拉致の女子生徒、解放か…ボコ・ハラム停戦合意
ナイジェリア政府は１７日、同国東北部を拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」と停戦で合意したと発表した。
これにより、ボコ・ハラムが今年４月に拉致した２００人以上の女子生徒が解放されるとの観測が出ている。
ＡＦＰ通信などによると、ジョナサン大統領の秘書官は、同通信に対し、拉致された女子生徒について、「ボコ・ハラムは解放に合意した」と話した。
だが、同国政府報道官は１７日、ボコ・ハラムとの停戦合意を認めた上で、「その部分（女子生徒の解放）はまだだ」と語った。
今回の合意について、来年２月の大統領選で再選を目指すジョナサン大統領が、停戦を実現して支持率回復を狙ったとの見方が出ている。
このため、拘束したボコ・ハラムのメンバーの釈放など、政府側が何らかの譲歩をした可能性もある。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141018-OYT1T50033.html