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【オリジナル質雑TRPG】錬金乙女エリクシアンdeux

1 : ◆vTHUCgBFbw :2016/07/03(日) 10:14:14.64 ID:/MsMLVGM.net
ある日突然あなたの前に現れた、白い少女『ソレイユ』。

彼女はいつか、人類の発展に貢献するさだめのあなたを守護するため――
人類発展機関『ビュトス』より派遣された『錬金人類(エリクシアン)』だった。

いつの頃からか世界各地に出現し、人類の根絶を企む謎の生命体『デミウルゴス』から。
地球の覇権を掌握せんと画策する組織の送り出す『機械化人類(メカニゼイター)』から。
そして、自らの姉たる六人の『錬金人類(エリクシアン)』から――
Dominusと認めたあなたを守護するため、ソレイユは戦う。

それは地上で輝く、白い太陽の物語。

249 :創る名無しに見る名無し:2016/10/18(火) 20:36:19.50 ID:XcwFvf68.net
殺しきれなかったウッドマンかな?
それとも諦めきれてなかったウェストコット師かな?
なんにせよ止血と、心臓やられてるならその代わりを考えなくては

・アルマゲドンの陰に隠れて敵からの追撃を避ける
 (槍らしきものを敵がまだ握ってる状態なら、凍結させてへし折るなどしてからがいいだろう)
・可能であれば槍らしきものを引き抜き、傷口を絶凍刃『サテュルヌ・タンペート・ド・ネージュ』で凍結する
・心臓がやられているのであれば、超高圧力式水流鞭『メルキュール・トレント・デ・フエ』で血液を操って
 体中に血が巡るようにする

250 :ソレイユ ◆vTHUCgBFbw :2016/10/19(水) 22:11:38.53 ID:VMtDMCM8.net
……Dominus……。

>>249
ぐ……、ごふ……。
わたしの喉奥から魔導血液(エリクシル・ブラッド)が込み上げ、唇の端より溢れ出る。
……これ……は……?
わたしの背から胸元を貫通する、これは――
……ケーブル……?

【ゾオオオオオオンンンンブロオアアアアアアアアア!!!!】

ざばあ、と波を立てながら、咆哮と共に海中から現れたのは――直径3メートルはありそうな、巨大な天球儀。
天体を複雑に配置した、黄金色に明滅するそれが、下部から触手のような無数のケーブルを伸ばし蠢かせている……。
これは……エル・シャダイ……!!
そ、そんな……。確かに、倒したはず……なのに……。

【神は……不滅!神は不変……神は!不敗イイイイイ!!!汝ごときに……断じて!滅ぼされるものかアアアア!!!】

ぅ……ぐ……!
ケーブルは――触手は、わたしのカドゥケウスを狙った模様ですが……掠めただけで、破壊には至っていません……。
な、ならば……!Dominusk仰る通り、絶凍刃で……

【させるものか!!】

わたしがセキュリティ解除シーケンスを発動するより先に、エル・シャダイの触手がわたしの両腕に絡みつく。
と、次の瞬間、触手がわたしの両腕を力任せに引きちぎる――

ぎ……ぃ!うああああああああああああああああ―――――――ッ!!!!

【ハ、ハハハハハハ、ハハハ……!善い悲鳴だ、人形!心地よい叫びよ!】
【我は創造主、『錬金人類(エリクシアン)』の弱点など、遥か昔より理解しておるわ……!】
【腕を失ってしまえば、いかに強力な兵装を持つ『錬金人類(エリクシアン)』といえど無力!ラ・テールがその証拠よ!】
【神の計画を頓挫させた罪は重い……、今度は脚を引きちぎってくれようか?じわじわと嬲り殺しにしてくれよう、ソレイユ!】
【そして、汝の断末魔を全人類への死刑宣告としようぞ――!!】

エル・シャダイが、……かつてウッドマン師だったモノが、そう言って嗤う。
わたしの両腕のあった場所から、魔導血液が濁流のように流れてゆく。
命が、急速に失われてゆく――。

……ああ……。
あたかも刑に処せられた罪人の如く触手に全身を拘束されたまま、わたしは波間を漂うアルマゲドンに視線を向けました。
この邪悪な偽の神を、地球に残しておくわけにはいかない。これだけは、ここで。跡形もなく消滅させてしまわなければ。
Dominusの生きる世界に、この禍々しい天球儀を置き去りにすることだけは……。
でも。
わたしに取れる策は、あとひとつしか――。


……Dominus。

あなたと一緒に、これからも過ごしたかった。共に在りたかった。
わたしの知らないことも、まだまだたくさん教えてもらいたかった。
希望にあふれた未来を。愛に満ちた世界を。
ふたりで、ずっとずっと。歩いていきたかった――。

でも。




これで、おわかれです。

251 :ソレイユ ◆vTHUCgBFbw :2016/10/19(水) 22:14:48.12 ID:VMtDMCM8.net
>>248
わたしは最後の力を振り絞ると、ありったけの磁力を解放して空へと翔け上がりました。
目指す場所は、上。できるだけ高く、飛べるだけ遠く、わたしの力が続く限り空へ。空へ――。
海上のアルマゲドンがどんどん小さくなってゆき、やがて視界から消える。

【な……、何をする気だ……!?もう、汝に神を倒すことなどできん!無駄なあがきはやめろ!!】
【両腕なくして、『錬金人類(エリクシアン)』は兵装を使用することはできん!】
【我を高みから海原へ叩き落とそうというのか?無駄よ!その程度の衝撃ならば、守勢錬陣でどうにでもなる!】
【そして、どんなに高く飛んだとて我は滅びぬ!仮に宇宙空間へ行ったとて、生物でない我は死なぬのだから――!】

わたしの背後で、ケーブルによって牽引される形になったエル・シャダイが喚く。
――そんなことは承知の上!わたしが上を目指すのは、あなたを高所から叩き落とすためでも、宇宙へ行くためでもない!
わたしの最後の切り札、その威力から――Dominusを少しでも遠ざけるため!!

【なんだと……!?汝にはもう、我を滅ぼすことのできる兵装など……】

……エル・シャダイ……、あなたが知らないのも無理はありません。
それは、わたしが多くの戦いの中で偶然に得たもの。本来は持ち得なかったもの。
万が一のためにと、念のため忍ばせていたもの――。

――イロンデル!!!

わたしの声に反応し、アサルトスーツの背部から燕型支援ユニット――イロンデル・ノワールが射出される。

【イロンデル……?莫迦め、血迷ったか!ジャミング程度しかできん補助兵装ごときで――】

……本当に、そう思うのですか?
イロンデルの嘴を、よく見てください。もっとも……今のあなたに目があるのなら、ですが……。

【……なに……?】
【!!!!!……あ、あれは……ま、まさか!まさかまさかまさか、まさかァァァァァ!!!】

そう……、その通りです。イロンデルが銜えている、懐中電灯のような棒状のもの。一見何の変哲もない“柄”……。
あれこそ、封印指定兵装――

【神剣!!!アポクリファかああああああああああああああああああ!!!!!】

トゥーレ協会本部におけるオリジンとの戦いのあと、わたしはアポクリファを密かに隠し持っていました。
いつか、何かの役に立つかもしれないと。最終決戦のとき、使うこともあるかもしれないと……。

【や……、やめろ!!そんなことをしたらどうなるか、わかっているのか!?我はもとより、汝も死ぬのだぞ!?】
【間違いない!計算によれば、その熱量は数百億ジュール!!我を滅ぼせても、貴様とて生きては帰れぬぞ!】

ウッドマン師……。あなたの、その計算を信じます。
イロンデルが銜えているアポクリファのパワーユニットをオンにする。黒い刃が生成され、低い唸りをあげる。

【やめろォォォォ!わかった!計画は中止する!汝の身体も治す、Dominusとのことも邪魔はしない!】

わたしはエル・シャダイの声を一顧だにせず、イロンデルを見る。イロンデルが弧を描き、こちらへ飛んでくる。

【り、り、理解不能!計算不能!なぜ!なぜ!!なぜなぜなぜなぜ!!なぜそんなことをする!?不可解だ!不条理だ!!】
【わからない、わからないわからないわからないイイイイイイイ!!!!この神が、神の、叡智が―――――!!!!!】


わたしは最期に、ちらりと眼下の海原を見る。

…………Dominus…………


……だいすき。

252 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/19(水) 22:16:04.75 ID:VMtDMCM8.net
―――――カッ!!!!!

Dominusのはるか頭上で、強い閃光が発生する。
夜が、いっとき昼間へと立ち戻る。直視できないほどの光が、Dominusの視界を埋め尽くす。
美しい白色が、闇を退けてゆく。


それが。


地上に降りた白い太陽の、最期の輝きだった。

253 :創る名無しに見る名無し:2016/10/19(水) 23:25:32.01 ID:KBjBgXK8.net
ここにきてDominus、放心状態である

254 :創る名無しに見る名無し:2016/10/20(木) 19:21:04.26 ID:CnzWEg46.net
アポクリファを返した描写がなかったから、もしかしたら持っているのかもと思っていたよ…
何か使い道があって持っているのかもと…だから黙っていたんだ
でも…こんな使い方ってないじゃないかよ…

255 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/22(土) 09:33:35.73 ID:T6a59wzy.net
>>253
狭いコクピットの中に、キュイイ―――ン……という微かな音が響く。
暗転していたアルマゲドン内部の計器類が再起動し、システムを構築してゆく。
どうやら、爆発のショックでダウンしていた内部機構が一時的に息を吹き返したらしい。
プシ……と小さな音を立て、胸部ハッチが開く。Dominusの鼻腔を、潮の香りが擽る。

ずいぶん吹き飛ばされたらしい。アルマゲドンは決戦の地である東京湾沖約500キロの場所から、港湾部まで移動していた。
アポクリファの対消滅によって跡形もなく消し飛ばされていてもおかしくなかったが、人類最強兵器の名は伊達ではないらしい。

軍港は半壊状態で、周囲には人っ子一人いない。
恐らく、配備されていた自衛隊や米兵はみな近隣の民間人の救助に出払っているのだろう。
普段はこれ見よがしに整列している重機兵も、ヘリコプターも、一機も見当たらない。
Dominusの視界の先にあるのは、破壊された舗装道路。崩壊し、黒煙を上げている建物。
エネルギー切れを起こし、仰向けに倒れたアルマゲドン。そして――


20メートルほど前方の地面に横たわる、襤褸のような何か。


もつれ、汚れた白金の髪。両腕と、そして臍から下をまるごと失い、無惨に転がるそれ。
『それ』はまぎれもなく――

Dominusがそれを抱き起こしても、それはぐったりとしたまま反応しない。
それでも根気強く声をかけると、やがてぴくりと瞼が動く。

「…………ぅ……」

と、唇が微かな吐息を漏らす。
閉ざされていた瞼が、うっすらと開かれる。
それ――ソレイユはDominusに気付くと、

「……どみ……ぬす……」

と、吐息のように小さな声で呟き、ほんの僅かに微笑んだ。

「……わた、しは……夢を、見ている……の、でしょう……か……?」
「アポ……クリファの、対消滅を……至近で受けた……のに。生きて……いる、なんて……」
「ど、みぬす……。ご無事で、よかっ……た……」

たおやかな腕も。しなやかな脚も。上半身以外の何もかもを失いながらも、ソレイユは嬉しそうに笑う。

「……エル・シャダイは……消滅しました……。確かに、わたしは……それを、確認……しました……」
「デミウルゴス、は……偽神の軍勢は、跡形もなく滅びました……。Dominus、ご安心を……任務……完了です……」
「これで……わたしの、役目も……」

――ピキリ。
ピキッ、パキ、パキキッ―――

放心状態のDominusの腕の中、微笑むソレイユの胸で、澄んだ音が鳴る。
それが何であるのか、今さら語るまでもない。

「……ああ……」
「Dominus、どうやら……本当に、おわかれの……時間の、ようです……」

そう。
『錬金人類(エリクシアン)』の終焉。造られた命の終わり。


……最期の刻。

256 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/22(土) 09:36:25.78 ID:T6a59wzy.net
>>254
「ふふ……。わたしがアポクリファを隠し持っていたこと……Dominusは、すっかりお見通しだったのですね……」
「さすがは、わたしのDominus……お見事……です……」

滅びを前に、心から嬉しそうにソレイユが笑う。

「本来……アポクリファを発動させた時点で、わたしは……消滅しているはず……」
「そんな、わたしが……こうしてDominusと、最後に……お話しができるなんて……」
「あんな偽者の神じゃない……本物の神さまが、わたしに……ほんのちょっぴりだけ、猶予をくれたのかもしれません……ね……」
「Dominusに……おわかれを言う、時間……の……猶予、を……」

一気に話したことが大きな負担であったらしく、ソレイユは一度目を閉じると、一度大きく息を吐いた。

「……えへへ……。困りました……」
「時間が、ないのに……。たくさん、Dominusには……お伝えしたいことが、ある、のに……」
「……何も、言葉が……出て、こないんです……」

パキ。
パキッ、ピキキ、パリ――

「ごはんは、ちゃんと毎日三食……栄養のバランスを考えて、食べて……くださいね……?」
「学校にも……きちんと、行ってください……。あなたは、いつか偉業を成し遂げるお方……なのです、から……」

ピキッ。ビッ。ビキッ――

「お洗濯ものは、溜めこまないで……こまめに、洗って……ください……。お部屋の、お掃除も……」
「秋冬物の、衣服は……クローゼットの……奥に、整理を……して、あります……。ラベルを、貼っておきました……から……」

――パリン。

「ど、みぬ、す――」
「わたしの……どみぬすに……なって、くれて……ありがとう、ございました……」
「ずっと、ずっと、ソレイユは……幸せ、でした……。両手いっぱいでも、抱えきれないくらいの……愛情を、頂きました……」
「ほん、とうは……これからも、もっと……いっしょに。しあわせに……なりたかった……けれど……」
「……わたしは。ここで……おいとまを、させて……いただ、き、ます……」

カドゥケウスが砕け散る。ソレイユの身体が、徐々に光の粒子に変わっていく。
その声が、掠れたものになってゆく。

「どみ、ぬす……」
「さいごに……わ、たしの……きもち……。きいて、いただけ……ますか……?」

大きな瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれる。
光になって溶けてゆく中、ソレイユはにっこりと微笑むと、


「あなたが……すき、です……」


囁くように、睦言のように小さく。けれど、はっきりとDominusへ告白した。

257 :創る名無しに見る名無し:2016/10/23(日) 13:12:18.73 ID:qf1DKkPQ.net
おいとまなんて言うな
おわかれなんかしたくない
戻って来いソレイユ

258 :創る名無しに見る名無し:2016/10/23(日) 22:51:53.81 ID:t00/u1LF.net
デウス=ウッドマンの最後の攻撃にその身を晒しながら
神剣アポクリファの対消滅による莫大なエネルギーの奔流をその身に受けながら
大きく傷ついたソレイユと、この大海原の中で彷徨う俺がこうして、面と向かって
言葉を交わすことのできる確率は、実際のところ如何ほどなのだろう

> 「あんな偽者の神じゃない……本物の神さまが、わたしに……ほんのちょっぴりだけ、猶予をくれたのかもしれません……ね……」

俺たち人類はそんな偶然を奇跡と呼ぶが
俺には到底そうは思えなかった

> 「ごはんは、ちゃんと毎日三食……栄養のバランスを考えて、食べて……くださいね……?」

これは蓋然であり

> 「学校にも……きちんと、行ってください……。あなたは、いつか偉業を成し遂げるお方……なのです、から……」

これは必然であり

> 「お洗濯ものは、溜めこまないで……こまめに、洗って……ください……。お部屋の、お掃除も……」

あたかも世界を司る規則法則それ自体が

> 「秋冬物の、衣服は……クローゼットの……奥に、整理を……して、あります……。ラベルを、貼っておきました……から……」

こうなることを我々に要請しているような

> 「わたしの……どみぬすに……なって、くれて……ありがとう、ございました……」

傍から見れば、まるで馬鹿馬鹿しい妄言のように聞こえるかもしれないが

> 「ほん、とうは……これからも、もっと……いっしょに。しあわせに……なりたかった……けれど……」

そのとき俺は確信していた

> 「どみ、ぬす……」

まだ奇跡は起こっていないということを

> 「さいごに……わ、たしの……きもち……。きいて、いただけ……ますか……?」

これから、起こるのだということを。

259 :創る名無しに見る名無し:2016/10/23(日) 23:06:34.49 ID:t00/u1LF.net
>「あなたが……すき、です……」

……俺も、好きなんだ
お前が突然、俺の目の前に現れたときからずっと

最初はびっくりしたけど、
一緒に過ごすうちにもっと好きになっていった
そんなだからきっと、これからもっともっと好きになる
できれば、そうさせて欲しい

お前が人類を導く黄金の太陽と言うならなおさら、夜明けと言わず、俺たちの黄昏の日まで
もう暫く、出来の悪い人類とDominusの傍にいて
もう暫く、俺たちの面倒見てくれないか……


――だから万感の想いをこめて。
自分でも気づかぬうちに俺は、咆哮していたのだ!


「俺もお前が大好きじゃー、ソレイユッ!」


――悲しみと絶望を希望と祈りに変えて。
それはソレイユがいつもそうしてきたように。
俺は心底、なお儚く光る太陽に愛を叫んだのだ!


「だから未だ逝くな、帰ってこい、ソレイユ!」

260 :創る名無しに見る名無し:2016/10/24(月) 01:30:37.19 ID:+oafw7WY.net
俺もだよ……なぁ、だから消えないでくれ
――そうだ、ラ・テールやソレイユは女王型デミウルゴスだなんて言われてたよな?
もしかしたらデウスみたいに、海水からエネルギーを作って再生なんてできるかもしれないだろ?
それにほら! さっきのソレイユ・フォルム・アルカンシェル! あれ凄かったよな!
ソレイユの姉さんたちが力を貸してくれるなら、体の再生なんて幾らでもどうにかなるような気がするじゃないか?
……なぁ……そうだろ。そうだと言ってくれよ。大丈夫だって……なんとかなるってさ……頼むよ
どんな困難があってもなんとかやってきたじゃないかよ……それがこんな……
……これからなんだ。これからなんだよ……楽しいことがいっぱいあるんだ、ここから先に……
だから……死なないでくれ……生きて……そんな悲しい笑顔で、最期だなんて言わないでくれよ……

261 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/25(火) 16:01:08.72 ID:z2lo6NdX.net
「――ウッドマンが逝ったか」

ビュトス機関本部都市に設けられた花畑の中で、ウェストコットが呟く。

「奴は、我々の理想を――ビュトス機関の掲げた理念を誰より体現しようとした。奴はただ、義務を果たそうとしただけなのだ」
「だが……人類の指針たらんとした、それ自体があるいは誤りだったのかもしれん」
「人類は、自らの手で未来を切り開いていける……か……」
「我々は神の力と視点を手に入れ、それに驕り。知らぬ間に人類の本来有する力を忘れてしまっていたらしい」

ウェストコットは振り返り、やや後方で車椅子に座すメイザースに向き直った。

「ならば、だ。この世界の趨勢に直接介入せんとする神は不要。神の力を有する組織も不要……後は、彼らに委ねるとしよう」
「憎み合い、殺し合い、幾度となく同じ過ちを犯す。あの例えようもなく愚かな――」
「しかし、どれだけ間違いを重ねようと――いつか必ず立ち上がり。愛し、慈しみ、許していける。彼ら人類に」

そう言うと、スーツのポケットからスマートフォンのような端末を取り出す。
白手袋を嵌めた手でタッチパネルを操ると、途端に周囲が鳴動を始めた。

《自爆シーケンスが発動しました 当機関は30分後に自爆します ただちに避難してください 自爆シーケンスが発動しました――》

けたたましいサイレンと非常灯の明滅と共に、そんな機械音声のアナウンスが響く。
アナウンスは本部都市に残っている人員に退去を命じているが、ウェストコットはその場を動こうとしない。
メイザースも、もちろん動かない。
ウェストコットはしばらく無言で佇んでいたが、

「おっと。ひとつ、重要なことを忘れていた」

そう誰に聞かせるともなく呟くと、もう一度携帯端末のパネルを操作した。

「当初はまったく期待などしていなかったが、よもや、ここまで成し遂げるとはな。いや、驚き以外の何物でもない」
「今までだいぶ酷使してしまった。だというのに、褒賞のひとつもないというのは余りに酷と言うもの――」
「最後に、もう一度だけ神の働きを見せるとしよう。受け取るがいい……人類最凡にして、最高のDominus」

操作が完了する。液晶画面に表示される『Reboot』の一字。
それを確認すると、ウッドマンは満足げに一度頷き、端末をポケットにしまって両手をステッキのグリップに乗せた。

「さて。これで仕事は本当に終わりだ。ウッドマンが待っている、我らもゆくとしよう」
「そして、あの頃へ戻ろう。大義も使命もなく、ただ新たな発見と知識の探求に胸を躍らせていた、あの頃へ……」
「……なあ、メイザース」

ウェストコットが告げる。――だが、メイザースは俯いたまま返事をしない。
ややあって、ウェストコットはフンと鼻を鳴らした。

「まったく、せっかちな男だ。朋輩を置き去りにしていくとは……まあ、おまえらしいがな」

早くも都市の崩壊が始まっているのか、花畑が大きく揺れる。
高い天井に設置されていた照明が消え、全てが闇に包まれる。
ウェストコットとメイザースの姿も、闇の中に没して消える。


出番を終えた役者が、舞台から去るように。

262 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/25(火) 16:03:26.64 ID:z2lo6NdX.net
>>257-260 Dominus

>……俺も、好きなんだ
>俺もだよ……なぁ、だから消えないでくれ

Dominusの返答を聞き、ソレイユはまたぽろぽろと大粒の涙を流す。

「よかっ、た……」
「にんぎょうの……わたしに……こいなんて、りかいできるだろうかと……。あいしてくれる、ひとなど……いるだろうかと……」
「ずっと……しんぱい……して、いました……」

身体の輪郭がぼやけていく。Dominusの腕の中で、ソレイユの身体がどんどん軽くなってゆく。
辺りを漂う光の粒子が、増えてゆく。

「でも……あなたは。そんなわたしのしんぱいなんて……ぜんぜん、かんけいなく……」
「さいしょから。わたしを……たくさん、あいして……くださって、いたのですね……」
「さすが、です……どみぬ、す……」

>おいとまなんて言うな
>もう暫く、俺たちの面倒見てくれないか……
>大丈夫だって……なんとかなるってさ……頼むよ

「かなしま、ないで……」
「……ひとは……おせっかいな、かみさまや……しんじんるいのたすけがなくても……やって、いける……」
「それを……しめしてくれた、のは……どみぬす、ですよ……?」
「わたしの、やくめは……おわりです……。あとは……どみぬすたち、ごじしんの……てで……」
「……しあわせな……みらい、を……つくっ……て――」

ソレイユのほんの少しだけ残っていた身体が、蛍のように舞い飛びながら輝く光へと変わる。
ソレイユを構成していた光が、粒子となって天へと還ってゆく。

>戻って来いソレイユ
>だから未だ逝くな、帰ってこい、ソレイユ!
>だから……死なないでくれ……

Dominusが必死で呼びかけても、身体が光となってゆく速度の緩むことはない。

「……どみ、ぬす……。わたしの、わたしだけの……たいせつな……どみぬす……」

頬を伝って零れ落ちる涙さえもが、光に変わってゆく。Dominusの腕の中、ソレイユはもう一度だけ幽かに微笑み、

「あいして、います……ずっと、ずっと――」

そう囁くように告げると、静かに消えていった。



ソレイユが消滅したあとも、ソレイユであった光の粒子はしばらくDominusの周囲を漂い続けた。
それはあたかも、別れを惜しむような。ソレイユの心が、最後の最後までDominusの傍に寄り添うことを望んでいるかのような。

肉体を失ってもなお、魂で。心で。愛を伝えているかのような――。

263 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/25(火) 16:07:53.20 ID:z2lo6NdX.net
一年経った。


ビュトス機関の人類粛清計画『トロイア計画』が残した爪痕は深く、世界各地では今日も復興活動が行われている。
デミウルゴスの破壊活動によって大きなダメージを受けたのは、日本も例外ではない。
破壊された建物の瓦礫を撤去し、インフラを整備し、偽神によって家を、職を、家族を失った人々を支援する。
地球規模の災害である『トロイア計画』の被害を受けた人々の数は多く、すべてが落ちつくのにはまだまだ時間がかかるだろう。
それでも、人々の顔に悲壮感や絶望はない。
どんな困難に見舞われようと、不幸が押し寄せようと。
人々は泥の中から立ち上がることができる。いつか輝く明日が訪れると信じて、希望に胸を膨らませることができる。
闇の中から、光に向かって手を伸ばすことができるのだ。

人々の間だけではなく、国家間でも混乱が起きた。
それまで圧倒的なテクノロジーによって世界を影から調停していたビュトス機関が壊滅し、消滅したのだ。
ビュトス機関からの技術供与を受けていたアメリカ等の大国は軒並み震撼し、国家の維持がままならなくなる寸前にまでなった。
機関の存在によって危ういパワーバランスを保っていた国々は一時存亡の危機に瀕したが、現在ではやや落ち着きを見せている。
機関の傘がなくなって狼狽する国家がある一方で、進んで機関の傘のない世界を歩んでいこうとする国家も少なくない。
価値観の違う両者が歩み寄るには、今しばらくの時を要するだろう。
だが、それも。いつかきっと解消されるに違いない。
――なぜなら。人類は自らの手で、足で、未来を切り開いていくことができるのだから。
『錬金人類(エリクシアン)』たちが、それを願ったのだから。

ビュトス機関の本部都市は、グリーンランドの氷雪の中に埋没した。
元々ビュトス機関は他の国家とは距離を置いており、本部都市の位置を部外者には決して洩らさなかった。
現在残っている国家は、誰も機関の正確な場所を知らない。つまり、墓荒らしはできないということだ。
その場所を知るのは元機関の職員たちだけだが、彼らもかつて機関に所属していたということを隠して生活するのだろう。
『トロイア計画』によって人類の大粛清を目論んだ組織の人間だったことが露見すれば、生きてはゆけまい。
人類発展機関『ビュトス』は、跡形もなく滅んだ。
今後は、ただ人々の歴史の影にそういう機関が存在していた――ということだけが、まことしやかに語られ続けるのだろう。
幻のように。伝説のように。御伽噺のように。
ビュトスの三魔術師……彼らが求めてやまなかった、黄金の夜明けという理念と共に。


Dominusも――
いや。一般人へと戻ったあなたもまた、元の生活へと戻った。
いまだ完全な復興とは程遠い街並みを横目に、学校へ行く。
破壊を免れた商店街を通り、“生き残るべき5億人”に選ばれていた人々と、いつも通りの軽い挨拶を交わす。
学校で、学友たちの変わらない顔を見る。当たり障りのない会話をして、放課後まで過ごす。

『錬金人類(エリクシアン)』が現れる前と、何も変わらない毎日。
平和な、でも少しだけ退屈な、平々凡々とした毎日。
これからも、きっと大きくは変わることなく繰り返されるであろう毎日。




――そう、思っていたけれど。

264 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/25(火) 16:11:24.63 ID:z2lo6NdX.net
日曜日。あなたの自宅の前に、引っ越し業者の大きなトラックが停まる。
それから、ほどなくして黒塗りのストレッチ・リムジン。
リムジンのドアが開き、中から複数の人影が出てくる。

玄関前で、扉を挟んで声がする。

「ここがDominusの家?ちっちゃくなーい?こんなんでボクたち全員住めるの?ボク、自分の部屋ないとヤだよ?」
「日本の家屋はウサギ小屋と聞いていましたが、本当に小さいですわね……。やっぱりアメリカがナンバーワンですわ」
「いやいや、まぁまぁ、これでもけっこー過ごしやすくて、いいトコなんだよ?あたしの荷物まだ残ってるかなぁ」
「ふむ。まこと懐かしい……此処で過ごした日々が思い出される。早くひと風呂浴びて旅の垢を落としたきところ」
「あァ?風呂は年功序列!オレが一番に決まってンだろが!」
「年功序列なら、あなたは四番目でしょうに……。ねえ?お姉さま?」
「もう。お風呂の話はあとにしなさい、みんな。まずはDominusにご挨拶しなくちゃ、でしょう?」

そんなことを話している。
一番年長らしい女性の声に、他の全員が「そうだそうだ」「了解ですわ」などと返答する。

「つーか、アイツどこ行ったンだ?そもそもDominusはアイツのDominusだろが?アイツがいねェでどォするよ」
「まだリムジンの中に入っていますわ」
「え〜?なんで?こっち来るまで、もーバカみたいに『早く!早く会いたいです!』って言ってたのにさー」
「でも、ここに近付くごとに口数少なくなってったよね。ガッチガチに緊張して」
「まったく仕方のない。ならば、無理矢理引きずり出すのみ!ええい、武士ならば武士らしく観念せよ!」
「あらあら、あんまり手荒なことをしちゃダメよ?ご近所迷惑になるから……」

どったん、ばったん。

「ま、ままま、待ってください姉さま!まだ心の準備が!もっ、もう少しだけお時間を……!」
「問答無用!ボクは早く寝そべったりのんびりぐったりダラダラしたいんだから!グズグズしてるんじゃなーいっ!」
「そんなご無体なっ!?わ、わたしの気持ちにも少しは配慮してくださいーっ!」
「知るか!ンなモン、Dominusと会って!ギュッとしてもらって!ンでもってキスの一発や二発もカマせば解決だっつーの!」
「!!!??……キッ、キキキキキ、キス……!?」
「大事な妹の唇ではあるが、相手が主殿ならば致し方なし。許可しよう」
「ハッピーエンドには熱い口付け。まさしくハリウッド的ですわね」
「あらあら、うふふ。若いっていいわねえ」
「も、もうっ!姉さまたち、からかうにも程がありますからーっ!」

末の妹がたまらず叫ぶ。姉たちが、あははと朗らかな笑い声をあげる。

「……さて。おふざけはこのくらいにして、きちんとご挨拶を。宜しいですわね?」
「はいはーいっ、全員せいれーつっ!」
「わたしの服装、大丈夫かしら?前にDominusと会ったときは、アサルトスーツ姿だったし……」
「吾はいつもアサルトスーツに道着で抜かりなく」
「それ自慢することか?」
「私語厳禁!……さあ、Dominusを呼んで。もう一度、みんなでやり直そう……ソレイユ」

「――はい。ラ・テール姉さま」




インターホンが押される。軽快なベルの音が、あなたの耳に響く――

265 :創る名無しに見る名無し:2016/10/25(火) 18:48:02.81 ID:LuHH4kaA.net
授業を終えて家路へ向かう元Dominus達。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、
車の主、暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは・・・。

綺麗に終わって大団円かな?
とにかくお疲れ様でした。この数か月間、すごく楽しませてもらいました。
導入の「ちょっと怪しげな」正義の組織から興味を惹かれて、気づいたらここまで追ってしまったよ。

もう神は不要と言ったウェストコットの言葉が本当なら、最後に出て来た錬金人類たちは記憶を共有した普通の人類(クローン)?
ビュトスはなくなっちゃったし、エリクシアンをメンテできるところもない。
でもリムジンに乗ってくるってことはそれなりの規模の組織がまだ存続しているってことだから、一概にそうとも言えないのか。

ちなみに今からスレ主を褒め殺すので異論のある人には申し訳ないんだが、以下の点で見事としかいいようがないゾ。
・キャラの立った登場人物(エリクシアン)たち。
・始めから規定路線がちゃんと決まってたんだろうけど、参加者の設定を取り入れつつもぶれない話運び。
 (メネクやオリジンにはきちんとしたお話と結末を用意)
・話のブロックごとに起承転結があって飽きさせない展開。(毎週楽しみだった)
・おまけコーナーに見るキャラ愛。
・表現に過不足がなく読みやすい文章。
・そして何よりお話を始めて、終わらせたこと。
※個人の感想です。

もう容量も少ないが、よければ制作の裏話とか裏設定とか苦労話なんかも聞きたいな。

266 :創る名無しに見る名無し:2016/10/26(水) 08:03:44.46 ID:G02jsTnF.net
いやいやまだ終わってないんじゃ?
個人的感想には100パー同意だけどな!
悲しい終わり方じゃなくて心底ホッとしたよ!

267 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/26(水) 18:48:32.66 ID:ljAEAsJo.net
メイザース「…………、………。…………」
ジュピテル「え?なんて?」
ヴェヌス「(本編は)もう一話だけ続くんじゃ、と言っておられますわ」


ラ・テール「次回!錬金乙女エリクシアン最終回!

『そして、日の射す未来へ』

おったのしみにーぃ!!」




〜次回放送日は10月29日の予定です〜

268 :創る名無しに見る名無し:2016/10/27(木) 18:30:31.21 ID:iHHGnbPG.net
メイザース=亀仙人の式がなりた・・・・・・たなかった。あと1話か。
いきなり感想は飛ばしすぎたかもしれないゴメンネ

さーて、ジュピテルを高級プリンで釣る作業に移るか……!

269 :創る名無しに見る名無し:2016/10/27(木) 21:25:35.21 ID:pH2IWkH5.net
ソレイユ! きっといつか帰ってくると思っ、て……思ってたよりも帰ってくる人数が多いぞ……
それにこのトラックに積まれた荷物は……え? 皆ここに住む? いいよ?
としても部屋割りはどうするか。荷物の多い少ないがあって、姉妹でもどの部屋が良いかとか、どの人の隣がいいかとか好みがあるだろう
それらの事情を把握しているであろう人物で、かつ、ここに住んだことがあり部屋の大きさや配置を把握してると思われる人物……
ソレイユ、サテュルヌ、ラ・テールに部屋割りは任せよう
それで荷物をいったん中に運び終わったら、今日はゆっくりして出前でも取ろうか。ピザとかお寿司とか
君達が帰ってきたことの祝いと、そして我が家にやってきたことを歓迎して、パーッと宴会でもと考えてるんだけど、どうかな
それと……おかえり

俺も感想書きたいな。長い事楽しませてくれてありがとうとか、お疲れ様とか、
更新がある度どうしたら事態が好転するか考えるの面白かったよーとかさ
それに裏話やらも聞きたい

270 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/30(日) 00:03:49.00 ID:2DS/dOoL.net
ソレイユが、玄関口に立っている。
一番最初に、突然に。ある日なんの前触れもなく、あなたの前に現れたときと同じように。
白いワンピースに身を包んで、あなたの目の前に佇んでいる。
頬を赤らめ、手指を胸の前でもじもじさせて、何か言いたげに――けれど、言うきっかけを掴めずにいる。

「そ、その。ええと、Dominus……。あのっ、そ……、その……」

束の間見つめ合う、あなたとソレイユ。
後ろに控える姉たちは穏やかに微笑んだりニヤニヤ笑いをしたり、囃し立てたりしながらあなたと妹を見守っている。

「おいおい、Dominus!男だろ?ちゃンと男らしいトコ見せてみろよな!」
「四の姉上の仰る通り。吾らは主殿ならば善いと思っておる、ならば――据え膳食わぬは漢の恥、であろう?」
「おーっとっとぉ!足がもつれちゃったぁ!」

ラ・テールがそんなことを言って、不意にソレイユの背中を押す。
バランスを崩すソレイユ。たたらを踏み、体勢的にあなたの胸の中へと飛び込む形になる。
ソレイユがあなたの胸に両手を添える。お互いの顔と顔とが近付く。

「……ど……み、ぬす……」

敢えて口に出す必要はない。長い戦いで絆を育んできたあなたには、きっとソレイユの想いがわかるはず。
そう。
あなたの顔を見つめるソレイユの、潤んだ瞳が。
あなたを呼ぶソレイユの、可憐な唇が。
触れ合うことを望んでいる。繋がり合うことを願っている。
口付けを。ねだっている――。


これは、神の去った世界で。
あなたが神の子に与える、最初の行為(オーダー)。


ソレイユは、そっと目を閉じた。

271 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/30(日) 00:07:52.29 ID:2DS/dOoL.net
その後の『錬金人類(エリクシアン)』はどうなったのだろうか。

「あらあら、うふふ。いらっしゃいませ〜、今日も、いつもので宜しいですか〜?」
メルキュールは長姉として家の掃除と妹たちの食事の支度など、洗濯以外の家事を一手に引き受けている。
最近は午前中で家事が終わってしまうので、午後からは商店街の『大西たばこ店』で腰痛の店主に代わり店番をしている。
メルキュールが店番を始めてから、大西たばこ店の売り上げは従来の680パーセント増となった。
「毎度ありがとうございま〜す、これからも大西たばこ店をご贔屓に〜♪」

「わたくしの追跡から逃れようなどと、所詮は無駄な足掻き。醜いものは美しいものに敗北する他ないのです」
ヴェヌスは古巣のCIAに戻り、大統領の息のかかった特別捜査官として多忙な日々を過ごしている。
お蔭で日本へはほとんど帰れず、妹たちとは年に数度顔を合わせる程度になってしまったが、本人は満足している模様。
帰国の際はおみやげを楽しみにしているジュピテルに嫌がらせ的なおみやげを見繕うのが密かな楽しみだとか。
「CIA特別捜査官、ウラニア・ポース。――執行いたしますわ」

「や〜っほ〜っ!みんな、今日はあたしのために集まってくれて、どうもありがと――――っ!!」
ラ・テールは雑誌モデルを経てまさかの芸能界入り。可憐な外見と飾らない性格で瞬く間にトップアイドルへのぼりつめた。
現在はテレビにラジオに舞台に歌にドラマにと、三面六臂の大活躍。メディアが取り上げない日はない。
ことあるごとにソレイユに芸能界デビューとユニット結成を打診するものの、希望が叶う可能性は限りなく低い模様。
「みんな愛してるよーっ!それじゃー、今日もドキドキキュンキュンで救星しちゃお――――っ!!」

「オラオラァ!ジャリども、お昼寝の時間だッ!遊んでねェでさっさと寝ろ!」
マルスは何の因果か保母に。スポーツインストラクターか格闘家でも目指すのだろうと思っていた姉妹は度肝を抜かれた。
が、本人は意外にも面倒見の良さと子供好きっぷりを発揮し、良い保母さんとして父兄の受けも中々いいらしい。
マルスの私室には児童の作ったマルスの似顔絵や色紙の首飾り、一緒に撮った写真などが誇らしげに飾られている。
「なに、オレと一緒に寝たいって?オマエも?……そっちもか?しゃあねェ、まとめて面倒見てやっか!」

「……キミたちかい?ボクの学校の生徒をイジメたっていうのはさァ……?」
ジュピテルは外見のままに小学生として過ごし、転入後わずか二日で学校を支配した。
現在は学校の暴君として君臨し、一部の生徒以外にしか制御できないわがまま放題やりたい放題の毎日。
上級生や付近の中高生は言うまでもなく、暴走族、暴力団さえもジュピテルの名を聞いただけで失神するとかしないとか。
「キミたちはボクのオモチャだ。せいぜい楽しませてよ、壊れるまでね……きゃハははハはははハハはハッ!!」

「まだまだ踏み込みが甘い!それで敵に克てるか、この未熟者がッ!」
サテュルヌは近所の剣術道場で、師範代として門下生の指導に当たっている。
道場はサテュルヌ目当ての入門希望者者で一時的に人員が倍になったが、ほどなくサテュルヌの鬼のシゴキに耐えかねて元に戻った。
道場から貰える謝礼はすべて漫画(主に薄い)とコスプレ衣装に消える。
「本日はここまで!――では、吾はメイド喫茶のバイトへ征く!さらば!」


そして、ソレイユは――

272 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/30(日) 00:09:48.85 ID:2DS/dOoL.net
「Dominus!ハンカチは持ちましたか?ティッシュは?筆記用具に、定期券に……それからお財布も忘れずに!」

玄関先で、制服姿のソレイユがあなたを待っている。
あなたが靴を履くと、その姿を頭のてっぺんから爪先までチェックし、にっこりと笑う。

「うん、大丈夫ですね。今日もDominusは素敵です」
「じゃあ、早く学校へ!バスはあと13分21秒後に停留所へ到着する予定です!」
「……あ。その前に……」

ソレイユは僅かに頬を染めると、そっとあなたへ歩を詰める。
そして、頬に掠めるような口付けをひとつ。

「いってきます、と。いってらっしゃい、のキス……です。ふふ……」

ほんの少し恥ずかしそうに、けれど嬉しそうに。ソレイユは笑って、一歩を踏み出す。
そして、長い白金の髪を揺らして、あなたへと振り返り――

「さあ。往きましょう!Dominus!」

――と、言った。


どんなに夜の帳が深くとも、闇の時間が永遠に続くことはない。
いかなる絶望や苦悩、災厄が作り出す闇も、希望に向かって手を伸ばし続ける人々がいる限り、いずれは消える。
世界に輝かしい黄金の夜明けがやってくる。
太陽は、必ず昇るのだ。



これは。
地上で輝く、白い太陽の物語。

273 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/30(日) 00:14:52.82 ID:2DS/dOoL.net
Cast

『白い太陽』ソレイユ:早見沙織

『慈愛の水麗』メルキュール:皆口裕子
『最美の閃光』ヴェヌス:沢城みゆき
『救星主』ラ・テール:生天目仁美
『炎熱の顕形』マルス:高野麗
『電界の女帝』ジュピテル:釘宮理恵
『極冷の刀尖』サテュルヌ:戸松遥

メイザース:菅生隆之
ウェストコット:中田譲治
ウッドマン/エル・シャダイ:若本規夫


……and All Dominus.


Image song

時空間超越ライブラリィ - MOSAIC.WAV



錬金乙女エリクシアン


おわり

274 : ◆vTHUCgBFbw :2016/10/30(日) 00:29:20.72 ID:2DS/dOoL.net
Bonus track

錬金乙女エリクシアン打ち上げ暴露大会!〜無礼講だよ全員集合〜

10月31日公開予定


マルス「ちょっ!?今日はやンねーのかよ!?」
ジュピテル「パーティー!パーティー!Dominus!プリンちょーだいプリン〜!」
サテュルヌ「もしもし、特上寿司8人前。あ、ひとつはサビ抜きで頼む」
ヴェヌス「ピザ、メニューを片っ端からデリバリーお願いしますわね。それとカロリーゼロのコーラを」
メルキュール「お酒。頼んでもいいのかしら……?」
ラ・テール「あたし、甘いものが食べたいな〜。ケーキ3ホールくらい注文しちゃっていい?」
ソレイユ「姉さまたち……少しは遠慮してください……」

275 :創る名無しに見る名無し:2016/10/30(日) 04:46:32.91 ID:iXjqNU3a.net
ラスト、時間かけただけあるなあ
キャラ的にはマルスッスが一番好きだったよ!
その次はジュピテルかな!

276 :創る名無しに見る名無し:2016/10/30(日) 18:40:49.43 ID:KaWZiUxr.net
二つ名の「白い太陽」と「極冷の刀尖」は初出かな(白い太陽は>>1から記載ありだけど二つ名として明記されていなかったから)……と思ったら
極冷の刀尖は1スレ目のおまけコーナーで自分のスピンオフタイトルにつけてたわ
イメージ声優も元々想定してたんかな。はやみんのソレイユは真面目な感じと凛々しい感じがぴったりやね。ウッドマン若本だったから印象がらっと変わったw
イメージソングは思ったよりもライトな印象やな、MOSAIC.WAVやしな。歌詞のスケールはでかいけどな!
もう容量480KB超えそうやけど書きこんどくで!即死判定で主の書き込み前に死なせたらスマンな!ガハハ!

277 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 15:37:21.11 ID:Vxz68t3O.net
ハロウィンも兼ねた打ち上げパーティじゃああ。ひゃっほぉおおお今日は徹夜で騒ぐぞおおい
しかしこれDominusのお財布空っぽになりそうだな。まぁいっか

278 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 17:32:02.41 ID:W4tkZwbl.net
俺も参加しよっと
生マルス見られるかも

279 :ソレイユ ◆vTHUCgBFbw :2016/10/31(月) 18:46:06.52 ID:+CiCWd0D.net
フィナーレです!Dominus!

>>277
>ひゃっほぉおおお今日は徹夜で騒ぐぞおおい

ソレイユ「『錬金乙女エリクシアン』、無事完結しました!これも、応援して下さったDominusの――」
マルス「おい、ソレイユ!ンな堅ッ苦しい挨拶はいーンだよ!さっさと始めようぜ!」
ジュピテル「そーだよ、ボクもーおなかペコペコだし!」
ヴェヌス「では、乾杯致しましょうか。グラスの用意はよろしくて?」
メルキュール「それじゃ、作品完結を祝して……」

『かんぱ――――いっ!!!』

ジュピテル「ぃよぉ――――――っし!今日は徹夜で騒ぐぞ――――っ!!」
メルキュール「ジュピテル、あなたは明日も学校でしょ?ほどほどで休まなくちゃダメよ?」
ラ・テール「あたしも明日番組の収録があるから、早めに上がらなきゃ……うぐぐ……」
マルス「いや〜、それにしてもちゃんと終わらせられてよかったな!」
サテュルヌ「くぅ〜疲れました!」
マルス「それはやめろマジで」
メルキュール「ごめんなさいね、Dominus。急に押しかけて、しかもパーティーまで開いてもらって……」
ヴェヌス「住んでよいと言ったのも、パーティーを開くと言ったのもDominusですから、構いませんでしょう?」
ラ・テール「ここはDominusには死んでもらうしかないね!まーでも、こっちは大事な妹をあげるワケだから〜!」
ソレイユ「!?……ラ、ラ・テール姉さまっ!?」
ジュピテル「キャはハハハはハハはははははッ!Dominus!料理どんどん持ってこーいっ!」

>>265
>導入の「ちょっと怪しげな」正義の組織から興味を惹かれて、気づいたらここまで追ってしまったよ。

ヴェヌス「(仁義なき『錬金人類(エリクシアン)』ですかしら……)」
ソレイユ「Dominus、本当にお疲れさまでした。わたしたち姉妹も、Dominusと共に在ることができて。とても幸せでした」
ラ・テール「ビュトス機関、そんなに怪しかった?当初はホントに正義の機関のつもりだったんだけどねぇ」
ジュピテル「Dominusが怪しむから『んじゃ、実は黒幕ってことでいっか!』って。まー、正義で何するってアイデアもなかったし」
マルス「でも、改めて見直すと怪しいわな。いきなり人ンちに女送りつけてくるとか」
ソレイユ「受け取り拒否されなくてよかったです……」

>最後に出て来た錬金人類たちは記憶を共有した普通の人類(クローン)?

サテュルヌ「その辺りの想像は、Dominusにお任せしようと思う」
ジュピテル「ただまぁ、ぶっちゃけビュトス機関がなくなっても技術供与されてた国や組織はまだあるワケで」
ヴェヌス「人であれ『錬金人類(エリクシアン)』であれ、わたくしたちの需要はある……ということですわね」
ソレイユ「あのリムジンはどこの組織のものだったのでしょうか?」
マルス「わかんね。つか、ラストの〆なんだからそこはカッコつけたいだろ!」
ラ・テール「ライトバンとか軽トラに乗って、とかそういうのはちょっと……うん……」

>ちなみに今からスレ主を褒め殺すので異論のある人には申し訳ないんだが、

ソレイユ「ありがとうございます、Dominus。でも、それはやはり、わたしたちだけの力ではありません」
メルキュール「Dominusが、この物語に参加してくれた。窮地に陥ったソレイユを助けようと、知恵を絞ってくれた――」
マルス「それが一番大切なンだぜ。オレたちがいくら頑張ったって、Dominusが手助けしてくれなきゃ意味がねえ」
ヴェヌス「この物語は、Dominusあってこそ。完結したのは、参加してくれたすべてのDominusのお蔭なのですわ」
ラ・テール「Dominusが感想を言ってくれて。戦法や戦術を考えてくれたから。ストーリーも進められたんだし」
ジュピテル「流れによってはソレイユが死ぬ展開だってあったもんね〜」
マルス「最後死んだけどな」
ヴェヌス「あれは最初から決まっていたことでしたから、よいのです」
ソレイユ「本当に、すべてのDominusに深い感謝を――。ありがとうございます」

280 :ソレイユ ◆vTHUCgBFbw :2016/10/31(月) 18:49:34.87 ID:+CiCWd0D.net
>>266
>悲しい終わり方じゃなくて心底ホッとしたよ!

ラ・テール「いやホント、よかったよかった!あたしもホッとしてるよ〜」
ヴェヌス「そうですわね。Dominusの反応によっては、ソレイユ(とわたくしたち)の復活は無しでしたから」
サテュルヌ「>>256の後、もしDominusが『ありがとう』や『今まで楽しかった』的なことを言ったら復活は無しであった」
ソレイユ「でも、Dominusは消えゆくわたしを引き留めてくれました。おいとまなんて言うな、還ってこい、消えないで、と」
メルキュール「まさかとは思っていたけれど。Dominusは見事、期待に応えてくれたわね」
ジュピテル「復活しなかったとしたら、どーゆーラストになってたの?」
ヴェヌス「Dominusが日常へ戻るのは変わりありませんが、もちろんわたくしたちは戻ってきません」
ラ・テール「日常の中で、Dominusがソレイユのことを想いうかべて終わり」
メルキュール「うっうっ……そうならなくて本当によかったわね……!お姉ちゃん嬉しい……!」
サテュルヌ「一の姉上、呑みすぎですぞ」
ソレイユ「ハッピーエンドを選んでくれたのは、他でもないDominusご自身です。さすがはわたしのDominusです!えへへ」

>>268
>さーて、ジュピテルを高級プリンで釣る作業に移るか……!

ジュピテル「プ!リ!ン!プ!リ!ン!商店街の『プティ・ドルチェ』の一日10個限定プリン〜!」
マルス「プリンなら、もう相当食ってるじゃねェか……」
ジュピテル「高級プリンは別腹だし〜。Dominus、よこせーっ!」
サテュルヌ「ソレイユのみならず、吾ら姉妹もDominusにたくさん愛して頂きましたな。まこと、有難きこと――」
メルキュール「以前Dominusに指摘された通り、この物語のコンセプトは○ックマンだったのだけれど……」
ヴェヌス「当初は本当に、単にデミウルゴスに鹵獲され敵になったという設定しかありませんでしたわね」
ラ・テール「でも、Dominusがメルお姉ちゃんのこと好きだって。甘えたいって言ってくれたから」
ソレイユ「姉さまたちのことも、ただの敵や障害といったもの以外にしようと考え直したんです」
ラ・テール「キャラ付けはみんな、あっさり決まってたかな。あたし以外は」
メルキュール「ラ・テールが最後というのは最初から決まっていたけど、どういう人物にするかは決まらなかったのよね」
ヴェヌス「黒いソレイユと決まったのは、最初の出番の直前でしたわ」
ソレイユ「トゥーレ協会での戦いまで、『磁力を操る』という設定も決まっていませんでしたし……」
マルス「じゃあ、核弾頭やグランMACを止めてたのはなんの能力のつもりだったんだよ?」
ラ・テール「重力とか、時間停止とか、あと現実改変とかも候補に入ってた」
ジュピテル「勝てるかっ!!」

>>269
>俺も感想書きたいな。

ソレイユ「本当に、今までありがとうございました。ここまで漕ぎ着けることができたのは、Dominusのお蔭です」
マルス「オレたちも面白かったぜ!毎度、Dominusがどうオレたちの無茶振りに応えるのかってな!」
ジュピテル「基本、こっちは打開策考えないで戦法はDominusに丸投げしてたからネー」
サテュルヌ「ゆえ、読み返すとソレイユは戦いのたび『Dominus、わたしはどうすれば……』ばかり言っておる」
ソレイユ「そっ、それは、そういうコンセプトなのですから仕方ないんですっ!」
メルキュール「でも、本当にDominusの戦法には大いにインスピレーションを刺激されたわね」
ラ・テール「そう来たか〜!ってゆー戦い方も一度や二度じゃなかったしね!特に真デウス!」
サテュルヌ「あれはこちらとしても『これどう倒すんだろう』と思っていましたからな」
ジュピテル「欲を言えば、もー少し真デウスとの戦いはじっくりやりたかったかな」
ソレイユ「容量が気になってしまって……」

>それと……おかえり

ソレイユ「あっ!……そ、そうでした。すっかり言いそびれてしまっていたんですが……。た、ただいま戻りました……」
ジュピテル「遅っ!おっそ!」
ラ・テール「まぁまぁ、いいじゃない!こうしてもう一度会えて、大団円なんだから!」
サテュルヌ「で、祝言はいつになるのか?」
ソレイユ「……しゅ……!?」
ヴェヌス「アメリカと日本を行ったり来たりするのは手間ですから、するなら早めにと言いたいですわね」
マルス「つーか、キスはしねーのかよ!こんだけ御膳立てしたのに!Dominusのヘタレ!童貞!」
ジュピテル「すごいぶっちゃけたーっ!?」
ソレイユ「マルス姉さま……ちょっとふたりきりでお話ししましょうか……」
マルス「ゴ……ゴメンなさい……」

281 :ソレイユ ◆vTHUCgBFbw :2016/10/31(月) 18:52:00.74 ID:+CiCWd0D.net
>>275
マルス「オウ!ありがとよ!……なンか、そう面と向かって言われると照れ臭いな……オレもオマエのこと好きだぜ!」
ジュピテル「え〜?ボクが二番目?マルスお姉ちゃんよりボクのほーがカワイーよ?」
ヴェヌス「性格もあなたの方がねじ曲がっておりましてよ」
メルキュール「先にも言ったけれど、ただの敵でしかなかったわたしたちをたくさん愛してくれたことに、深い感謝を――」
マルス「キャラが立ってるって感想は、最高の褒め言葉だな!」
サテュルヌ「吾は?吾は何番目なのか?」
ラ・テール「あ、あたしが三番目だよね?あたし救星主だし!あとサブヒロインだし!」
ジュピテル「とりあえずDominusがマゾだってゆーことは把握した」

>>278
マルス「クックックッ……最後の最後にこンなにラブコールを受けるたァな……。ぃよし!テメェも一緒に呑むかァ!」
ヴェヌス「珍獣を見に来た感覚で参加されるのかもしれませんわよ?」
ジュピテル「マルスお姉ちゃんはメスゴリラだからね」
マルス「誰がメスゴリラだゴルァァァァ!!!」
ラ・テール「(吼えてる……)」
メルキュール「無事完結したのは嬉しいけれど、これで終わりと思うと少し寂しい感じもするわね……くすん」
サテュルヌ「そうですな。しかし、物事には必ず終わりがあるもの。有終の美を飾れたこと、それに勝る喜びはありますまい」
ラ・テール「それに、物語は終わってもあたしたちは死ぬわけじゃないし。Dominusが覚えていてくれる限り不滅なんだ!」
ソレイユ「はい。わたしたちは、いつでも会える。Dominusが望めば、そのときにはまた――」
ジュピテル「続編?続編やる?」
マルス「ちょっと待て」

>>276
ソレイユ「前スレまで遡って確認してくださるなんて、さすがですDominus!」
サテュルヌ「本編が終われば、次はスピンオフと相場が決まっておる。吾の出番よな」
ジュピテル「ズルイズルイズルイーっ!ボクだってスピンオフしたーいっ!」
マルス「オレも!」
メルキュール「お、お姉ちゃんも……」
ソレイユ「イメージキャストの方は、お話を作りながら考えていました。ちなみに、わたしは終盤まで決まりませんでした……」
ラ・テール「ウッドマン父さんは……ホラ、「ぶるるぁぁぁぁ」って言わせたいじゃん?」
ヴェヌス「途端に最終決戦の緊張感が薄れましたわね……」

ラ・テール「さて。残り時間もそろそろ、なくなってきたね」
ヴェヌス「まだまだ、語りたいこと。話したいことはありますが、冗長になりすぎるのもいけませんわね」
マルス「ンじゃ……そろそろ、お開きにすっか!」
ジュピテル「ボク、まだ食べ足りないんだけど……」
ソレイユ「――では。これにて『錬金乙女エリクシアン』は終わりです。最後に、姉さまたちから一言を」
メルキュール「お付き合い頂きまして、ありがとうございます。Dominusの心に、わたしたちの物語が少しでも残りますように」
ヴェヌス「フ……。わたくしの美しさ、華麗さ、忘れずにいなさいな?」
ラ・テール「ホントに、ホントに楽しかったよ!みんな愛してるーっ!」
マルス「まだまだケンカし足りねェが、そりゃまた次の機会だな!面白かったぜ……あばよ!」
ジュピテル「たまにはボクたちのこと思い出してね……ってゆーのもベタだけど。まーいっか!バイバイ!」
サテュルヌ「……うむ。また会おう」
ソレイユ「もう一度、参加して下さったすべてのDominusにありがとうを。心からの愛を……」


『それじゃ、またいつか!黄金の夜明けの果てで――!!』





おしまい

282 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 18:54:03.32 ID:n3M1HPgR.net
みんなお帰り・・・本当によかった(といいつつ挟まってみる。誰に?どこに?)

283 :マルス ◆vTHUCgBFbw :2016/10/31(月) 19:00:15.27 ID:+CiCWd0D.net
>>282
しょうがねぇなぁDominusは……。そらよっ!(ぎゅー

つーか、まだ書き込めンのか?二次会いっとくか?

284 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 19:39:27.36 ID:Vxz68t3O.net
まだ書き込めるみたいだな
本当に今までお疲れ様。楽しい毎日をありがとう。終わりだと思うと寂しいよ
またどこかで会えたら是非よろしく。言いたい言葉は沢山あるけど、言える内にこれだけでも言っておこう

285 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 19:44:40.35 ID:W4tkZwbl.net
512バイトまで行けるんだろ?
うおーーーーーーーーー!!!!俺にもぎゅーしてくれーーーー!!

286 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 20:15:08.15 ID:sHuEpse/.net
ジョージ声のウェストコットとか燃えますわ・・・ずっと聞き入るわ

> ラ・テール「ビュトス機関、そんなに怪しかった?当初はホントに正義の機関のつもりだったんだけどねぇ」
現用兵器が通じない敵「デミウルゴス」が出現したタイミングで超科学力をもったビュトスの出現……これはマッチポンプに違いない!と思っていたンダ。
それから双方の強さの源泉が分からなかったから、もしかしたらデミウルゴスは未来からやってきた過去改変侵略者で、
ビュトスはそれを止めるためにやはり未来からやってきた存在なのかも、とも思った。
そういう想像の余地がわりかしあったので妄想したり書き込んだりするのが楽しかった。
それからメイザース->錬金人類、ウェストコット->機械化人類、ウッドマン->デミウルゴスだろうから、三つ巴になるのは既定路線だったと思っていた。

> ヴェヌス「そうですわね。Dominusの反応によっては、ソレイユ(とわたくしたち)の復活は無しでしたから」
お話的には超科学の遺産は全て消え去って、元の人類の世界に戻る……っていうのが悲しくもそうあるべきかな、とも思ったけど
わがまま言ったらなんとかなる雰囲気だったから、さよならを言うDominusはきっといなかったろうw
何よりソレイユが謳い上げてたのが愛だったし。愛のパワーで復活いけるやろ!みたいな。

> メルキュール「以前Dominusに指摘された通り、この物語のコンセプトは○ックマンだったのだけれど……」
マジだったか。でもおまけコーナーでキャラクタ作りこんでるのわかったからちょい役はもったいないと思ったよね。
メル姉さんね。最高ですよね。メル姉の母性に溺れたい。

> マルス「つーか、キスはしねーのかよ!こんだけ御膳立てしたのに!Dominusのヘタレ!童貞!」
その代わりソレイユがチュッチュマシーンと化したのでDominusは死んだ。満足げな顔で死んだのだ。
基本的にDominusxソレイユだけど、ジュピテルとヴェヌス以外はなんとなくDominus狙ってNTRありそうな予感がするゾ……。

薄い本 誰か 頼む

287 :創る名無しに見る名無し:2016/10/31(月) 22:06:58.90 ID:n3M1HPgR.net
>>283
あ、ありがとうマル・・・(めきめきめき・・・昇天)

本当にお疲れさまでした、楽しかった。
スレ主はもちろんだけど、素晴らしいオーダーを出し続けてくれたDominusや絵師さんにも感謝です。

288 :創る名無しに見る名無し:2016/11/01(火) 16:21:58.45 ID:U7Zi1vhH.net
容量完走まで質問するのもあり?

289 : ◆vTHUCgBFbw :2016/11/01(火) 19:21:37.51 ID:TRUhPqMo.net
>>288
メイザース「……。……!……」
ジュピテル「え?なんて?」
メルキュール「あり、ですって」
サテュルヌ「エリクシアン暴露大会第二幕〜クーポンあるんでドリンク一杯無料にしてください〜 11月2日放送予定である」 

ソレイユ「Dominus!誰がチュッチュマシーンですかっ!?そんなこと言うDominusにはもうしませんからーっ!」

290 :創る名無しに見る名無し:2016/11/01(火) 21:37:55.62 ID:92Bd8MXB.net
Dominus、靴下は廊下に脱ぎ捨てないで、洗濯カゴに入れて下さい。何度も言ってますよね……から始まるDominusとソレイユの壮絶なる痴話喧嘩。
「錬金人類vs平凡人類 〜錬金人類が勝ちます〜 the movie」 coming soon....
同時上映「仁義なき大西タバコ店」

291 :創る名無しに見る名無し:2016/11/02(水) 14:53:33.03 ID:5znJDBXK.net
・続編とか次回作とかって考えてる?
・メネクやオリジン、アリシアって頑張れば助けることもできた?
…沢山質問したいが容量少ないし自重しないと
後はスレ主とソレイユ達とDominus、その世界に住まう全て人々の幸せを願ってお別れかな
今までありがとうございました

292 : ◆vTHUCgBFbw :2016/11/02(水) 20:16:53.49 ID:cK2QO01s.net
メルキュール「こんばんは〜☆メルキュールの『エリクシアンおまけ講座』のお時間ですよぉ〜!司会はわたし、メルキュールと!』
マルス「ウーッス、マルスッスー。金姉、焼き鳥アラカルトで頼ンじまうけどいーよな?」
ヴェヌス「味付けはタレで。……最美の閃光ヴェヌスでお送り致しますわ」
マルス「あ゛ァ?そこは塩だろ!」
ヴェヌス「いいえ、譲れませんわね。店員さん、全部タレで」
マルス「せめて半分塩にしろって!これだから覇権主義者はよーッ!」
ヴェヌス「この席は世界の縮図。後進国は世界の先導者たるアメリカの意向に従っていればよいのです」
マルス「ふがぎぎぎ……!テメェ!戦争か!」
メルキュール「はい、そこまで、せっかくひっそり二次会をするのですから、ふたりとも仲良くね?」
マルス「ちぇっ、しゃあねェな……」
ヴェヌス「了解致しましたわ」
メルキュール「では、メルキュールのエリクシアンおまけ講座最終回!始めま〜す☆」

>>284
マルス「つーワケで、打ち上げじゃ呑み足りねーってンでDominusの家の近所の鳥○族に来たワケだが」
ヴェヌス「お酒の呑めないソレイユとラ・テール、ジュピテルはお留守番ですわ」
メルキュール「サテュルヌは?」
ヴェヌス「アニメが観たいから外に出たくない、とのことでしたわ」
マルス「あっそ。まーともかく、Dominusもお疲れさン!もっかい乾杯しようぜ乾杯!ガハハハ!」
ヴェヌス「本当に、これで終わりと思うと後ろ髪を引かれる思いですわね。もっとシナリオを延長すればよかったでしょうか?」
メルキュール「それでは、Dominusに飽きられてしまったかもしれないし。ちょっと物足りないくらいでいいのよ」
マルス「Dominusのお蔭でハッピーエンドにもできたし、これ以上を望むモンじゃねェわな」
メルキュール「ええ、本当に。わたしたちも、もっともっとDominusといたいけれど――今は。ここで一区切りとしておきましょう」
マルス「つっても、なンかの間違いでいきなり続編とかやっちゃうかもしンねーケド」
ヴェヌス「え?」
マルス「戦いを終え、平和な日常へと戻った錬金人類たち。しかし、ある日ソレイユは突然正体不明の敵の襲撃を受ける」
マルス「自らを完全な錬金人類と言い放つ、新たな敵『ユラニュス』『ネプチューヌ』『プリュトン』の三人」
マルス「そして、三人の背後で暗躍する人類永続機関『ヌーヴェル・ビュトス』の影」
マルス「『錬金真人類(ル・ヴレ・エリクシアン)』三人の狙いは?世界は、人類の存亡は?」
マルス「ソレイユは新しい敵に打ち勝ち、愛の絆を護ることができるのか――?」
マルス「……的な?」
メルキュール「焼き鳥、全部串から外しちゃうわね?」
ヴェヌス「お姉さま、それは禁忌でしてよ。わたくしは串から食べますのでお気遣いなく」
マルス「人の話聞けやァ!!」

>>285
ヴェヌス「命知らずなDominusからの要望が来ておりますわよ」
マルス「ヘッヘッヘッ、なんだテメェもか?しょうがねェ、ハグしてやっからそこ立ちな!そォーらよッ!(ぎゅー)」
メルキュール「『ぎゅー』じゃなくて『ボキボキ』っていう音が聞こえてくるのだけど……」
ヴェヌス「『ハグ』というより『ベアハッグ』と言った方がいいような気がしますわね」
メルキュール「マルス、お店で騒ぎを起こしちゃダメよ?」
マルス「おっといけねェ、最後だからな!ちょいサービスしすぎちまったかな!ワハハ、まァご愛嬌っつーことで!」
ヴェヌス「残り少ないですが、512バイトまでしっかりやりましょう」
マルス「他にハグして欲しいヤツァいねーかァ!受けて立つぞォ!!」
メルキュール(ナマハゲかしら……)

293 : ◆vTHUCgBFbw :2016/11/02(水) 20:21:26.62 ID:cK2QO01s.net
>>286
>もしかしたらデミウルゴスは未来からやってきた過去改変侵略者で、

マルス「宇宙人案とかならあった。つか、始まった時点ではまったく設定決まってなかったからな、デミウルゴス」
ヴェヌス「なんとなくチェスの駒にしようと思ったら、Dominusがオポジット級やフィアンケット級などを造って下さって――」
メルキュール「あれで一気にデミウルゴスも敵として深みが出たような気がするわね☆」
マルス「『巨神』にはビビッたけどな」
ヴェヌス「チェスにない!大きい!何考えてるかわからない!どうしよう!?と暫く放置していたのですが……」
メルキュール「vsヴェヌス戦あたりで、そろそろ最終ボスを考えなくちゃって。大きくて強いのがいいなって思ったら……」
マルス「目の前にいた―――――!!!っつーことで、ラスボスになったワケだ」

>何よりソレイユが謳い上げてたのが愛だったし。愛のパワーで復活いけるやろ!みたいな。

ヴェヌス「それを汲んでくださっただけで、もうこちらとしては大成功!でしたわね」
マルス「まァ……振り返ってみるとシナリオはありきたりだし、ソレイユは青臭ェしでこっ恥ずかしいケド――」
メルキュール「でも、そういうお話が好きなので……。愛と勇気で困難に立ち向かい、最後にはハッピーエンド……と」
ヴェヌス「ハリウッド的でいいですわね。スリルとサスペンス、面白黒人、そして爆発!熱い口付け!」
マルス「爆発すりゃイイってモンじゃねーぞ。てか、Dominusはこれからが大変だからな?」
ヴェヌス「なんの話ですの?」
マルス「ソレイユ、超やきもち妬きだからな。Dominusがうっかり大好きじゃー!とか言うから、もうアイツすっかりその気だぜ?」
ヴェヌス「そういえば、完全に女房気取りでしたわね……。>>290みたいなノリで……」
メルキュール「Dominusをこの鳥○族に連れ出すときも、だいぶ揉めたものね」
マルス「まぁ、そりゃDominusの責任っつーことで。ソレイユのこと頼んだぜ!義弟よ!」

>ジュピテルとヴェヌス以外はなんとなくDominus狙ってNTRありそうな予感がするゾ……。

マルス「や、オレは別にそういうの興味ねェし?保育園でガキの相手に大わらわだってのに、その上Dominusの相手までできっかよ」
ヴェヌス「わたくしも、この身はアメリカと婚姻しているようなもの。Dominusと妹の邪魔はしませんわ?」
メルキュール「というか、ソレイユを敵に回すなんて恐ろしくて……ぶるぶる……」
ヴェヌス「精神的にお子さまなジュピテルには、その手の話はまだ早いでしょうし」
マルス「サテュルヌは面白がってDominusを誘惑したりしそうだな……。Dominusとソレイユをからかって遊びかねねェ」
ヴェヌス「ラ・テールはどうですの?」
メルキュール「あの子はDominusというか、ソレイユLOVEだから……」
マルス「あー……そっち方面なンだ……」

>>287
ヴェヌス「……泡を吹いていますわよ?」
マルス「そンなに喜んでもらえるたァ嬉しいぜ!オラッ、もういっちょ抱きしめてやっか?」
メルキュール「マルス、もうDominusのライフはゼロよ……」
ヴェヌス「Dominusたちには、こちらこそ本当に楽しい思いをさせて頂きましたわ。いくら感謝してもしきれませんわね」
メルキュール「わたしたちとオリジンのイラストは、本当に素敵だったわね。この場を借りてもう一度、ありがとうございます」
マルス「とりあえず壁紙にしてみた」
ヴェヌス「反省点としては、もっとシナリオにDominusの意向を反映させたかったですわね」
マルス「ンだなァ……。いいネタフリしてくれてたのを、シナリオの都合で省いたことも結構多かったし……」
ヴェヌス「それは次回の改善点としたいところですわね」
マルス「Dominusが楽しかったって。そう思ってくれたなら、オレたちも頑張った甲斐があったっつーモンだぜ!」

294 : ◆vTHUCgBFbw :2016/11/02(水) 20:25:37.71 ID:cK2QO01s.net
>>290
ヴェヌス「タイトルでネタバレしておりますわよっ!?」
マルス「パネェな……。つか、靴下くらい洗濯カゴに入れとけよ、Dominus……」
ヴェヌス「脱いだものを脱ぎ捨てっぱなしで、下着姿でうろついている貴方に言われたくないとDominusも思っているでしょう」
マルス「それが気持ちイインだからしょうがねーンだよ」
メルキュール「お洗濯に関しては妥協を許さないから……ソレイユは」
ヴェヌス「でも、最近はDominusの洗濯物のにおいを嗅ぐことはしておりませんわね?」
マルス「Dominus本人から直接嗅いでるからな」
ヴェヌス「……もはや、自分の欲求を隠さなくなりましたわね……あの子」
メルキュール「せめて、お姉ちゃんたちが近くにいるときは自重してもらいたいんだけど……」
マルス「ところで、オレとしては同時上映が気になるンだけど」
ヴェヌス「多くのライバルたちを押しのけて、大西たばこ店の――いやさ商店街のアイドル!お姉さまと仲良くなりたい!」
ヴェヌス「その為には、どんな手段さえ厭わない……これはお姉さまを巡る、大西たばこ店常連たちの血で血を洗う抗争の物語!」
ヴェヌス「全米が泣いた!ニコチン超バイオレンスアクション副流煙ラブロマンス『仁義なき大西タバコ店』!!』
マルス「レディースデーに観に行くわ」

>>291
マルス「続編は、さっき>>284でとりとめもなく考えてみたワケだが」
ヴェヌス「とりあえず、無いとは言わない……とだけ。Dominusのご要望があれば選択肢のひとつに、という感じですわね」
メルキュール「どちらにしても、わたしたちはしばらくはお休み、という感じかしら」
マルス「次回作の企画はある。オレらとは全然別の話だけどな」
ヴェヌス「どんなお話ですの?」
メルキュール「……………………よ、妖怪?とか?あと都市伝説とか……?」
ヴェヌス「ケン○ッキーフライドチキンでは、足が四本あるチキンを使っているとか。そういう話ですの?」
マルス「そうそう。ンで、次やるならこういうスタイルじゃなくて、普通のTRPGとして参加者を募れればいいなーって」
メルキュール「そのときは、また。Dominusと再会できるといいわね」
ヴェヌス「トゥーレ協会の『機械化人類(メカニゼイター)』については……どうでしたかしら?」
メルキュール「わたしたちの物語は、わたしたちとDominusたちの作る物語。そのルートも、もしかしたらあったかもしれないわね」
マルス「こっちとしては最初からああいう最期にするつもりだったけど、生存ルートもなくはなかった……かな」
ヴェヌス「それはもう、Dominusのやり方次第という話ですわね」
マルス「ただ、メネクはもう人間の身体を捨ててたし、アリシアと合体してたし。難しかったかもしンねーな」
メルキュール「そこはそれ、愛の力でなんとか……。オリジンにも、オリジンの愛があったのだし」
ヴェヌス「何れにせよ、ドクター・メネクが多くの人々の命を奪い、悪に染まりきっていたのは事実――」
マルス「その罪の償いは、例え生存ルートがあったとしても何らかの形でしなくちゃいけなかった、わな」
メルキュール「それでも、生きているなら。脳だけになったとしても、一緒にいられるなら……オリジンは幸せだったでしょうね」
マルス「ン……。頑張れば、助けることも『出来たかもしれない』っつーことで」



マルス「今回はここまでだけど、まだいけるか?」
ヴェヌス「では、できれば三次会へ続くということで」
メルキュール「お姉ちゃん、まだ呑んでるんだけど……」
マルス「とりあえずDominus、ここの勘定ヨロシクぅ!」

295 :創る名無しに見る名無し:2016/11/03(木) 19:42:00.20 ID:EnuAGfyA.net
完走したら完走チャットしたいなあ
昔は良くやったよね

296 :創る名無しに見る名無し:2016/11/03(木) 22:10:06.09 ID:Es5oBnOV.net
○貴族なら280円が基本やからそんなには……いや結構食べたなそして飲んだな君ら。

> メルキュール「あの子はDominusというか、ソレイユLOVEだから……」
キマシ?…って感じではなかったからなー。溺愛って感じかな、ニュアンス的には。

> マルス「Dominus本人から直接嗅いでるからな」
くわしく。衆人環視の元でhshsしてんのかソレイユは。

> マルス「次回作の企画はある。オレらとは全然別の話だけどな」
スレ主による別企画ってことかな。(一瞬「VSヌーヴェル・ビュトス」の話かと思った)
ちなみにこのスレッドのやり方(スレ主が進行して名無しがちゃちゃいれる)っていうのは気楽に参加できてよかったゾ。
進行の9割方がスレ主負担になるし、モチベ保つのも大変だったとは思うが。
というか読ませる書き方できて参加者が持ってくるフラグをバッサリ切ったり採用したり進行できる腕がないと続かんやろな。
どっちかってーと読者参加型SSみたいな感じか。そして一定のペースを保って進行させて完結させたのはやっぱりスゴイ。

297 : ◆vTHUCgBFbw :2016/11/05(土) 18:22:27.82 ID:NyOh3GMm.net
ヴェヌス「さて……。容量的には、今回が本当のフィナーレになりますかしら」
マルス「最後最後って言っといて、ずいぶン喋っちまったなぁ」
ジュピテル「前回、抜け駆けで三人だけで喋るなんてずるーいっ!最後なんだからボクも出るからね!」
ラ・テール「あたしも!あたしだって喋りたいしっ!」
ソレイユ「……あの……姉さま方、わたしが主役なんですけど……」
サテュルヌ「主役の影が薄いというのは、この手の話ではごく普通のことである。諦めよソレイユ」
メルキュール「では、本当の本当に泣いても笑っても最終回!エリクシアンおまけ講座開催しま〜す☆」

>>295
サテュルヌ「そも、完走チャットとは何か」
マルス「オレら、なな板TRPGは今回が初めてだったから、昔のことはちょっとわかンねェンだよなァ。悪ィ」
ラ・テール「その名の通り、完結を記念してこういう所でチャットみたいにリアルタイム会話するってことじゃない?」
メルキュール「楽しそうだけれど、さすがにもう容量がないし……」
ジュピテル「次スレ立てよう」
マルス「待て」

>>296

>キマシ?…って感じではなかったからなー。溺愛って感じかな、ニュアンス的には。

ラ・テール「ソレイユはあたしの大切な大切な妹で、分身で、もうひとりのあたしだからね。愛してる!」
ヴェヌス「ラ・テールのソレイユに対する愛情はDominusも仰る通り、溺愛ですわね」
ジュピテル「恋人関係になりたいとか、えっちなことがしたいーって欲求はあんまりないみたいだねー」
メルキュール「色違いの自分のそっくりさんなのだし、そういう願望がないのは普通かもしれないわねえ……」
ヴェヌス「そんなことはなくってよ?わたくしはわたくしとそっくりな他人がいたら愛したいですわ?」
マルス「金姉はまぁ、そうだろうよ」
ラ・テール「あたしはソレイユに幸せになってほしい。ソレイユが幸せになるなら、あたしはなんだってするよ」
ソレイユ「ラ・テール姉さま……!感激です……!」
ラ・テール「だからソレイユ、もしDominusにDVとかされたらすぐ言うんだよ?あたしが叩きのめ……懲らしめるから!」
ソレイユ「あ……はい……」
メルキュール「というか、錬金人類にDVをする旧人類というのは……」
サテュルヌ「主殿の意思は地球人類の総意。であれば、主殿がソレイユにDVしたいと思えば、それが地球人類の意思!」
ジュピテル「地球人類の代表ってそーゆー意味だったの!?」

>くわしく。衆人環視の元でhshsしてんのかソレイユは。

マルス「ヤだなァ、そりゃDominusが一番よくわかってンじゃねェか」
ヴェヌス「というか、ソレイユは今もDominusの隣をキープしているではありませんか」
ソレイユ「もちろんです。わたしはDominusの守護者、いつも傍らにいるのが役目ですから!ね?Dominus!」
ジュピテル「仮にそうだとしても手を繋ぐ必要はないと思う」
ソレイユ「Dominusの身に万一のことがあったら大変ですから。決めたんです、Dominusの半径1メートル以内から離れないと!」
サテュルヌ「うむ、まあ、勝手にせよ……」
メルキュール「仲がいいのは、とってもいいことだし微笑ましいけれど……」
マルス「そーいや、どォよDominus?もうアレか、ヤることはヤッたンか?え?具合はどーだった?」
ジュピテル「出た。酔っ払いエロオヤジ」
サテュルヌ「それは吾も気になっていたところ。さて主殿、詳しく聞かせて頂こうか」
ラ・テール「壁一枚隔ててあたしたちがいるし、そんな機会ないんじゃあ……?」
ソレイユ「姉さまたち……あんまり卑猥なことを言って、Dominusを困らせると……わたし、怒りますよ?」
マルス「あ、スイマセン……」
ソレイユ「ともかく。Dominusのすぐそばで、Dominusのにおいを嗅いで日々が過ごせるなんて!これに勝る幸せはありません!」
ジュピテル「ホントににおいフェチなんだ……」
ソレイユ「姉さまたちだって、いいにおいを嗅げば気持ちも安らぎますよね?」
ヴェヌス「それはまあ……そうですが」
ソレイユ「あぁ……どうして洗剤や柔軟剤には「Dominusの香り」という種類がないんでしょう?あれば100年分購入するのに!」
マルス「やめろやめろォ!オレらの服までDominusのニオイになっちまうだろが!」
ジュピテル「そんなことになったらボク、もう学校行けない……」
ソレイユ「この世にDominusのにおいほど素敵なにおいはありません!姉さまたち、どうしてわかって下さらないのですか!?」
サテュルヌ「わかるかッ!」
ヴェヌス(アメリカに戻りたいですわ……)

298 :創る名無しに見る名無し:2023/03/13(月) 17:23:49.92 ID:5o25aFMsS
誰だったか國會で「軍隊は國民を守らない」って言ってたな
地球破壊テ□リスト税金泥棒自閉隊は都心近くまでクソ航空機飛ばして低周波騒音まで引き起こしてるしな
(低周波騒音kwsk→https://www.env.go.jp/content/900405730.pdf
日本に原爆落とした世界最惡のならす゛者國家に見習うべきことは.日本に原爆落とした世界最惡のならす゛者国家憲法修正第二条だろ
税金という名目て゛金銭強奪して私権侵害して地球破壊するだけの地球に湧いた害虫公務員と銃刀法ってのは霸権主義国家の思想なんだそ゛
某腐敗の権化か゛討ち取られた事件を曰本に原爆落とした世界最悪のならす゛者國家て゛は,銃刀法意味ねえし゛ゃん(直訳)って報道されとるわ
銃刀法廃止のみが防衛.軍事費増大とは税金泥棒どもによる侵略準備て゛あって軍拡競爭による壞滅リスクか゛高まるた゛けた゛と覚えよう!
核落とされたら軍隊なと゛無意味,高価な通常ミサイルはウクライナでも分かるように―発撃って数人死ぬだけ、税金泥棒軍隊存在価値セ゛ロ

創価学會員は、何百萬人も殺傷して損害を与えて私腹を肥やし続けて逮捕者まて゛出てる世界最悪の殺人腐敗組織公明党を
池田センセ一か゛ロをきけて容認するとか本氣で思ってるとしたら侮辱にもほどか゛あるそ゛!
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