【フィギュア】真央、ＧＰ８連勝へ４０００人超満員ファンが後押し
スポーツ報知 11月27日 7時15分配信
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髪を振り乱し練習する浅田
フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ最終戦、ＮＨＫ杯は２７日に長野市ビッグハットで開幕する。浅田真央（２５）＝中京大＝は縁起のいい長野でＧＰ８連勝を目指す。
不完全燃焼のまま、真央が前日練習を終えた。午後はフリー「蝶々夫人」をかけて滑り、課題のフリップ―ループの連続３回転ジャンプは着氷したが、その後は２度の連続ジャンプをともに失敗した。
佐藤信夫コーチ（７３）と話し合って微調整すると、３５分間の練習時間を５分を残してリンクを去った。
ＧＰシリーズ初参戦から今年で１０年。慌てることはない。ＳＰ「すてきなあなた」をかけた午前の練習では、トリプルアクセルを４回跳んで３回着氷した。
「明日が一番力を出さないといけない。疲れを残さずに（早めに）終わろうと思いました。本番一発に集中したいと思います」と周囲の不安を吹き飛ばした。
今大会で４位以内ならＧＰファイナル切符が手に入る。ＧＰ８連勝を狙う真央にとって、決して高いハードルではない。会場となるビッグハットの相性の良さも後押しする。
１６歳だった０６年のＮＨＫ杯は合計１９９・５２点という当時の世界最高得点で優勝した。０８年の全日本選手権では自身初の大会３連覇を飾った。
１７日に大会３日間の立ち見席が２００枚ずつ追加販売されたが、翌日には完売した。約４０００人と満員のファンが見守る中、ＧＰ復帰戦で優勝した今月の中国杯に続き、「本番一発」での勝負強さを発揮する。（武田 泰淳）
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