神戸製鋼、最終赤字200億円に下方修正 中国で損失303億円
16年３月期
神戸製鋼所は２日、2016年３月期の連結最終損益が200億円の赤字になる見通しだと発表した。
従来は200億円の黒字を見込んでいたが、中国の建設機械の関連会社事業損失303億円を計上することが響く。
アナリスト予想の平均であるＱＵＩＣＫコンセンサス（１月26日時点、12社）の214億円の黒字を大幅に下回る。
業績悪化から期末配当を見送り、年間では前期比２円減の２円となる。
売上高は前期比２％減の１兆8400億円（従来予想は１％減の１兆8700億円）、営業利益は46％減の650億円（同25％減の900億円）に
それぞれ下方修正する。油圧ショベルの販売台数が想定を下回るほか、鋼材事業でコストもかさんでいる。
併せて発表した15年４〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比１％減の１兆3535億円、営業利益が36％減の566億円、最終損益が
138億円の赤字（前期は641億円の黒字）だった。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLASFL02HIY_02022016000000&dg=1