自衛隊は８日から南西諸島に部隊を展開させる大規模な演習を行っています。
去年は沖縄が主な展開先でしたが、ことしは主に奄美大島などに大規模な部隊を展開させます。
自衛隊は毎年１１月、大規模な演習を行っていて、ことしは８日からから１２日間の日程で、
およそ３万人の自衛隊員と、２５隻の艦艇、それに２６０機の航空機が参加して、
南西諸島を中心に訓練が行われます。
去年は、沖縄県の宮古島に北海道の地対艦ミサイル部隊を初めて展開させましたが、
ことしは沖縄への大規模な部隊の展開はなく、主に奄美大島や沖永良部島など
県内の離島に展開させる計画です。
また、上陸訓練も、奄美大島沖の無人島、江仁屋離島で行われ、沖縄での
大規模な訓練は予定されていません。
奄美市の名瀬港には７日午後３時ごろ民間のチャーター船で演習に参加する部隊の隊員
およそ２５０人と地対艦ミサイルなどを搭載した車両およそ１１０台が到着しました。
その後、部隊は演習に向け島内各地へ出発していきました。
また、奄美市住用町では食料や燃料などを補給する兵站部隊の基地が設営さ演習に備えていました。
今回、沖縄での大規模な訓練が予定されていないことについて、防衛省は、
「訓練環境を総合的に踏まえた結果だ」としています。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053035361.html