神奈川県ＬＰガス協会（横浜市）が、新たな業者の加入を拒み競争を妨げた疑いが強まったとして、
公正取引委員会が独禁法違反（事業者団体の禁止行為）の疑いで、同協会を立ち入り検査していたことが１９日、分かった。
関係者によると、ＬＰガス販売業者は事故に備えた保険を契約する義務がある。
神奈川県内では同協会に加入しないと保険契約は困難で、加入を拒むことで事業活動を妨げた疑いがある。
独禁法は、同業者などで構成された事業者団体が競争や事業者数を制限することを禁じている。
ホームページによると、同協会は１９５４年設立の公益社団法人で、
ＬＰガス利用者への情報提供や適正取引の指導などを実施している。取材に対し、「対応を今後協議したい」とコメントした。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900355&g=soc