創発版・ダークファンタジーTRPGスレ
- 1 :ヴェイイ ◆IvAQexSXcw :2017/06/23(金) 02:25:05.62 ID:uzaDkJai.net
- ――ジャングルに覆われた水と緑の豊かな熱帯の国ミアミ。
そしてその王都マルモスタイン。
のどかな生活は長くは続かなかった。
南から迫る「未知の領域」の存在。
さらに北には侵略を続ける複数の国家が現れる。
世界は救いようのない闇で満たされていた。
本当の敵は何か、それを探し出す主人公たちの物語――。
- 2 :ヴェイイ ◆IvAQexSXcw :2017/06/23(金) 02:29:44.27 ID:uzaDkJai.net
- ジャンル:中世ダークファンタジー
コンセプト:ハードで容赦のない表現を駆使した本格ダークファンタジーTRPG
期間(目安):続く限りずっと。ただし一期として終了の機会があれば一旦区切る。
GM:検討中
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:5日(ただし延長も可能)
版権・越境:なし
敵役参加:あり(ただしPLが3人以上揃ってから
質雑投下:なし
避難所:検討中
キャラクターテンプレート
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:(大体の体格でも可)
種族:
出身:
職業:
性格:
特技:
武器:
防具:
所持品:
容姿の特徴・風貌:
簡単なキャラ解説:
- 3 :ヴェイイ ◆IvAQexSXcw :2017/06/23(金) 02:52:47.93 ID:uzaDkJai.net
- 名前:ヴェイイ・トラクシエ
年齢:14
性別:女
身長:159cm
体重:45cm
スリーサイズ:(83/59/87)
種族:人間
出身:ミアミ王国
職業:ハンター
性格:真面目で勤勉
特技:槍で戦い、槍がなくなれば素手で戦う
武器:アイアンスピア
防具:草を編んだ民族衣装
所持品:装飾品等
容姿の特徴・風貌:色黒で青い瞳、長めの髪を一つに結んだ少女。
主に狩りをして孤児仲間と生計を営んでいたが、 情勢の変化によって王都マルモスタインへと入る。
簡単なキャラ解説:
孤児であり、マルモスタイン郊外の小さな村ナモンで小部族のもとで世話を受けて育った。
同じ孤児仲間たちと狩りをしているうちに自力でもある程度のことはできるようになったため、
本格的な兵士としての訓練を受けた。
やがて、国の情勢が悪くなり、ヴェイイたちは王都目掛けて旅立つ。
ヴェイイはナモン村から仲間二人と共に王都マルモスタインに入る。
「この街、でかい、ヴェイイ、迷うかも…どうする?」
同年代の仲間の少女二人、アミレとマギサに尋ねる。
「すっげえなぁ! こんな街にオラたちが入るなんてビックリだぁ」
「とりあえず「パブ」、ってとこにでも行ってみる? 人多そうだし」
狩猟道具を持った粗末な服装の三人は、ここ「極楽鳥」では浮いていた。
酒場とギルド、ついでに役人詰所と宿屋の役割を果たす王都でも豪華な施設だ。
村では見ないような建材で作られている。
「ご注文は…」
注文を伺いに来たウェイトレスもこれほどの未開人はなかなか目にしないようで、
年端もいかない少女のグループに不安を持った。
「あ、あーミルク」「ミルク」「ミルク」
全員でとりあえずミルク。しかし払えるかどうかは分からない。
やがて、多くの利用者たちが彼女たちを好奇の目で見はじめた。
最初に近づいたのは…
【導入部分。 参加者募集を開始します。】
【まだストーリー世界観はほぼ未定なので、作りたい人などは積極的にどうぞ】
- 4 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 01:03:21.77 ID:kfvmtXW6.net
- 栄えさせようや
- 5 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 01:06:22.89 ID:kfvmtXW6.net
- 名前:ルワン・ソムチャック
年齢:23
性別:男
身長:171cm
体重:55cm
スリーサイズ:やせ形
種族:人間
出身:ミアミ王国
職業:呪術師
性格:陽気
特技:呪術
武器:盆栽賢老樹
防具:神官服
所持品:呪術道具一式
容姿の特徴・風貌:黒髪短髪痩身の男
簡単なキャラ解説:王都の呪術師
- 6 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 01:07:15.48 ID:kfvmtXW6.net
- 王都のパブ「極楽鳥」で異彩を放つ少女三人が口々に注文したのはミルク。
それを聞き好奇の目を注ぐ客の中から一人の男が近づいてきた
「素晴らしい!素晴らしい!ようこそミルクの兄弟!」
満面の笑みを浮かべ何の遠慮もなく少女グループのテーブルに座ると名乗るとともに立て板に水と言葉をあふれさせる
「俺も三年前、初めてここに来た時、同じようにミルクを注文した!
だがその時マスター言ったよ、ここは酒場だミルクなんかあるかボケ!酒頼めってね!
そこで俺は考えた!それはその通り!ここは酒場だからミルクがないのは仕方がない。
だったらミルクの酒を造ればいいじゃないってな!
そうやって作ったのがカリーアミルクっていうミルク酒なんだが、ここに来る連中はミルクの旨さを知らないやつばかりだ。
三年目にしてついに現れたミルクの兄弟に是非ともおごらせてくれ!
てえ訳でお姉さん、カリーアミルク四つ!」
ウェイトレスにウインクをしながら注文をするルワン
カリーアミルクについて説明に嘘はないが、説明していない事もある
ミルクベースのその酒は口当たりが良く抵抗なく呑めてしまうのだが、その実アルコール度数はかなり高く気付いた時には前後不覚になるほど酔ってしまう危険な酒なのだ。
早速運ばれてきたカリーアミルクを手に取り乾杯を
そして雑談の流れの中でルワンの正体も明らかになっていく
ジャングルに覆われた水と緑豊かな熱帯の国ミアミ
そしてその王都マルモスタイン
この場に人の都市を建設するにはそれなりの方法が必要になる
熱帯の木々の育成は早く、ひと月もすればそこら中に根を張り、一年もすれば都市を呑みこみ始める
しかしジャングルは豊かな水源と豊富な食料を提供してくれ、外敵の進行を防ぐ防壁でもあるのだ
盆栽賢老樹によりジャングルとコンタクトを取りその制御をし、都市を維持するのが呪術師の役目なのだ。
「それで、嬢ちゃんたちは診た所どこぞの部族から来たみたいだけど、何しに来たんだい?」
ほろ酔い気分で少女たちの話を促す
南から迫る正体不明の領域。
そして北からは侵略国家の不穏な動き
情勢不安なおりにつけ、ルワンは王都を守る結界樹の一つ聖樹ブアカーオへ祈りと供物を捧げる事になっていた
とはいえ道中は密林の迷路と猛獣や悪霊などが跋扈する危険な状態に
情勢不安が治安にまで影響を表している事を示しており、その対策として結界強化が必要になったのだ。
呪術師が各所の結界樹に散り人手が足りなく、ルワンは護衛を依頼する
- 7 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 01:07:46.35 ID:kfvmtXW6.net
- 名前:テオ・ヤオムクイ
年齢:14
性別:女
身長:155cm
体重:53cm
スリーサイズ:華奢
種族:人間
出身:ミアミ王国
職業:死霊術師
性格:無邪気
特技:死霊術
武器:黒曜石のナイフ
防具:ワンピース、多種繋ぎ合わせた毛皮、翡翠の仮面
所持品:金銀宝石装飾品
容姿の特徴・風貌:
黒髪白髪三つ編みで背中まで垂らしている
褐色の肌
鼻から上は翡翠の仮面をかぶり見えないが、褐色の肌
口元や首筋、肩や腕など全身の40%に印紋が刻まれている
簡単なキャラ解説:
王国の第11王女
自由活発で奔放姫とも呼ばれる
死霊術を操り、自らの手で殺し黒曜石のナイフで心臓を抉り出し食べることにより、対象の能力を得ることができる
触媒として対象の体の一部が必要で、それが身に纏う毛皮である
全身に刻まれた印紋は生きており、術に応じて必要な紋に形を変える
獣化、獣人化、降霊具現化など用途は多岐にわたる
術の才能を発揮したとはいえ11王女
王位継承の目はなく、情勢不安な時勢にあっては政略結婚とした北の侵略国家に嫁がされる未来が待っている
それまでは王女として王宮で大切に育てられてはいたが、生来の性格から王宮では収まりきらず王都やその周辺に脱走する日々を繰り返す
そして今回更なる遠出を目指すが、そこで自分が如何に守られ、優遇されてきたかを知ることになる
- 8 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 01:08:11.87 ID:kfvmtXW6.net
- パブにて口々にミルクを注文する少女たち。
周囲の好奇の目が注がれるが、その中で動いたのは人ではなく天井にぶら下がっていた蝙蝠であった。
パタパタと降りてきたかと思えば小さな爆発音とともに煙を上げた。
煙が晴れた時、そこに蝙蝠はおらず毛皮にまみれた少女が立っていた。
毛皮は見て取れるだけでジャガーやワニ、バク等ジャングルでも危険な動物に分類されるものが多い。
毛皮の下にはワンピースを着ているようだが、その色彩や装飾品から見てかなり高価なものだと押して計れるだろう。
「やあやあ、相席よろしいかな?私にもミルクを」
返事を待つことなく椅子に座り、注文をする少女。
翡翠の仮面を被っているのでその表情をうかがい知ることはできないが、仮面のない口元からは褐色の肌と印紋、そして楽しげな笑みがこぼれていた。
「突然ですまないね。
故あって正体を明かせないが、わらわの事はテオと呼んでくれてよいぞ
見た所、王宮の外からやってきたようだが……?」
話の途中でやってきたミルクで乾杯しながら話は続く
テオの目的は南の未知の領域を見に行くというもの。
その為に王都外に精通した者を探していたというのだ。
明らかに王都外の者であり、同年代のヴェイイ達に白羽の矢が立ったというのだ。
話しているとなだれ込んでくる重武装の兵士たち
「もう嗅ぎつけてきたか!あ奴らはわらわを狙う悪人どもだ、一旦ここは逃げるぞ!」
このパブがギルドだけでなく役人詰所の役割を持っており、その中で逃亡癖のあるテオが現れれば当たり前の事態なのだが、それを自覚できていないのだ。
言葉と共に印紋がうごめき、毛皮のジャガーが領域を広げテオを覆っていく
ジャガーの獣人と化したテオから放たれる咆哮は衝撃波をもって周囲のテーブルを吹き飛ばし、兵士たちを足止めする。
その間に逃げ出す一行。
かくしてテオを連れ戻そうとする王宮の兵士たち、警護もなく王都から出ている王女を攫おうとする勢力、危険なジャングルの怪物たち
三者の脅威にさらされながら未知なる南方行への旅が始まるのであった。
- 9 :ヴェイイ ◆IvAQexSXcw :2017/07/12(水) 22:24:46.97 ID:9hwHVKAY.net
- >「俺も三年前、初めてここに来た時、同じようにミルクを注文した!
だがその時マスター言ったよ、ここは酒場だミルクなんかあるかボケ!酒頼めってね!
そこで俺は考えた!それはその通り!ここは酒場だからミルクがないのは仕方がない。
だったらミルクの酒を造ればいいじゃないってな!
そうやって作ったのがカリーアミルクっていうミルク酒なんだが、ここに来る連中はミルクの旨さを知らないやつばかりだ。
三年目にしてついに現れたミルクの兄弟に是非ともおごらせてくれ!
てえ訳でお姉さん、カリーアミルク四つ!」
カリーアミルクと呼ばれた飲み物がヴェイイたちの前に運ばれる。
ヴェイイとアミレは状況が掴めていないが、少し賢いマギサは何となく察した。酒か、と。
>「それで、嬢ちゃんたちは診た所どこぞの部族から来たみたいだけど、何しに来たんだい?」
男はルワンと名乗ったのをヴェイイは覚えていた。
しかし、数分から10分といったところでアミレは他の男に声を掛けられて移動し、
マギサもそちらはそちらでいつの間にか姿を消している。
気が付けばヴェイイは「カリーアミルク」をしこたま飲まされながら、ルワンと二人きりになった。
褐色の顔を紅潮させながらも、ヴェイイは自分の理想を熱く語る。
「ヴェイイ、ナモン村の族長に認められて一人前なった。王都で兵士になって悪い奴らとたたかう。
そして、おカネ稼いで強い男とケッコンして、子供を沢山産む。そのために王都きた」
そんなことを語っている間に、ヴェイイと同年代の少女が近くの席に座る。
全身に刻まれた印章。それはナモンで施されるようなものとは違い、複雑だ。
>「やあやあ、相席よろしいかな?私にもミルクを」
>「突然ですまないね。
故あって正体を明かせないが、わらわの事はテオと呼んでくれてよいぞ
見た所、王宮の外からやってきたようだが……?」
勿論、ウェートレスは容赦なくテオにもカリーアミルクを用意する。
大分出来上がってきた。
「ヴェイイは、ナモン村からきた。王都で兵士になる。テオは、どこの族から来た?
テオも一緒にたたかうか?」
そのような話をしている間に、アミレは遠くのテーブルで悪そうないかつい男に金貨をチラつかされ、
気が付けば男の手を握って酒場を出ていった。
マギサはというと、ハンターギルドの看板のあたりで一言、二言を話すと、さっさと数人の男とともに酒場を去った。
ここにいるのはヴェイイとルワンとテオの三人だけだ。
「おかしいな。ヴェイイ、仲間いた。でも二人ともどこか言った。
まあいいや。話の続き聞かせてくれ」
- 10 :ヴェイイ ◆IvAQexSXcw :2017/07/12(水) 22:32:15.96 ID:9hwHVKAY.net
- と、そこに重武装の兵士たちが雪崩をうって入り込んでくる。
マルモスタインにも似つかわしくない、暑苦しい格好だ。
鉄の鎧はやはりこの気候には合わないらしく、あちこちから汗を垂らしている。
マントなどは拭った跡だらけだ。
「もう嗅ぎつけてきたか!あ奴らはわらわを狙う悪人どもだ、一旦ここは逃げるぞ!」
「そうなのか!? ヴェイイにはそうは見えないが、じゃあ一緒ににげよう」
逃げるとは言いつつ、妙な構えをするとテオの印章が蠢き、瞬く間にジャガーの獣人と化す。
兵士が怯む。ヴェイイは身の危険を察し、ルワンと目を合わせるとテオの動きに合わせて逃亡を開始する。
「その格好はガダモン、聖獣王ガダモン…! どこでそんな力手にいれた?」
疑問をよそに先へ先へと急ぐテオに、ヴェイイは付いていくので精一杯だった。
【という感じで導入に便乗してみましたが、投下した方、もしくは新規の方、一緒に参加してはもらえないですか?】
- 11 :創る名無しに見る名無し:2017/07/12(水) 23:46:08.68 ID:mphGkEgG.net
- いやです
ヲチスレで自演する人とは遊びたくありません
- 12 :創る名無しに見る名無し:2017/07/13(木) 01:00:43.68 ID:9px/YcbV.net
- >>11
ガチャ…
パァーン(11が肛門を撃たれて射殺される)
- 13 :創る名無しに見る名無し:2017/07/13(木) 02:05:22.50 ID:MwhoPVwD.net
- 11は『ヴェエェーー!』と言う悲鳴を上げながら絶命した。
- 14 :創る名無しに見る名無し:2017/07/13(木) 10:14:07.09 ID:Nle9Zdrl.net
- はずだったが、
- 15 :創る名無しに見る名無し:2017/07/13(木) 10:31:22.68 ID:sKoUwFEe.net
- 炸薬量の狂った不良品の弾薬によりミンチより酷い事になった
- 16 :創る名無しに見る名無し:2017/07/14(金) 21:08:15.42 ID:irvVDy4a.net
- テスト
- 17 :創る名無しに見る名無し:2017/07/14(金) 21:08:46.35 ID:irvVDy4a.net
- テスト
- 18 :創る名無しに見る名無し:2017/07/18(火) 06:01:09.51 ID:u4VXcgkN.net
- >>1
名前:山崎佑人
年齢:21歳
性別:男(潜在的なLGBTだが、本人に自覚無し。またペドフィリアの気もある)
身長:171センチ
体重:62キログラム
スリーサイズ:(大体の体格でも可)服はMサイズ
種族:高校卒業後、放送系の専門学校を中退ゆえに最終学歴は商業高校卒
出身:栃木県今市市
職業:フリーアルバイター
性格:自分は本来ダークファンタジーの世界で活躍する人材であるはずなのに、
東京の片隅でフリーター生活をやってる今の自分の不遇に憤りを感じてる
特技:コンビニで培った商品の陳列。あまり間違えずにやれ、バイトリーダーに注意されなくなった。
武器:単発バイトを素早く入れられるほどに使い慣れたスマホ
防具:自宅に隠し持ってるテンガ
所持品:Suica(バイト先に行くため)
容姿の特徴・風貌:自分はどちらかといえばイケメンだと思ってるが、あまり目立たない
それよりもこの年齢で後退し始めた頭髪を気にして
簡単なキャラ解説:自分はこの醜い世界に堕とされた悲劇の主人公で、
本来ならば、ダークファンタジーの世界で格好よく活躍するはずだったと思ってる
もちろんダークファンタジーの世界でも、自分の妄想に都合のよいチート能力とか持っていて
しかも本人は微妙の自分をイケメンキャラと思い込んでいるので、あっちの世界でも
美女たちにモテモテのハーレムになってるはずとも妄想してる
バイト先のコンビニで後輩の女子高生に懸想してるが、その女子高生に裏でキモイと思われ
バイトリーダーに「山崎さんが色々と構ってきて正直うざったいんでなんとかしてもらえませんか?」と相談してる事実は知らない
だが最近、夜間清掃のバイトで一緒になる細マッチョのイケメン崩れの同僚が気になって仕方がなく、
近い将来、この男(こいつはガチホモ)に掘られ、目覚める運命にある
- 19 :創る名無しに見る名無し:2017/07/18(火) 06:22:59.19 ID:u4VXcgkN.net
- >>1
名前:木村翔太
年齢:25歳
性別:男(ロリコン)
身長:167センチ
体重:88キロ
スリーサイズ:(大体の体格でも可)チビデブで薄らハゲ
種族:Fラン大卒で就職でズッコケ、今は派遣登録
出身:岐阜県各務原市
職業:派遣社員
性格:デブで不細工で臭い薄らハゲだが、キモヲタ特有の無駄なプライドの高さがあり、
ろくに世間も知らないのに世間の人を凡俗だと見下してるアホ
本心では自分は選ばれた人間であるはずと思い込んでる
特技:エロゲーなら三日くらい徹夜できる
武器:保存したエロ画像やエロ動画だが、無修正見すぎて感受性が鈍ってしまい
最近はAKBあたりの微妙なブスアイドルのグラビアも新鮮でいいんじゃないかと思うようになってるので、
それでヌいてる
防具:某人権団体運営のNPO団体から貰った生活保護申請マニュアル
いざという時はこれで身を守るつもり
所持品:寄りぬかれたエロゲの数々と、最近買った医薬品育毛剤
容姿の特徴・風貌:デブ、不細工、本人が思っている以上に薄くなった頭髪
結構スカってるので、誰が見てもすぐに「あいつ薄っ!」とわかる
ファッションはファストファッションブランドだが、見た目がキモイので貧乏くささが際立って見える
簡単なキャラ解説:ネットでエロ画像を蒐集し、SNS覗き見し下品な欲求を満たしてるタイプだが、
実は中世ダークファンタジーに憧れる正統派ともいうべき現実逃避型キモヲタでもある
美少女キャラが大好きで、二次元嫁のうつつを抜かしているが、
それを恥じていないどころか、職場でもそれとなくその事実を他人に明かしている
そのため女子社員たちのは汚物のごとく忌避されてるものの、
一部の男性の同僚には「へえ、結構信念持ってんじゃん」と一目置かれてる
デブ不細工薄毛乱杭歯キモヲタ童貞という六重苦だが、人生を悲観してない
- 20 :創る名無しに見る名無し:2017/07/18(火) 06:56:31.50 ID:u4VXcgkN.net
- >>7
名前:テオ・ヤオムクイ(と名乗ってるものの、本名は水島由衣)
年齢:14
性別:女(といえるかどうか・・・)
身長:155cm
体重:53s(これは自己申告であり、実際は72キログラム)
スリーサイズ:華奢(とんでもない!明らかにデブ女)
種族:人間(だがクラスメイトからは人間扱いされておらず、擬人化した豚だと思われてる)
出身:ミアミ王国(ミアミ王国は千葉県佐倉市にある。もしくは彼女の脳内にのみ存在する)
職業:死霊術師(中二病をこじらせると、素直なヒロインよりもこういうキャラに逃げる)
性格:無邪気(というか、邪気なく真直ぐにダークファンタジーという妄想に逃げるくらいの無神経さはある)
特技:死霊術(というか、クラスで自分の悪口を言ってた連中とか、
小馬鹿にしてる連中とかに対する怨嗟を抱えており、
学校ではそいつらに愛想笑いしてヘコヘコしてるが、
家に帰ってからノートにこいつ等への呪詛の言葉を書き連ねてる)
武器:黒曜石のナイフ(観光地で売ってるやつ)
防具:ワンピース(最近また太ったのでもう入らない)
多種繋ぎ合わせた毛皮(ではなく、学校指定の冬服外套を本人がそう呼んでる)
翡翠の仮面(ではなく、ドラッグストアで買った面のマスク)
所持品:金銀宝石装飾品(親からもらったお小遣いと、溜まったBL漫画をブクオフに売った代金)
容姿の特徴・風貌:
黒髪白髪三つ編みで背中まで垂らしている
褐色の肌なのは生まれつきで、肥え太った体型もあって、
アメリカの女性ソウルシンガーみたいになってる
鼻から上(ではなくて下)は翡翠の仮面(ではなくて三枚百円の
綿の風邪用マスク)をかぶり見えない(見せない)が、
褐色の肌や口元や首筋、肩や腕など全身の40%に印紋が刻まれているようなのに憧れて、
腕の甲に中二病っぽい紋章をマジックで書いてる
簡単なキャラ解説:
王国の第11王女と思いたいが、普通の中小企業サラリーマンの娘
先祖を辿っても千葉県で代々農家を営んできた庶民の血筋
自由活発ではなスクールカーストの三軍で
奔放姫ではなく周囲の目に怯えてビクビク生きてるデブなのでキモいヲタ豚とも呼ばれる
お土産で買って貰った安物のペーパーナイフを死霊術のための呪具だと思い込み、
学校で自分をバカにしていじめる連中を自らの手で殺し、
このナイフで心臓を抉り出し食べることにより、
対象の能力を得ることができるという妄想に浸る、かなりねじくれたヲタ
触媒として対象の体の一部が必要で、それが身に纏う毛皮である
全身に刻まれた印紋は生きており、術に応じて必要な紋に形を変える
獣化、獣人化、降霊具現化など用途は多岐にわたる
と、ここまでバカげた設定を延々と自分の部屋に引きこもって妄想してる、
デブでブスな中二のいじめられっ子の少女は、ある意味かわいそうなのかもしれない
妄想の中に巧にBLの才能を発揮したとはいえ11王女、ではなくクラスのカースト最底辺のブス娘
王位継承、ではなく住み慣れた建売住宅の相続の目はなく、
父がリストラされ家計が不安な時勢にあって、
政略結婚ではなく高校進学について、憧れの私立の名門女子高(制服が超かわいい)ではなくて、
地元の県立高校に嫁がされ、じゃなくて進学するように母に口酸っぱく言われてる未来が待っている
それまでは王女として、ではなく平凡なサラリーマンの娘として、
王宮、ではなく建売住宅で大切に育てられてはいたが、
生来のいじけた性格から家庭以外ではうまくゆかず、
ダークファンタジーの世界に現実逃避する日々を繰り返す
そして今回、本当に今いる世界を捨ててダークファンタジーの世界に生まれ変わりたいと願い、
ネットのオカルトサイトや雑誌ムーとかで必死に調べた異世界転生の秘術を家の自室で試みるも、
当たり前だがそんなの上手くゆくわけもなく、そこで自分が如何に親に守られ、甘やかされてきたかを知ることになる
- 21 :創る名無しに見る名無し:2017/07/19(水) 02:21:56.47 ID:+syAQ/fX.net
- それは確かに容赦ないダークファンタジーのようだった。
木村翔太は過払い金請求を謳う法律事務所のサイトを縋るような目で見つめながらそう思った。
DMで送られた複数のローン会社からの請求書の山に、木村翔太は慄然とする。
無数のキャッシュカードで膨れた財布には、残念なことに今月分の生活費すらない。
着々と迫る己の最後の時に、木村翔太は恐怖以外の感情を見いだせなかった。
スマホの画面には、「債務整理、および過払い金返還については当事務所へ!」と、
弾むような文字で書かれたマルモスタイン法律事務所のHPが映し出される。
そこには一見柔和そうだが、如何にも抜け目なさそうな目をした小太りの弁護士の写真が。
おそらく自分の借金総額は四百万円近いはず、そう木村翔太は思った。
それは現在の彼の年収を優に上回る金額であり、数社の闇金からつまんだ債務を含めれば、
今月末の支払いは四十万ちかい金額になる。
木村翔太はふと、自室アパートの壁に目線をやった。
そこには色彩豊かな美少女キャラが呑気に、本当に呑気にこちらに向かってほほ笑んでいた。
二次元の世界の慰安婦たちは、木村翔太を魅了しつつ、そこに彼をいざなうことはない。
何度も思ったものだ。もうこんな世界とおさらばして、あの壁のポスターの向こうの世界へと旅立てないものだろうかと。
そんな思いを抱き、そしてそのような奇跡が決して訪れることがないという事実に身震いした。
こうしている間にも、彼の破滅へのカウントダウンは着実に進んでいるのだ。
今月末、すなわち後十日ほどで、彼は某闇金がらみのさる仕事に売り飛ばされるのだ。
それは人間終了を意味する。人権の存在しない只の最底辺の奴隷として生きてゆかねばならないのだ。
そんな時だった。突然彼のスマホが身震いした。
デスクの上でビビるように発せられた音に、木村翔太は小さく悲鳴を上げる。
また催促の電話か?と彼は思った。
刑法犯にならぬように慎重に言葉を選んだ事実上の恫喝。
さしもの楽天家の彼も、それが数か月にわたって続くと、精神が疲弊してしまう。
彼はおそるおそるスマホを取り上げ、発信者の名前を見た。
そこには予想だにしなかった名前が表示されていた。
「山崎・・・佑人?」
山崎佑人、という名前が誰だったか、思い出すのに数秒ほどかかった。
かつて照明機材のリース会社で派遣SEやってた時に、社の倉庫で機材運搬のバイトだったやつだ。
佑人本人は自分をイケメンと思い込んでいるらしく、鏡や窓ガラスがあればしょっちゅうそれを覗き込んでいた。
どこか田舎臭く、チープな感じをしたナルシスト。それが翔太の佑人についての感想だった。
しかしなぜ?と翔太は思う。あの会社にいたのはもう去年のことだ。
確かに電話番号やメルアドは交換したが、それはあくまでも仕事上の連絡のためであり、それ以上のものではなかった。
彼は知り合ってしばらくしてコンビニと夜間清掃のアルバイトをはじめ、リース会社からフェイドアウトしたはず。
翔太は電話に出た。
「・・・もしもし?」
訝しるように翔太は言った。だが、数秒ほど、電話の向こうの声は無言だった。
翔太はもう一度声を出そうとしたその瞬間、電話の向こうから声がした。
「なあ、あんた、木村翔太ってやつで間違いない?」
電話の向こうの声は、記憶にある佑人の声とは違った。
佑人はナヨっとした、やや高い薄っぺらい声だったはずだ。
だが電話の向こうの声は、野太く、威圧感のあるものだった。
ほんの僅か、翔太は躊躇した。ここで何か応えてしまったら拙いことになるのでは、という予感がした。
だが、そうした気持ちのブレーキとは裏腹に、翔太は答えてしまっていた。
「ええ、そうですが。そちらはどちら様ですか?」
すると電話の向こうから、甲高い悲鳴のようなものが聞こえた。
同時に野太い声、おそらく電話の主の声で、その悲鳴の相手を怒鳴りつけ、打擲するような音が響く。
数度、悲鳴と怒号が交わされる。そして悲鳴の声は、間違いなく佑人の声だった。
そしてその佑人の声は、こう聞こえた。
「木村さん!ヤバいです!今すぐに逃げて!」と。
- 22 :創る名無しに見る名無し:2017/07/20(木) 18:25:44.63.net
- >>3
名前:ヴェイイ・トラクシエ(本名は高島香苗)
年齢:17(商売上は18歳と自称)
性別:女(ビッチ)
身長:159cm
体重:45s
スリーサイズ:(83/59/87)
種族:関西人
出身:兵庫県神戸市
職業:女子高生、出会い系サイトで売り斡旋、イケメンチーマー彼氏と美人局など
性格:真面目で清純な装いが売りになると気づき、意図的にそういうキャラを演じている
特技:男の槍を弄び素手で果てさせる。
滅多なことでは挿入は許さない(相場は五万以上)
武器:Aレベルの容姿とスタイルを持つ清純派のルックスの女子高生キャラが最高の武器。
スケベなおっさんリーマンあたりが簡単に引っかかる
またラブホで飲み物に入れるダウナー系の合成ドラッグや睡眠薬
防具:スマホ、携帯用録音機器、隠しカメラ、各種ドラッグ、経口避妊薬およびコンドーム、
スタンガン(彼氏のダチに違法改造してもらい電圧アップ)
所持品:装飾品等:もちろん正統派王道の清純女子高生スタイル
容姿の特徴・風貌:色白で青い瞳、長めの黒髪を一つに結んだ少女。
要領よく夜遊びに興じ、興味本位で自身も売りをしたりもしているが
むしろ同級生の片倉葵(上位の女子である香苗のグループにいてクラスの一軍気取りだが、
彼女に都合よくつかわれる金魚の糞のような女)と、
中野結花(元々気が弱くいじめられっ子タイプで、
香苗が遊び半分でグループに入れた女)
などに体を売らせて上前を跳ねたりしている
こうした行為を友人にやらせることで色々と弱味をつかみ、
いつかこのネタを利用して脅迫したりするつもりでもある
最近神戸での青少年保護条例や風営法に基づく深夜の警察の取り締まり強化により、
狩り(売り)の主戦場を西宮界隈に移転しつつある
売りについては家族にも知られていない、
実家も神戸で複数のレストランや不動産を持つ資産家で、金に不自由してない
容姿端麗で学業も優秀であり、上位私大の推薦も取れるレベル
だが本人は東京へ移転して地元との腐れ縁を断ち切ることをひそかに目論んでいるため、
大学進学に関しては受験で行くことを考えている
なお、前の彼氏を自殺に追い込んでいる過去があり、
現在の彼氏についても売りで美人局やる際の都合の良い暴力装置くらいにしか見ておらず、愛情はかけらもない
その彼氏経由で各種ドラッグを入手しており、これを使って始末することを計画している
- 23 :創る名無しに見る名無し:2017/07/20(木) 18:41:36.13.net
- >>1
ん?
- 24 :創る名無しに見る名無し:2017/07/20(木) 18:42:26.46.net
- >>5
名前:ルワン・ソムチャック(本名は高橋元太)
年齢:23
性別:男
身長:171cm
体重:55s
スリーサイズ:やせ形
種族:関西人
出身:岡山県倉敷市(現在は西宮在住)
職業:医療機器メーカーの営業兼SE
性格:取り立てて目立つところなく、同僚からは毒にも薬にもならないと思われてる
特技:学生時代はサッカー部員でポジションはサイドバック
倉敷の市選抜になったこともあるレベルで、技術はそれほどでもないが、
献身的に動き回るスタミナはそれなりにある
武器:これと言って無し。関西学院大学を卒業後現在の会社に入ったので、取り合えず大卒正社員
防具:まあまあの学歴と、バイトや給与で貯めた預金が三百万くらいある
所持品:一般のサラリーマンが持つ持ち物と同じ、社会人らしいものしかない
容姿の特徴・風貌:黒髪短髪痩身の男
簡単なキャラ解説:大学時代にそれほど美人でもない彼女と付き合ったことがあるも、
それ以外特に女性関係がなく、入社して間もなく出来心でSNSで売りに手を出し、
それで味をしめる。その後、複数回、売りに手を出したが、
ある時に買ったのが片倉葵(高島香苗の売り斡旋)であり、
これをネタに彼女たちのグループに脅されることになる
その後、住所や会社など身元が全てばれ、益々追い込まれてゆく
- 25 :創る名無しに見る名無し:2017/07/20(木) 23:07:32.96.net
- すまんが俺は脱糞がすげえ好きだw
だから踏ん張るッ!!
ブリッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!
- 26 :創る名無しに見る名無し:2017/07/21(金) 10:58:18.91.net
- テオもルワンも某所に投げ捨てられたキャラってわかっていながらのるなよ
ルワンに至ってはネタバレまでしておいたのに
- 27 :創る名無しに見る名無し:2017/07/21(金) 17:57:44.31 ID:oyigjxD1.net
- 名前:ずんだもち
年齢:賞味期限と同じ
性別:ずんだ
身長:餅一つ分
体重:餅一つ分
スリーサイズ:(大体の体格でも可)餅と同じ大きさ
種族:ずんだもち
出身:宮城県仙台市
職業:ずんだもち
性格:ずんだもちらしい性格
特技:ずんだもちのおいしさ
武器:ずんだもちのうまさ
防具:ずんだもちを保管するパッケージ
所持品:ずんだもち
容姿の特徴・風貌:鶯色の鮮やかなずんだ
簡単なキャラ解説:仙台銘菓のずんだの歴史と伝統を一手に担い、世界に打って出ようとする野望の持ち主
- 28 :創る名無しに見る名無し:2017/07/22(土) 05:57:25.00 ID:HcamDsFM.net
- ミアミ王国は、足立区竹ノ塚の駅前から都道255号線方面に向かって進むと、
足立区総合スポーツセンターへ向かう道すがらに存在するのがわかる。
周辺の王国臣民は皆、中世ダークファンタジーという暗黒の世界観を体現するかの如く、
皆一様に表情を失ったやつれた顔と、光を失った目を持ち、
何ら希望も持てないまま、あてどなくスラム化した町をうろついているだけだ。
元淵江公園には、スラム化して行き場を失った難民たちがいつの間にか集い、
そこで行われる教会の炊き出しに並んでいる。
誰もが夢を失い、希望も持てず、未来を信じない国。
それが足立区竹ノ塚ことミアミ王国なのだ。
スラム化し、完全に治安が失われた竹ノ塚駅前の広場には、
ブラジル系のマフィアと在日韓国系のマフィア、
最近台頭してきたチャイニーズドラゴンの戦闘員たちが、日々抗争を続けている。
今日もまた、頭を撃ち抜かれて斃れた若者の死体が、
東駅前ビルの交差点のど真ん中にされされている。
もちろんこれは見せしめだ。
若者の死体はおそらく日本愚民のものであろう。
ブラジリアンやコリアン、チャイニーズに見られるような、ギラギラした凄みなどない、
まるで飼いならされた仔羊のようなあどけない面立ちのその死体は、
今は無残にその表情をゆがめている。
戦いに勝てないどころか、そもそも戦いそのものから逃げている、
今の日本人の哀れな末路のようなその死体は、
この竹ノ塚ことミアミ王国が、もはや日本人の生きてゆく国ではないことを見せつけているようだ。
駅に向かうサラリーマン奴隷たちも、その死体の脇を無言のまま通り過ぎる。
同胞である日本人の死を目の前にしても、
ただ目線を逸らせて歩み去ることしかできない彼らは、もはや奴隷といっていい。
もはや戦い抗らうことすらできなくなった彼らは、滅びの運命を受け入れるしかないのだ。
複数のギャング団が、互いににらみ合いながらギリギリの均衡を保っている。
それが今の竹ノ塚東口駅前の現状なのだ。
そんな時だった。
ジリジリと照り付ける、張り詰めた空気が支配するその竹ノ塚駅前に、謎の男が現れた。
その男は、ドン・キホーテ竹ノ塚店とマツモトキヨシの店舗のあたりで、
まるで踊るような足取りでこちらへと向かってきたのだ。
駅前に集うそれぞれのギャングのソルジャーたちは驚愕した。
誰もその男の接近に気づかなかったのだ。
浅黒い肌をしたブラジリアンたちが、その目を獰猛に輝かせた。
頬骨の高いコリアンたちが、平べったいその顔を奇妙に歪ませた。
入れ墨だらけのチャイニーズのソルジャーたちは、懐の拳銃に手を忍ばせた。
竹ノ塚駅前は、すさまじい緊張感に包まれた。
駅前のバラックや露天商の連中は、物陰にそっと身をひそめる。
彼らのような社会的弱者は、こうした危機感を素早く察知する能力がなければ生きてゆけないのだ。
街から通勤のために駅へと向かう奴隷化した日本人たちもまた、
足早に駅舎へと逃げ込んだ。
ミアミ王国では最底辺と言っていい日本人たも、
弱者ゆえの生存本能により、危機を察知したのだろう。
いつの間にか、駅前には誰もがいなくなった。
しかしながら周辺のビルや店舗に身をひそめたギャング団のソルジャーたちの殺気が、
その空虚な空間に凄まじい緊張を漲らせていた。
- 29 :創る名無しに見る名無し:2017/07/22(土) 05:58:33.12 ID:HcamDsFM.net
- もはや辺りは無音だった。
遠くから微かに東武伊勢崎線の車両の走る音が響くばかりだ。
もしここで、ほんの僅かな物音でも立てようものなら、
おそらく周辺に潜むギャング団の狙撃手の集中砲火を浴びることだう。
そんな中、その奇妙な男は、呑気にこちらへと向かっていた。
薄くなりかけた頭髪に、張り出た布袋腹。
上半身にはなにも身に着けておらず、謎のリュックサックを背負っている。
下半身は真っ白なブリーフパンツを履き、
長めの黒いソックスと穴の開いたスニーカーを履いている。
竹ノ塚駅前に潜む全ての人間の目線が、
このわけのわからない男に注がれた。
もちろんその視線は、最大級の警戒に満ち溢れている。
男は駅前にたどり着き、ふと振り返った。
そこにはマクドナルドがあった、
いつもはにぎわう駅前のマクドナルドであったが、今は客が誰もいない。
暇を持て余した店員たちも、流石に駅前のこの張り詰めた緊張感を察していた。
男が目線を向けた瞬間、店員たちは一斉にレジの下へと隠れたのだ。
あの男のせいで店舗内に銃弾なんか飛んできたらたまらない。
そんなことしたらエリアマネージャーに解雇通告が出され、無職になってしまう。
せっかくマックのクルーになり、順調の階級をアップしていたというのに。
店員たちはみんなそう考えつつ身をひそめ、
謎の男をまるで疫病神であるかのように恨めしく思った。
男は駅前に立ち止まり、マックの店舗から流れ出る美味しそうな匂いに魅かれた。
だが、男はすぐにまた踊りだし、そのまま竹ノ塚駅前広場へと侵入する。
誰もが皆、固唾を呑んで男の様子を見守った。
もちろん銃を持つものはセーフティレバーを解除し、引き金に指を乗せる。
いつでもあの男を射殺できるように、物陰からそっと銃口を男に向ける。
誰もが思った。このまま無事には済まない、と。
だが男は気付かない。
自分が原因で今ここで、均衡が崩壊しかねないということに、全く気付いていないのだ。
男は呑気に、駅前に転がっている無残な死体へと歩み寄った。
もはや戦えなくなった、甘ったれた日本人の死体。
その死体に歩み寄った男は、死体の顔を覗き込む。
額を撃ち抜かれ、顔の右側が大きくゆがんだ日本人奴隷。
その哀れな末路は、今や移民ギャング団たちの見世物でしかない。
元々その程度の勝しかないのが、日本人だといえる。
その悔しさ、哀れさ、情けなさの全てが、
額を撃ち抜かれて転がる若い日本人の死体にあった。
死体の、殆ど飛び出たその目からは、涙が流れていた。
謎の男は、その死体の顔を覗き込む。
子供のような無邪気な目で。
まるで、壊れた玩具を見るかのように、その目は死体の歪んだ顔に注がれていた。
- 30 :創る名無しに見る名無し:2017/07/22(土) 05:58:56.66 ID:HcamDsFM.net
- そして男は、突然、笑い出した。
竹ノ塚駅前に響き渡るような大声で、笑い転げたのだ。
その瞬間、駅前にはかつてない緊張感が走った。
誰もが、戦闘の火ぶたが切られると、そう確信した。
それほど、この男の笑い声は奇妙だった。
転がっている日本人の若者の死体を、
この世で最もバカげたものと言わんばかりの笑いだった。
なにせその死体を指さして笑っているのだから。
この姿に、普段は日本人をバカにしているブラジリアンもコリアンもチャイニーズも、
皆等しく苛立ちを覚えた。まるで自分たちを侮辱しているかのように思えたからだ。
謎の男に注がれる視線は、殺意と言ってよいほどの憎悪に代わった。
だが男は気づいていない。気づかぬまま、死体を指差して笑い転げていたのだ。
それは狂った光景だった。
普段はスラムの住人が行き交っているはずの、無人の竹ノ塚駅前で、
その男と日本人の哀れな死体だけが、
まるで周辺の世界から切り離されたかのように存在した。
そんな無意味な時間が、およそ数分ほど続いた。
突然、謎の男は自分のブリーフパンツを引き下ろした。
すると、その男の小さめなペニスが、勢いよく弾け出た。
それは小さめながら隆々と勃起した男の包茎ペニスだった。
男は、それを周辺の物陰に潜む者たちに見せつけるように、立ち上がった。
あっけにとられるギャング団やスラム住人たちの目の前で、
男に小さな勃起ペニスが悠然と揺れる。
もはや何が起きているのか、誰にも分らなかった。
ただひたすら、頭のおかしい謎の男が、自分の一物をさらして悠然と仁王立ちしてるのだ。
こんなバカな光景はあってよいのだろうか?
バカげているどころではない、狂っている。
普段は抗争で殺し合う移民ギャングの連中も、この時ばかりはみんな思いが一致した。
もう、こんなバカを撃ってしまっていいんじゃないか?と誰もが思った。
するとその男は、右手で自分の小さな勃起ペニスをつかんだ。
そして、うおーっ!といううなり声とともに、そのペニスをしごき始める。
そこにいる全ての人が同時に思った。
こんなバカ、とっとと消えてくれ、と。
そしてわずか20秒後、男は華々しく射精した。
たった20秒。だがその20秒は、ミアミ王国全てを冒涜するのに十分な時間だった。
男が思い切り射精し、その汚らわしい精液が死体に降り注いだその瞬間、
周辺の全てのビルや物陰から、一斉射撃が始まった。
もちろんターゲットは、この頭のいかれた謎の男だ。
駅前商業ビルの中で響き渡る、百丁は超えるであろう数の銃の銃声。
それは何分続いたのだろうか?
その全てが止んだ時、そこにあの謎の男は居なくなっていた。
日本人の若者の死体が一つ、銃撃で損壊された状態で転がってるだけだった。
その男は、まるで煙のように消え去っていた。
残っているのは、日本人の若者の死体と、男が放った汚らわしい精液。
それだけが、先ほどのバカげた光景が現実だった、確かな証だった。
男の名は、川島修。
茨城県古河市出身のダークネクロマンサーであり、この物語の真の主人公である。
- 31 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 00:28:36.65 ID:9KrkyRW7.net
- そんなこともあってか、元淵江公園の生物園が要塞化された。
ギャングたちはホームレスたちに無償で武器を供給し、武装させたのだった。
- 32 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 19:15:49.13 ID:slQwWV68.net
- 元淵江公園生物園はかつて、ミアミ王国こと東京都足立区が建造した生物兵器研究所であった。
初代所長の名前はヴィクター・フランケンシュタイン博士といい、ここで数多くの生物兵器を生み出したことで知られる。
ミアミ王国こと足立区が現在のように滅亡寸前になってしまう前、この研究所付近では幾度かバイオハザードが起こり、
結果としてこの研究所は閉鎖、フランケンシュタイン博士は北千住駅前の王宮広場で火炙りの刑に処されている。
その後、この研究所は東京都の管轄となり(足立区ことミアミ王国の東京都連合国家群への参入と引き換えに研究結果を引き渡した)
一定期間経過後、都民公園として開放されて現在に至る。
だがここはそのころからよからぬ噂が立っている。
この付近に来た者たちが、いわゆる神隠しに合っているとのうわさだった。
そのためこの付近に住む住人たちは相次いで退去し、主に北千住方面へと流れていったという。
今もこの付近の日光街道はそこが国道であることが信じられないくらいに鬱蒼として無人の廃墟が立ち並ぶようになった。
深夜など、この世のものとは思えないような化け物がうろついているという目撃証言が絶えず、生物園は無論のこと、
公園に近づく者たちもまれになっていった。
その後、ミアミ王国こと足立区が現在のように衰退し、外国勢力のマフィアたちが跋扈するようになっても、
噂は消えるどころか、ますます大きくなっていった。
そもそも住民の大半が居住を放棄しているので、マフィアのテリトリーとしてはあまり魅力がないといえた。
そのため移民系ギャングに居場所を追われた日本ヤクザが細々とシノギ(主に社会保障費狙い)を削っていたものの、
徐々にその勢力を弱めてゆき、殆ど立ち枯れていったらしい。
ミアミ王国こと足立区の政情不安が進み、地域経済が事実上崩壊して大量の難民が出現するようになると、
ミアミ王国こと足立区政府は、この元渕江公園のエリアに目を付けた。
国家運営も教会の支援でなんとか維持できている状態であるので、その教会の了承のもとで、
元淵江公園エリアに大規模な難民キャンプを設営し、そこの国内の難民を収容することにしたのだ。
もちろん難民化したミアミ王国臣民こと足立区民は躊躇した。
かつでバイオハザード事故が複数回起きて多数の死者が出た場所であり、
現在もまた謎のモンスターが深夜うろつき、神隠しのようなことが頻発している、
というようないわくつきの場所なのだから仕方がないかもしれない。
だが、教会が大規模な難民キャンプ施設を建造し、大量の支援物資を送り込むことで、
難民たちはようやくそこへ定住するようになった。背に腹は代えられないというところだろう。
一方で教会は教会で、ミアミ王国こと足立区内にいわゆるシマを獲得したともいえる。
支援物資や施設運営についての出費はさほど問題ではなかった。
教会は全国にその信徒が存在し、多額の布施を得ているのだ。
その後の教会の計画、およびそれにより齎される利益を考えれば、初期投資にしては安いもの、と言えた。
しかしその後も、あたりでの神隠し事件は絶えず、難民たちの不安は高まっていった。
教会側も、まさかこの場所でそんなモンスターのようなものがいるなどと、本気で思っていたわけではなかったが
今となっては、そのような認識を改めざるをえなかった。
モンスターが存在することではなく、そういう噂と神隠しのような人攫いの事件が起こる治安について、
もっと根本的に対処しなければならない、と教会幹部は思うに至ったのだ。
教会の足立区、(いや、ミアミ王国こと足立区と言わなければならない)の支部は、竹ノ塚駅前に存在した。
駅前公団団地の五号棟が丸ごと教会所有のものとなり(都が教会に払い下げたもの)
そこにフル武装した教会所属の聖騎士団が常駐し、ミアミ王国こと足立区に一大拠点を築いたのだ。
ブラジリアンマフィアもコリアンマフィアも華僑も滅多矢鱈と手を出せない、宗教施設という名の元の巨大要塞。
むろん、すぐ目の前に存在する警視庁管轄の警察も、ここには手を出せない。
その要塞の、最上階にある支部長室に一人の男が呼ばれた。
そこからこの話は始まる。
- 33 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 19:16:25.27 ID:slQwWV68.net
- 昼下がりの竹ノ塚駅前に、長身の男が降り立った。
浅草方面から伊勢崎線に乗ってやってきた男は、ゆっくりとした足取りでホームを歩く。
うだるような暑さにもかかわらず、男は黒ずくめの服装であった。
黒く長いコートに、黒のスーツ。黒のサングラスをかけ、黒いアタッシェケース、頭には黒いボルサリーノ。
顔はうっすらと無精髭を生やしているが、このスレに出てきた登場人物には珍しく大変なハンサムだ。
なにせこのスレの登場人物ときたら、みんな奇人変人のブスと不細工だらけでロクなのが出てこないのだ。
男の姿は、すぐに周囲の目を引いた。
同じ列車に乗っていたであろう、仔羊のようにおとなしい日本人労働者(通称:ジャップ奴隷)たちは、
危機をいち早く察した臆病な小動物のように、男から距離を取り、顔も目線も向けずに足早にホームを立ち去る。
駅員たちもまた、緊張した面持ちで男を観察する。
この危険な雰囲気を纏った男に、何かしらのトラブルの臭いを感じ取ったのだろう。
こんなところでトラブルなど起こさないでくれよ、と彼らの表情にそんなメッセージが浮かんでいた。
構内完全禁煙、と書かれた看板のところで、男は懐からマルボロを取り出し、火をつけた。
何気ない仕草であったが、まるでそれは周囲に潜むありとあらゆる連中を挑発するかのようだ。
男はマルボロを口に咥えながらホームを歩き、改札へと続くエスカレーターに乗った。
改札前で集って談笑していた学生らしき若者が数人、男の姿を見るやまるで逃げるように立ち去る。
もはや辺りは無人だった。男は一人、マルボロをゆっくりと吹かしながら、エスカレーターを登り切った。
先日の「ある事件」のせいで、竹ノ塚駅前は殺伐としていた。
元々ここは三つの移民系のマフィアグループによる勢力争いの最前線でもあり、
そして先日の「事件」のせいで、さらに混乱が深まった場所でもある。
あの日以来(というかあの日以前もだが)、ここでは連日のように銃撃戦が絶えなかった。
むろん毎日のように死者が出、その死体は誰にも回収されることなく駅前の広場や道に無残に転がったままでいた。
もはやここには完全な治安など存在しなかった。
男はそんな殺伐とした空気の中で、悠然と歩いてゆく。
周囲の人間から、すさまじい敵意の籠った視線が降り注ぐ中で、
そんなものなど存在しないかのようだ。
周囲の建物の中に潜むギャングスタたちは、誰もが先日の事件を思い出した。
来た方向は真逆だが、同じようにここにフラフラとやってきた、例の醜い男。
今目の前にいる黒ずくめの男は、見た目も態度も全く異なる。
だが、災厄の臭いしかしない、という点では、あの醜い男と何ら変わらない。
ブラジリアンマフィアはサンバを踊るのを止め、今までセックスしていた日本人娼婦を床に放り出すと、
全員が壁に立てかけたライフル銃を手に取り、三号棟ビルの前に集まってきた。
コリアンマフィアは安っぽいKPOPの音楽を止め、今まで犯していた日本人女を蹴り倒すと、
全員が棚に保管していた密造銃を手にしてTスクエアビルの前に集結した。
チャイニーズたちは、毛沢東語録の合唱を止め、今まで食べていた日本人奴隷の肉を放り出すと、
全員が床下に隠していた密輸入の銃器を携え、一号棟ビルの前に集合した。
そして駅前にいた最下層民、つまりひ弱で臆病者のジャップ(日本人の別称で、
移民マフィアたちは皆日本人のことをそう呼びあざ笑っている)たちは、
恐れおののいてションベンちびりながら、駅前のロータリーから蜘蛛の子散らすように逃げ去っていった・
駅前ロータリーで、黒ずくめの男だけがゆっくりと歩みを進めていた。
そしてその周辺を取り囲むように、ミアミ王国に進入してきた異民族の武装勢力たちが殺気立っている。
誰もが戦争の予感を感じ取っていた。
男はふと、ロータリーのど真ん中で立ち止まった。
その瞬間、空気がはち切れるような緊張が、駅前全体に走った。
だが、男はそんな雰囲気など存在しないかのように、短くなったマルボロを大きく吸った。
全員が男に注目していた。見開いた目でにらみつけ、汗ばんだ手で銃把を握りしめながら。
そんな只中で男はゆっくりと味わうように、マルボロの煙を吐き出していった。
昼下がりの午後、そこが都内であることが信じられないくらいに、完全に静寂が支配していた。
もちろんそれは空虚な静寂などではなかった。爆発しそうな殺意と敵意に満ち溢れた静寂だった。
そんな中で男は煙を全て吐き出した。そして少し名残惜しそうな笑みを口に浮かべ、
すっかり短くなったマルボロを指先でピッと弾き飛ばした。
- 34 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 19:17:11.08 ID:slQwWV68.net
- それは思えば不思議だった。
短くなったマルボロは男の指先を離れると、男の身長(190センチほど)を僅かに上回る高さまで達し、
そこからゆっくりと放物線を描きながら、男が立っている位置から3メートルほど先の地面を目指し、
まるでスローモーションのような動きで降下していった。
そして広場に集った武装した連中全てが、なぜかそのマルボロの行く末を目で追ってしまったのだ。
それが彼らの命取りとなってしまった。
マルボロが地面に落ち、小さく跳ね上がったその瞬間、
いつの間にか潜入していた教会の聖騎士団の武装狙撃中隊計20名が、
異民族の虫けらに対して一斉に射撃を開始したのだ。
それはほんの数秒だった。マフィアたちには応戦する暇すらなかった。
マークスマンライフルには消音器でも装備されていたのだろうか?
まるで小さく短いスプレーのような音が僅かに響いただけだった。
たったそれだけで広場にいたマフィアの連中が、そこに倒れていた。
ロータリー広場のど真ん中には、例の黒ずくめの男だけが立っていた。
両手には、いつの間にか銃(デザートイーグル44マグナム二丁、サプレッサー付き)が握られていた。
男はサングラスを外した。サングラスを取った顔は、確かに抜群に整っていた。
全ての女性を虜にし、狂わせてしまうような、端正で甘いマスク。
しかし目だけは違った。一見涼やかに見える目には、凶暴な悪意がうっすらと浮かんでいる。
その目はほんの僅かにギラリと輝いた。目の前の血まみれの光景に喜びを感じているような輝きだった。
そして口元を僅かに歪ませてた笑みを浮かべ、小さく一言「アーメン」とつぶやいた。
黒ずくめの男は二丁のデザートイーグルを懐のホルスターに仕舞い、地面に落ちたアタッシェケースを拾いあげた。
するとロータリー広場に姿を現した聖騎士団の中から、一人の兵士が黒ずくめの男の前に歩み出た。
そして黒ずくめの男の前で両足をそろえて直立不動の姿勢をとり、敬礼をしていった。
「小生は聖クレイジーパンダ教会騎士団第45師団麾下第221大隊所属13中隊隊長、中島耕助大尉であります!
聖クレイジーパンダ教会第三管区足立支部支局長竹中浩平大司教の命により、お迎えに参りました!」
そういって中島大尉はもう一度しっかりと敬礼をし、踵を打ち鳴らし、続けた。
「山田慎一郎殿、地獄へようこそ!」
山田慎一郎と呼ばれた長身黒ずくめの男は、小さく一言「ご苦労」と言い、
新たなマルボロを一本取り出すと、それに火をつけた。
ロータリー制圧のための一小隊を残し、聖騎士団と山田慎一郎は、
教会足立支部のある公団団地五号棟ビルへと向かった。
歩いて二分もかからない距離だが、騎士団は周囲を警戒しながら進む。
山田慎一郎はそんな中で、まるで気楽に散歩でもするような足取りで歩いていた。
もちろんマルボロを咥えながら。
逃げまどい、物陰に身をひそめていたジャップこと日本人たち(もはや猿と罵られても仕方がない情けない連中)は、
今目の前で起きた殺戮を見て、恐怖で震えていた。
今までは移民マフィア勢力とこれといったトラブルを起こさずにシマを維持していた教会が、
今日、敢然とそれらすべてを敵に回して見せたのだ。
「やばくね?これからこのあたり、マジで戦場になるぞ」「逃げたほうがよくね?」
そうコソコソと囁きながら、戦いを忘れたジャップたちはドブネズミのようにチョロチョロと逃げて行った。
- 35 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 19:17:55.69 ID:slQwWV68.net
- 聖クレイジーパンダ教会の第三管区は、東京都の城東地区をその教宣エリアとしている。
足立支局は正式名称は足立竹ノ塚教会というが、誰もが普通に支局と呼んでいる。
竹ノ塚の駅前に三つのマフィアが抗争を続けている中で、教会はそれらを黙視しているだけだった。
ピンクと紫のカラーリングをしたパンダを救世主とする世界宗教である聖クレイジーパンダ教会としては、
そのような聖なる使命を帯びた神聖なる存在である我らからすれば下賤の者共の下らぬ争いなど眼中になく、
また同時にマフィアたちも教会の権威に対してそれなりの敬意を払ってはいたのだ。
要するに利害の衝突が殆どなかったためであり、先日の「あの事件」の時も教会は完全に無視を決め込んでいた。
山田慎一郎は中島耕助大尉と連れ立ってエレベーターを上がる。
中島大尉は軍属でも騎士団所属でもない山田に対しても礼節を失わず対応してくれた。
もちろん彼はもう、山田がどういう存在であるかは知っているはずだ。
それが彼らの教義と相反する存在であったとしても、中島大尉にとってはさほど問題ではないのだろう。
教会の原理主義的教義を妄信するよりも、実際的な教会の利益のために動く、それが騎士団の在り方なのだろう。
エレベーターは最上階のまで達し、扉が開いた。
長い廊下は、教会らしさはみじんもなく、質素だった。
ある意味最前線というか、戦線ともいうべきこのエリアに、高価な調度品などを揃え置く必要がないためであろう。
支局長の部屋の前には武装した騎士団の兵士が二名、歩哨をしていた。
この厳重な支局の建物の中で、ここまでたどり着ける敵など果たしているのだろうか、と山田はふと思った。
「竹中大司教、山田慎一郎殿をお連れしました」
インターフォン越しに中島大尉がそう告げると、オートロックのキーが解除され、自動ドアが開いた。
山田は中島に促され、支局長室に入る。
自分がここに呼ばれたわけは、殺しだ。
金で雇われ、金で殺す。それが山田慎一郎の仕事なのだ。
支局長室の敷居をまたぎながら、山田慎一郎は自分の中に湧き上がる殺戮の喜びに、一瞬震えた。
- 36 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 19:48:39.20 ID:slQwWV68.net
- 「というわけで、元淵江公園の生物園付近は、今や武装したホームレスたちによって占拠されてしまっている」
竹中支局長はそこで言葉を切った。
要するにギャングたちがシマ拡張のために、タナボタで都から教会へ払い下げられた
元淵江公園付近に浸透してきたということだった。
当初は化け物がうろつき警察も手を出せないバイオハザードなエリアだったのが、
難民が集い、東京都や日本政府、各種NPO団体などの援助物資が流入し、
今や一大マーケットとなってきた元淵江公園付近は、良い上がりを期待できるスラムに変貌したのだ。
何もしなくても公金や援助資金が天から降ってくる場所。
そんな場所を教会に独占(正確には行き場を失ったジャップヤクザも少し混じっている)手はない、
ブラジリアンやコリアンやチャイニーズがそう思ったとしても不思議ではない。
人権擁護団体を名乗るNPO法人の頭目で社会党系の議員や、
反日的傾向の強い日本のメディアや団体による煽動活動によって、
この地域は意図的に治安が悪化し始めている。
武器の横流しもおそらくその計画の一端であり、
騒乱に乗じて移民系マフィアたちが一気に根城を築こうという算段なのだろう。
ついさっき起きた竹ノ塚駅前での虐殺パーティーは、教会なりの宣戦布告なのだ。
神と桃紫パンダをあがめる聖なる教会さまは、異教徒や夷などに容赦などしない。
ふと、自分はどうなんだ?と山田は思い、小さく笑った。
「竹中さん、要するに俺はその公園あたりの騒乱の原因になるやつを見つけて殺せばいいのか?」
山田は言った。仕事は簡単だ。暗殺は彼の一番の得意分野なのだから。
今回の仕事はそれほど難しいものではないな、と山田が思ったところ、竹中支局長は意外なことを言った。
「いや違う。君のターゲットはそんな雑魚連中じゃあない」
竹中は、そんな手合いなど、我らの聖騎士団だけで十分神罰を与えることができる、と続けた。
むしろ彼らのような神の威光が届かぬ異教徒には、我ら神の代行者自らの手によって浄化をする必要がある、と。
山田は再び思った。では自分のような神の威光が届かない存在も浄化されちゃうんじゃないか?
よく考えてみれば自分のようなバカな存在が、こんな場所にいること自体おかしいのだ。
そんな山田の思いをよそに、竹中支局長は言った。
「君の今回のターゲットは、川島修という太った醜い男だ。彼を綺麗に消し去ってほしい」
支局長との面会を終え、山田は中島大尉とともに支局長室を退去した。
中島大尉は作戦行動について具体的な打ち合わせをしたい、と山田に言ったが、
山田はとりあえず投宿先となる部屋に案内してほしいと頼んだ。
あてがわれた部屋は、おそらく気を使ったのだろう、地上27階(上から三番目)の角部屋だった。
足立区東部を一望に見渡せるその部屋の眺めに、さしもの山田も思わず感銘を受ける。
1700時にお迎えに上がります、との言葉を残し、中島大尉は出て行った。
ベッドの上に投げ出したアタッシェケースを開くと、そこには一本のダガーナイフがあった。
さらに拳銃の弾倉が数本ほどと、今回の仕事の依頼についての書類、そして忘れてはならないマルボロ。
それが中身の全てだった。武装は拳銃二丁にナイフ一本、それだけだ。
山田は懐に残ったマルボロを一本取り出し、火をつける。
僅かに差し込む西日が部屋をまぶしく照らす。
癌かに見えるスラム化したミアミ王国こと足立区は、確かに荒み切っている。
かつては城東地区でも指折りの繁栄を誇った北千住も、隅田川の向こうに見える。
そこはミアミ王国お王宮のある町だが、半ば機能不全に陥り、ここはもはや国の体をなしていない。
山田はアタッシェケースの中から依頼書類を手にとり、それを読みだした。
今回の依頼は、どこかうさん臭さがぬぐえなかった。
1700時きっかりに、山田の部屋がノックされた。
ソファーにだらしなく座ってウイスキーを飲んでいた山田は、面倒くさそうに立ち上がる。
ドアを開けると、中島大尉が完璧な笑顔で出迎えに来ていた。
先ほど竹ノ塚駅前であれほどの虐殺をやってのけたのに、
よくまあこれほどの爽やかな笑顔ができるものだと、山田は少し感嘆した。
中島に引き連れられ、支部の中層階にある作戦会議室へと山田は向かった。
- 37 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 20:34:06.54 ID:slQwWV68.net
- 「おそらく、生物園界隈でのモンスター騒ぎの現況は、この男です」
そういって中島大尉は一枚の写真をモニターに映し出した。
モニターには小太りで頭髪が薄く眼鏡をかけ、
汚れて臭そうなブリーフパンツ一丁で踊ってるバカが写し出されていた。
中島大尉はそのまま続ける。
「名は川島修。茨城県古河市出身、年齢は不詳。ここ数年、元淵江公園界隈に流れ着いた謎の男です」
先ほど支局長が説明していた「あの事件」の原因となった男だった。
「おそらくダークネクロマンサーで、精霊召喚や悪魔召喚をやってのけてるのでしょう、
それがあの界隈でのモンスター騒ぎの元凶だと思われます」
ふと山田は思った。なぜこの男の名前と出身地がわかったのだろうか?と。
すると中島大尉はそれを察知したかのように、モニターに別の写真を映し出す。
「ここに幟を掲げてるんですよ、見てください」
写真の該当部分を拡大すると、川島修は背中に
「ボクは川島修!茨城県古河市出身のダークネクロマンサーだよ!ヨロシクね!」
と派手な文字で書かれた幟があった。こいつはおそらく相当のバカなのだろう。
- 38 :創る名無しに見る名無し:2017/07/23(日) 20:34:42.69 ID:slQwWV68.net
- 山田は質問した。
「どうして君たちでこいつを消さないんだ?
君たちの戦力からすれば、こんなのを消すのは簡単なはずだろ?」
先ほどの竹ノ塚駅前で見せた見事な手際を思い出した。
竹ノ塚というシマ争いの最前線に送り込まれたマフィアの兵隊は、
どの勢力も腕利きをそろえているはずだ。
それをあんな短い時間であっさりと全滅させているのだ。
彼ら騎士団の兵の戦闘能力は相当なものだろう。
すると中島大尉は言った。
「我々ではダメなんですよ、山田さん。
まず一つ、この男には、通常の武装が通用しないんです。
我らは異教徒狩りを専門とする武装神父隊であって、相手は飽く迄も人間なんです」
一度中島大尉は言葉を切り、そして付け加えた。
「最も、異教徒を人間だといえるかどうかは別ですが」
爽やかな笑顔で恐ろしいことを言う。
だが面白い冗談だったのだろうか、会議室にいる他の兵士たちはクスリと笑った。
すると中島は先日の「あの事件」の動画映像を映し出した。一連の、ある意味バカげた映像を。
そして今日、竹ノ塚駅前での事件を思い起こした。
なぜあのマフィアの兵隊どもがあれほどまでに気が立っていたのかを、少し理解した。
映像に続き、そこに映った光景こそ、問題だったのだ。
銃撃の集中砲火を浴びたにも関わらず、なんの痕跡も残さず消え去った醜男。
そしてマスターベーションで吐き出した精液の残滓が見る間に巨大化し・・・。
余りのバカバカしさに、山田は苦笑いするしかなかった。
こんなバカな敵にマフィアは何人もの兵隊を食われたのだ。
この辺り一帯で見かけない存在が現れたら排除するようになったのも無理はない。
道理で東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近は都による戒厳令隔離措置がなされてるわけだ。
「そしてもう一つ理由があります」中島大尉は続ける。
「厄介なことに、この川島修は聖クレイジーパンダ教会(※聖CP教会と略する)の祝福を受け、
赤パンダの加護を生まれつき受け継いでしまったのです。
生まれついての聖属性の霊格ゆえに通常の兵器は一切通用しないだけでなく、
彼の命を、非常にむかつくことですが、我らの聖人が守っているのです。
これにより我ら教会は彼に手だしすることができないのです」
狂信者の理屈だな、と山田は思った。
この手のバカげたファンタジーやらオカルトやらを山田は毛嫌いしていた。
だがそんな考えなどおくびにも出さず、山田はわざと真顔を作って見せる。
「だから俺にその始末をさせようということなんだな」
なーに、報酬は凄くいいんだ。そう山田は心でつぶやいた。
- 39 :創る名無しに見る名無し:2017/07/26(水) 00:42:11.85 ID:2qgPLJtd.net
- 「ミアミ王国の栄光を継承する我ら竹ノ塚こそ、足立区統一の偉業をなすにふさわしいのだ!」
川島修がそう叫ぶと、元渕江公園に集った武装ホームレスたちは大声で答えた。
それと同時に生物園でひそかに召喚された異界のモンスターたちが、一斉に檻から解き放たれた。
さあ、足立区統一戦争の開始だ。
- 40 :創る名無しに見る名無し:2017/07/30(日) 19:35:24.35 ID:GwpPRlUv.net
- ミアミ王国というなの抜きキャバは、南国チックなダークファンタジーのサービスが魅力です
足立区へきたら是非起こしを
- 41 :創る名無しに見る名無し:2017/08/08(火) 13:30:42.56 ID:bylc9p/9.net
- 続き早く書けよイチロー
- 42 :創る名無しに見る名無し:2017/12/27(水) 10:07:26.78 ID:C1Z7QFDy.net
- 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
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グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
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- 43 :創る名無しに見る名無し:2018/05/21(月) 08:57:57.42 ID:tRZnwP6O.net
- 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
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- 44 :創る名無しに見る名無し:2018/07/03(火) 19:01:30.44 ID:f1dClnnX.net
- JO4
- 45 :創る名無しに見る名無し:2018/10/17(水) 19:20:22.17 ID:ZU7x6aHX.net
- 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
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- 46 :創る名無しに見る名無し:2022/05/21(土) 02:53:10.74 ID:5zcSvvyt.net
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- 47 :創る名無しに見る名無し:2023/06/19(月) 18:19:08.60 ID:PfVEvy0H.net
- あヤバイ眠い
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