【ワシントン＝加納宏幸】米国務省のラスキー報道部長は１７日の記者会見で、同省の電子メールを扱うコンピューター通信網が数週間前にサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。
機密情報を扱う通信網ではないため、侵入によって情報が流出する事態にはなっていないという。
ラスキー氏によると、国務省はすでにサイバー攻撃に対する安全性を高めるための措置を取り、どこから攻撃を受けたかを特定するため調査を急いでいる。
米国では１０月、ロシア政府の影響下にあるとみられるハッカー集団がホワイトハウスの機密通信用ではない通信網に侵入したことが発覚したばかり。同集団が関与した可能性が出ている。
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