初の京大卒プロ野球選手でドラフト２位ルーキーのロッテ・田中英祐（２３）が、
１日の日本ハム戦（ＱＶＣ）で中継ぎとして登板。３回６安打４失点と炎上し、試合後には二軍降格が告げられた。
１―５で迎えた４回に２番手として登場した田中に球場は「エースケコール」に包まれた。デビュー戦の西武戦
（４月２９日）で３回５失点ＫＯを喫してから中１日。先発イ・デウンの乱調で２度目の機会が巡ってきた。
だが課題の制球に改善は見られなかった。４四球で押し出しの追加点を与えると５回は無失点で切り抜けたが、
６回につかまり３失点。その間、投手コーチもマウンドには行かず“さらし者”状態となった。
伊東勤監督（５２）は「正直、今のボールは一軍に通用しない。変化球のキレもない。コントロールもない。
（一軍は）早すぎたというのもある」と田中をバッサリ切り捨て二軍降格を決めた。
一見、非情にも見えるが、ロッテ関係者は
「中１日で田中が何も変わっていないことは伊東監督も分かっていた」と明かす。だったらなぜ、一軍で登板させたのか。
前出の関係者は「監督も田中の力不足は承知していた。この結果なら営業サイドもそう簡単に
“また一軍”とはならない」（前出の関係者）と、フロントにクギを刺す意味があったという。
田中のデビュー戦はユニホーム配布日に割り当てられ、３万人超満員となった。これはフロント主導で
お膳立てされたもので、このお祭り騒ぎを苦々しく思っていた
伊東監督は田中をあえて“さらし者”にして、営業サイドに無言の抗議をした格好でもある。
伊東監督は「（田中）本人にも申し訳ない」と異例の謝罪。大人たちの思惑に振り回された田中だが
「２回もチャンスをいただけたことはありがたかった。また一軍で投げられるよう頑張りたい」
と“優等生コメント”。本人が前向きなことが唯一の救いか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00000009-tospoweb-base
それをやって杉内に出ていかれ、更迭されたのが東大卒の小林至