2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

あなたの文章真面目に酷評します Part108

547 :創る名無しに見る名無し:2020/11/16(月) 10:23:58.17 ID:bA6qrk6n.net
青年「起きろ。」

勇者「んむー。」

青年「国王陛下がお待ちだ。」

勇者「……なんで生きてるの?キミ。」

青年「……おはよ。いくら寝起きだからって、その言い草はないだろ勇者。」

勇者「ユメ、か。魔王を倒したユメみてたんだー。」

青年「これから倒しにいくんだっつの。魔王はまだぴんぴんしてるっつの。」

勇者「そっかー。ゆめかー。よかった」

青年「魘されてたな。一体、どんな夢を見ていたんだ。」

勇者「ないしょー。行こ。王が待ってるんでしょ。」

青年「?、勇者、いつも王『様』って……まだ、寝ぼけてるのか……。」


王「よくぞ参った。」

勇者「『とうとう魔王が復活し、世界が危機に瀕している。』」

王「とうとう魔王が復活し、世界が危機に瀕している。」

勇者「『今こそ、旅立ちの時だ。勇者よ、見事魔王を討ち取って帰ること、期待しておるぞ。』」

王「今こそ、旅立ちの時だ。勇者よ、見事魔王を討ち取って帰ること、期待しておるぞ。」

青年「……?」

勇者「100Gと銅の剣だったら要りません。行ってきます。」

王「ま、待て勇者よ!……支度金は確かに100Gと剣だが……誰か話したか?」

青年「大変失礼いたしました。きっと勇者も、緊張しているのでしょう。どうかお許しください。」

王「あ、ああ。そなたがサポートしてやれ。」

青年「承知いたしました。」


勇者「だいたい、わかってきた。」

勇者「これは、やっぱりボクの人生の二周目なんだ。」

勇者「同じ選択をすれば同じ反応が返ってくるし」

勇者「違う方を選べば違う道ができる。」

勇者「わりとおもしろい。」

勇者「せっかくだから、違う選択肢を選び続けてみよう。」

317 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.cgi ver.24052200