統一会派から新党へ？ どうなる“野党共闘”
（政治部・岡香織記者報告）
民主党と維新の党は、国会での連携を強め、夏の参議院選挙までに新党結成を目指しています。
国会審議では、低所得の高齢者に3万円を配る臨時給付金について、「選挙前のバラマキだ」と追及するなど、参院選を意識した論戦を仕掛けて安倍政権を追い詰めたい考えです。
ただ、早くも足並みの乱れが出ています。国家公務員の給与を引き上げる給与法改正案について、賛成の民主に対して、公務員給与の削減を掲げる維新は反対していて、調整が難航しています。
また、参院選に向けて共産党を含む野党の候補者一本化を進めたい考えですが、保守系議員の反発もあり、どこまで共闘が広がるかは不透明です。
維新の幹部は「野党がまとまらなければ、衆参ダブル選挙に持ち込まれる」と危機感を示していて、国会で協力態勢を築くことができるのかが焦点になります。
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