ギリシャ国民世論調査、緊縮案受け入れ反対４６％　賛成３７％　　国民投票は５日 [235429164]

ギリシャ：国民募る不安　債務「延滞」世論割れる

　５日に実施予定の国民投票の質問は、ＥＵなどの債権者側が金融支援の条件として提示した財政再建策を「受け入れるべきかどうか」。
投票用紙で有権者がチェックを入れる回答欄は再建策を拒否する「ノー」が上、受け入れの「イエス」が下に印刷されている。

　チプラス首相らは「ユーロ圏残留か離脱かを問う国民投票ではない」と強調している。
だが、他国は「ユーロか（ギリシャ旧通貨）ドラクマかの選択」（レンツィ伊首相）、「ギリシャ国民がユーロ圏残留を望んでいるかを知るための投票」（オランド仏大統領）と圧迫する。

　国論は割れている。ギリシャメディアが１日伝えた世論調査によると、「ノー」は４６％で、「イエス」の３７％を上回った。
ただし、チプラス首相による資本規制実施の発表（６月２８日）以前の調査から、「ノー」は１１ポイント低下し、「イエス」は７ポイント増加したという。

　６月３０日、アテネ中心部で親ＥＵ派のデモに参加した弁護士のシハリス・スカラヤニスさん（４０）は「預金の引き出し額制限は論外だ。カードを持たない年金生活者には死活問題だ」と話した。

　一方、「ユーロ圏にとどまることに恩恵を感じない」と語るのは新聞社勤務のヨルゴスさん（２２）。「『ノー』が勝てば、政府は債権者側との妥協ができなくなる。
ギリシャがユーロ圏から出れば、欧州は（貧しい）『南』と（豊かな）『北』の間で分裂が一層深まるだろう」と予想している。

http://mainichi.jp/select/news/20150702k0000m030156000c.html

ギリシャ国民世論調査、緊縮案受け入れ反対４６％ 賛成３７％ 国民投票は５日 [235429164]

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