砂糖を含んでいる飲料水に単にカロリーだけを表示するよりは、そのカロリーを消費するためには、どれだけの運動をしなければならないかを知らせた方が、青少年の購買を抑止には効果的だという。
米紙ワシントンポストは１７日付で、前日にジョンズ・ホプキンス大学・ブルームバーグ公衆保健スクールの研究グループが雑誌「公衆保健」に発表した研究結果を引用し、このように報じた。
研究グループは、ボルティモア市の居住する低所得層の黒人を対象に、糖分が入った飲料水を販売している店の表に、警告のメッセージを書いた大型ボードを掲示した。
警告メッセージは、全部で４つ。「清涼飲料水とジュース２０オンス（約５６０グラム）には２５０カロリーが入っている」「ティースプーン１６杯分の砂糖が入っている」と言う風に、
カロリーを表示するか、そのカロリーを消費するためには５０分間歩かなければならない」「８キロを歩かなければならない」と言った文言だった。
２０１２年８月から２０１３年６月にかけて、各店舗に２週間、警告メッセージのボードを掲示したところ、１２〜１８才の青少年が糖分入りの飲料水を買う割合は９８％から８９％に減った。
飲み水を買う青少年は１％から４％に増えた。研究グループによると、「運動をしなければならない」というメッセージが最も効果が高く、長く続いたという。
[OCTOBER 20, 2014 10:23]
東亜日報 国際 「飲料水１缶飲めば８キロ歩かないと」 青少年の抑止の効果的な警告メッセージ
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2014102069678