おみくじ感覚で運勢を占うことができる「姫神ひめがみ占い 神社（ジンジャー）クッキー」が、松江市玉湯町の玉造温泉街で販売されている。
発案したのは市内の高校生ら。
ユニークな名前とかわいらしい入れ物が女性観光客らの目を引き、「縁結び」の地の新名物として人気を集めている。
クッキーは、同市で生産される姫神しょうがや、食物繊維が豊富な玄米の粉を使い、米粉特有のしっとりとした食感とほんのりしたしょうが風味が特徴。
勾玉まがたまやハート、丸い形の３種類あり、種類ごとに異なる占いが、添えられたカードか包装の裏に記されている。
姫神しょうがをＰＲするため、昨秋に県立松江商高の商業研究部員４人と生産者らが考案。地元の土産店「美肌マルシェ」の専属パティシエ野村沙智さん（２９）の手作りで、３月から同店で販売を始めた。
今月１９日にオープンした「美肌マルシェ神社前店」にも並ぶ。
縁結びにちなみ、クッキーには砂糖の衣で小さなピンク色のリボンを描き、クッキーを包む箱には、玉湯町を代表し、松江市の花としても制定されているツバキをあしらった。
野村さんは「高校生らのアイデアが満載。開ける時のドキドキ感も味わってほしい」と話す。
美肌マルシェ神社前店のスタッフ、加藤真弓さんは「占いがてらに購入する女性客が多い。玉造温泉の思い出やプレゼントとして手に取ってくだされば」と期待する。
１個入りは１５０円（税込み）、５個入りは５００円（税抜き）、１２個入りは１０００円（同）。
問い合わせは、美肌マルシェが入る複合施設「玉造アートボックス」（０８５２・６７・５０５０）へ。（宮地恭平）
http://www.yomiuri.co.jp/otona/drink/dnews/20140630-OYT8T50013.html