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池田信夫「日本軍はなぜ半分も餓死したのか」 [131259187]

126 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です:2014/07/26(土) 16:24:34.38 ID:H5/RUiCo0.net
>>120
数はあってたんだよ
員数と実数が違っていた

『第三章 実数と員数』では、合理的な兵力・火力の数字を無視して、精兵主義があれば精兵がいることになってしまい、
強烈な表現の軍国主義があれば強大な軍事力があることになってしまうという国民全般が覆われた共同幻想について語られている。

一念岩をも動かすではないが、精兵主義と軍事主義、滅私奉公の精神があれば、『戦力の数字』がどれだけ劣っていてもそれを逆転する事が可能であるというような幻想が共有されてしまった。
合理的数字に基づく戦争状況の予測や戦争回避の主張をするような者は、国のために死ぬことを惜しむ臆病者だと嘲られ、
国民をいたずらに厭戦に扇動する反乱分子として特高警察に目を付けられたりした。

結局、こういった水増しの員数主義が氾濫すると誰も本当の実数が分からなくなってしまう、戦時中には『員数(仮想の人数)』を『実数(現実の人数)』と見なした無茶な命令が来るので、
その作戦命令を実行することは『人員の数の上(武器の数の上でも)』で絶対的に誰がやっても不可能なのだった。

人員・兵器・食糧の絶対的欠乏を必然に招く『員数主義(虚構・仮想の数字を現実の数字なのだと信じ込む考え方)』は、
遂に精兵主義だけでは抗戦不能になった日本兵の大多数を、フィリピンや南洋諸島(パプアニューギニアなど)のジャングルをバラバラになって彷徨するだけの飢餓者へと変えてしまったのだった。

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