男「何このオワタな状況」

1 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:14:46.99 ID:gD21SNTq.net

高さ140ｍ。

階数41階。

竣成半年前。

テロが仕掛けられた。

2 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:19:36.28 ID:gD21SNTq.net

無人の爆弾を積んだ小型飛行機が14階に突っ込む。
結果はビルの電源やら水道やらガスが止まる。
ついでに12階、13階、14階、15階、16階が蒸発。
10階と11階と17階は大破。
床や天井が融解し鉄骨が剥き出しになる。
ビルそのものが大破するのも時間の問題だ。

3 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:20:27.36 ID:gD21SNTq.net

そして取り残された、一人の男がここに。

4 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:23:39.84 ID:gD21SNTq.net

男「うあっ！？」

凄まじい轟音、衝撃、閃光が男を襲う

男「……ってぇ〜何だ…？」

男がそういったのも束の間、止まる。

水道も、ガスも、電気も！

男「………は？」

男、現在地37階

5 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:26:48.67 ID:gD21SNTq.net

この時点でこのスレは既に致命的な損害を受けていた。

一部の文字が暗号と化す。

そう、このビル「スレ」は既に

スレとしての役割を果たせるかどうかが

分からない。

それでも男は最下層……地上………1000を目指し歩く。

歩くのだ。

6 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:30:47.19 ID:gD21SNTq.net

ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾘﾝ♪

いつもと変わりない

相変わらずの着信音が流れる。

しかし、伝えられる内容がいつもと違う。

「ビルが爆破された」

男「はァ！？」

男は驚く。だが心当たりはある。

男「まさか……！あれかよ……！！」

男は様々な感情が自分の中で交差し、衝突し、絡まる。

男「…………！！！！！！」

男は謎の使命感に突き動かされ

下に「いく」

7 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 03:34:27.41 ID:gD21SNTq.net

現在地36階

現在地35階

現在地34階

現在地33階

降りる。降りる。降りる。

男「クソっ！」

降りる。降りる。降りる。

そして、戻れなくなる。

ｷﾞｨ……


ｷﾞｯ


ｶﾞｱｱｱｱｱｱｱﾝ!!!!!!


戻り道が、塞がれた。

8 ：創る名無しに見る名無し：2015/08/19(水) 04:20:32.47 ID:gD21SNTq.net

男「えっー「ﾄﾞｶﾞｱﾝ!」

男「うああ「ｷﾞｷﾞｷﾞｨ〜!!!!!!」

男「助け「ｶﾞﾗｧﾝｯｶﾗｱﾝｶﾗｱﾝ!!」

男「頼むか「ﾄﾞｫﾝ」

男の悲願も全て崩壊の足音にかき消される。

そして男は、瓦礫と一緒に下に送られる


ｶﾗﾝ…

男「う……ああ…」