お供えの２万円盗んだ容疑で逮捕 宮城・南三陸防災庁舎
東日本大震災で大勢の犠牲者が出た宮城県南三陸町の町防災対策庁舎の跡地から、供えられた現金２万円が入った花入れを盗んだとして、
南三陸署は４日、近くに住む無職佐藤俊二容疑者（７６）を窃盗の疑いで現行犯逮捕したと発表した。「お金が入っているとは思わなかった」と、
容疑を一部否認しているという。
署によると、佐藤容疑者は同日午前１１時２５分ごろ、庁舎前に置いてある花入れ２個（計４００円相当）と、中に入っていた現金２万１８２０円を
盗んだ疑いがある。花入れは、防災庁舎を訪れた人がお金を入れられるように置かれていたもので、町が管理していたという。
休暇で現地を訪れていた宮城県警の警察官が「不審な動きの人がいる」と署に連絡。署員が様子を見ていたところ、花入れを持ち去ろうとしたという。
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