【ステヅラニート】迷惑道KTM【 ジム乞食 】19ﾂﾞﾗ目

62 ：無記無記名：2018/03/10(土) 06:56:36.68 ID:WptKG1V5.net

ある日、釈迦ヅラが首からカメラをぶら下げて極楽の蓮池の淵をぶらぶらと散歩していました。
極楽の蓮池からは地獄の様子が見えます。
釈迦ヅラはふと蓮の葉の間から地獄を覗いてみました。
すると顔面がパンパンな男が他の罪人達と蠢いていました。
この顔面がパンパンな男は減量中にも関わらず、２日に１度チートデイと称し暴飲暴食をしたり、仕事で使う車の助手席を飲み食いしたゴミで埋め尽くしたりと悪の限りを尽くしましたが、生きている時にひとつだけ良い行いをしていました。
それは顔面がパンパンな男が夜の公園で語る動画を撮っていた時のこと。
１匹のブサイクな蜘蛛が足もとを這っていました。
顔面がパンパンな男は踏み潰してやろうかと思いましたが
『しかしブサイクな蜘蛛やな。なんだかktmさん思い出したわ。ブサイクでも師匠を踏み潰す訳にはいかへん。さっさと行きや』
と助けたのでした。
釈迦ヅラは悪人でも善ある行いも出来るこの男を何とか助けてやろうと思いました。
ふと見ると蓮の葉に極楽の蜘蛛が１匹、綺麗な糸を張っていました。
釈迦ヅラはその蜘蛛の糸を地獄の顔面がパンパンな男の上に垂らしていきました。
しかし長さが足りません。
釈迦ヅラは自分のヅラの毛を抜いて蜘蛛の糸に結びました。
それでも長さはまだ足りません。
釈迦ヅラは毛を抜いては結び、抜いては結びを繰り返しました。
気がつくと釈迦ヅラの毛は全て無くなっていました。
それでも結局、糸の長さは地獄まで足りませんでした。
釈迦ヅラは一瞬、能面のような無表情になり、こうなったのは全て顔面がパンパンの男のせいだとキレました。
それから数日後、釈迦ヅラは『さよなら極楽』動画を上げ姿を消しました。とさ。