製造業のロボット導入で労働者は失業へ　国内工場、製造ラインの省人化でコスト削減へ [509143435]

進む国内の生産増強　自動化技術を開発　「マザー工場」推進

業績の回復に伴い、製造業が相次いで国内工場の生産増強に乗り出した。
各社は最先端の生産技術を確立し、海外の生産拠点に普及する「マザー工場」の推進を急ぐほか、
老朽化した工場の建て替えにも投資するケースが目立つ。
最新のロボットを導入し、生産の自動化に向けた技術開発や工場の省エネ化にも力を入れている。

スマートフォン向けの電子部品を製造するＴＤＫは約２５０億円を投じ、秋田県内の２工場に新棟を建設する。
生産の自動化技術を開発し、海外にも広げる狙いだ。また、内視鏡で世界シェア首位のオリンパスも、今年度の設備投資額を前年度から４割強増やす。
青森工場に新棟を建設し、マザー工場の機能を持たせるという。

このほか総合重機の住友重機械工業や自動車部品のケーヒン、工作機械のオークマ、
農業機械のクボタも国内の既存工場への投資を増やし、マザー工場としての機能を強化する方針だ。

産業用ロボットを販売する川崎重工業の橋本康彦ロボットビジネスセンター長は、「国内での引き合いが多く、特に製造ラインの省人化でコスト削減する動きが目立つ」と話す。
景気回復に伴う業績の改善で、企業が国内工場に投資できる環境が整いつつある。

実際、製造業の設備投資額は、業績の回復で増加傾向にある。
財務省が１日発表した２７年１～３月期の法人企業統計調査でも設備投資額は８四半期連続で増加した。

ただ、個々の設備投資の中身をみると、新工場を建設する動きは乏しい。
ロボットの導入などによる省人化に向けた取り組みが目立ち、新たな雇用を生み出すケースは少ない。
政府が掲げる地方創生の後押しにつながるかは、不透明感も漂う。
http://www.sankei.com/economy/news/150608/ecn1506080039-n2.html

製造業のロボット導入で労働者は失業へ 国内工場、製造ラインの省人化でコスト削減へ [509143435]

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