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コンサルタント「就活失敗しても自殺しないで!ホワイトな大企業の社員よりも長時間労働でも実力主義の会社の社員の方が人間的価値がある」 [113554418]

3 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ 6762-/Kmg):2016/10/14(金) 19:27:36.21 ID:cdPT1yjH0?2BP(2001)

3年後……

前者の彼は、手厚い職場のおかげで、勉強はできたが、「ずっと下っ端」だった。
どんなにできる人物であっても上には人がたくさんおり早い出世は望めない。

やっている仕事としては大きな仕事なのだが、自分が裁量を発揮できることは少なく、
本部の「品質管理基準」や「マニュアル」などに忠実に従って仕事をこなさなくてはならない。

また「管理職」になれるのは大体40歳くらい。10年以上の下積みを辛抱強くこなして、ようやくリーダーとしての仕事ができるようになる。
仕事は楽で、給料は順調にあがっているのだが、彼は自分が「大きな歯車の一部」であると感じるようになっていた。


後者の彼は入社3年で既に「リーダー」を任されるようになる。
この会社は完全に実力主義のため、できる人はどんどん上に行くことができるからだ。

彼の「ココで腹をくくってやるしかない」と開きなおったその姿勢が徐々に認められ、社内の信頼を勝ち得るようになっていた。

面白いことに、成果が出れば出るほど彼は自分の会社を好きになっていた。
だが困ったことに、彼の給料はほとんど上がっていない。将来が不安である、というのは否定できなかった。

6年後……

前者の彼は何回かの部署異動で、今は「あまり面白くない仕事」をやらざるを得ない状況だった。
しかし、会社の人事ローテーションは絶対だ。文句をいう立場ではない。恐らく今後、転勤なども待っているだろう。

仕事は相変わらずだ。仕事は大きいが、自分のデキる仕事の範囲は限られており、
何かを始めようとすると上司のハンコが大量に必要なので、彼は「新しいことをしよう」という意欲は殆ど無くしてしまっていた。

たまに「転職」の2文字が頭に浮かぶが、ほとんどの場合待遇が下がるので、積極的に会社を変える気も起きない。


後者の彼はついに転職を決意した。育ててもらった恩は感じているが、流石に将来が怖い。
「こんなに安い給料で働いていたのですか」とエージェントに驚かれるが、実績があるので「転職先はたくさんありますよ」と言われる。

彼はそれまでの経験から「裁量が発揮できる所が良い」と思っていたので、それをエージェントに告げると、かなり多くの会社からオファーがあった。

オファーの中身は玉石混交だが、自分の目を信じて、様々な会社に話を聞きに行く。
すると「自分の世界がとても狭かった」ことに気づいた。その中で、将来性の有りそうな、少し小さめの会社で、自分の知識が発揮できそうな会社が見つかる。

彼は転職をし、それほど大幅ではないが、給料も上がった。彼はまた、決意を新たにする。


35歳前後になった時、前者と後者、果たしてどちらの人間の市場価値が高いだろうか。

もちろん「働く人の価値観」は様々あるので、一概に言うことはできない。
だが、前者と後者を比べた時、「後者の人生は終わっている」と嘆くほどではないと、私は思う。

最初に入る会社は大事だ。だが、それが「成功」だったか「失敗」だったかが決まるのは、働いた後にしかわからない。
多くの就活生の「真の成功」を願うばかりである。
http://blog.tinect.jp/?p=23945

安達裕哉
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1975年、東京都生まれ。Deloitteにて12年間コンサルティングに従事。マネジメント、IT、人事コンサルタント。現在はコンサルティング行う傍ら、学習塾の経営を行い、人材育成に注力している。

タイ工場休止、CM自粛=国王死去に配慮―日本企業
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6217625

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