去年１１月、みやま市で、ミニバイクの高校生を軽ワゴン車でひき逃げして大けがをさせた罪に問われている９４歳の被告に、
福岡地方裁判所柳川支部は、執行猶予のついた懲役１年６か月の有罪判決を言い渡しました。
みやま市山川町の加藤ミトリ被告（９４）は、去年１１月、みやま市瀬高町の交差点で、
ミニバイクを運転していた高校２年の１６歳の男子生徒を軽乗用車ではねて大けがをさせたまま逃げたとして、ひき逃げなどの罪に問われています。
４日、福岡地方裁判所柳川支部で開かれた裁判で、検察は「運転者としての基本的な注意義務違反があり、
さらに、被害者を放置して逃走するなど犯行は悪質で動機に酌量の余地はない」と述べ、懲役１年８か月を求刑しました。
これに対し、弁護側は「被告人は高齢のため、人とぶつかったという認識はなく、証拠隠滅の意図もなかった。反省もしている」と述べ、執行猶予をつけるよう求めました。
このあと、判決が言い渡され、古川大吾裁判官は、被告に対し懲役１年６か月、執行猶予３年を言い渡しました。
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160304/5957321.html