労ねぎらい人形供養、正法寺に１５０体…福山
長年にわたって大切にしてきた人形やぬいぐるみに対する感謝の気持ちを示す「人形供養」が６日、福山市鞆町の正法寺で行われた。
古い民家の軒先などにひな人形を飾る恒例の「鞆・町並ひな祭」の開催に合わせた行事で、今年は県内外から約１５０体が持ち込まれた。
法要には、人形の持ち主ら約３０人が参列。栗原正雄住職らが読経した後、参列者が手を合わせて労をねぎらった。
栗原住職は「大切にしてきた人形への気持ちを忘れず、他人に対する感謝の気持ちを持つことも大事」とあいさつした。
約４０年前に買ったフランス人形を供養した同市の主婦村上裕恵さん（６６）は「とても思い出深い人形だけに、しっかりとした形で、お別れができてよかった」と話した。
同寺では「ひな祭」最終日の２１日まで本堂に人形を飾った後、一部を除き、燃やして供養するという。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20160306-OYTNT50203.html