片山ゆうちゃん「あの時真犯人メールさえ送ってなければ俺って無罪だったんじゃね？」

　パソコン（ＰＣ）の遠隔操作ウイルス事件で、威力業務妨害などの罪に問われた元ＩＴ関連会社社員・片山祐輔被告（３２）の第１１回公判が２０日、東京地裁（大野勝則裁判長）であり、三重県警に誤認逮捕された男性が証人として出廷した。

　男性は「捜査機関に恨みがあったのかもしれないが、なぜ第三者をおとしめたのか、誤認逮捕された私たちにも家族がいることを認識してほしい」と被告に呼び掛けた。

　片山被告は、証言台では「多大な迷惑をかけたと確認できた」と述べる一方で「『真犯人』を名乗るメールさえ送らなければ（無罪主張を貫けた）という気持ちがある」とも話した。片山被告が被害者と会うのは初めてだが、終始目を合わさなかった。

　弁護側は地裁に情状を明らかにするための精神鑑定を請求したが、検察側は公判で「必要性がない」と却下を求めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140621-00000053-sph-soci