夏祭りと「嵐」公演重なりホテル満杯、大混雑も
恒例の夏祭り会場に、今年は嵐が吹き荒れそう――。
長野市で毎年８月に開催の市民祭り「長野びんずる」の実行委員会は１８日の総会で、今年の日程を８月６日に決めた。
ただ、同日は市内で開かれる人気アイドルグループ「嵐」のコンサートと日程が重なり、ホテルはすでにファンからの予約で満杯状態。二つのイベントからの帰宅客で、市中心部が大混雑する可能性も高まっている。
びんずるは例年８月の第１土曜日に行われ、今年で４６回目を迎える。中央通りなど長野市の中心街を、企業や学生らのグループごとにしゃもじを打ち鳴らして踊り歩く。昨年は見物客も含めて約２０万人が参加。
午後９時に終了するが、片づけの終わる午後１０時半まで、会場周辺は交通規制される。
一方、嵐のコンサートは、長野市北長池の「エムウェーブ」（最大収容人数１万８０００人）で８月６、７日に開催。びんずるの行われる６日は午後６時開演、午後８時半頃に終了予定だ。
長野市ホテル旅館組合によると、同組合加盟ホテルや旅館２２軒は、嵐ファンらの予約でほぼ埋まった。佐久市など周辺自治体のホテルも、ファンからの予約が相次いでいるという。
エムウェーブでは昨年８月、嵐と同じジャニーズ事務所のグループ「関ジャニ∞」のコンサートが開かれたが、終了後、会場から長野駅に向かうタクシーや、主催者側の手配したシャトルバスの利用待ちの人で周辺は大混雑した。
今年のコンサートでも、長野県内外からの２万人近いファンがバスやタクシーで移動することが予想されるが、終了時間がほぼ重なるびんずるの帰宅客と相まって、長野駅前などは、人波であふれることも懸念されている。
昨年の関ジャニ∞のコンサートでシャトルバスを十数台運行した長電バス（長野市）は、今年も同様の態勢を想定してバスを用意するが、それでもバスやタクシーは不足するとみられている。県タクシー協会長野支部は
今年３月、個人タクシーの団体とともに、びんずるの日程変更を、実行委員会側に要望していた。
今年のびんずるの日程が例年通り８月の第１土曜日となったことに、同支部の中村行隆支部長は「混雑は避けられないが、各団体や機関で協力して役割を果たしていきたい」と話した。
一方、長野びんずる実行委員長の北村正博・長野商工会議所会頭は「例年の日程は参加者や市民に定着している。大規模イベントが重なることは次回以降もあり得るので、今回を創意工夫で乗り切り、今後につなげたい」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160419-OYT1T50013.html
水と空気が綺麗だから、本来酒造りには最適な環境なのでは。