人手不足が深刻な建設会社の経営者らを集めて、人材確保をテーマにしたセミナーが、８日、東京で開かれました。
ハローワーク新宿が開いたセミナーには、中小企業を中心に、都内の建設会社の経営者や人事担当者らおよそ８０人が集まりました。
建設業では３年目までの離職率が４７％と、ほかの業種に比べて高くなっています。
セミナーでは、経営コンサルタントの女性が、中小の建設会社は十分な研修をしないで採用した社員を現場に配属するケースが多く、社員の不安を取り除くために研修を充実させることが必要だと指摘していました。
参加した建設会社の役員は「仕事はどんどん増えるのに人がいない状況です。魅力ある職場を実現するため、社内で勉強会を開いて人材確保につなげていきたい」と話していました。
建設業界では深刻な人手不足の状態が続いていて、ハローワークは、建設現場の見学会を開くなど若者に仕事の魅力を知ってもらう機会を増やすことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140908/t10014442781000.html