一連の爆破予告で、警察に出頭した男子大学生をFNNが単独直撃した。
安藤良太容疑者(20)は、「昨年(2015)の6月から爆破予告を始めて、数十件は行っていると思います」、「主に市役所とか、
区役所を狙って、爆破予告を行いました」、「(直近の予告はいつ?)2月24日と22日に対して、爆破予告だけだと思います」などと話した。
大きなマスクをつけたまま、背筋をピンと伸ばし、淡々と爆破予告への関与を告白した男。
全国の自治体に爆破予告が相次いだ事件で、自身が関与したとして出頭し、23日、別の窃盗容疑で逮捕された安藤良太容疑者、20歳。
安藤容疑者は、「(なぜ爆破予告したのか?)特定の弁護士の評判を知ってもらいたいというのが、一番の理由。インターネットの誹謗
(ひぼう)・中傷等に取り組むネットに強い弁護士として活動している方です」と話した。
一体、どういうことなのか。
事の発端は、インターネットの掲示板。
さまざまな誹謗・中傷が横行するネットの世界で、個人攻撃の拡大を防ぐために、1人の弁護士が現れたことだった。
しかし、個人情報を守ろうとする弁護士に対し、掲示板利用者は、嫌がらせを始めた。
安藤容疑者のものとみられるツイッターには、弁護士自身のイラストを使い、本人になりすましたうえで、爆破予告の犯人だと書き込んでいた。
そして、1月20日、複数の爆破予告に関与したと出頭。
その理由について、安藤容疑者は「爆破予告をすることに対して、飽きたっていう表現になるんでしょうか。そういうことで出頭したんですけれども」、
「逮捕されるのが、こんなにも難しいことなのかと感じました」と話した。
その後の捜査で、安藤容疑者の自宅から、弁護士が、かつて事務所を構えていたビルの住所プレート2枚が見つかったことから、
警察は、窃盗の容疑で安藤容疑者を逮捕した。
安藤容疑者は、窃盗容疑については、否認。
その一方、逮捕前の取材には、2015年6月から、50件以上の爆破予告に関わったと話した。
全国で相次いだ爆破予告メール。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00317181.html