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金沢大の仲正教授「嫌儲民は反知性主義でネトウヨと同類」 嫌儲vs仲正 ラウンド3 ★2 [382958299]

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ 9d91-kwxW):2016/07/04(月) 08:13:42.42 ID:6V4mB28B0?2BP(1000)

前回、2ちゃんねるの嫌儲板の住民である「嫌儲民」たちに見られる“反知性”的な傾向を指摘した――
この連載の第二十六回で述べたように、「反知性主義」という言葉の乱用は避けるべきだと考えているが、
「嫌儲民」の一部については“反知性”という言葉がしっくりくるような気がする。
自分たちが複雑な 文章を理解できず、学問的な議論についていけないことを、素直に認めようとせず、
自分たちに理解できないものは“無意味”だと決め付け、“無意味なこと” を論じたり教えたりすることを仕事にする学者や教師を糾弾しようとする傾向だ。

彼らは、「嫌儲」を標ぼうしているくせに、“金になる研究”をやっている理系の学問は何となくリスペクトしている風を装いたがる。
中には、理系の学生・研究者を装って知ったかぶりをする者もいる。そして、(彼らの妄想の中の)“理系”との対比で、文系の学問は役立たずだと罵る――
理系の研究が文系よりはるかに多くの予算を必要とするのは確かだが、費用をかけたからといって、その支出に見合う成果が出るとは限らない。
文系の学問の中でも、難しさの象徴と思われている「哲学」や「思想史」を専門にしている学者は、特にひどく罵られる。
マスコミや野党の自民党・財界批判にしばしば便乗し、日本人をJap、日本をJaplandと呼んで蔑む「嫌儲民」は左翼と見なされることが多いが、
上で述べたような“反知性”的な傾向は、むしろ「ネトウヨ」に近い。 (中略)

「哲学」が直接金銭的利益に繋がらないというのは、哲学が始まった時からずっと言われていることだし、
哲学を教えている大学の教師以外で、「哲学」を学んで何か現実的な利益があると思っている人はほぼいない――
大学の哲学教師もそれほど稼げる商売ではない。知的好奇心があるから、「哲学」を学んでいるのである。
「みっちゃん」や嫌儲民のような輩には、まともな職業に就いたことがないうえ、知的好奇心も皆無なので、見当外れなことを言ってしまうのだろう。 (中略)

そうした文科省のおかしなやり方に、進学校の名物教師、予備校のカリスマ教師、「世界一分かりやすい●●入門」などの本を書いて注目される
ライター、メディアによく登場する評論家などが、しばしば同調する。この種の人たちの一部には、大学の教師に強い対抗意識を抱いていて、
機会があるごとに、大学生が勉強する気にならないのは、教師が下手だからだ、地位にあぐらをかいていてやる気がないからだ、と決めつける傾向がある。
影響がある人が、大学教師をこきおろすと、知識人に対してルサンチマンを抱いている人間にとっては快感である。だから、喝采を受ける。
嫌儲民、ネトウヨ、ピケティ信者、ソーカル信者などがしばしば口にする、「二行(or 三行)で簡潔に表現できず、長々と文章を書くのは、その学者が無能だからだ」、
というフレーズは、これらのカリスマたちから借用したものだろう (中略)

嫌儲民やネトウヨはその“基本的な立場”からして、文科省やカリスマ講師、超入門系のライターなどを嫌う傾向が強いと思われる。
嫌儲民にとっては、文科省やカリスマ講師等は拝金主義の権化であろうし、ネトウヨにとっては、日本を文化・教育面からする破壊する売国奴であろう。
しかし、ひたすら難しいテクストを嫌い、複雑な論理を操る学者を無能扱いし、あらゆる問題に対して、「二行での簡潔な説明」を要求する彼らの“反知性”的な言動は、
文科省やカリスマ講師たちが作り出した風潮の尻馬に乗っているとしか思えない。「みっちゃん」は言葉遣いから六十歳以上であるようにも思えるが、
年寄りでも、学者・知識人をこきおろして溜飲を下げようとする安易な風潮に無自覚的にのっかっている輩は珍しくない。
文科省や、売れっ子講師・ライターを批判しているつもりで、どんどんその感化を受けていく、自称ネット論客が増えている現状は、本当に憂鬱である。

http://meigetu.net/?p=4671

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