島根県が全国に誇る「しまね和牛」ブランドが、岐路に立たされている。
肉質の優れた子を繁殖させることから、ブランド力向上が期待されていた種牛「隆娘（たかむすめ）」の精液が、遺伝的な病気を抱えている可能性があるとして、
畜産農家への供給が９月から休止になっているためだ。県は調査を急いでいるものの、供給再開の時期が見通せず、畜産関係者らには子牛市場価格への影響を懸念する声が広がっている。
「しまね和牛の生産者としてショックで、涙も出ない」「県は精液を回収し、農家に補償してほしい」――。
松江市内で同２６日に開かれた畜産関係者向けの説明会。出席者からは、精液の供給休止を決めた県の方針に批判が相次いだ。「苦しい決断だったが、仮に問題があればこれ以上
拡大できない」。厳しい表情を浮かべた県の担当者は、遺伝的な病気だった場合の影響を説明し、理解を求めた。
発端は今年７〜８月、隆娘の精子による受精卵を移植された雌７頭のうち３頭が、大量の胎水が子宮内にたまる「胎膜水腫」を相次いで発症し、死亡したことだった。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141018-OYT1T50068.html
種馬ってものすごく狭き門なんだが。
GI買ったくらいじゃなれないぞ