カードゲームで若者に 八峰の川村さん考案 ／秋田
選挙権が１８歳以上に引き下げられるのを前に、若者に政治への関心を持ってもらおうと八峰町の公務員、
川村忠寛さん（３２）らが、カードゲーム「トーヒョー！」を考案した。商品化を目指し、インターネット上のクラウドファンディングで、
制作資金を募っている。
川村さんは、自主的に取り組む町おこしの仲間たちと「若者に遊び感覚で選挙の仕組みを理解してもらおう」とゲーム作りのアイデアを出し合い、
１年半がかりで改良を重ねた。参加者は引いたカードによって「高齢者世代」「若者世代」「子育て世代」などに割り振られ、
各自にふさわしい政策を掲げる市長候補者に投票。自分が投票した候補者が当選すると、勝ち点がたまる仕組みだ。
販売先には、各地の選挙管理委員会や教育委員会も想定。川村さんは「未来を担っていく若者たちに、自分のこととして政治を感じてもらいたい」と
話している。３０日まで、クラウドファンディングのサイト「Ｍａｋｕａｋｅ」で支援者を募集している。
http://mainichi.jp/articles/20160327/ddl/k05/010/073000c