http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160607/k10010549161000.html
去年１０月、静岡県伊東市で車どうしが追突してタカタのエアバッグが異常破裂し、
乗っていた女性が大けがをした事故で、リコールの対象になっていたのに
エアバッグを交換するなどの対応をとらなかったとして、
女性が「タカタ」と自動車メーカーの「日産自動車」の担当者を
業務上過失傷害の疑いで告訴していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
去年１０月、静岡県伊東市の国道で、日産の乗用車、エクストレイルが
トラックに追突した際、タカタのエアバッグが異常破裂して、
助手席に乗っていた神奈川県の６０代の女性が大けがをしました。
捜査関係者によりますと、事故を起こした車のエアバッグは、去年５月にリコールの対象となり、
女性の夫がリコールの３か月後に販売会社に持ち込んでいましたが、
交換する部品がないとして、その場で修理を行われず、夫はそのまま乗り続けていたということです。
これについて、タカタと販売した日産自動車が適切な対応をとらなかったため、
異常破裂につながり大けがをしたとして、女性が双方の担当者を
業務上過失傷害の疑いで警察に告訴し、先月３０日付で受理されたということです。
告訴されたことについてタカタは
「こちらで確認できていません。現段階ではコメントできません」としています。
一方、日産自動車は
「こちらから詳細について話すことはできませんが、捜査に必要なことは協力しています」としています。