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中国、ベトナムが日本のように引き下がると予想していた

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/05/15(木) 22:03:36.74 ID:+atGMvi20.net ?BRZ(11000) ポイント特典

中国外務省のちぐはぐさの原因が何か。政策決定過程全体像を知る材料があるわけではないので、
あくまで推論、仮説でしかないが、ベトナムがここまで強硬に掘削阻止に動くことを中国側が予想していなかったことが考えられる。
すでに指摘したように海洋局の公告の出し方からはベトナム側が船舶を出してまで実力行使をすることを予測していなかったことがうかがわれるし、
外務省のベトナム側との交渉の進め方を見ると、水面下の交渉で乗り切り、できるだけ対立を表面化したくないと考えていたように見える。

中国側はこれまでの対外説明の中で、西沙諸島周辺で探査活動などを過去10年にわたって行ってきたと明らかにしている。
オイルリグを投入するのは初めてだったが、過去の経験からベトナムの反応を過小評価した可能性がある。

一方、ベトナムは▽米国のリバランス政策(再均衡)やオバマ米大統領のアジア歴訪による国際環境の変化▽自ら主張する排他的経済水域内に巨大なオイルリグが設置され、
中国の実効支配が固定化する危険性▽現場海域での中国の対応の強硬さ−−を見極めて映像を公開し、国際世論を見方につける戦術に出たのではないか。

中国メディアの対応も政権の方針が定まっていなかったことをうかがわせるものだった。
フィリピンが5月6日に南沙諸島海域で中国漁船を拿捕した際には直後から激しい調子でフィリピンを批判する論調を張った。
しかし、ベトナムとの対立に関しては国内の報道は抑制されていた。

5月8日朝の時点でタカ派的論調で知られる「環球時報」紙のホームページを開くと、
1954年5月7日、ベトナム軍がディエンビエンフーの戦いで仏軍に勝利してから60周年の記念式典がベトナムで開かれたことをトップで報じていた。

南シナ海で資源開発や恒久的施設の設置など着々と実効支配を進めることは中国の既定方針であり、
ベトナムが国際世論を味方につける新たな戦術に出たからといって簡単に折れるとは思えない。むしろ、弱みを見せないためにより強く出ようとするのが中国流だろう。


http://mainichi.jp/feature/news/20140515mog00m030015000c.html

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