中谷防衛大臣は、文官と自衛官が対等に大臣を補佐するとした法律の改正案について、
「政治が軍をコントロールする」と述べ、「文民統制」は変わらないとの考えを強調しました。
中谷防衛大臣：「当初から文官が自衛官をコントロールするという趣旨ではない。まさに文民統制。政治が軍をコントロールする」
防衛省設置法12条は、旧日本軍が暴走し、第2次世界大戦を引き起こした反省から、自衛官の政治介入を防ぐため、シビリアンコントロール、
いわゆる文官が優位である文民統制を定めたものとされています。
今回の改正では自衛官が直接、防衛大臣に報告を上げるなど、自衛官と文官が対等に大臣を補佐する内容になっています。
これに関して中谷大臣は、文民統制には影響ないとしたうえで、
「ミサイル対応などで時間のロスがなくなる」などとして、作業の迅速化を図るものと理解を求めました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000045461.html