国立・国定公園で地熱発電、環境省が推進へ指針
2015年03月10日 17時23分
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環境省は地熱発電を進めるため、国立・国定公園で開発をする際の指針作りを始める。
景観の保全や動植物の保護をした上で、火山国である日本の豊富な地熱資源を生かしたいという。
自然保護の専門家や事業者を交えた検討会を２０日に発足させ、夏までに結論をまとめる。
地熱発電は、マグマの熱で生じる蒸気を地下から井戸で取り出し、タービンを回して発電する。
経済産業省資源エネルギー庁によると、国内の地熱資源量は世界３位の２３４０万キロ・ワットと推定される。
しかし、現在稼働している２６の地熱発電所の出力は計約５２万キロ・ワットしかない。
発電が可能な場所の８割は国立・国定公園内にある。
このため環境省は２０１２年、国立・国定公園のうち、自然環境の保全などを図った上で住宅の開発や森林の伐採ができる「第２種、３種特別地域」で、地熱発電の開発を認めた。
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