＜幼児わいせつ＞６７歳被告に懲役１１年 福岡地裁
福岡県内の認可外保育所に通っていた幼児にわいせつ行為を繰り返したとして強制わいせつ罪などに問われた元設置者、
田村明晴（あきはる）被告（６７）に対し、福岡地裁は２８日、懲役１１年（求刑・懲役１５年）の実刑判決を言い渡した。
海瀬（かいせ）弘章裁判官は「幼児の人格を無視し性的玩具として扱った悪質な犯行」と述べた。
判決によると、田村被告は２００８〜１４年、当時１〜６歳の女児１４人に計１０５回、わいせつな行為をしたりビデオカメラで撮影したりした。
判決は「常習性は他に類を見ない。健全な成長を促す立場にありながら信頼を裏切り、
（被害者の子供に）口止めし、性欲のはけ口にした」と批判。さらに「子供が成長する中で、
わいせつ行為の意味を知り深く傷つくことが懸念される」とも述べた。【平川昌範】
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