世界女王の座にわずかに届かなかった。６９キロ級でひときわ小さい１５９センチの体で強豪を次々と破った土性が、
決勝でアクシデントに見舞われた。
フォケンとの決勝。２点を先制したが、タックルに入った際に左足を痛めた。第２ピリオドでは動きが止まり、２−３と逆転された。
１分を切って、執念のタックルで再逆転に成功。だが、終了間際にバックを取られて万事休す。「悔しいです」。涙が止まらなかった。
２回戦で昨年の６７キロ級覇者、スタドニクマヒニア（ウクライナ）と顔を合わせた。１年前の準決勝でフォール負けした相手を
大量リードして迎えた終盤。あわやフォールのピンチを乗り切り雪辱を果たした。準決勝では、ロンドン五輪７２キロ級女王の
ボロベワ（ロシア）に競り勝っていた。それだけに「世界一を倒しても、優勝じゃないとうれしくない」と未練が残る。
初出場の昨年は銅メダルで終わっただけに、決勝に懸ける思いは強かった。しかし、世界の戦いは甘くなかった。
まだ１９歳。この悔しさを成長の糧とできるか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014091000884
女子６９キロ級１回戦で相手（右）の背後をとる土性沙羅（至学館大）＝１０日、タシケント
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0140910at83_p.jpg
八卦なのに足りてないよね