キノコ食中毒、注意報 ４件、患者１３人
県内で毒キノコによる食中毒が相次いでいることから、県は２１日、今年初の「きのこ食中毒注意報」を発令した。同注意報の発令は３年連続。
県食品安全衛生課によると、県内では今月に入って、西川町の「道の駅にしかわ」で販売されたキノコを食べた
仙台市の夫婦が食中毒になるなど、キノコによる食中毒が４件発生し、患者数は計１３人に上っている。
いずれもヒラタケやムキタケ、シイタケなどに姿が似ている毒キノコ「ツキヨタケ」が原因とされている。
ツキヨタケは根元を裂くと石づきの中心部に黒っぽい褐色や暗い紫色のシミがあるのが特徴。
県は「ツキヨタケはヒラタケやムキタケなどに混じって生えていることがある。十分注意してほしい」と呼び掛けている。
◇鶴岡など４人症状
県食品安全衛生課は２０日、毒キノコのツキヨタケを食べた鶴岡市と埼玉県の男女４人が嘔吐おうとや吐き気、
下痢の症状を訴えたと発表した。いずれも軽症で回復に向かっているという。
発表によると、ツキヨタケは、鶴岡市の６０歳代の男性が１６日、市内の月山で、形が似たムキタケと間違えて採取した。
自宅で妻と食べたほか、市内に住む知人女性と埼玉県の夫婦に譲り、いずれも煮物にして食べ、妻を除く４人が食中毒になった。
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20141021-OYTNT50533.html