にぃ……怒られ……もう見ないでぇぇぇ!!!」

そこで交代、次はアンと七福ことみの出番となるのである。ちなみに彼女達二人の様子は……>>30

30 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:21:14.38 ID:p+RnOTTC.net
冷めた目でこちらを見つめている

31 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:28:22.79 ID:8ZpUUkle.net
そこで交代、次はアンと七福ことみの出番となるのである。ちなみに彼女達二人の様子は……冷めた目でこちらを見つめている。
アンはともかく、普段穏やかなことみにすら冷めた目線なのは傷ついてしまうと、つい彼女達に声を掛けてしまう。

「……何よ」

「……太ってたのかなぁって……」

「太ってなんかないわ! 見ての通りちんちくりんボディよ!! もう放っておいて!!」

「あはは、ちんちくりんだって、アンちゃん」

「……ちんちくりんデブ、クス」

「こいつら、漆黒の世界に葬ってやろうかしら」

それにしても、全てを一任させてしまったが、いつになればアフロ大佐のドッキリ大作戦は行われるのだろう。
全く動く気配は無く、決行日を間違えているのではないかと不安にもなってしまう。
そんな中、アンとことみのダンス演劇が始まった。ことみは盆踊りで、そしてアンは……ゲームをしているだけだった。

「お姫〜さまは、おこり〜ましたぁ〜」

「……このゲーム、クソゲー」

「それで怒ったお姫様〜はぁ〜」

「……会社を放火してやる」

何だか物騒な話になって来たと、それでもあの聖女、ヴァール・ヴァーラとの戦いに火を用いたのも事実であった為、
やっぱり無駄に的を射た話だと、二野理子を見てしまう。彼女は商店街で笑い者になる彼女達を見て、何故か満足そうであった。

そうして、最後に踊るのはこの私。たった一人、つまりソロでトリを飾るのである。
最後の最後にこの私とは、二野理子も分かっている。私に相応しい場面だと、いざステージに上がれば……>>32というダンスを踊れという彼女の指示であった。

32 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:37:30.25 ID:uFfjNymq.net
リンボーダンスとコサックダンスを合わせた全く新しいダンス

33 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:45:15.05 ID:8ZpUUkle.net
そうして、最後に踊るのはこの私。たった一人、つまりソロでトリを飾るのである。
最後の最後にこの私とは、二野理子も分かっている。私に相応しい場面だと、いざステージに上がれば……、
リンボーダンスとコサックダンスを合わせた全く新しいダンスというダンスを踊れという彼女の指示であった。

「分かるかッ!!」

「え、分からないの? うっそー、それでも中学生?」

「ぐぬぬ、二野理子、いつか漆黒の闇に誘ってくれるのだわ……!!」

「はいはい、良く分かんないコト言ってないで、早く踊ってきてね〜、BGM始まってるじゃない」

『ンデンデンデwwwwwwニャーンデwwwwwワラッテワラッテホッシイノーwwwww』

「アニメのBGMの背後から笑い声が聞こえる……」

もう滅茶苦茶だった。どうにでもなれといった気分で壇上に立ち、言われた通りに踊ってみせる。
しかし所詮はダンスの練習もした事がない素人である。そんな私は、何が嬉しくてロボットダンスのような動きをしているのだろう。

「台詞、なんだっけ……ああ、もう、私の過去を語れば良い! えーっと、要するに正義の味方は勝ちましたッ! ジエンド!!」

「カーット、カットよ、カット!! 脚本と違うじゃない! 脚本はこう!!」

「い、いきなり何なの二野理子! って、ええっと……、相手の悪者を、でぶでぶろーりんぐあたっくで倒す? はぁ!?」

「はい、転がりながらリンボーダンスとコサックダンス、お願いね」

「出来る訳ないじゃない! というか、出来るかッ!!」

壇上では私と二野理子との論争が始まっている。その間も、ドッキリ大作戦は全く行われないのである。
もう、そんなのどうでも良いとすら思えていた私は、このアリスの伝記は嘘だと、デタラメだと言い張った。
すると彼女はどんな話なら事実だと言うのかと返してくるものだから、つい壇上で私は……。

「かつて、生まれて姉を失い、母をも失い、そして父もいずれ他界する。そうして一人ぼっちとなった王の家系の娘が居ました。
 そして、彼女はそれでも尚国を統治すべく、小さな腕で力を振るい、国を正しく導こうとしたのです――」

そんなかつでの自分の話を、少々美化しつつも語ってしまっていた。そして、その物語がいよいよ佳境に入ろうとした時……>>34

34 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:50:11.10 ID:uFfjNymq.net
どこからか美化させすぎだぞー!と野次が

35 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 00:59:06.92 ID:8ZpUUkle.net
そんなかつでの自分の話を、少々美化しつつも語ってしまっていた。そして、その物語がいよいよ佳境に入ろうとした時……、
どこからか美化させすぎだぞー!と野次が。その声には聞き覚えがあり、というか聞いた直後確信した。

野次馬の中に、ヤツが居る。魔界を統べる神であり、ゴッドカンパニーだか何だか知らないけれど、部長な彼女が居る。

彼女がどういった存在なのか、僕となってくれた今、大して興味は持ち得ていなかった。
ただ、彼女という力を自分の物のように行使出来る事は大きいと踏んだ私は、だからこそ今、神々を打倒し、神の支配から世界を救おうと決めた。

そんな私の仲間でもあり、僕でもある女が、私に野次を向けた。それは許さないと壇上を飛び降り、その女が声を発した場所を頼りに突き進む――。

―― まさかの昔話の美化に、つい声を発してしまい、今ではアリスに追われては路地裏に逃げ込む羽目となった。
どうやらこの先は行き止まり。転移を使うにも少々時間が掛かるため、アリスに追い詰められる方が先だろう。
ではどうするか。そうだ、擬態しよう。擬態してゴミ箱にでもなれば、案外この窮地から免れるかもしれない。

「……はぁ、はぁ、何処へ行ったの……!!」

アリスは予想通り、私と言う姿が見えなくなり焦っている。逃げ道は一つしか無い為、こちらには来ていないと判断するだろう。
すべてはこの魔界の神であり、ゴッドカンパニー窓際部長の私の策の賜物! それは、彼女の直感には勝らなかった。

「……みぃ〜つけた。まさかのゴミ箱とは、思い知ったわ」

「こ、これは……。そ、そう、実はドッキリ大作戦の一部であって――」

「というか、貴女……、何をするつもりだったの?」

「ぎくぅ! そ、それは、えーと……実は何もするつもりもなかったというか……その」

「……お仕置きが必要みたいだわ」

「お、お仕置き……ごくり」

ゴミ箱のまま、生唾が飲み込めるなんて凄い不思議。と、擬態しつつも思う中、
アリスはゴミ箱の蓋を取り、真っ暗な中を覗きこみ、どうしてやろうかと笑みを漏らしつつ思案する。
なんだか、中を覗かれている気分で恥ずかしいとなった直後――私は、あの存在が路上を通り過ぎるのを見かけてしまうのだ。

女神アルテナ。しかしその姿はなんだかまるで……>>36のようだった。

36 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:02:18.07 ID:uFfjNymq.net
成金

37 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:10:54.80 ID:Pme57CCm.net
大アリクイ

38 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:12:06.25 ID:8ZpUUkle.net
女神アルテナ。しかしその姿はなんだかまるで……成金のようだった。
金の亡者とも言うべきか。ブランド物に身を包んでいた。以前は只の大酒を呑むだけの美人なだけのつまらない女だったと記憶している。
それが、プラダのバッグを引っさげ、夏も近いというのに毛皮を首に巻き、悠々と通り過ぎる様を見かけてしまった。

「アリス、お仕置きは後だ! 対象を見つけた!! アリス、聞けッ!!」

「言い訳はもういいの。とにかく、そのゴミ箱に生モノをとんどん押し込んであげるわ。フフフ」

「聞いてくれ! 生ものと遊んでいる場合じゃない! 女神を、アルテナを見つけたんだ!!」

「嘘ばっかり……って、その様子だと本当なの? とはいえ、ゴミ箱に擬態されてたら分からないのだけど」

「とにかく、商店街を東に歩いていったのを見かけた。追ってみよう」

ゴミ箱から本来の姿に戻る中、アリスは先にその女神目指して駆け出していくのである。
やれやれと、元の姿に戻った直後運動させられる羽目となる。そんな私も、歳を感じつつも必死で彼女の背を追いかけた。
しかし、神となって数百年、身体は未だに二十歳後半を保っているが……こうも走れなくなるものかと、息を切らし思ってしまう。

そんな私がアリスに離され、ようやく追いついたその場所は、どうやら公園のようだ。
第一特異点が発生している場所。そこで、彼女は夕陽に照らされ、呆然とするように立っている。

「アリス、どうした、何があった」

「…………」

彼女は何も言わず、壊れた自動人形のようにこちらにゆっくり顔を向け、振り返った。
その眼差しはどこか怯えているようにも思える。そして、何よりも信じられないといった表情でもあった。

「……それは……お前が、やったのか?」

「来た時には……もう……」

人が、肉の塊と化している。まるで溶かされたように、皮膚が焼かれ、そして身体のそれぞれの部位の肉が一つの塊のように化していた。
人肉の焦げた臭いというのは、こうも苦くも感じるのかと、鼻を抑えてしまう。

そこには、同時にプラダのバッグと思われるものと、毛皮と思われるそれも肉の塊に付着しているのだった――。

―――― つづきます

39 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:13:23.53 ID:uFfjNymq.net
これは急展開…
乙!

40 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:15:15.41 ID:8ZpUUkle.net
という訳で以上で終わります。ちなみに今日の夕飯はお肉でした。はぁ……。
しっかし突然シリアスに持っていってどうしたいんでしょうね。そう、ぼちぼち終わらせようとしています。
とはいえ2クール予定だったりするので、まーだまだですね。はい、何も考えていないだけでした。

そんな訳で、お付き合いありがとうございましたー。

41 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:15:25.93 ID:Pme57CCm.net
おつかれさん。

今たまたま来て見たら終わってた。ついてない。わたしは未だ規制中です。こりゃ書く方にまわるしかないか・・・。
っても小説なんて書いたことすらない。検討しておく。

42 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:19:00.52 ID:8ZpUUkle.net
>>41
規制されてるのに書き込めるのなら……ココでもいいのかな?
うん、ただ板を勘違いしてただけでごめんなさい。

43 :創る名無しに見る名無し:2013/05/01(水) 01:21:20.30 ID:Pme57CCm.net
花畑とかいう規制で+と雑談実況がすべて規制です。

44 :和孝 ◆Mk7zjh6zL. :2013/05/03(金) 18:55:08.07 ID:khqxkcg3.net
VIPも+も規制されてるから、ここに立つのは歓迎だぜ!!

45 : ◆MOON69mNOA :2013/05/14(火) 22:01:45.75 ID:7U8h3szL.net
えーと、SS速報が死んでいる為、今日はこちらでやりますー。
そういえば規制されてた人って、もう大丈夫だったりするのかなぁ。

それさえなければ、2chに戻ってもいいかなって思ってるけども……。


まぁそんな訳で、もう暫くお待ち下さい。

46 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:07:43.81 ID:JFVJ2b2l.net
テステス

47 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:11:40.84 ID:7U8h3szL.net
―――― 勇者なムスメ 第二十話

夏も盆の時期に入り、この日、夏祭りが行われる事になっている。既に屋台は海浜公園を舞台に、
あちこちに点在しており、そこに群がる人々もまた、活気を見せている。
どういう訳か、この日の為に姉の天野杏が娘達へと浴衣を用意してくれており、それをわざわざ届けに来てくれた。

「久しぶりに会うというのにも関わらず、随分情けない面してるね」

「ま、まぁ……色々事情があってね」

「どうせ、仕事もせず、ぶらぶらとほっつき歩いていたんじゃないの?」

「……まぁ、それもあるけれど。いや、それどころじゃ無かったか」

「んー……まぁ少しくらいなら時間はある。話し相手にはなってあげてもいいけど」

姉は何となく、我が家の空気を嗅ぎ取っていたのだろう。冗談っぽく色々と口にはするけれど、それは全て本心から言った冗談では無かった。
そんな彼女に、俺はこれまで起こった事情を話す事になる。一応、姉も元関係者なのだから。

「―― そ、それで……、あんたが、神様って言うの?」

「まぁ、そうなるっていうか……」

「……冗談はよし子ちゃんよ?」

「証拠だって見せられる。……神の透視術により、姉さんの今日の下着は黒のレースだという事が判明―― ぎゃふぅ!!」

「だ、誰が私の下着を覗いていいと言った!!」

姉のボディブローは俺の腹に見事に突き刺さり、俺を悶絶させるのには十分すぎる威力であった。
不意打ちは卑怯だと腹を押さえ転がる俺に、彼女は信じられないといった様子となり、そして……。

「あんた、言っておくけど……その力を利用して、>>48な事していないでしょうね?」

48 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:14:12.29 ID:JFVJ2b2l.net
変態に逆戻りするよう

49 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:22:32.93 ID:7U8h3szL.net
「あんた、言っておくけど……その力を利用して、変態に逆戻りするような事していないでしょうね?」

「残念だが、もう戻れないんだ……。先ずそんな暇が無くなった。そして次に変態になる事が出来ない……動けないんだ……!」

「どういう事よ」

「例えば、偶然娘の風呂を覗いたとする。でも、それに触れたい触りたいなんて感情が湧いてこない……。
 エロ本やエロDVD、エロゲーも然り。なんかもう、毎日が賢者モードみたいで……」

「良い事ね。その調子で励みなさい」

「いやいや、もう二週間も自家発電していないんだぞ!? まぁ、それよりも……」

「……メルの事ね。流石に、私も時代遅れの存在だから、手を貸すなんて事は出来ないけれど……」

天野メルこと、メル・メルエッドは、もう数日も帰宅しておらず、いよいよ自力では調査が難しくもなっていた。
神様なのだ、見つけようと思えば直ぐに見つけられるとも思っていた。しかし、臨海市を何度神の視点で覗いてみても、彼女の存在は感知出来ない。

それよりも、余計なモノが逆に多数見つけてしまう事になる。その件は、既にゴッドカンパニーや御三家の方で動いて貰っているのだが、
金色の虫が及ぼした影響なのか、或いはそれに乗じて動き出したのか、彼等は異形の姿と成っては、あらゆる箇所で悪意を持ち、動き出していた。

「ほんと、参るわよ。取引先の社長も気が狂って、ウチとは取引できるかばっきゃろーとか言い出すし……、経済も滅茶苦茶よ。
 でもそれと、メルとの関係性は果たしてあるものなの?」

「分からない……。でも、タイミングが良すぎると思って」

「……まぁ、今日はお土産があるから、気晴らしにでも出掛けなさい」

「お土産?」

そうして姉から頂いたのが、娘達の浴衣であった。彼女からのプレゼントという事で、皆がその浴衣の前に集まっているのである。
しかしそこでちょっとした問題が起きた。姉さんが用意した浴衣はどれも……>>50

50 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:23:23.01 ID:q5hsQvZw.net
綺麗な夏の花模様だった

51 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:31:27.07 ID:7U8h3szL.net
そうして姉から頂いたのが、娘達の浴衣であった。彼女からのプレゼントという事で、皆がその浴衣の前に集まっているのである。
しかしそこでちょっとした問題が起きた。姉さんが用意した浴衣はどれも……綺麗な夏の花模様だった。そこはいい。
色合いも微妙に違っていて、それもいい。しかし……ワンパターンなのである。

「姉さん、結構適当に選んできていない?」

「これでも頭を悩ませたのよ? 良いから、少し羽を伸ばしてきなさい。……もしかして、遊ばせるお金、無い?」

「いや、実は数億程持ってるから問題は無いんだけど」

「……は?」

「神様祝いって事で、部下の白渡からね。といっても、手は付けていないんだけど」

「なんかもう、呆れてきたわ……いろんな意味で」

久々に姉さんの顔をみたせいだろうか、俺もまた、最近では無駄に張り詰めていた気持ちも、思った以上に緩んでいた。
自分が頑張らないと、柱とならないと、と勇んできた中、数々と失敗を起こしてきた。そんな中、俺をそれまで支えてきてくれた存在は、やはり大きい。
思えば、姉さんの苦労なんて全く感じ取ろうともしなかった。今、姉さんがどんな気持ちなのだろうか、それは分からない。けれど……。

娘達が浴衣をどれにしようかと話し合っている中、姉さんは立ち上がり仕事に戻ろうとする。
せめて玄関まで送ろうと彼女の後を追い、そして驚く。アパートの傍に停まっている車の外で、彼女を待っている男性が居たのだ。

「……あの人、彼氏」

「えっ!? マジで!? 姉さんに、ついに彼氏……だと!?」

「成り行きでね、あの人を助ける事があって。あの人はその時のこと、良く覚えていないけど……それも補正力ってヤツ?
 お陰で、私の正体もバレないで、こうして一緒に居られるんだけど……」

姉さんは恥ずかしいのやら、その人の事を余り多くは語ろうとはしなかった。しかし、そんな姉さんに、つい言ってしまっていた。

「姉さん、おめでとう。そして……>>52

52 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:33:26.34 ID:JFVJ2b2l.net
早まるなよ

53 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:42:50.47 ID:7U8h3szL.net
「姉さん、おめでとう。そして……早まるなよ」

「何よ、あれだけ美少女を抱えて、未だに姉離れが出来ないの?」

「そ、そういう訳じゃ……」

ふと、車の外に立つ青年を見る。グレーのスーツに身を包んだその人は、清潔感もあり、好青年といった印象だ。
背も高く、眼差しは優しげであり、姉にとって十分過ぎる相手ではなかろうか。しかし、何故か俺はそう言い放っていた。

何故、姉に早まるな、なんて言葉を向けたのだろう。既に、彼女はその青年と合流し、車に乗り込んでいた。
エンジンが掛かり、ゆっくりとその車が進んでいく中、姉は笑顔でその青年と話をしている様子だった。
幸せそうだ。そんな姉に水を差すような事を言ってしまったのが悔いられる。しかし……。

「何だろうな、あの仮面の顔は……」

俺には、その青年の表情が仮面を被っているとしか見れなかった。それは直感なのか、神の力によるものか、或いは思い過ごしか……。
メルを失い、そして姉に何故か不安を感じる中、俺は娘達を連れて海浜公園に出向くのであった。

海浜公園、第三特異点が発生している場所。上空に見事に綺麗な穴がぽっかり開いているというのにも関わらず、そこに集った人々は楽しそう。
子連れも多く、ほとんどが手を繋いで歩く中、屋台を初めて見たとも言えるアリスが突然はしゃぎだす。

「お姉ちゃん! 屋台よ、屋台! 早く何か買いに行こう!?」

「え、わ、私……は……」

アンが手を引かれ、こちらに一瞬視線を向けた。俺は手を振り、「行って来い」と優しく告げてやる。
すると彼女は一瞬躊躇ったが、アリスに従い、白の浴衣を揺らし、駆けて行くのであった。

「二人とも、前と比べれば……随分仲良くなりましたね」

「そうだな……。雨降って地固まる、とまでは言えないが……」

「ええ、後は……」

ノエルも、俺も、マールの姿を見てしまう。空色の浴衣に身を包んだ彼女は、やはり表情は思ったより暗い。
自分でも気付いているのだろう。普段はいつも通りに過ごそうとする彼女だが、油断すれば彼女はいつも暗い顔で、>>54と呟いているのだ。

54 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:47:58.30 ID:JFVJ2b2l.net
レベルが上がらない…

55 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:56:33.73 ID:7U8h3szL.net
ノエルも、俺も、マールの姿を見てしまう。空色の浴衣に身を包んだ彼女は、やはり表情は思ったより暗い。
自分でも気付いているのだろう。普段はいつも通りに過ごそうとする彼女だが、油断すれば彼女はいつも暗い顔で、「レベルが上がらない…」と呟いているのだ。

自分がもっと強ければ、と考えているのか、最近は更に己に磨きを掛けようと彼女は動いていた。
あれほど、演劇部に夢中となり、熱心ともなっていたそれは、今では見る影も無い様子。メルを失った影響がやはり強いのだろう。

「ほら、マールも屋台に行って来い。イカ焼きがあるでゲソ」

「……そ、そうね! それじゃメル――」

彼女はそこではっとする。そして再び視線を落とすのだ。もう見ていられなかったのだろう、ノエルが彼女の手を掴んでいた。

「さぁ、行きましょう。秀さんも、ご一緒に」

「俺はちょっと、ストーカー撒いてから行くわ」

「ストーカーですか? ……あぁ、いますね。中々のおでこ魔人が居られます。ではマール、私達で先に楽しみましょう」

「え、あ……うん、秀様、私達先に行ってるから!」

そうして、マールもノエルもまた、屋台に集う人混みの中に溶け込んでいくのであった。
皆が楽しそうに色々と食事を取る中、花火についてのお知らせがアナウンスで流れる。
そんな中、海のほうへ寄っては手すりに手を伸ばし、海を眺めつつ背後に居るであろう存在に声を掛けた。

「……アイスクリームなら、完売だ」

「そんな事はないのだ! きっとどこかにアイスクリーム屋台がある筈……って、気付かれていた!?」

「一応これでも神様だ。凡人よりは気配察知能力も高まったらしいぜ?」

「むぅ……、そんなつもりでは……」

一応、とも言うべきなのか。俺の後を尾けていた練曲ネルもまた、浴衣を着ているのである……が、
>>56という浴衣を着た彼女を褒める勇気は俺には無かったのである。

56 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 22:59:45.85 ID:q5hsQvZw.net
限界まで上げられたミニスカート状

57 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:06:49.81 ID:7U8h3szL.net
一応、とも言うべきなのか。俺の後を尾けていた練曲ネルもまた、浴衣を着ているのである……が、
限界まで上げられたミニスカート状という浴衣を着た彼女を褒める勇気は俺には無かったのである。

何故だろう、何故人はミニスカから絶対領域を求めるのだろう。それが歪んだ方向へ突き進むからこそ、こういった者が現れる。
どうして浴衣をミニスカート風にしてしまうのか。まさに愚かなり、と思いつつも彼女の太股ばかりに視線を移してしまっていた。

「な、何で太股ばかり見るのだ……ッ!」

「見せてるんだろう、それ」

「そ、そんなつもりじゃ……! こ、これがお洒落だとアルテナ様から聞いたから……」

「久々にババアの名前を聞いたな……。あいつ、元気にしてるのか?」

「私の家でポテトチップス食べ過ぎて太っている。彼女が来てからニコ生も思うように出来なくて……はぁ」

そうしておでこを落とす彼女もまた、苦労しているんだなと思いつつも、やはり太股ばかりを見てしまう。
小学生体型の彼女の太股、まだ未熟なれどふくよかに育っており、美しい。ただただ、美しいとばかり見てしまう。

やはり以前のように興奮はしないのだ。以前ならば、あの太股の間に顔を割り入れ、臭いを嗅がせろと喚いていたものだが……。

「な、なぁ……そ、そんなに、気になるのか?」

「太股か? うむ、気になるというよりは……美しい!」

「はぁ!? う、うう、美しいッ!?」

「ネル、お前の太股は誇っていいぞ。この俺が美しいと言えるほどの幼い美脚なのだからな! ハハハハハハァァ―― ぐふぉぁっ!!」

「ふん! 天野なんか、そうして一生寝転がっていろ!!」

姉の杏同様にボディブローを受けた俺は、やはり悶絶しては転がるのである。
しかし、彼女もまたこんな暢気な事をしに俺の前にわざわざ現れた訳ではない事を知っている。それは……>>58

58 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:09:24.71 ID:JFVJ2b2l.net
情報交換

59 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:17:08.26 ID:7U8h3szL.net
姉の杏同様にボディブローを受けた俺は、やはり悶絶しては転がるのである。
しかし、彼女もまたこんな暢気な事をしに俺の前にわざわざ現れた訳ではない事を知っている。それは……情報交換。
というよりは現状整理に近いのだろう。正直、情報を集めるのならば、現状では俺のほうが向いている。

「ふむ、白か……素朴だな―― ぐぉぼぉっ!!」

「だ、誰が覗いていいって言った! 変態!!」

「しかし美脚から覗く白もまた美しい。……で、本題はやはり情報か?」

「ま、まぁそうだが……。なんだかやる気を無くしたのでな。私は帰る」

「待て、練曲ネル。略してネルネル」

「無駄に略すな! ……改まって、何なのだ?」

「第八世界という存在についての資料は集まっているのか?」

「生憎、思った以上に難航している。というのも、資料自体殆ど存在しなかったのではないかってところだ。
 そちらこそ、神様なのだから、その力を用いて辿れないのか?」

「何だろうな、あちらに意識を飛ばそうとすると遮断されるような感覚に陥って、弾き飛ばされるんだ」

「ふぅむ……、やはり、裏返りというのは、何か秘密がありそうだな……」

ネルはそうしてベンチの上で膝を組み思案する。彼女が大胆に脚を組むものだから、見えている事に本人は気づいていないのだろう。
では、美を楽しむようにその生脚、そして生下着を眺めて時間を潰そうかと思っていると、俺の携帯に連絡が入るのだった。

『あ、私です! ことみです! ちょっと、報告しないといけない事がありまして……!!』

「どうした? 随分慌てているようだが……」

『悪魔七十二柱の一人を取り逃しまして、海浜公園に逃げ込んだんですぅ! 姿形は、>>60ってカンジで、直ぐ分かると思います!」

60 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:27:40.35 ID:JFVJ2b2l.net
バカ殿

61 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:37:54.70 ID:7U8h3szL.net
『悪魔七十二柱の一人を取り逃しまして、海浜公園に逃げ込んだんですぅ! 姿形は、バカ殿ってカンジで、直ぐ分かると思います!』

「バカ殿って……あの園長のバカ殿か?」

『はい、動物園の園長をしているあのバカ殿です』

「……居るのか? 今時そんな――」

視界を、全てを見通す勢いで広げていく。海浜公園一帯を見通すなぞ、MP2程度で済んでしまう。
そして絶句する。なんか居る。バカ殿の格好をした……麻呂みたいなヤツが木々に隠れて周囲を伺っている。

「……見つけたよ、ことみちゃん。後はこっちで何とかしておくから、ことみちゃんもお祭りに遊びにおいで」

『え、あ、はい……って、今海浜公園なんですか!?』

「うん、そうだけど、どうかしたのか?」

『二野さんが先行して海浜公園に向かってます。合流してあげて下さい〜』

電話を終えて、ネルに事情を話しつつも辺りを伺ってみる。二野理子、生着替えで魔法少女になる娘は間も無くこの場に着くようだ。
先にそちらと合流して、あのバカ殿を叩いた方が良いかもしれないと、ネルを連れて海浜公園の入り口へ向かう。

「はぁ、何故私まで付き合わされるハメに……。戦闘は余り出来ないのだぞ?」

「それでもメドローアもどきまでなら出来るじゃないか。それで十分だと思うけど?」

「勇者や魔王と比べれば、そんなもの……。ただ、全属性の魔法が操れるのは強みだけどなっ、わはははー!」

「全ての中位の技しか使えないキャラって、最後のほう捨てられるんだよな……」

「……うぅ」

ネルを弄りつつも二野理子を待っていると、彼女は思ったよりも早く俺達の前に現れ、そして話を聞いていたかのようにこう言うのだ。

「そうよね! やっぱり>>62ってピンクな魔法が操れる私こそ最強の魔法少女よっ!」

62 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:42:57.49 ID:JFVJ2b2l.net
桃落とし

63 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:52:05.49 ID:7U8h3szL.net
「そうよね! やっぱり桃落としってピンクな魔法が操れる私こそ最強の魔法少女よっ!」

「ぬわっ、い、何時の間に!」

「ふふん、ちょっと前に実は着いていたのよね。お、で、こ、ちゃん!」

「言っておくが二野、そいつは……お前より年上の二十歳だ!!」

「……え? どう見ても小学生にしか……も、もしかして、頭脳は大人な名探偵!!」

「コホン、良く分からないがこの私こそ、知る人ぞ知る名探偵もとい大賢者、練曲ネルであり――」

「そんな自己紹介はどうでも良い。早速バカ殿とやらを追うぞ、二野、ネル」

「な、わ、私の自己紹介がどうでも良いだと!?」

「あれ、もう場所掴んでるんだ。さっすがダーリン!」

「……ダーリンだと、何を言っているのだこのピンクは……」

確かにダーリンは死語だ。俺も呼ばれるまではそう思っていた。しかし何故この言葉、呼ばれてみると心地良いのだろう。
神でもある俺が逆らえない単語の一つ、それがダーリンである。その呼び方を許した彼女は、随分陽気に浮かれていたものであった。

そんな彼女達を連れて、海浜公園の中央に円を描くように植えられた林の中へ。
人々の祭りを楽しむざわめきが遠く聞こえる。そのような場所で、ずっと同じ木の傍で隠れるように周囲を伺っているバカ殿を発見する。

「さぁ、これまでよ悪魔七十二柱の一人! 覚悟ッ!!」

「ひぃっ、またあのピンクか! デタラメでハチャメチャな魔法で余を足蹴にしおってぇぇぇ……!!」

「ふんっ、貴方が弱いからいけないのよ。さぁ……大人しく、我が最強魔法の一つ、桃落としを喰らえぇぇぇッ!!」

説明しよう、彼女の放つ桃落としとは、>>64

64 :創る名無しに見る名無し:2013/05/14(火) 23:58:24.56 ID:JFVJ2b2l.net
異空間に放り込んで大量の桃で押しつぶす

65 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:09:22.87 ID:wznHxtyW.net
説明しよう、彼女の放つ桃落としとは、異空間に放り込んで大量の桃で押しつぶすという割とえげつないようでやっぱり桃尽くしな魔法。
桃色ブラックホールを放った後の連携魔法なのだそうだが、俺にはよく分からないと首を傾げるのである。

「ふごっ! や、やめるのだ! 余をそのような桃色で染めるな! ぬおあぁをあわぁぁうぉわぁあ!!」

「……これで、ジ・エンドね……。いぇい、決まっちゃった!」

「オマケにポーズ付きである。……って、おい、二野」

「何よ、桃色ブラックホールに飲まれ、桃落としを喰らったら最期、もう戻って――」

確かに一瞬でその麻呂風のバカ殿は消えた。間違いなく消えたのだが、再びそれは戻ってきてしまうではないか。
頭に乗っかった桃を掴んで掌で潰しては、額から垂れてくる桃汁を舌で舐めとり。気味悪い笑みを浮かべるのである。

「ふぅおほほほほ……! 余は、余はまだ終わらぬ。そう、あの方の力を持ってして、我は戻ってきたのであぁぁぁぁるッ!!」

二野も、ネルも同時にその相手に身構える。先程とは打って変わり、随分と自信を得た様子のその存在。
その背後に、彼を助けたとされるあの方という存在が居るのだろう。それが、間近に居るのかと探知しようと気配を辿る。

「さぁ、次は余の力を受けるが良い……。貴様のピンクを、我が欲望で染めてくれようッ!」

「ふん、電波で洗脳もどきな事しか出来ないくせに、調子に乗ってッ!」

「さて、どうかな……?」

動けなくなっていた。その気配を辿り、探り当てた時、俺はその場で硬直してしまっていた。
その存在に手を掛けられた訳ではない。その存在自信に鎖で縛られたような感覚だった。

「な、何よ、これ! そこのちびでこ、助けなさいよ!!」

「誰がちびでこだ! し、しかし……木を電波で惑わし、根っこで動きを封じられるとは……!!」

理屈は分からない。しかし、二野もネルもまた、苦境に立たされている。しかし、俺は上空に浮かぶその存在から、目を離せない。
まるで別人だった。髪は伸び、服装も制服だったそれから変わり、白のローブのような物を纏っている。

間違いない。メル・メルエッドそのものが、死んだ魚のような眼差しで俺達を見つめているのだ。そして、その存在は俺に気付いた途端、>>66

66 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:11:50.53 ID:p965qonl.net
一瞬の迷いもなく誘拐

67 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:25:04.99 ID:wznHxtyW.net
間違いない。メル・メルエッドそのものが、死んだ魚のような眼差しで俺達を見つめているのだ。そして、その存在は俺に気付いた途端、一瞬の迷いもなく誘拐。
そもそも、浮遊する能力なんて持っていなかった彼女が、空を舞い、瞬時にして俺を抱えた途端、海浜公園から飛び去ってしまうのだ。
二野やネルを置いてきた状態の俺は、必死で戻るよう手足を動かそうとするのだが、やはり思うように動かせない。

「メル、何故こんな事をする! おい、聞いているのか、メル!!」

「…………」

「なぁ、メル……お前、どうかしたのか? おかしいぞ、いつものお前じゃない。まるで……別人じゃないか……」

彼女は、俺が何を言おうとしても口を開こうとはせず、こちらを見向きもしなかった。
何故、こうも印象が変わってしまったのだろう。以前の陽気で前向きで、どこか悪戯っぽい彼女はすっかり消えうせていた。
まるで、人形のように、蛻の殻とも言うような存在となった彼女に、何が起こったのだと嘆く。

海浜公園から去り、そうして連れられた場所は臨海市庁であった。何故このような場所に俺を、と、屋上に立たされる中思う。
動こうと思えば動けるだろう。逃れようとすれば、逃れられるだろう。しかし、メルの真意を掴むまでは、彼女の傍から離れるわけにはいかない。

一度だけこちらに振り向いた彼女は、既に屋上から中へ繋がる扉の方へ足を向けていた。
俺も慌てて彼女の背を追う。その背はやはり小さく、しかし不思議と巨大な壁のように圧迫的にも感じられるのだった――。

―― 市庁の中に入った事は無く、思った以上に広大であったその場所につい驚いてしまう。
部屋が多いな、羨ましいな、なんて気持ちでその通路をメルと共に歩く中、一つの扉の前で彼女は足を止めた。

「市庁にある市長室。しちょうだけにってか……!?」

「…………」

「何も言ってくれないとか、マジでへこむわ……」

本当に、何を言おうとも彼女は言葉を返してくれないのだ。心を閉ざした彼女は、こうまで冷たくなれるのか、とすら疑わしくなってしまう。
そんな中、メルは扉を開き、奥に居たその存在に向けて歩み、そして隣に並ぶように立つのであった。

「……これはこれは、珍客とも言うべきかな」

「誰だ、貴様……」

「お初にお目に掛かる。私は加賀美目羅というモノ。まぁ、先ずは寛いで貰いたいものだ……主神よ」

彼が指を鳴らす。すると突然、周囲に>>68が現れるのである。

68 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:29:52.33 ID:p965qonl.net
金食い虫に消された人たちの幻影

69 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:40:46.96 ID:wznHxtyW.net
彼が指を鳴らす。すると突然、周囲に金食い虫に消された人たちの幻影が現れるのである。
その中には、お隣であった来島刑事の姿もあり、その表情はまるでメルのように、何もかもを奪われ人形となったように、無表情。
いや、眺めているとそれは、絶望した後の境地なのではないかとも悟ってしまう。

「テメェが、やはりあの虫を用意した首謀者か……!」

「用意した、まぁそこは正しいだろう。だが、招き入れたのは君の娘であろう。その娘の不始末により、我々も計画を変更せざるを得なくてね」

「何が狙いだ……!」

「言わなくても分かっている筈だ。裏返り、リバースさせた世界こそが我々の目的」

「……どうして、メルをこんな風にした!?」

「君は質問ばかりだ。自力で解こうとは思わないのかな……? まぁ、彼女が本能的に招きいれた客でもある。
 答えなければならないのだろう。彼女の為にも……」

その長髪の男は、凛として立ちながらも人形のように気が抜けた顔のメルの肌に触れていく。
指先でなぞる様に、腕から胸、首筋、そして頬や唇を、舐めるようになぞっていく。

止めろと口にした。手を出そうとした。しかし、思うように力が発揮できず、言葉も思うように出ず、乾いた唸りが発せられるだけ。
何をされたのかすら感じ取る暇が無かった。その男の領域に入った時点で、最早勝負は決しているのかもしれない。

「彼女は、自ら我々に手を貸す道を選んでくれたのだよ。そう、彼女が描く、己の未来、そして世界の未来を築く為に……」

「ぐ、ぅ……!」

「そして、彼女こそ預言書を紐解き、第八世界と呼ばれる世界の墓地に希望を照らした救世主――」

ふざけるな、一歩前へ出る。娘を返せと、一歩前へ出る。動ける、まだやれる。この身体がどれだけ悲鳴をあげようとも、俺はメルを救い出す。
手を伸ばす、まだ届かない。もっと先へ行かないと。たった数歩程度の距離を詰めれず、足掻き苦しむ中、その男はメルの頬を舌で舐め取り、見下すように告げた。

「この少女、救世主なり」

何かが弾けた。その瞬間、俺の頭の中も真っ白となり、空間もまた歪み、捩れていくのである――。


―― つづきます

70 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:42:47.42 ID:p965qonl.net
加賀美目羅やっと出てきたw
乙!

71 :創る名無しに見る名無し:2013/05/15(水) 00:45:23.80 ID:wznHxtyW.net
SS速報が死んでるって事で急遽こちらでってなりましたが、お付き合い頂いた方に負担を強いたような気もします。
次回はあちらが復活してたらいいのですが、はてさて。

ともあれ、お付き合いありがとうございましたー。

【05/15 (水) 00:44時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

05/17 (金)
  22:00〜/ ◆MOON69mNOA氏 - 勇者なムスメ 第二十一話 『祭りの後の静けさ』

ついでにべっちょり

72 :創る名無しに見る名無し:2014/02/09(日) 19:30:52.80 ID:cfkRG5WB.net
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73 :創る名無しに見る名無し:2015/12/08(火) 13:36:08.36 ID:Mi7OlSEuM
デザインするだけで、面倒なことはなし!すごくオススメ!
http://goo.gl/AjOEDe

74 :創る名無しに見る名無し:2017/01/14(土) 19:14:49.83 ID:Y7eW+DYy.net
そのよう

75 :未確認情報!:2017/02/21(火) 20:11:23.98 ID:Y5nNxpy2z
未確認情報 「アメリカ政府が、人食いエイリアンの基地を建設している!」

エイリアンやUFOに関する機密文書、公式文書を収集・公開している
ウェブサイト『ブラック・ヴォールト(黒の保管庫)』の
創設者ジョン・グリーンウォルド氏が発見した。
ニューメキシコ州アルバカーキにある南西部地域事務所の記録によれば、
2013年12月30日に「アリゾナ州フェニックス近郊のトント国立森林公園で、
エイリアンが基地建設している」と、目撃者から事務所に奇妙な通報があったという。
《デビッドが今朝、男性から電話を受けた。
ソルト・リバー・キャニオンからピナル・クリークあたりに
エイリアンの秘密基地が建設中だという電話だった。
通報者は建設用クレーン、小型ステルス機、
UFOを見た。そしてエイリアンと人間が一緒に作業しているところも。
さらにエイリアンが人間を食べていると。
切断された頭部や死体の写真を撮ったそうだ。

76 :創る名無しに見る名無し:2017/12/27(水) 10:46:45.47 ID:C1Z7QFDy.net
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

IU29MI68R8

77 :創る名無しに見る名無し:2018/05/21(月) 08:23:55.50 ID:tRZnwP6O.net
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

H8HMS

78 :創る名無しに見る名無し:2018/07/03(火) 19:30:55.08 ID:f1dClnnX.net
O31

79 :創る名無しに見る名無し:2018/10/17(水) 18:38:06.57 ID:ZU7x6aHX.net
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

RTM

80 :創る名無しに見る名無し:2022/05/21(土) 02:59:12.40 ID:5zcSvvyt.net
https://i.imgur.com/TNYUwKQ.jpg
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https://i.imgur.com/7yVX6jc.jpg

81 :創る名無しに見る名無し:2023/09/15(金) 01:07:50.28 ID:BRTclvCNW
統‐教会との繋がりか゛發覚した公明党高木陽介って生理的にイラッとくるよな,顔がム力つくのか喋り方か頭の惡さが滲み出る論理性のなさを
自信満々に喋り倒すあたりか何が少孑化対策は給付対象外の人には関係のない話ではなく年金やらにも影響する問題だヴォケ
いまた゛に公務員優遇年金は存続してるし消えた年金た゛のグリ─ンピアだの俺も俺もと食い荒らして誰も賠償してない問題はスル━かよ
「年金なんていらない。払わない」の中条きよしか゛参議院議員を続けてる意味を理解しろや、いつの間にやら税だのとほさ゛いて強制加入た゛の
NHKみたいな送りつけ詐欺やって俺も俺もと特殊詐欺を流行らせて歴史的ハ゛カの黒田東彦は金刷りまくって1兆円もの圧倒的資産格差形成
もはや労働者階級か゛孑を産む行為自体を遺棄罪に等しくして都心まて゛数珠つなぎて゛クソ航空機飛ばして温室効果ガスに騷音にコロナにと
まき散らして人殺して私権侵害して私腹を肥やす強盜殺人の首魁齋藤鉄夫ら世界最悪の殺人腐敗組織公明党國土破壊省によって
俺も俺もと強盜殺人を流行らせたりと本当公明党は他人の権利を強奪して私腹を肥やすためた゛けに政治やってる史上最悪の外道集団た゛よな
(羽田)ttps://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000062 , ttps://haneda-project.jimdofree.com/
(成田)ttps://n-souonhigaisosyoudan.amebaownd.com/
(テ□組織)ttps://i.imgur.com/hnli1ga.jpeg

82 :創る名無しに見る名無し:2023/09/28(木) 09:06:37.22 ID:anuDymonf
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何時の時代も虐められっ子に押し付けられるもんだな
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