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【画像】高校生エッセイ入賞作品「農業で飢餓を救う」山梨県の女子高生2年・中島奈津さん [118514591]
- 1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (オッペケ Sr81-w4K7):2016/03/16(水) 13:20:42.10 ID:vIKxefb5r.net ?2BP(2000)
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「農業で飢餓を救う」山梨県立北杜高等学校2年・中島奈津さん JICA理事長賞
高校生エッセイ入賞作品紹介(上)2016.3.16
開発途上国への国際協力について若者ならではの体験や思いをつづる「JICA国際協力高校生エッセイコンテスト2015」(国際協力機構=JICA=主催、産経新聞など後援)の上位入賞作を、3回に分け紹介します。
JICA理事長賞「農業で飢餓を救う」山梨県立北杜高等学校2年・中島奈津
■学校を設立し基礎知識を教えたい
私には大きな夢があります。それはアフリカの飢餓を農業で救うことです。少しでも多くの人々に食糧を届け、飢餓を減らし、たくさんの人が笑顔になることが目標です。
私は中学一年生の冬に家族でアフリカのガーナ共和国のボランティア活動に参加しました。ガーナは西海岸に面しており、カカオ豆などの輸出が盛んで、アフリカの中でも比較的政情が安定した国といわれています。
私がボランティア活動を行った街はとても治安が良く、現地の人々ともすぐに仲良くなりました。
ボランティア活動は、小中学校、高等学校を訪問し、HIVの啓蒙(けいもう)活動のお手伝いや折り紙、ソーラン節など、日本の遊びや踊りを教えたりしました。
子供たちが通う学校には、綺麗(きれい)なトイレや水、電気などありません。トイレは外に造られた囲いの中に小さな穴が一つあいているだけの衛生環境の悪いものでした。
そこで日本の豊かさや恵まれた環境を改めて知り、自分がどれだけ幸せかということを考えさせられました。
また、大きな街に出かけた時、裸足(はだし)にボロボロの服の子供たちストリートチルドレンを見かけました。私たちの車が一時停止すると車の間をすり抜け、走り寄ってきて、何かくれと施しを求められました。
しかし私たちは彼らを無視しなければなりませんでした。私はその時、小さなドーナツのようなお菓子を持っていたので、お腹(なか)がすいているのだろうと思い、その小さなお菓子をあげようとしました。
するとボランティアに連れて行ってくださった方に「絶対に何もあげちゃだめよ。
目を合わさずに無視しなさい」と言われ、私は泣きそうになりながらも無視をすることしかできませんでした。
ガリガリに痩せてしまった体で毎日食べものを得るために動き回り、そこで得たほんの少しの食糧で飢えを凌(しの)いで生きている、そんな子供たちを見て私は大きな夢を持ちました。
日本に帰国してから、自分なりにアフリカについて調べ、食糧問題や現地の人々が自分たちで農業を営んでいけるノウハウがないことを知りました。
現在、私は北杜高校の生物資源系列に所属し、スイカやジャガイモ、果樹を勉強しています。
イモ類はアフリカで主食としている地域があり、スイカは水分補給のための重要な作物です。
日本ではアフリカの食糧問題をなくそうとさまざまな支援を行っており、その中でもネリカ米の普及が多く行われていて、農業や農業機械が使われるようになりました。
しかし農薬などを使うと外部からの指導者がいなければ支援が一時的になってしまい、生産が難しくなってしまいます。
そのような支援も必要だと思いますが、私はアフリカの土地に根ざした伝統的な農業を残しつつ、現地の人が自分たちで営んでいける農業を研究し発展させたいと考えています。
また、農業を営んでいくノウハウがない人々のために、農業学校を設立し、農業の基礎知識を教えたいと思っています。
そして、文字の読み書きができない子供たちや、教育が受けられない子も含め受け入れたいです。
恵まれた日本に生まれ、幸せに生活できることは当たり前ではなく、世界を見れば、貧しい人、苦しむ人、いろいろな人がいて、いろいろな生き方があります。私はアフリカと出会い人生が大きく変わりました。
未来のために、まず自分が大きく変わり、そしてアフリカに食糧を増やし飢餓を減らしていけるような活動をしたいです。
http://www.sankei.com/smp/column/news/160316/clm1603160009-s.html
http://www.sankei.com/images/news/160316/clm1603160009-p1.jpg
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