いじめ文書破棄 海自が３４人処分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140926/t10014901931000.html
護衛艦の乗組員の自殺を巡り、国が廃棄したと説明していたいじめに関する内部文書がその後、見つかった問題で、
海上自衛隊は文書の破棄を指示したなどとして、当時の担当者４人を停職や減給とするなど、
合わせて３４人を処分しました。
この問題は、１０年前の平成１６年、護衛艦「たちかぜ」の２１歳の乗組員の自殺を巡り、
海上自衛隊が廃棄したと説明していたいじめに関する内部文書が、内部告発をきっかけにその後、見つかったものです。
この問題で、海上自衛隊は２６日、緊急に会見し、文書の破棄を指示したなどとして、
この自殺を巡る裁判を担当していた当時の海上幕僚監部の専門官を停職５日、法務室の事務官を減給、
当時の横須賀地方総監部の法務係長を停職３日、監察官を減給とする懲戒処分を発表しました。
さらに、このほかにも３０人を訓戒や注意などの処分としました。
一方、文書が存在すると内部告発した現役の３等海佐については処分しませんでした。
海上自衛隊トップの河野克俊海上幕僚長は、
会見で「事態を重く受け止め、二度と同じことを起こさないよう再発防止に努めたい」と述べました。