【全米が】なんか笑える霊体験29【ﾃﾗﾜﾛｽ】

本当にあった怖い名無し

つい昨日体験した話をしたい。

いつもの様に仕事場で残業してたら、急にふっと部屋の明かりが全部消えた。作業中のパソコンもだ。
「おいふざけんな、まだ保存してねえぞ！？」って大声上げて立ち上がった瞬間、
そのままの格好で動けなくなった。指一本動かせない。やばい、と反射的に思った。
そうしたら後ろの方から「くすくす、くすくす……」って気味の悪い笑い声。しかもだんだん近づいてくる。
怖いのとわけが分からないのとで叫びたくなったが、口も動かせない。笑い声はますます大きくなる。
ついに首元に生暖かい息がかかって、もう駄目だ、って思った時

「ぶぉう、ぶぉう」

って鳴き声が聞こえて。「へ？」って間抜けな声が漏れたと同時に部屋の明かりがぱっとついて、
体も動くようになった。あの笑い声も止まっていた。
しばらく呆然としていたけど我に返って、鞄を引っ掴んで自宅まで走って帰った。

そして先日、実家の婆ちゃんに電話を掛けた時だった。
「んじゃ、電話切るよ」って受話器を置こうとした瞬間、受話器の向こうからあの、

「ぶぉう、ぶぉう」
ひゃああっ、と腰を抜かしそうになった。

「どうしたん？」
「ば、婆ちゃん、今の何？」
「何って、ウシガエルの声じゃろ。いつもこの季節には鳴いとるよ」

確かにあの時、仕事場で金縛りにあった時に聞こえてきた鳴き声だった。
もしかしたら、助けに来てくれたんだろうか。