いじめ報告書の非公表「職責果たしていなかった」 大津市教委、被害児童側に陳謝
大津市立小の４年生だった男児（１１）がいじめを訴えて不登校になり、
学校の対応を批判する第三者委員会の調査報告書を市教育委員会が非公表としていた問題で、
市教委の桶谷守教育長は２２日、「学校、教委が職責を果たしていなかった」と男児の家族側に陳謝した。
市役所で代理人弁護士から公表を求める申し入れ書を受け取った桶谷教育長は、公表の準備を進める方針を表明。
報道陣の取材に、市教委が家族から「公表してほしい」と伝えられていたことを認めたが、
「認識に齟齬（そご）があった」と釈明した。
第三者委の報告書は平成２６年１１月〜２７年７月ごろ、計１４件のいじめを認定。
「学校の組織的対応は不十分で責任は大きい」と結論付けていた。
http://www.sankei.com/west/news/170222/wst1702220066-n1.html